「世界っちゅうもんは 笑えるほどに広いのぉお!」
プロフィール
代表国 | 日本 |
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誕生日 | 11月3日 |
身長 | 185cm(まげ含む) |
体重 | 137kg |
3サイズ | B212/W180/H210 |
血液型 | A型 |
好きなもの | ティラミス、ちゃんこ鍋、風呂 |
嫌いなもの | 優柔不断 |
特技 | 鍋奉行 |
格闘スタイル | ジャパニーズスモウレスラー |
主な担当声優、俳優
郷里大輔 | アニメ映画版、『よみがえる藤原京』など |
菅原正志 | ストリートファイターZERO3、CAPCOM VS. SNKシリーズ |
永野善一 | ストリートファイターⅣ、ストリートファイターV |
ピーター・トゥイアソソポ | 1994年の米実写映画 |
概要
対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』およびシリーズ作に登場するスモウレスラー。エドモンドは『江戸主水』と表記されることがある。
本職の力士で大関でもあるが、相撲の素晴らしさを世界に広めるべく歌舞伎のような隈取を施しストリートファイトに身を投じる型破りな存在。
ちなみに、『ストリートファイターZERO2』のソドムのエンディングによれば、本田の四股名は『ふじのやま(日本語表記不明)』である。
凄まじい大食いでもあり、戦いのついでに世界各地でちゃんこ鍋を広めてもいる。
巨体を弾丸のようにして空中を水平移動して頭から突っ込むスーパー頭突きはその代名詞とも言える技。
明らかに技が相撲からかけ離れていることは当時からプレイヤーの間でネタにされており、他にもスーパーコンボの鬼無双や、一部の紳士の御用達となった鯖折りなども有名。
ちなみに鯖折りという名称は誤用であり、技の内容からするとベアハッグである。(とはいえ、相撲とは思えない技だらけだからツッコむだけ野暮かもしれないが・・・)
詳しくはサバ折りの記事にて説明。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではこの設定を重視したか「投げ強化」の能力を持つサポーターとなっている。
『ストリートファイターⅡ』でホームステージとなっている銭湯は『本田湯』。戦闘と銭湯を(ry
ZERO3でホームステージとなっている銭湯は『東駒形・加富根湯(かぷこんゆ)』という。
二つの銭湯が同一であるかは不明だが、これらのステージは他のカプコン格闘ゲームでも出てきたりする。(本人も背景キャラとして出てくるステージもある)
ちなみに加富根湯(かぷこんゆ)の主人には昔から世話になっており、同銭湯が経営難に陥った際、再建に協力できないだろうかと考えた結果、銭湯前に作った土俵でストリートファイトを行い、集客を図ったという人情に厚いエピソードもある。(同様のエピソードは『本田湯』の頃から存在していることが、新声社刊の書籍『ストⅡ 波動拳の謎』に記述されている。その為、恐らく2つの銭湯は同一のものと思われる)
なお、ストリートファイトを行なった後は、自分の弟子たちと共にしっかりと修繕や清掃をしており、アフターケアも万全。豪快な戦いぶりに反して、意外と細やかな気配りが出来る一面がうかがえる。
……しかし、何度もベガを打倒し世界の平和を守っているのにもかかわらず、角界での位は大関。横綱ではない。
この世界の横綱には本田を凌駕するバケモノが揃っている……という訳ではなく、相撲をわぁるどわいどにする為に(他の出場者も合意の上とはいえ)ストリートファイトに勤しんだり、破天荒な相撲スタイルやサイドビジネスの展開、行く先々で見込みがありそうな人を弟子にしようとする、果てはシャドルーが崩壊し行く宛の無くなったベガ親衛隊(全員が女性)を全員まとめて弟子として引き取り面倒を見るなど、あまりにも奇行が角界から問題視され、横綱に昇進できないという生々しい設定がある。
ちなみに、過去の設定では『張り出し大関』という位であった。現在の角界の制度からは廃止されているのだが、分かりやすく言うと『補欠大関』であり、昔の設定では『本田の上に2人の正式な大関がいた』ということになる。
もしも、本田が一切の奇行や問題行動を起こさず、一心に相撲に取り組んでいたなら、その強さで確実に横綱に昇進していることだろう。
あるいは案外力士としては小兵(2023年8月の幕内力士の平均体重は161.7キロで本田はそれより20キロ以上軽い)なのも理由かもしれない?
