「Don't stop me!」
プロフィール
格闘スタイル | ボクシング(Ⅳシリーズでは喧嘩流ボクシング) |
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出身地 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1968年9月4日 |
身長 | 198cm |
体重 | 102kg(Ⅱ、ZERO、Ⅳ)135kg(Ⅴ) |
スリーサイズ | B120 W89(『ZERO3』ではW86) H100 |
血液型 | A型 |
好きなもの | バーボン、女 |
嫌いなもの | 算数、魚、努力 |
特技 | ギャンブル |
所属 | シャドルー四天王 |
声優 | 山寺宏一(ZERO3、カプエス)、鶴岡聡(ストIV、V、ストクロ) |
実写映画での俳優 | グランド・ブッシュ(1994年の米映画。役名は「バルログ」)、マイケル・クラーク・ダンカン(ザ・レジェンド・オブ・チュンリー) |
概要
『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。元はスラム街の出身であり、大家族の末っ子。
一攫千金を夢見てヘビー級のボクサーになるも、手加減知らずの危険な攻撃で次々と対戦相手を再起不能にしていった結果、ボクシング界から追放されてしまい、異種格闘技戦や賭けボクシングで金を稼いでいるうちにシャドルーへと入っていった。
シリーズではIIシリーズ・CVS・ZERO3(家庭用版)・IVシリーズに登場している。
公式ブログにおいて初代ストリートファイターに登場する「マイク」と「恐らく同一人物と思われる」旨の発言があったが、後にストリートファイターⅤ公式コンテンツ「シャドルー格闘家研究所」において、「本人が何も言わないから、世間では同一人物だと思われてしまっている」とコメントがなされ、実際は別人であることが判明した。
性格
スラム出身ゆえか、金への執着は人一倍。不遇な人生からかZERO3では「神」を自称するアドンに対し、勝利台詞で「神様なんていねぇってことは 身にしみて分かってンだよ!!」と言い放っている。もっとも、そのアドンからは「馬鹿の一つ覚え」と罵倒されるのだが。
性格は傲慢かつ粗暴・野蛮であり、ベガや他の四天王からも呆れられている程であり、更に同業であるダッドリーからは「ボクサーを名乗るに値しない人間」と酷評される始末である。
特にバルログとの仲の悪さは徹底しており、互いに「下賎な豚」、「ヒステリーなカマキリ野郎」と蔑み合っている。
シャドルーに加わっているのも多額の報酬目当てであり、組織やベガに対する忠誠心は皆無。
しかし、稼ぎ口としてはそれなりに気に入っていたようで、『6』では「潰れちまった組織に未練は無いが、あそこじゃおいしい思いもさせてもらった」と評しており、良くも悪くもビジネスライクな関係。
(実際、『Ⅴ』でユリアンと取引した際はユリアンの偉そうな態度に不快感を隠そうともせず、「報酬さえ手に入れれば用済み」と裏切る気満々だった辺り、傘下に着く相手は選んでいる模様)
また、賞金受け取りと勘違いし復興基金の契約書にサインをする、サイコドライブの装置と知らずに破壊しバーディーに呆られる等、脳筋と思える描写もある(しかし本人は頭脳派だと思っており、自覚していない)。極めつけはゲームボーイアドバンス版スト2Xのエンディングで、シャドルーの総裁になって一ヶ月で組織を壊滅させてしまっている。
ただし、TVアニメ版(後述)では頭脳派なキャラになっている。
本編でも後述の『6』にて賭け試合を仕切って八百長で荒稼ぎしているなど、金絡みでそれなりに知恵が回る場面が見られ、以前と比べるとそれなりに改善されている。
更には普段からボクシンググローブを着用しており、引き出しを開ける時や、チップを受け取るときも外すことは無い。尤もダッドリーも同じく私生活でも付けたままである。カプコンにはボクサーは私生活でもグローブは外してはいけないというこだわりでもあるのだろうか。
ギャンブルを特技としており、本人曰く「男のたしなみ」だが、いつも負けているようでケンにからかわれている。
一方で、バルログとは異なり一部のメディアでは根っからの悪人じゃない一面も見せている(後述)。
