概要
ハシリヤンの幹部達の総称。構成員はみなメカニカルな姿をした機械生命体であり、各々「〇〇隊長」という肩書を持つ。それぞれがその肩書通りの任務に特化し、またそれに見合うだけの異なる能力をそれぞれ有する。
本家からの命で宇宙に散らばり、惑星の住人を苦しめてギャーソリンを収集する、あるいは利用価値を見出した惑星の事業をシノギとして奪い取るなどの悪事を行う者が多いが、中には本家直々の指示のもとそれら以外の任務をこなす者もいる。
全員、ボスへの忠誠心が厚く、それぞれ各部隊や独自の兵器などの高い戦力を持ち、惑星をナワバリ化するための侵略やギャーソリン収集を行うが、隊長同士とはやり方などの違いにより仲が悪いことがしばしばで、筋金入りのバトルジャンキーだったり、成果を求める片手間で発明に勤しんだり、知略を巡らせて出世を狙っていたりと、そのスタンスは各人で大きく異なる。
本編ではこのうち何人かが、隊長達より一足早く地球に来ていたサンシーターの直属の上司に当たる中間管理職のような役割を担う事になり、彼らを指揮しギャーソリンの収集を行うようになった。
また、ギャーソリン収集の他になわばりとなる惑星のデータの収集も並行して進めており、それぞれが集めたデータは本家に送られ保管されている。
当初は彼らではなくサンシーターがギャーソリン収集を勤しむも、ブンブンジャーの活躍および妨害によってギャーソリンを献上することが出来ずにいた。そんな失敗続きに痺れを切らしたマッドレックス自ら地球に赴き、それ以降、隊長自らがギャーソリン収集における指揮を行うようになったが、マッドレックス、および後任のキャノンボーグ、そのどちらもブンブンジャーの活躍に敗れて戦死、その結果として地球でのギャーソリン収集率は一時「0.03%」まで落ち込んでしまう有様だった。だが、テコ入れとして成功率100%を誇るディスレースが新たに派遣され、その手腕により大量のギャーソリンを本家に献上した事で状況の大幅な改善が見られた上、その裏で繋がっている内通者達の暗躍、そしてある人物の所在の発覚により、本家から地球への侵略態勢にも本腰が入るようになった。
しかし、主な戦闘員や怪人は上からの支給及び地球での現地調達であり、加えてサンシーターといった現場監督くらいしか直接の配下となる者がいない関係でアジトなどの拠点も自分達で確保しなければならず、さらには場当たり的な人事によって互いに不協和音を起こすなど、手広く業務を行う反面で各地に派遣する部隊は小規模とちぐはぐな体制であるうえ、マンモス規模故の組織の弊害から人事管理に粗が散見され現場に不要な軋轢が生じてそれに振り回されるなど、中間管理職の悲しい一面を見せており、それが原因で敗北してしまう者も少なくない。
隊長一覧
マッドレックス(声:神谷浩史) |
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ハシリヤン斬込隊長。バクアゲ6から登場。巨大槍『怒りのデスロッド』を軽々振り回して暴れ走る武闘派。バクアゲ9で一度は敗れるもバクアゲ28でディスレースによって強化改造される形で復活した。 |
キャノンボーグ(声:くじら) |
ハシリヤン改造隊長。マッドレックスの後任としてバクアゲ11から登場。苦魔獣を強化する魔改造を得意とする。 |
ディスレース(声:森久保祥太郎) |
ハシリヤン再建隊長。キャノンボーグの後任としてバクアゲ26から登場。戦略立案・実行に長け、本家の名を受け、侵略の滞った地球にてコスパ・タイパ重視の作戦のテコ入れを行う。 |
デイモンサンダー(声:岸祐二) |
ハシリヤン捕物隊長。劇場版に登場。「侵略ラップタイム最速の黒き稲妻」の異名を持ち、ハシリヤンの支配下にある惑星トリクルから逃げ出した王女・ニコーラ・キードアーを捕縛すべく地球に来襲してきた。 |
追跡隊長(声:不明) |
ハシリヤン追跡隊長。本名は不明。裏切者の処刑などを担当している。 |
ロプーワ(声:-) |
自称・ハシリヤン広報隊長。しかし、その実態は……… |
関連タグ
ハイネスデューク:『百獣戦隊ガオレンジャー』において交代制が採られた上級幹部。ただし、こちらは実質上のボス(首領)である。
行動隊長:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する怪人たちの総称。同じ隊長でもこちらは一般怪人扱い。