舞の海
6
まいのうみ
舞の海とは、日本大相撲の元力士。現タレント舞の海秀平。
青森県鯵ヶ沢町出身。
日本大学卒業後相撲の世界に転身。1990年5月場所に本名である「長尾」として幕下付出60枚目で初土俵。優勝決定戦にも出場した。
入門のときに身長が足らず、頭に一時的にシリコンを入れた逸話は有名。
後の大相撲では身長基準が167cmまで緩和され、しかも160cm程度しかないなど明らかな身長不足の志望者も人材不足を背景とする目溢しにより新弟子検査に通過するようになった。舞の海はマジで泣いていい。
十両昇進後に四股名を「舞の海」とする。
身長170cmの力士としては小柄な体格ながら、仕切り、立ち合い、あらゆる手段を用いた技で大型力士をも翻弄する強さで人気を得て「技のデパート(本店)」、「平成の牛若丸」と呼ばれた。
技巧派の例に漏れず下手投げで決める事が多く、新入幕以降の決まり手の内約30%が下手投げ。
現代力士の殆どが寄りきり、押し出しのどちらかで4割近く決める事が多い事を考えると驚異的な割合である。
切り返し、内掛け等小兵らしい決まり手も多いが、彼を語る際に外せないのは平成以降の幕内力士で唯一三所攻めを決めた(しかも2回)事だろう。
この事も有り、珍しい決まり手が飛び出すと舞の海にちなんだコメントが飛び出す事も多い。
しかし1996年の対小錦戦で怪我を負って以降は低迷し、1999年に引退。最高位は小結。