ゲーム内でも、初期の設定ではチャンピオンを目指す純粋な面もあり、ストIIシリーズのエンディングではチャンピオンとなって子供達に夢を与え、アメリカンドリームを実現し涙している。また、SVCではレッドアリーマーとの戦闘前の会話で「落ちるところまで落ちたか」と言ったり、天界へワープしてしまった時(アテナとの戦闘前の会話)は天界を「いやに明るくて落ち着かねえ場所」と言ったりするなど、自分の悪行を顧みる一面もある。
現在では後述のエドとの一件もあり、悪人ではあるが最低限の良識や情は持ち合わせているといったキャラに落ち着いている。
シャドルー壊滅後は異種格闘技戦に復帰したが、その時の決勝戦の相手に最初は優位に試合を進めるも、ロングフックの一撃でKOされてしまい、それ以降の動向は不明。
ストリートファイターVでは、エドを引き取ったのち、バイソンなりに世話をしている。金儲けのために組んだコンビだが、上手くいった時には互いに笑いあったりと傍目では仲良く見える。
その後、エドが自分の道を見つけた理由に離れた後も「また鍛えなおしてやろーか?」とか言っているが、逆にエドに負けたときは「アンタ変わってねーな」とツッコまれてしまう。
エド自身好きなものを『ボクシング』と答えているあたり、金にしか興味のなかったバイソンが彼なりに真剣にエドを育てていたのだろう。
エドからも慕われており、「6」の師匠会話では「親としての扱いは酷かったが、サイコパワーではなく自分自身を見てくれた」という発言があったり「信念や美学なんてものはないが、強い」と評していたり、プレゼントで好感度を上げることができるものは「バイソンのインタビューが載っている古いボクシング名鑑」だったりする。
ゼネラルストーリーではこれまでの脳筋さやコミカルさとは打って変わっていぶきとレインボー・ミカの二人掛かりの攻撃も物ともせず、ザンギエフとも互角に渡り合うなど、四天王の一角として相応しい実力者として描かれている。
「6」ではベガのマスターミッションに登場。
シャドルー壊滅後は賭け試合(八百長含む)で荒稼ぎする生活を送っているようで、イベントCGでは大量の札束を手にソファーに踏ん反り返ってる姿を確認出来る。
ベガの復活を聞き、「報酬次第では戻っても良い」的な発言しているが、同時にエド率いるネオ・シャドルーにも興味を持ち、「俺に高い値段を付けた側に着く(意訳)」とも発言している。
性能
ボクサーだけに蹴り技はナンセンスだが(ウルトラコンボのダーティーブルを除けば)、前述のとおり肘打ちや頭突きといった反則技は平気で使う。まぁ、ただのボクシングではなく喧嘩流ボクシングだからしょうがない。
(そもそも金銭的理由から正式なトレーニングなんて受けてないのだから当たり前っちゃ当たり前である)
バイソンの流儀を受け継いだエドのボクシングはもっと凄まじくなった。
非常に高い攻撃力と突進力、打たれ強さを持ち攻めを得意とするタメキャラ。ダッシュストレートやギガトンブローといった強力な突進技を持つ。中間距離が強いので、間合いを保ってタメを作り、ダッシュストレートやダッシュアッパーを常備するのが基本となる。
接近戦では連続技を狙い、相手がガードを固めていれば各種通常技への連係で固める。
ダッシュストレートをはじめ、性能の良い技は打点が高い物が多いのが欠点。座高の低い女性キャラクターなどにしゃがまれると辛い。しかし、『ストIIX』ではグランドダッシュストレートとグランドダッシュアッパーが追加されており、座高の低いキャラでも当てられるようになった。
シンプルだがその分手数が少なく、動きが単調にならないように立ち回りを工夫しなければならない。
ただ、スーパーストリートファイター2X時代はそれを差し引いても、文句なしの強さを誇っていた。(下記動画参照:解説者はウメハラ)
バイソンのステージ
バイソンの戦うステージはアメリカのラスベガスのカジノのゲート前(恐らくギャンブル好きから来ていると思われる)。このステージで有名なのが背景にいるビキニの女性二人で、勝利時には帽子から鳩を出す(多分女好きという由縁)。このビキニの女性に目を奪われてバイソンの攻略に集中できなかった人も多いのではないだろうか・・・。
余談だが、家庭用移植のスーパーファミコン版ストⅡでは、大人の事情かは不明だが露出を押さえたバニーに近い恰好になっている(スーファミ版ターボ以降はアーケードと同じビキニに戻った)。
またバイソンのBGMはラスベガスの雰囲気を現すかのような明るい感じの音色になっているがCDROMによるアレンジ版(3DO版など)が、ラスベガスの雰囲気とはかけ離れたBGMとなっており、一部のユーザーからはバイソンではなく後ろのビキニの女性二人のBGMと言われるなど賛否が分かれている。
