比遊怒羅の再建だ…。この綾小路がトップをはる
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俺がトップになり比遊怒羅はリボーンしたんだ!これからは愛天雄のように感謝される自警団を目指したい!
CV:伊藤タカユキ
概要
京極組の構成員見習い。元は羅威刃の幹部設楽紀明が率いていた半グレ集団「比遊怒羅」の2代目トップだった人物。「京極の轍」と「紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎」に登場している。
半グレ→自警団→極道という非常に珍しいキャリアを持つ。
京極組での地位はおそらく佐古大和や花沢伊織より下だと思われ、彼の実力や小規模とはいえ半グレ組織のリーダーを務めた経歴を考えると低い待遇とも言えるが、本人はいたって素直な性格であり京極組で改めて一から強さを学び男を磨きたいと前向きに受け入れている模様。
人物
容姿
グレーの髪色に赤のスーツ、黒のコートを羽織っている青年で、初登場時の年齢は24歳。顔立ちは整っており、なかなかのイケメン。
性格
一見するとクールに見え、基本的には冷静で理知的な人物だが、公式ツイッターによると、「実は天然でオモロ」とのこと。初登場時は野心家のような描かれ方をしていたが、本格的に登場してからは、敵のセリフを「おっぱいちょっと見える」と聞き間違えたり、某人物のようなノリで逃走するなど野心家どころか憎めないキャラになっている。
聞き間違いに関しては「アホ」や「天然」と言われていて本人も自覚はしているが治らない。
一方でメンタル面はかなり強く、強敵に対して土壇場で反撃を喰らわしたり、どんな状況でも咄嗟に懸命な判断ができたりする程。また先代のトップと違って仲間思いな様で、彼の「逃げる」という判断を何の疑いもなく従い、一緒に逃走する程に部下たちから信頼されている。
それが示しているように、羅威刃の壊滅により生まれ変わった比遊怒羅の構成員同士は仲が良いらしい。
前ボスであった設楽のやり方は嫌っていたらしく、設楽と闘った事がある紅林に土下座して謝罪した際『あのクソ野郎」と言いかけていたことからもそれがうかがえる。一方で「もう故人なんだから悪く言う事はない」とも思っていた。やり方は嫌っていたものの鍛えられたことについては感謝していた模様。
エアギターに自信があり、世界大会にも出たことがある。
能力
日本刀を得物としており、剣術を得意としており京極組では珍しい正統派の剣士。
戒炎の幹部で剣豪の遊馬大介と対戦した際には敵わなかったが、それでも名を上げた程の強さを持ち遊馬もその実力と機転を認めていた。のち、腕を上げた模様で紅林二郎と共にCODE-ELの雑魚を一蹴したり京極組入りしてからは裏神の下部組織をたった一人で壊滅させ仙石薫や久我虎徹を唸らせた。
また、先述の通り精神面が高く、状況に応じて咄嗟に懸命な判断もできる。
聞き間違いが多いせいで頭が悪いと思われがちで、本人も自分をアホだと自嘲しているが、戦闘では相手の戦力や状況を冷静に見極める的確な判断力を発揮しており、地頭はいいタイプだと思われる。
活躍
比遊怒羅時代
初登場。羅威刃の空中分解後に独立し、比遊怒羅を再建した。
「比遊怒羅の再建だ… この綾小路がトップをはる」
戒炎の幹部である遊馬大介から傘下に入るよう誘われたが、それを拒否したため交戦となる。遊馬の高い剣術と仕込み武器の数々で圧倒されるも、土壇場で頭突きをお見舞いする。しかし遊馬が唐突に下ネタを言ったと勘違いし、その狂気と強さを見て勝ち目がないと判断し、仲間と共にアジトを捨てて逃げた。
「前に出る勇気ぃいいい!」
(遊馬「一敗地に塗る、醜い骸と化し地面に転がるがいい」)
(え?おっぱい ちょっと見える?)
