我らがビッグ・ファイアの概要
世界征服を企んでおり、BF団の大幹部「十傑集」が束になっても敵わないほどの力を持つ地上最強の超能力者である。
OVA本編では出番が殆ど無く、ラストのシーンで冷凍睡眠から覚醒するところで物語が終了してしまったためどのような力を持つのかは分からない。
直属の配下である「3つの護衛団」を使役しており、変幻自在のアキレス・天空の覇者ガルーダ・海神ネプチューンの3体が忠誠を誓っている。
我らがビッグ・ファイアの元ネタ
いわゆるスターシステムのキャラクターで、言わずもがなビッグ・ファイアのモチーフはバビル2世であり、3つの護衛団もモチーフはバビル2世の3つの配下ロデム・ロプロス・ポセイドンである。
OVAではその力を見せることはなかったが、ニュータイプ100%コミックス版では元ネタのバビル2世のように強大な超能力を発揮しており、自身を誤って攻撃してしまったヒィッツカラルドを何のためらいもなく粛正するなど冷酷な本性を垣間見せている。
スーパーロボット大戦での我らがビッグ・ファイア
OVAジャイアントロボは何度か「スーパーロボット大戦」シリーズに参戦しているのだが、その中でビッグ・ファイアの存在がしっかりと表に出たことは無い。
しかし、実はスーパーロボット大戦αシリーズにおいては本来非常に大きなキーパーソンとなる予定だった。
αシリーズ中における重要なファクターとしてサイコドライバーという能力があるのだが、ビッグ・ファイアはその能力者の中でも人類最強のサイコドライバーという位置付けであった。
権利関係やOVAの続編が作られていないこともあってα外伝以降のαシリーズにOVAジャイアントロボは参戦できなかったが、以降のシリーズ内でも設定は一部残っており、ビッグ・ファイアの代わりの存在としてイルイとルアフが新たに作られた経緯がある。 (ガンエデンの配下クストースも上記の3つの護衛団がモデルとなっている他、ガンエデンの本拠地「バラルの園」のモデルはビッグ・ファイアが帰り着く居城「バベルの塔」である。)
他にも非公式ながら物凄い設定がある。
龍虎王などの超機人の原案者であり、漫画『超機人 龍虎王伝奇』の作者であり、スパロボ漫画の代表的な作者でもある富士原昌幸氏の非公式同人誌では、古くから超機人たちとビッグ・ファイアとの間には深い繋がりがあった...というストーリーが展開されている。
特筆すべきは第3次αで唐突に登場したように見える孫光龍と真・龍王機(OGでは応龍皇)について。
上記同人誌の設定ではなんと過去に一度対決している。孫光龍はその際にビッグ・ファイアに徹底的に叩きのめされてしまい、挙句の果てに真・龍王機の力の源である竜玉を取り上げられてしまっているのである。(第3次α中の真・龍王機は本来の力から大幅に弱体化している状態だったが、その原因は超能力者とはいえ一人の人間の手によるものだった、という凄まじいものである。)
この「過去の戦いの中で竜玉を失った」という設定自体は、ビッグ・ファイアとの関係性こそ無くなってはいるが、OGシリーズで応龍皇となってからも残っている。
あくまで非公式な同人誌の話ではあるが、上記のイルイ等の経緯と考えると中々に真に迫った設定である。
我らがビッグ・ファイアのための関連タグ
異界戦記カオスフレア:「BF団」のオマージュである「VF(ヴァイス・フレア)団」の首領として、これまたオマージュとして「ヴァイスフレア」がPC枠として存在する。もう一度言うがPC枠である。
PCゆえにキャラクター造形はプレイヤー次第だが、サンプルキャラクターのヴァイスフレアは我らがビッグ・ファイアを元ネタとしていることは確実である。