『ストリートファイター6』ではプレイアブルキャラクターとして新しい必殺技を引っ提げ初期から参戦。
SNSで自分の活躍による相撲の認知度を調べたところ、「ホンダのファイトはすごいが飛んで頭突きするのはスモウなのか?」と、格闘家として戦う自分が親しまれている一方で相撲そのものの魅力がイマイチ伝わっていなかったことにショックを受ける。
そして「相撲を楽しんでもらうために相撲観戦しながらちゃんこ鍋を楽しめる相撲茶屋を作る」という新たな計画を立てている。
ワールドツアーでは実際にこの相撲茶屋「江戸紋」が存在し、店員からアイテムを買ったり、中にいる格闘家(おそらくは現役の力士達)と戦うこともできる。
「水平に飛行したりヒップドロップを繰り出す相撲取り」という、ストリートファイターのぶっ飛んだ世界観を代表するイロモノキャラでもあるが、結構ハブられてしまう事も多い。
ストリートファイターⅡシリーズではグラフィックリソースがそのまま流用された為ずっとプレイアブルキャラだったが、リソースが一新された『ストリートファイターZERO』の時点では登場できず、3年後に稼働した『ストリートファイターZERO3』にてやっと登場した。
また、『ストリートファイターⅢ』(1997年~)系統では完全にハブられた為、『ストリートファイターⅣ』(2008年~)系統で復活するまで、ナンバリングタイトルには実に10年以上プレイアブルキャラでなかった時期がある(ただしこの間、CAPCOM VS. SNKシリーズには登場している)。
『ストリートファイターⅤ』では一部キャラのストーリーモードのみに登場するコピーファイター扱いでまたハブられ…るかと思いきや、約3年半が経過した『ストリートファイターⅤ AE』のシーズン4でプレイアブルキャラとして追加され復活を果たしている。
ちなみにキャラのコンセプトは「海外の人が考えた大雑把な日本」らしく、ネーミングの「本田」は自動車メーカーのホンダかららしい。
当初はE.鈴木というネーミングが案にあったらしいが、こちらもこちらで同名の自動車メーカーがある。
江戸主水本田と表記される場合もある。
アニメ映画版では後半より登場。インドにてダルシムとストリートファイトをしたが、リュウの気配に気を取られたダルシムを倒し「私の負けでいい」というダルシムに食って掛かるものの、その後リュウを追いかけ分け前を渡していることから本田はリュウに気付きつつも気を取られず戦っていた模様。
また、終盤ではリュウと共に修行をしていて食事の用意をしたりしていた。ベガの襲撃にも居合わせてバイソンをけしかけられる。
主役級のキャラには劣るが最終決戦には居合わせる、先述のダルシム戦の描写など見せ場の多いキャラとして扱われていた。
1994年の米国実写映画では米ハワイ出身の元力士として描かれ、バルログ(日本名はM.バイソン)と共にシャドルーと戦う。
性能
飛び道具などは持たず、体格が大きい為に動きが重く、くらい判定も大きめだが攻撃力・防御力に優れる典型的なパワーファイター。
小回りこそ聞かないが、牽制能力や対空面で優れている事が多く、攻めても守っても強いが、スト2以降のシリーズでは牽制面が貧弱だが必殺技が強かったり、はたまた逆だったりと性能面にムラが生じる事が多くなった。初期の作品では基本的にキャンセル可能な通常技が無いという特徴があった。
余談になるが『ターボ』以降のCPUが扱う本田はCPU特有の超反応に加え、浅い飛び込みはくらい投げで返されるばかりか絞技などは鬼の連打で1回の絞技で半分以上ゲージ飛ぶなど日常であり、理不尽なまでの強さがよくネタにされる。特に8戦目に出て来た時の強さは完全にパターンにハメないと勝つことはできないレベルである。
初登場となる『ストリートファイターⅡ』では、トップ軍団が化け物すぎて影に隠れがちだが、全体的な性能は極めて高い。特に必殺技の「百裂張り手」は張り手の部分に攻撃判定しかないため、飛び道具を持たないザンギエフなどは張り手を出されるだけでほぼ詰みにさせられてしまう。通常「エクスカリバー」と呼ばれる「立ち大P」に張り手同様、手にくらい判定がない「しゃがみ中P」などを持ち立ち回りも強めだが飛び道具もちがキツい。
『ストリートファイターⅡ'』では様々な面が調整されたが、以前中堅クラスのランクを保っている。
『ストリートファイターⅡ'TURBO』では新技・スーパー百貫落としが実装。上昇時に長い無敵時間があるため弱点であった飛び道具を抜けつつ接近する事が可能になった。キャンセルこそできないが、ビタ目押しで特殊技→張り手が繋げられるので火力も高く、相変わらず強い牽制と対空能力を持つため最強ランクのキャラとして知られている。
『スーパーストリートファイター』では前作で悪さをしすぎたか、全体的な性能をマイルドにされた事にくわえ、ゲーム速度の低下で奇襲技の百貫落としが対処されやすくなってしまい苦戦を強いられることに…