(イカれてるぞこいつは… めっちゃ強いし)
(こうなったら…)
「トンヅラァアア!お前らも逃げろぉおお!裏口だぁああ!」
(部下1「逃げると思ってましたぁ!」)
(部下2「何が戒炎だ バカヤロー!」)
自警団活動でトラブルが生じ、愛天雄の羽柴和成の紹介で紅林と対面する。比遊怒羅の前トップである設楽が紅林にしたことを土下座しながら謝罪し、実は比遊怒羅を愛天雄のような自警団にしていたことが判明。
警護業務に当たった構成員が行方不明になったため、その助っ人を紅林に日当25000円で依頼する。
綾小路と紅林が警護対象である弁護士の石川氏に挨拶をしている際に、石川邸で爆破テロが発生。襲ってきた3人を圧倒的な戦力で無力化する。
紅林は、石川氏を襲撃していたCODE-EL銀田グループの伊舎堂崇と対峙する。その隙に綾小路は石川氏を避難させ、病院で紅林に礼をするのだった。
「綾小路だ どうかよろしく」
「前大将が本当にすまなかった!あのクソ野…いや故人の悪口はダメだ!全部俺の責任だ!どうか許してくれぇええ!」
「人様の家に勝手に上がり込んでんじゃねえぞ ボケ共!」
京極組時代
伊舎堂との戦いの後、一年以上出番がなかった綾小路だが、2024年3月23日のXで戒炎を倒した京極組に感謝し憧れていることが判明。25日の動画で宮戸龍樹と赤坂祥太郎の加入が明らかになる前は綾小路が京極組に加入するのではないかという声も上がっていた。その後、新城杏太郎が京極組の協力者になったりしたこともあり綾小路の京極組入りの可能性はほぼ消滅していたと思われていたが…
1年2ヶ月以上経てまさかの再登場。
比遊怒羅を一時解散(2年ほどの予定らしい)し、自身は京極組入りした。
実力的には即戦力の逸材ではあるが自他共に認めるアホの子であり、元は京極組と敵対していた羅威刃傘下の構成員(それも西園寺健吾を殺害した設楽の副将格)だったという事情もあり、すぐに信じるわけにはいかないという組長である五十嵐幸光の判断から、まずは新入りの見習い舎弟として久我の下に付けられる事となった。そして裏神の下部組織をたった一人で殲滅させ同行していた仙石や久我も実力を認めた。
因みに綾小路は先述の通り比遊怒羅を一時解散しているが、これは羅威刃の東雲竜政と秋元詩郎が京炎戦争前と獅子王組の内部戦争で黒澤航太郎に協力する前に行なっていた離反者狩りを再開したり、以前の戒炎のように裏神に狙われる可能性が出てきたため綾小路が仲間の為を思っての決断であると思われる。
「ご挨拶遅れました 私 綾小路乃武と申します」
「まず1つ申し上げますと 俺はアホなんです」
「一振りで2人斬れる…つまり 一長一短だぁあああ!」
- 2024年9月21日の動画(久我虎徹)
久我からの推薦(鉄火場に慣れている顔の割れていない京極組構成員は彼しかいなかった為)もあり、マッド・カルテルの下部組織 苦魔悶に潜入した。
組織に溶け込んだある日、抜き打ちの視察に来たファビアンJr.に怪しまれるも例の天才的な聞き間違いによる頓珍漢な返答と嘘を付いていない目で、観察力に優れるファビアンをなんと天然で欺いた
その後、見せしめの粛清について情報を得るも聞き間違いはここでも発揮。
暗号解読は久我の役目となった。(その後、久我の頑張りにより鳳崎は現場へたどり着けた)
鳳崎が張り込んでいる中、綾小路は粛清の立ち合いをすることとなる。
「男 綾小路 ここで男を見せて男をあげてみせます」
ファビアンJr.「加瀬… 明日 貴凛町の埠頭だ 8時に来い」
「仮性 感じた キリンの 超キトウだ 8ジイコウイ」
- 2024年9月27日の動画(久我虎徹)
