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グランツ・リスク

ぐらんつりすく

グランツ・リスクとは、特撮テレビドラマ『爆上戦隊ブンブンジャー』の登場キャラクターの1人。
目次 [非表示]

「ご機嫌麗しゅう、スピンドー様。本家よりグランツ・リスクがお答え致します」 (バクアゲ35)

「リスクは避けねば……」 (バクアゲ38)


CV磯部勉

スーツアクター齊藤謙也


概要編集

ハシリヤンの幹部の一人で、リーダーである"走大将"ワルイド・スピンドーの右腕と称される「大番頭」。

当初は本人の姿は登場せず、スピンドーとの通信で情報を提示していたがバクアゲ38にてついに姿を現す。

監獄惑星にて服役中のスピンドーから本家の運営を一任されるほど信頼が厚く、彼に代わって本家を取り仕切っていた(といっても服役とは名ばかりで、実質専用のアジトか執務室と化した独房から密かに指示出しはしていた)。


外見編集

金色のボタンが付いた黒ずくめのスーツネクタイを着用し、マフラーが生えた頭部はさながらバーコードヘアを彷彿とせる。更に武器として取っ手が引き金になっている黒いを携行する。

全体的にサラリーマン闘牛士を思わせ、その威圧感のある見た目はまさに最高幹部という立ち位置に恥じない雰囲気を漂わせる。


左肩には口と目から炎が噴き出す頭蓋骨が付いたケープ・ランボーを羽織っており、ランボーはハシリ犬同様自我がある模様。



性格編集

冷徹かつ厳格で紳士的な言動を取り、スピンドーに対しては宛ら従者や執事のような態度で接する。

また「リスクがある」と感じた存在は徹底的に排除する考えの持ち主で、たとえ味方や苦魔獣でもそう判断すれば容赦なく始末する冷徹さを持つ(おそらくキャノンボーグを切り捨てたのも彼の提案だろう)。

その一方で放置するリスクが高い敵を眼前にしても、無策の力押しに走らず撤退を選ぶなど、己の実力を過信しない慎重さも併せ備える。

一人称は「私(わたし)」、もしくは「グランツ(・リスク)」。


戦闘能力編集

手をかざして黒い波動のようなエネルギーを放ち、アニキのアコギグルマー・ジョンイトコのエレキグルマー・ボヴィを一瞬の内に灰化させ、たちまち元のアコギギターエレキギターハシリヤンイグニッションキーに分解したり、通信に聞いている一瞬の内にチャンピオンブンブンジャーの後ろに回り込む瞬間移動、撤退時に黒いを開いて衝撃波を放ち、チャンピオンブンブンジャー5人全員を圧倒する等々、今までの隊長達とは比べ物にならないほどの戦闘能力を誇る。


本編での動向編集

バクアゲ35編集

「ブンドリオが自分を騙して生き永らえていた」と知って、執念を燃やすスピンドーとの通信機を通してでの会話で初登場。

スピンドーに対して極めて恭しい態度で接しており、姿を見せずとも右腕かつ大番頭の風格を見せた。


スピンドー「裏切り者が生きてるの知っちゃあ、麗しくはねェな」


『御尤もに御座います。して、この後は如何に?』

スピンドー「決まってる…マッドキャノンディスが送って来た地球のデータを全部見せろ。話はそれからだ」


バクアゲ36編集

これまでの隊長達のデータを見終わった後、投獄前の恰好に戻り、地球へ行く決意したスピンドーの命により、グランツは「共に行く」と宣言。


スピンドー「ディスごときに楽しみを奪われちゃァ、敵わないからねェ……ブンの字には、アタシが行くまでまだまだ頑張ってもらおうか………おう、グランツ!!」

『はい、スピンドー様のグランツは此処に』


スピンドー「地球に向かう。さァ、ゾクゾクできる星だぞ? アレは……フフフフ……」

「御意にございます。されば、私もお供を……」


そう宣言すると共に監獄惑星を車のように変形し、地球へと向かった。



バクアゲ38編集

リスクをなくすため、スピンドーより一足早く地球に襲来し、ブンブンジャーと初対面する。


アニキのアコギグルマー・ジョン「何だ!? 飛び入り参加か!?」

イトコのエレキグルマー・ボヴィ「もしくは、俺たちの熱烈なファン…」


「リスクは、避けねば………」


彼らに手をかざしてフン、と一声発するやいなや黒い波動のようなエネルギーを浴びせ、アニキのアコギグルマー・ジョンとイトコのエレキグルマー・ボヴィの2体は灰化し消滅、たちまち元のアコギギターとエレキギター、ハシリヤンイグニッションキーに戻した。


