「ネジ!ネジ!」
概要
ハシリヤンが使役する機械生命体の一種で、サンシーターがばら撒いたネジから大量に生産される車部品型戦闘員。
その名の通り、ネジやナットに似た形状の頭部を備えているのが特徴で、スカーフや学ラン風ジャケットを身につけている様はいかにも暴走族(=ヤンキー)を彷彿させる。また、腹部には線が入っており宛らサラシを巻いている様にも見える。
サンシーターや苦魔獣の命令の元で人々を集団で襲ったり、ギャーソリンを集めるアシストする役割を果たし、武器として車のマフラーを模した釘バット型の武器『マフランボー』を武装。持ち手を変えることでネジの形をしたエネルギー弾丸『ネジ烈弾』を発射する射撃武器にもなる。
ブンブンジャーとの戦闘でも苦魔獣の取り巻きを務めるが総じて戦闘能力は低く、チェンジ時は勿論変身前の生身の彼らにも軽くあしらわれる程度。
このため、サンシーターも直接の戦力としてはあまりアテにしていない模様。
一応バクアゲ22では、キャノンボーグが開発した「ビッグネジネジ(試作品)」で巨大化を果たしたが、ブンブンレオレスキューの放水であっけなく倒されてしまった。この「巨大ネジレッタ」と呼ばれる個体は、後のバクアゲ35でも巨大化したディスレースが大量召喚しているが、ブンブンジャーロボチャンピオンに蹴散らされて全滅した。
自我はあるが、言語は話さず基本的には「ネジ」や「ビス」と発声するのみである。
バクアゲ39にて、マフィアのように黒い服と白いマフラーを身に包んだ本家直属のネジレッタが登場した。
通常のネジレッタとは異なり鳴き声はせず、SPのような雰囲気を持ち、スピンドーの護衛や運転手を務めたりするなど、これまでのネジレッタとは違う雰囲気を持ち、本家直属に相応しい上級戦闘員を感じさている。
余談
名前は「ネジ」+「捻じれた」+「ラジエーター」に由来しているものと見られ、武器のマフランボーも同様に「マフラー」+「乱暴(or棍棒)」と、自動車にちなんでいると指摘する向きもある。
口癖の一つである「ビス」とは、ネジを意味する現場用語である。
デザインを担当した島本和彦によると、デザイン作業に当たっては二転三転……どころか四転する程に苦労したことを、YouTube・ニコニコ動画における初回の同時視聴配信にて言及している。
前作のサナギムは平和的な個体もおり、前々作のアノーニは、人類にとっては危険で恐ろしい存在だが、完全に邪悪な存在というわけではないため、ネジレッタは、久々の最終回まで完全な悪役のまま退場する戦闘員になるかもしれない。
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歴代スーパー戦隊の戦闘員