案の定、裏神とマッド・カルテルの戦いに巻き込まれた。
ダヴィッツが数的不利を覆す為に、苦魔悶構成員を脅して参戦させる。綾小路は聞き間違いで意味を理解出来なかったものの、場の雰囲気から正解に辿り着く。
相手はタンタン。加瀬と吉田はノールック射撃で返り討ちに遭うも綾小路は交わしながら接近。驚くタンタンに唐竹割りを浴びせて逃走する。
すぐにタンタンの追撃が来るも加瀬の加勢もあって、数か所の被弾で済んだ。途中裏神の増援が一名現れるも袈裟切りを浴びせて逃走した。
一見すると綾小路が大活躍した回のように見えるが、この時点での裏神は京極組と不戦協定を結んでいるため、実は綾小路は協定を破って裏神の幹部を攻撃し負傷させた挙句に構成員を一名殺害するという背信行為をやらかしたことになる。しかもタンタンに斬りかかる時にうっかり本名を漏らしているため、京極組のスパイであることを裏神側に感づかれた可能性がある。
ちなみに今回は綾小路の言い間違いに対し、ナレーションの久我が正しい言葉で補足するという小ネタが仕込まれている。
「攻撃こそ最大の攻撃」
タンタン「防御だろ」
「間違えたぁ!防御は最大の防御ぉおおおおお!」
「龍角散に逃げる」 ―綾小路は一目散に駆け出した―
- 2024年10月2日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
銃撃によって傷ついたものの、無事帰還。闇医者の元へ行くこととなった。
「現場にはダルメシアンに加えダルビッシュまでいました」
久我「ファビアン ダヴィッツか」
久我「とにかく闇医者へ行け」
「オンライン診療のほうがいいですか?」
久我「なわけあるか」
余談
京極組初の正統派の剣士?
裏神の下部組織へのカチコミ前へ日本刀の心得がある事を仙石と久我へ話していたのだが、その際に仙石は「日本刀の正統派はウチにはいない」という発言をしている。京極組では六車謙信は完全な我流だが久我の登場前に和中蒼一郎との一騎打ちで死亡した袈裟斬りの吉岡は八段を持つ有段者であった。一条康明は組に入る前に流派は不明であるが剣術を修めていた過去が判明しており、実際に日本刀での戦闘も行うので仙石の発言は矛盾している。もっとも吉岡は喧嘩剣術そのものであり一条は日本刀よりもロングナイフの二刀流を扱う事の方が多いこと、LEDライトなどの搦手も度々使用するためこのような発言をした可能性がある。
関連タグ
六車謙信、一条康明、袈裟斬りの吉岡 - 京極組における剣豪繋がり。
設楽紀明 - 比遊怒羅の初代ボスで元上司。使えないと判断すれば味方でも切り捨てる、相手との実力差を過信し命を落とす等、綾小路とは正反対の人物。
羽柴和成 - 愛天雄のトップの片割れ。自警団時代の綾小路と交流があった。
紅林二郎 - 現在は壱世学園高等学校の教師。愛天雄の一員として綾小路と共闘した。
武闘派狂人極道、天王寺組 - 前者の一部と後者の大多数がヒューマンバグ大学におけるコミカルな実力者達である。ただし、あちらは意図的なギャグなのに対して綾小路は天然ボケである。
犬飼鷹四郎、宮戸龍樹、赤坂祥太郎、茂木功志郎 - 綾小路と同じく半グレから更生した極道構成員たち。前者三人は綾小路と同じく京極組、後者は天羽組の構成員。
藤崎 - バグアカデミアに移籍した人物で佐竹博文と因縁がある。綾小路と同じ羅威刃の元構成員だが末端の構成員で現在はどの組織にも所属していない。
菊川 - こちらも羅威刃の元構成員。こちらは城ヶ崎政権の幹部だったが、京羅戦争前に紅林に敗北し御用となり収監。戦争後、離脱し悪徳病院の用心棒になっていたが、森川の件で取り立てに来た三門一郎太に瞬殺された。