概要
盛った台地の上に土を詰めた稲俵で仕切った、相撲における試合の舞台である。
他の格闘技で言う所のリングに相当する。
また、土を詰めた俵による台座などの構築物を指す場合もある。→土嚢も参照。
ここでは相撲の土俵について詳述する。
元々の神事相撲には存在しなかったとされるが、江戸時代に大相撲興行が行われルールの整備が進む中、試行錯誤し現在の形となった。
基本直径15尺の円形だが、東西南北に一俵ずつ出っ張った『徳俵』により円と言う訳ではない形が作られているが、現在に置いても力士の大型化に伴い、度々土俵の大きさに関しては議論の的となる。
大相撲興行の前後は神を土俵の上に降臨させ、興行終了後は送り返す神事も行われており、極めて神聖な場所である。
アマチュア相撲や女相撲など例外は存在するが、大相撲では数百年間に渡り女人禁制が貫かれており、大相撲観覧に女性が参加できるようになったのは明治以降であるが、現在でも基本的には生命の危機に関わる事態や乱入などの極めて危険な行為を除き、女性は県知事であろうが官房長官であろうが土俵上に上がれない。
スポーツ、男女平等的な観点からこの点は議論の的となっているが、神聖な神事としての側面からそもそも政治関係者を上げるべきではないなど、男性でも上げるのを制限すべきだと言う議論なども存在するように簡単に語れる問題ではない。
とは言え現実に上るのは兎も角、イラストで有る分には表現の自由の範囲内だろう。
pixivでは土俵を描いたイラスト以外に3D素材イラスト等で使われている。
転じた意味として、得意とする分野を指すこともある。