解説
1981年10月2日から1982年12月24日にかけて日本テレビ系列局(ただし一部系列局除く)他で放送された。全64話。なお、放送局によって放送時期にはやや遅れがあるほか、北日本放送では日本テレビでの放送が終わった直後にようやく放送を実施、福岡放送に至っては一度は放送を終わらせたためにアニメファンを怒らせてしまい、結果冬休み集中放送という形で放送を再開、どうにか完走した、と言う事もあった。
巨匠横山光輝の漫画『マーズ』のアニメ化作品。原作のエッセンスを受け継いではいるが、中身は(良くも悪くも)完全なオリジナル作品となっている。
またマーズがバッドエンドのトラウマ作品だったのに対し、本作はヒーローロボットアニメの王道を行く展開になっている。この脚色は生前の横山光輝からゴーサインが出た事と、「破滅モノでは子供達に悪影響を及ぼす」事を憂慮した当時日本テレビ映画部に在籍していた堀越徹氏の意向によるもので、堀越氏は番組PDも務めた。
本作に登場する美少年キャラは、放映時に多数の女性ファンの人気を博した。特に登場人物「マーグ」は主人公明神タケル以上に人気を獲得した。
その人気は凄まじく、マーグが死亡すると分かったときは制作会社に助命嘆願書やカミソリが送られ、死亡した後には葬式イベントも開かれた。
また、マーグを演じた三ツ矢雄二氏による歌・『17歳の伝説』は最終回のエンディングテーマとして使用されている。
なお、前番組『太陽の使者鉄人28号』とは同じ東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)の製作であり、正式な続編にあたる。
………地球は狙われ過ぎだ。
そのゴッドマーズも2021年10月2日には放送40周年を迎えた。twitterトレンドにもゴッドマーズがトレンド入りしたのは言うまでもない。
登場人物
地球人
ギシン星編
マルメロ星編
地球編
主題歌
オープニングテーマ - 「宇宙の王者! ゴッドマーズ」
作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 小田裕一郎 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 樋浦一帆
エンディングテーマ
「愛の金字塔」
作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 小田裕一郎 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 樋浦一帆
「17才の伝説」(最終話)
作詞 - 藤川桂介 / 作曲 - 若草恵 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 三ツ矢雄二
スーパーロボット大戦では
『スーパーロボット大戦64』『スーパーロボット大戦D』『第2次スーパーロボット大戦Z』及び『第3次スーパーロボット大戦Z』に登場。悪名高き「ズール皇帝こそが正義だ!」(by張五飛)は『64』での台詞。
いずれもゴッドマーズのHPが0になると反陽子爆弾が起爆して地球が吹っ飛んでゲームオーバーになる(作品によってはイベント次第で爆弾が除去される)。
関連動画
関連項目
ロボットアニメ 巨大ロボット スーパーロボット SF 日本テレビ系平日夕方アニメ・特撮枠
- 塀内夏子:漫画家。アニメ制作会社在籍時に背景画を担当した。
- ベストメカコレクション:バンダイから発売されたプラモデルのレーベル。ゴッドマーズは当然ラインナップされたが、敵メカいくつかもキット化された。模型店にとってはどうしてこうなった…という代物だったみたいだが。
- UFOロボグレンダイザー:宇宙からやって来た戦士が操縦するロボ繋がり。こちらは故郷を滅ぼされ、地球へ逃げ延びた亡国の戦士である。
- UFO戦士ダイアポロン:こちらもグレンダイザーと同様に故郷を滅ぼされ、地球へ逃げ延びた亡国の戦士と、原作を大幅に脚色の共通点繋がり。