土嚢は、ナイロンや麻などの丈夫な素材で作られた袋に土を詰めて口を縛ったもの。
テントの脚に結び付けて重石代わり使ったり、たくさん積み上げて、洪水による浸水から建物や地下街を守ったり、災害や戦災で崩れた道路や堤防の応急修理に使ったり、兵隊さんが敵の弾から身を守る遮蔽物や陣地を作るために使われる。
軍用ではヘスコ防壁と呼ばれる大型土嚢があり、耐火性の布袋の外側に金網で作られた筒で壁が作られている。
折り畳まれたヘスコ防壁を広げ、中に砂などを詰める事で大きな箱形の防壁を作ることが出来る。
また、代名詞となったヘスコ社の製品には担当となる工兵等の士気向上のため、一束ごとにアーミーナイフや懐中電灯などの実用的なおまけが封入されている。