俺の名前は三門一郎太。借りた金を返せねぇクズを追い込む ナツメ金融の社長だ。
公式サイトでの解説
本作の主人公。元殺し屋でナツメ金融の2代目社長。
「貸した金は鬼になってでも取り立てる」
「取り立てるべき相手から取り立てる」
この2つの掟を胸に債権を「取り立てるべき悪人」からあらゆる手を使い回収する。
裏社会の中でもトップレベルの戦闘力を持ち合わせ、闇金を営みながら父親の死の真相についても捜査している。
女性に耐性が全くないが、最近は克服すべくできる限りの努力している。
概要
ヒューマンバグ大学にて登場した、2023年5月3日から開幕した三門シリーズの主人公だが瓜生シリーズにも登場する。
ナツメ金融という、本人達いわく「闇金では無い」金融機関の2代目社長。提唱する借金の利子は十日で0.5割と同業他社よりも良心的だと謳っているが、一回でも返済が滞ればペナルティを課せられて十日で2割(トニ)となり、どのような手段を講じてでも必ず取り立てる。
質疑応答では債権取り立て代行も行い、悪人にはとんでもない利息で金を要求するため、結果として組織を破壊する。
下っ端がやらかそうが上まで取りに行く程の執念を持ち、他のヒューマンバグのキャラで例えるなら、「羅威刃の下がやらかせば城ヶ崎賢志から何十億取りに行く」という程の人物であることがうかがえる...と書かれていることから、闇金の中でも特に恐ろしい人物とされている。
登場開始直後は他シリーズの登場人物と共演することがなかったが、6月末以降は愛天雄や株式会社モーリー、武闘派極道組織、拷問ソムリエのメンバーと共演するなど徐々に活動範囲を広げている。
なお、公式ツイートによると兄者とも互角に渡り合った事がある。
2024年に入り三門シリーズは停滞しているが、瓜生シリーズの準レギュラー格にもなっている。
人物
容姿
ライトグレーの髪色をした短髪に精悍な顔立ちが特徴の青年。茶色のストライプ柄スーツに独特な柄の青緑色のシャツを着用し、金色のネックレスとピアスを身に付けている。
性格
飛んだ債務者はフルボッコにし血祭りにあげたり、過酷な金策に強制連行することはあれど、ナツメ金融の先代から教えられた二つのポリシーとして「貸した金は鬼になってでも取り立てる」「取り立てる相手を絶対に間違えずに、取り立てるべき相手から取り立てる」を信条とし、債務者の身辺を完璧に調べあげ本当に取り立てるべきは誰かを見定めている。
そういった信条ゆえに一日でも返済が遅れた債務者には容赦しないが、債務者が外道から金を騙し取られている、もしくは脅し取られているようなことがあった場合は話が別。その場合は
騙し散られた金を「被害者が外道に貸した債権」と見なしてターゲットを即座に外道に変更。「債権の買い取りと取り立て代行」という名目で外道から、ナツメ金融の借金の利子計算による巨額の利息込みで自身と債務者の分の金を回収する。
外道からの取り立ては本当に一切手段を選ばず、資産の差し押さえや押収は序の口、臓器を無理やり売らせる、マグロ・蟹漁船に乗せたりタコ部屋や風俗に売り飛ばす、外道を重度障碍者にするダメージを浴びせて障害者年金を搾り取る、挙句の果てには生命保険や海難保険を掛けて事故死させる等々と相手も相手とは言え制裁の仕方が『裏社会の災厄』と良い勝負である。
一方、天羽組の南雲梗平と同じく女性への免疫が無い。彼の場合はさらに巨乳の女性を見ると目がハートになり鼻血が止まらなくなる。このため株式会社モーリーの香鈴やさゆりと邂逅したらどうなるのかと言われていたが、一応社長としての威厳を保つために克服努力はしているようである。
が、さゆりのグラビア写真を見て鼻血を吹き、香鈴と対面した時には鼻血を出しながらメロンパンを食した。ただし、その女性が外道及び債務者であった場合はナツメ金融の面子には代えられないと言う理由から例外的に容赦の欠片もない鬼となる。
また、天王寺組の城戸丈一郎のような大の甘党である。これは(鵺の一族と同じく)暗殺者として修業や仕事に勤しんでいた時のおやつはおからだけと甘味類を一切禁じられていたほどスパルタな環境に身を置いていた反動である。
総じて、外道相手には一切容赦や情けを見せずに取り立て・制裁をしていく恐ろしさと弱者に真摯に寄り添っていく慈悲深さや誠実さを持ち合わせる人間味溢れた人柄を備えた人物と言える。
能力
元殺し屋(後述)ということで、殺し屋の強者率が高いヒューマンバグ大学世界において圧倒的な強さを誇り、かつては裏社会最強の暗殺者と恐れられた死龍すら「アサシンとしての性能は特級」と言わしめている。
忍者家系の暗殺者一族の麒麟児と言われるだけに、身体能力とセンスは恐ろしいほどに優れており、最も特筆すべきなのは、やり合う相手の立ち回りを完璧に読み切り対応していく順応性であり、それが殺し屋として知られる暗殺者一族が相手でも例外ではない。
かつて鵺一族の統領である兄者と互角に渡り合い、その後も紅林二郎・羽柴和成・伊武隼人らをあっさりいなし傭兵上がりの菊川を瞬殺するほどであり現在のところ伊集院茂夫同様劣勢に陥った描写すらない。一方、ビジネスパートナーであり元特殊警察上がりだった部南忠志とは初めて出会って殴り合った際は互角に殴り合った。
また、先代から引き継いだ闇金事業を継続させられているだけあり、闇金経営者としても優秀な部類だと思われる。
声優
