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概要編集

相撲部屋に所属して四股名を持ち、番付に関わらず大相撲に参加する選手の総称。

本来は神事に関わる者であるため、から特別な神通力)を授けられたサムライ)という意味で「力士」と呼ばれる。

親愛尊敬をこめて「お相撲さんおすもうさん)」とも呼ばれる。

元来は大関のことを指す異称であり、現代では主に幕内(十両以上)を指す。


また日常会話では単にデブのことを「力士」「関取」などと呼ぶこともあるが、強い力士の体脂肪率は20%台程度という筋肉の塊といえるマッチョガチムチであり、デブとは別物と言う事は知っておくべきである。


※体脂肪率20%台は男性の標準値~やや高めと言った程度で、さらにそのほとんどが皮下脂肪であり余分な内臓脂肪が付いていないという点でもデブとは全く異なる。


まぁ力士を含めた無差別級格闘家(彼等にとっては本気で脂肪は鎧である)と一部陸上競技重量挙げ投擲競技等)以外のアスリートは10%以下なんてのも多いが。また引退後に、筋肉が減っても脂肪はそのままで相対的に体脂肪率が増える事も多く、こうなると正真正銘のデブである。


職業上の身分については、基本的に個人事業主(フリーランス)である他のプロスポーツ選手とは異なり、日本相撲協会から雇用契約に基づき給与が支給される被雇用者(サラリーマン)である。このため、横綱であっても本業の年収は各種手当込みでも4,000~7,000万円にとどまり、億単位の年収になることはない。

そのかわり自腹で支払う経費や、申告消費税の納税義務などがないため、手元に残るお金で言えば億単位の年収を稼ぐ他のスポーツ選手と遜色がないのでは、という見方もある。


さらには、個人スポンサーである「タニマチ」の制度が残っており、横綱であれば衣食住(さらには贅沢品)のほとんどをタニマチの提供で賄えることが多いため、実際の支出額はさらに低いと思われる。


四股名は「山」「川」「花」「海」といった文字を盛り込んだり、出身地の地名、自然現象の名前をつけるが、佐渡ヶ嶽部屋の「琴」など部屋ごとに四股名に決まった文字をつける例もある。

自働車」「自轉車 」「文明 開化」「膃肭臍」など珍名をつける力士もいたが、天明期の看板大関だった「相引」、昭和から平成に活動した「玄海 桃太郎」「前進山 良太」(共に最高位・十両)の例もあるが成績はいまいちだった力士も多い。


力士のメディア上の扱いはマチマチで、人気の力士・親方は何かとTVなどのメディア出演の機会が多いが、人気力士でもない限り基本的に力士の話題はスポーツ新聞や週刊誌、相撲雑誌で知ることになる。協会に残れなかった有象無象の元十両などは引退後にやっと消息が掴めたと思ったら訃報だった、その訃報も相撲雑誌でちらっと触れられる程度だったというケースも多い。

若貴の引退以降では相撲ファン界隈の垣根を超えたセレブ力士というのはほとんど見かけられず、それに該当するのは朝青龍と白鵬ぐらいなものであった。

例えば大関・2代琴ノ若などは、地元の松戸市ですら応援ポスターを貼るのは贔屓筋や自治体、公共的団体筋ぐらいで、「地元の一般層からも応援ムード一色」とはなっていない。もっとも、松戸市は県外からの移住者や国外からの移民の多いベッドタウンで、郷土色が比較的薄い地域柄という事情もあるが。


入門編集

力士になるためには、まず相撲協会が認定している相撲部屋へ入門する必要がある。ただし、入門するにあたって年齢制限や適性検査があり、それを全てクリアしなければ入門は出来ない。

因みに相撲協会が定めている適正基準は以下の通り。


身長・体重の基準

・身長167センチ以上

・体重67キロ以上

※ただし、これは三月場所新弟子検査受検者で、中学校卒業見込者に限る。

・身長165センチ以上

・体重65キロ以上

検査時、体格基準に満たない者は、新弟子第二検査を受験し、その運動能力が十分であることを認められた場合、合格となる。


年齢制限については基本的に23歳未満までだが、日本相撲協会が指定している社会人や大学のアマチュア大会で一定の成績を残した者は25歳未満までとなっている。

因みに入門できるのは中学卒業以降となっており、かつての力士は卒業と同時に入門するのが定番となっていたが、近年では高校や大学に通い相撲部や大会で実力を身に付けてから入門する力士が増えている。また、入門中に高卒認定資格を取得することも可能となっている。


適性検査に合格した者は、相撲場所3日目から前相撲を取り、その時点での番付や四股名が与えられる。その後は国技館内の相撲教習所に通い教養や実技など相撲に関する基本的知識を学習する。

教習課程修了後はそのまま正式に相撲部屋の入門が認められ、番付最下級の序ノ口からの力士として認められる。

(※アマチュア時代に一定の成績を挙げた者は幕下から)


番付編集

力士には下記のようにそれぞれ番付という階級が定められたており、上から横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口と10段階ものクラスで分けられている。

更に十両と前頭にはそれぞれ14段階、17段階、そして幕下は60段階以上という階級があり、相撲では枚目と称され段階トップの筆頭にまで上り詰めなければ次の番付に進めることはできない。


これらの番付は基本的に大相撲での成績によって変動し、勝敗による勝ち越しや敢闘賞や金星、優勝を取れば徐々に昇進していく。

逆に負け越しや怪我による休場、或いは不祥事による謹慎となれば勿論降格となり、最悪の場合は序ノ口まで陥落することも少なく無い。

(但し、横綱の場合は最高位である為、負け越しや休場でも降格することは無い。)


まず序ノ口から幕下までは幕下力士呼ばれ基本的には相撲養成員という見習い力士として扱われる。

そして、十両から横綱は一人前の力士である関取の称号を得て大相撲での土俵入りが認められ、前頭以降はプロ力士でもある幕内力士として活躍する。


無論、力士に配給される給金も番付によって大きく変わり、幕下力士は給料では無く場所手当として7万〜20万円を年6回の大相撲場所毎に支給される。

十両以降の幕内力士は正式に給料が与えられ、月100万〜300万円の給料が支給される。


幕下力士は基本的に相撲部屋の掃除や雑用、ちゃんこ作りの当番、更には親方や幕内力士の荷物持ちや世話係の付き人も担当し、稽古以外にも色々な下積みを担当する。

幕内力士昇進後は外泊や一人住まいが認められ、相撲部屋での行動制限が多少緩和される。




記事のある力士一覧編集

(※引退した方々も含む。横綱・大関は番付最高位。太字は現役。)

横綱編集


大関編集


その他関取(幕内十両経験者)編集


幕下以下編集

木ノ村 上田山 北勝嵐 綱ノ富士 播磨灘 北道山 華吹 勝武士

※播磨灘・北道山は漫画『ああ播磨灘』の登場人物から名前を取った。


プロレスラーに転向編集


芸能界に転向編集


脚注編集

※1.『雷電爲右エ門』は横綱制度確立以前の力士で「無類力士」として顕彰。(最高位は大関)

※2.大関の『小錦八十吉』は初代の横綱を含む幕内力士としては3人目の小錦、十両以下を含めては6人目の小錦。また芸能界では『KONISHIKI』の芸名も使用。


関連タグ編集

大相撲 相撲 お相撲さん おすもうさん 女相撲 スモウレスラー SUMOU

デブショタ デブ 動けるデブ 相撲艦隊

筋肉 マッチョ ガチムチ 筋肉祭り

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