余談
彼のモチーフになっているのはプロボクサーの「マイク・タイソン」であるが、肖像権の関係からフルネームで呼ばれることは無く「バイソン」「M・バイソン」と表記される。
また、海外版では訴訟を防ぐため、「バルログ」に名前が差し替えられており、当の「M・バイソン」は海外版のベガになっている。
厳つく彫りの深い顔つきの外見からは想像も出来ないが、実は春麗と同い年であり、誕生日も加味すればストⅡ初期メンバーの中では最年少だったりする。
生年月日の設定間違ってるだろCAPCOM・・・
他メディアでは
- ストリートファイターⅡ RYU(著:神崎将臣)
シャドルー四天王の一員にしてシャドルー傘下の闇金のボスとして登場。
原作以上に老け顔でその風貌と貫禄は往年のヤクザの親分を思わせる。
手下が飲食店を営む少女・ポーリン(漫画オリジナルのヒロイン)に対し不当な取り立てをしていた所、助けに入ったリュウと出会い、彼と賭け試合で対戦する。
元ボクシングのチャンピオンで、リュウとの対戦では巧みなフットワークとガードをものともしないパンチ力でリュウを苦しめた。
しかし、引退後は酒に溺れて実力は衰えており、それが仇となりリュウをK.O.しきれず、ゼロ距離からの波動拳を喰らい敗北した。
敗北後は潔く自分の負けを認め、リュウを狙撃しようとした部下を叱責するなど、根っからの悪人というわけではなく、闘士としての誇りを持った人物として描かれている。
その後はしばらく出番がなかったが、リュウとベガの最終決戦を見届けている。
最終章となる蜃気楼編では、他の四天王と共にリュウ達に加勢。もう1人の自分と激突する。
酒に溺れた為に実力は他の四天王より下とされているが、全盛期は当時の試合を見たリュウが「試合を見て身震いした」「俺の波動拳じゃ全盛期のアンタのパンチに比べれば3分の2以下の威力」と称する程の実力者だった。
なお、初登場時の髪型は彼の特徴である剃り込みが無く、前作である初代ストリートファイターに登場したマイクを思わせる容姿だったが、蜃気楼編では原作と同じ容姿になっている。
- 1994年の実写映画版
役名は欧米版のゲームと同じ「バルログ」。
本作ではシャドルーに所属しておらず、それどころかボクシングを廃業させられた恨みからシャドルーを倒すため、バイソン将軍(ベガ)に父親を殺された春麗やシャドルーに相撲を廃業させられたエドモンド本田と協力している。
- ドラマCD「ストリートファイター 復讐の戦士」
「黒人スラムにゃ夢も希望も無ぇ。夢が無いから黒人社会は滅茶苦茶だ」
「他にどんな方法があるって言うんだ!?悪に染まった拳で掴んだまやかしの夢であっても夢なき人々の希望になるなら、俺は!!」
CV:郷里大輔
元々はアメリカンドリームを実現する事で黒人社会に夢と希望を与える夢を持った真っ当なボクサーだったが、自分についたプロモーターがシャドルーの回し者であり、悪の組織と知りつつも、夢の為にやむを得ずシャドルーに所属している。
囚われたナッシュに対して自身の夢を語り、彼なりに情けをかけようとしたり、ベガによってドラッグで狂乱したナッシュの姿を見て涙し、ベガを悪魔呼ばわりしたりするなど、己の良心に苦しんでいる。
- TVアニメストリートファイターⅡV
CV:西村知道
本作では原作とは真逆な頭脳派キャラクターとなっている。
表向きはインターポールの捜査官だが、その正体はシャドルーのスパイ。
暗殺者のキャミィに嘘を吹き込んで騙し、春麗の父である銅昴を暗殺しようとする。
しかし、銅昴は一命を取り留め、フェイロンの活躍でキャミィに真実を知られてしまう。
真実を知らされたキャミィに詰め寄られ、拳銃で彼女を射殺しようとするが、彼女の背後に張り込んでいたインターポールによってシャドルーとの癒着の証拠を抑えられ、キャミィから自分を騙した制裁として徹底的に叩きのめされた上でインターポールに引き渡され、逮捕された。
- ザ・レジェンド・オブ・チュンリー
シャドルーの幹部として登場。
元と激突する。
外部出演
スピリッツで登場。ランクは他の四天王と同じくACEだが、サポータースピリットで「通常必殺ワザ強化」になっている。憑依ファイターは当然のようにリトル・マック。
他ボクサーキャラ
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アイアン・マイケル:モデルが同じだから似てるのは当然か。