概要
はるか昔の地球に、異星人によってセットされた6人の無性生殖人間「地球監視者」(マーズと同様に外観は地球人男性と違わないが超人的な肉体や異能力をもつ)。彼らが乗り込む6体の巨大ロボットが六神体である。地球人に潜在的な残虐性を見出した異星人が、地球人の危険性が顕在化した際に発動するよう用意した地球破壊作戦の一環である。起動前は世界各地の遺跡に偽装していた。
マーズおよびガイアーが誤動作した時の保険として存在(そのため、ガイアーは六神体に含まない)。事故により本来の記憶を失い、地球人に影響された新たな人格を得てしまったことで情にほだされ地球破壊(ガイアーの自爆)を拒否したマーズを抹殺することでガイアーを自爆させて地球を破壊する為に活動を開始する。
六神体のデザインは、横山光輝氏のかつての作品「鉄人28号」や「ジャイアントロボ」などとは一線を画したものとなっている。
普通のロボットとは違い、神体と呼ばれるだけあってその姿は土偶然としたものや、頭だけなど奇怪なものが多い。
後の「六神合体ゴッドマーズ」の六神ロボのモデルではあるが、立場もデザインも別物。
六神体は一体で一つの大陸を滅ぼすほどの力を持っており、核爆弾も搭載している。強力なバリアーも張ることができ、作中ではガイアーの光子弾でしか破ることができなかった。
六神体の一覧
- ウラヌス
最初に現れた神体。マーズによって正体を暴かれるまえでは巨大な気球に偽装して異常気象を起こしていた。ダルマのような形で、気象をコントロールすることができる。また、あごから巨大な槍を打ち出し、かまいたちを起こすほどの上昇気流を発生させる。
操縦者はリーダー格と思われる老年の姿の監視者。(激動たるカワラザキの元ネタ)
- スフィンクス(ミロ)※メイン画像
エジプトのスフィンクスに偽装されていた4足歩行の神体。外壁の下の本体は黒い金属で覆われ、謎の背ビレがある。蜃気楼で敵を惑わし、太陽の表面温度なみの6000℃の熱を発生させ周囲を焼き尽くす。六神体の中で唯一、飛行能力を持たない陸戦専用機。
操縦者はサングラスの監視者。
- 第三の神体
雷で攻撃する飛行に特化した神体。小型探査機を複数搭載している。六神体の中では唯一名前が明らかでないが、アニメ化作品によってはヘリオスやセンサーハンターなどの名前が付けられている。
操縦者は髭を生やしたモノクル&ハート頭な髪型の監視者。(衝撃のアルベルトの元ネタ)
- シン
土偶型の神体。地中潜行能力をもつ。エネルギー探査機で地底を探り、大地震を引き起こした。(OVA版ジャイアントロボに登場したウラエヌスの元ネタ)
操縦者はスキンヘッドの監視者。(オロシャのイワンの元ネタ)
- ウラエウス
コブラ型主砲が特徴の飛行する潜水艦のような神体。つぶらな瞳が印象的。ゴッドマーズではウラヌスと名前が似ているためにハブられ、OVA版ジャイアントロボではシンに中途半端に名前をパクられたりと作外での扱いがかわいそうな神体。
操縦者は若めで長髪姿の監視者。
- ラー
最後の神体。その姿は漆黒の球体で、任意で触手が6本生える。雷撃で攻撃することもでき、マーズが潜伏する東京を廃墟にした。内蔵カメラが前方45度角しかないため、視界は小型探査機に大部分を頼っている。そこをマーズに見破られ、ラーは思わぬ反撃を受けることとなる。
操縦者はマーズに最初に接触した中年姿の監視者。
六神体以外
該当項目参照。
なおゴッドマーズの方はガイヤー
- タイタン
無人の人型巨大ロボット。マーズの覚醒に呼応し、西太平洋においてガイア―に先駆けて起動。地球文明の威力偵察を行うのが任務。物語開始直後に原子力潜水艦の(核)魚雷によって破壊されたが、この事により地球文明が危険域に達したとみなされ、地球破壊が決定され、ガイアーが起動した。
ゴッドマーズではウラエウス(もしくは第三神体)の代わりに六神ロボに昇格。