『ストリートファイターZERO3』では通常技が全体的に弱くされ、特にストリートファイターⅡシリーズでは咄嗟の対空になった「立ち大P」の出掛りに頭部に大きなくらい判定がつき非常に負けやすくなった事、攻撃力が何故か低いこと、受け身の判定がバグ?なのか本田本体にくらい判定がなく、上にズレてるため受け身で重ねられた飛び道具を抜けられない事など弱い要素ばかりで弱キャラとされている。
CAPCOM VS. SNKシリーズでは初期では可も無く、不可も無く。といった扱いであったが、「前(ロリ]キャン」というバグが発見されてから大化けし一気に強キャラの座に上り詰めた。特に前キャン大銀杏投げは成立すればもちろん投げられるが、非成立の場合は空振りモーションが短いため後続の全ての攻撃に無敵時間がつくという無茶苦茶な立ち回りを披露する事ができる。
『ストリートファイターⅤ』ではシーズン4でようやくプレイアブルに復帰したが、しばらくは鳴かず飛ばずのキャラだった。
しかし、シーズン4.5にてウメハラが本田を使いだしたことによりにわかに注目が集まり、立強Pの強さや突進技の強さが再評価を受け「実は強いのでは?」と囁かれるようになった。また、弾に弱いのだが弾を持つキャラがガイルとユリアン、春麗以外軒並み低評価だったのも追い風だった。
SFLではウメハラ本田への対策が十分に出来ないことからウメハラのガイルとは向き合うしかないとFAVの面々は語っていた。
最終的にルークがぶっ壊れキャラだったため上位キャラには名を連ねなかったものの、殴り合いにはかなり強いキャラクターという認識を受けた。
『ストリートファイター6』では強スーパー頭突きがガードでドライブゲージを1メモリ減らす上に過去作に比べて対空技が弱く設定されていたため、距離次第では百貫落としが昇龍拳で落とせないという冗談のような事態まで発生した。
更に、百貫落としはガードされても本田優位で攻めが継続出来たため、初心者は百貫落とし>小技刻み>キャンセル百貫落としのループを延々と喰らい成す術もなくハメられてしまうことも。
また、対策がジャストパリィか真上に判定が強い通常技対空を使うという、前者は技量が必要で後者はキャラによっては不可能。
更に『ストリートファイター6』から始めた初心者向けのモダン操作ではしゃがみガードをしていると百貫落としが裏落ちした際にしゃがみ強ではなく足払いが出る(しゃがみ強Kが斜め前+強攻撃であるため、めくられると化けてしまう)ことからモダンでは逆に対策が難しいという初心者キラーとなっていた。
ランクマッチでもルーキー帯からなんとマスター帯まで猛威を振るい、一時は全ランク帯で勝率1位を獲得したことも。
流石に強さがいびつ過ぎたため、シーズン2では百貫落としのガードバックが増加したり、スーパー頭突きも飛ばれると反撃を受けやすくなった。
事前のロケテ検証では本田は超弱体化と言われ、本田を使っていたプレイヤーは失意のどん底に落とされていた。
しかし、蓋を開けてみれば百貫落としのドライブゲージを削る能力は強化を受けた上にスーパー頭突きもコンボダメージが増量、通常攻撃も強化を受けたためハメキャラから強力なインファイターになりコンボ火力も上昇、何なら大幅強化と評されるほど。
システムで弾に対するパリィの性能も上がった上に起き上がりのドライブリバーサル実装により切り返し性能も向上した。
どぐらも「まともな本田使いほど喜ぶ部分を強化した」「100点の神調整」と評している他、本田使いとしてシーズン1でSFLを戦ったストーム久保も「やれる漢になった」「今回の本田凄いいいかもしれない」と高い評価をしている。
関連キャラクター
『ストリートファイターZERO3』では二人の力を合わせて巨大なバウンドボールと化し、ベガの基地の破壊に成功した。
「おまえ! なかなかやるな!!」byザンギエフ
「あんたこそグレートでごわす!!」byE・本田
『ストリートファイターⅣ』の対戦相手。大親友で家族ぐるみの付き合いとなっている。
『ストリートファイターⅤ』では二人の合体技で巨大隕石の破壊に成功し、人類滅亡の危機を救っている。
ストリートファイターZERO2の彼のエンディングに本田が登場する。『スモウレスラーを新生マッドギアへとスカウトする』という目的の元、土俵の上にソドムが登場し、本田と激突するという内容のエンディングである。
『ストリートファイター6』でのストーリーにおける対戦相手。
相撲茶屋の出店先に悩んでいた所で出会い、マノンからの助言がメトロシティに相撲茶屋を開業するきっかけとなる。
関連タグ
スーパー頭突き 百裂張り手 スーパー百貫落とし 大銀杏投げ サバ折り 鬼無双 富士颪 大蛇砕き
巌竜…鉄拳シリーズにおける相撲ファイター。奇行を働いた為、大関から横綱に昇進できなかった。
播磨灘…破天荒だが相撲を人一倍愛する力士キャラ繋がり。