「耳障りな音で、機嫌を損ねられては困るのでな」


敵であるブンブンジャーより先に味方である筈の苦魔獣を消したのは、2体を見て「ボスがこいつ等の騒音で気分を害されるリスクがある」と分析、それを排除するためだった。


Cブルー「苦魔獣が……まさか、この男がスピンドー!?」

ブンドリオ・ブンデラス『違う! 奴はハシリヤン一家の大番頭、ワルイド・スピンドーの右腕!! グランツ・リスクだ!!!』


まさかのボスの右腕が来たことに衝撃を受けるブンブンジャーとブンドリオ。その通信の声からブンドリオを察し、誰にも気づかれずにブンブンジャーの背後へと回り込む。


「……その声、ブンドリオ・ブンデラスか」


ブンブンジャーに「近く、また会おう」と予告し去りながら挨拶代わりに攻撃、チャンピオンブンブンジャー5人全員を圧倒した。


「あれが、ブンブンジャーか……」

ランボー「モーモーモーモー……」

「よかろう、その方向で進めよう。スピンドー様!!御所望の星はここに!!」


その後、とある屋上にてブンブンジャーの存在を再確認し、肩のランボーの忠言を聞くといずれ地球へ来るスピンドーに対し、高らかに宣言する。


グランツの襲来でブンブンジャーに予想もしない危機に陥り、更にハシリヤンのボス、スピンドーがついに地球への降臨も迫り、ブンブンジャー、そして地球は最大の危機を迎えてゆく……


バクアゲ39編集

冒頭、どこかの倉庫の中で呑気に寝息を立てるサンシーターの元へ訪れ、ランボーの唸り声で叩き起こした。


「お前達……歴代隊長が倒されても尚戦うその姿勢……スピンドー様が大変お好きな生き様だ。今日より私の下にて、粉骨砕身働いてもらいたい」


末端の自分達の事を知っていた事に驚き半分喜び半分なサンシーターを、これまでへこたれずにブンブンジャーと戦い続ける3人の熱意を買い、自分の直属の部下としてスカウト。ハシリヤンイグニッションキーとスポンジを渡しスポンジグルマーを納車させ、スピンドー出迎えの下準備を整えるよう命じた。


その後、I.S.Aの情報操作によって誰にも悟られず、遂に地球に満を辞して降り立ったスピンドーを黒スーツのネジレッタ達と出迎え、I.S.A本部長・常槍鋭一郎と対面させた。


「お戻りお待ちしておりました。我らがハシリヤン走大将・ワルイド・スピンドー様。ご健勝のご様子、このグランツ・リスク、無常の喜びに御座います」

スピンドー「グランツよぉ!!よくぞ、長ェこと本家を守ってくれた。お前は最高の大番頭よ!!」

「お言葉……まこと忘我の喜びに御座います……!!」


ここまでの貢献を労う最高の称賛の言葉に喜びを噛み締めながら、「野暮用がある」と言うスピンドーの為に用意した黒い車でスポンジグルマーと交戦中のブンブンジャーの元に移動、スピンドーに危険が及ばない様リスクの排除の為にブンレッド以外のブンブンジャーをスポンジグルマーの攻撃で消滅させた上に黒い衝撃波でブンレッドを吹き飛ばし変身解除に追い込む。


そして、とうとう大也と顔を合わせたスピンドーの口から「ギャーソリンを得るためにビッグバングランプリを乗っ取り、八百長を仕掛けてギャーソリンを集めるための拠点の一つにした」というブンブンの夢を踏み躙る行為に憤った大也を叩きのめし、スポンジグルマーに任せてその場を後にした。


余談編集

名前の由来は恐らく『グランツーリスモ』と「リスク」。

ゲームを原作とする実写映画が存在するため、モチーフの規則性からは外れていない。実際、公式でも初登場したブログにおいて「決してあのゲームソフトとは関係ありません」と言及しており、実写映画とは別にゲーム版があるのを把握している模様。

ランボーの由来は、同作に登場する主人公のライバルの使用車両であるランボルギーニウラカンGT3からと思われる。


当初は『FINAL LAP』のキービジュアルに彼と思しき姿が無かった為、スピンドーが使ってた通信機そのもの、監獄惑星が意思を持った存在かと疑われていたが、バクアゲ38で人型の姿で登場した。


CVの磯部氏は『宇宙戦隊キュウレンジャーEpisode_of_スティンガー』のザンダバルド役以来、テレビ本編では『魔法戦隊マジレンジャー』の小津勇/魔導騎士ウルザード/ウルザードファイヤー以来19年振りの戦隊シリーズ出演となる。


スーツアクターの齊藤氏は前作『王様戦隊キングオージャー』にてゲロウジーム等を担当しており、それ以来の出演となる。



関連タグ編集

爆上戦隊ブンブンジャー ハシリヤン

グランツーリスモ

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