「もっとギャーギャー叫べっ!! お前達の恐怖の叫びは俺達のパワー、”ギャーソリン”となるのだっ!!」 (バクアゲ1)
「俺様のテクニック…どうだい?」 (バクアゲ13)
「いいか?本当の負けってのはな、自分が負けたと諦めた時なんだ!!」
「俺は…俺たちは、まだ負けちゃいねぇ!!」 (バクアゲ30)
概要
大宇宙侵略大走力団ハシリヤンの構成員の1人。
現場監督に相当する『サンシーター』の1人で、同格のイターシャやヤイヤイ・ヤルカーと共に、組織での出世を夢見て人間達の悲鳴から生成される『ギャーソリン』を集めるべく、地球の侵略活動に勤しんでいる。
特徴・人物
無数のマフラーがライオンの鬣やドレッドヘアーのごとく配された頭部、それに赤い稲妻模様が多数あしらわれたジャケットや、スパイク付きのプロテクターなど、全体的にパンクファッションを意識した、世紀末感の漂う刺々しい出で立ちが目を引く。
また、武器として沢山の拡声器が付いたマイク型ロッド『ゼッキョー大マイク』を携えており、ここから空中にスクリーンを投影し、通信機になるほかハイウェイ空間内の様子の観察もできる。
サンシーターの中では一応のリーダー格であるようで、他の2人を率いたり二枚目気取りな行動を取るが、上手く演じ切れていないようで所々にズッコケな部分も散見される。
感情が昂ったりすると、車のエンジン音をふかすかの如く「バッファーム!」と叫ぶ口癖を持つ。
尚、戦闘面においては『ゼッキョー大マイク』のスイッチを押して破壊エネルギー弾を連射できるが、長いことそれ以上の芸当はしておらず、単体でまともに闘えるかは不明だった。だがキャノンボーグに操られてブンブンジャーと戦わされた際にはその見た目に恥じない怪力で苦戦させたことがあり、能力自体はある模様。
一方で走り屋らしく豪快かつ乱暴なドライビングテクニックは侮り難く、ブンブンキラーロボの搭乗時はそのテクを存分に発揮、ブンブンジャーロボを一騎討ちで押すほどの格闘戦を繰り広げている。
余談
- デザインモチーフにデコレーショントラック(デコトラ)が採用されている旨が、番組公式サイトの記述から明らかにされており、名前もそれを捩ったものであろうと見られる。
- CV担当の諏訪部氏は、過去にもゲスト怪人役で複数回スーパー戦隊シリーズに参加しているが、レギュラー出演は本作が初となる。このキャスティングは、メイン監督を務める中澤祥次郎氏と、メインライターの冨岡淳広氏のたっての希望である旨が、やはり公式サイトにて言及されている。
- 東映特撮全体に範囲を広げれば、本作以前に『仮面ライダーエグゼイド』にて、ナレーション並びガシャコンバグヴァイザーⅡ/バグルドライバーⅡの音声、ラヴリカバグスター役としてレギュラー参加の経験を持つ。
- これまでに、30台以上もの車を乗り継いできたほどの車好きとしても知られる諏訪部なだけに、出演決定に際しては爆上がったとのコメントを残しており、初回収録の際には所有するフェラーリでスタジオまで行ったことも明らかにしている(参考リンク)。
- 諏訪部氏は裏番組の『ONEPIECE』でアラマキを演じており、バクアゲ27放送と同日のONEPIECEはアラマキが登場しており、裏被りが起こってしまっている。
- バクアゲ15・バクアゲ21において、三下 寅之助の偽名を名乗ったエピソードもある。
関連タグ
アキャンバー:『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場する幹部怪人。デコトラーデと同じく3人組の幹部の一員かつ、マイクを模した専用武器を所持している等の共通項があるが、肝心の性別は逆である。