天羽組の狂人兄貴たちを担当しているお馴染みの畑耕平氏であり、畑氏が現在ヒューマンバグ大学で展開しているシリーズで主役を担うのは初めてである。
過去
元々三門家は秋月家という貴族に仕える殺し屋の家系だったが、この秋月家は邪魔者を暗殺者の手で排除し、その暗殺者に対しても極度のパワハラを働く一族だった。そしてある日、経営状況の悪化を理由として、事情を一切考慮せず三門家は秋月家との契約を切られてしまう。(だがこれは表向きの理由であり、本当は母が病で亡くなった事と、一族の次世代が一郎太と彼の妹しか居なかった事が理由。)父はいきなり切り捨てられたことで秋月家に抗議していたが、秋月家の命令を受けた雷一族の万雷によって暗殺されてしまった。これにより一郎太と妹を始めとした一族は散り散りとなって別の道を歩むことになったが、一郎太は暗殺・戦闘術以外の技能を殆ど身に付ける機会に恵まれなかったため、表社会に全く適応できず職にありつけない日々を送っていた。そんな中、ナツメ金融の先代社長(現在は会長)と出会い、一郎太が金を持ってないと察した先代から50万を借りて、その際に先代から言われた金の使い方についてなどの言葉から、貰った50万を自分への投資に使い、空白だった腹を満たすための食費と就職のために必要なスーツの購入に使って、ナツメ金融に訪れ、社長の夏目に自身を雇ってもらうよう頼み込み、夏目は二つ返事でそれを了承して、ナツメ金融で働く事になった。約一年間夏目の元で経験を積んだところ昼寝をしたいという突飛な理由で先代がまさかの辞任、そして社長の座を譲り受けた。
因みに受付の大貫桃子や先述の部南とはその期間に出会っている。
家族
判明している家族は以下の通り。
- 父親
2024年5月1日の動画で、一郎太少年を鍛えていた過去が描かれた。
成長した一郎太に感動し、頭を撫でるという父親らしい一面も持ち合わせており、一郎太も自らの肉体を削って自身を育てた父親には並々ならぬ思いがある。
尚、先述の通り三門一族は長年子宝に恵まれなかったが、当人も「私は子宝に恵まれなかった」と独白しており、一郎太は跡継ぎとして拾った可能性がある。
- 妹
唯一、一郎太と同世代である三門一族。2024年5月1日の動画の回想で再登場したが、素顔は明かされなかった。
現在は消息不明。
活躍
初登場にしてシリーズ開幕回。
心臓病にかかった息子の治療のため、森川と言う女性に200万円貸す事になった。後に西山田病院の院長は患者の死を匂わせては法外な金額を要求しているばかりか護衛に半グレを付けていると言う外道な所業をしている事を突き止め、他の被害者が巻き上げられた証拠と金額を洗い出し、取り立てと粛清に乗り出す。西山田に33億3304万円の請求を突き出し、元羅威刃の幹部にして西山田と共謀して患者から金を巻き上げていた用心棒である菊川と戦闘になるも、瞬殺して見せる。西山田の固定資産の売却と内臓を売り出す事で十数億円捻出させ、足りない分はマグロ漁船で働かす事になった。
森川は院長に無駄に払っていたお金に、自身への手数料を抜いた一郎太が自身の計らいで利息を可能な限り付けた大金を受け取った事で、一流の高額医療を受ける事が叶った。
増井と言う脚に障害を持つ新規客にマッチングアプリ『めぐり愛』で出会った美咲と言う美女のために様々な理由でお金を使っていたが、女に疑問を持った事で詳しく調べた結果、彼女の正体は女だけで構成された半グレ集団『美杏花』のメンバーであり詐欺師だった(本名は『白井貴子』)。大貫桃子の潜入調査と雲雀町の情報屋・SETSUKOの調べで実態を知り、通算で1000万円も借金してなお信じようとする増井に現実と向き合うよう喝を入れる。
そして増井の1000万の債権を引き取り、取り立て相手を増井から美咲に変更し、相棒の部南と共にカチコミを仕掛ける。美咲に1000万の債権をトニで計算して出た金額である1億4300万円の請求を突き出し、突っぱねられるもあっさり制圧する。リーダーの女性も部南が一蹴し、加担していた構成員らの持っている全財産を没収し、構成員らを風俗島に売り飛ばした。
騙し取られた1000万は一郎太の手数料を抜いた分が増井に帰ってくる事になり、彼は前向きに生きていくのだった。
ナツメ金融は雲雀町を拠点にしていることがうりゅうのメロンパンの看板娘である投擲の香鈴とCODE-ELの仲間である金鳳智による説明で明らかになった。ちなみに雲雀町には伊集院とフェルナンドのコンビに断罪された藤代雅也の父が組長を務める「雲雀清瀧会」という極道組織が存在していたが現在も存在しているかは不明。
「史上最強のカタギ」紅林二郎と対決!?
三門シリーズ初のクロスオーバー回。
序盤、かつて紅林シリーズに登場した殿間が再登場。三門から踏み倒そうとしたため殿間に制裁を食らわせた。
その後、トップグラビアアイドルとして知られる田中葉月の願いで、事務所を辞めるための違約金300万円を貸して欲しいと言う依頼に現役の芸能人である事を担保に入れてまずは貸す。
しかし、その事務所は社長や真司と言うマネージャーを始め大半がヤクザ崩れでビタミン剤と偽って違法薬物を打ち込ませ、それを弱みに働かせる悪質極まりない悪徳事務所であった(中には精神的に追い詰められた女の子に秘密裏に保険をかけさせた上で自殺に追いやると言う悪辣極まりない所業も明かされた)。葉月には乳幼児の子供がいるものの、それは真司との間に生まれた子供であり、「反社の間に生まれた子供がいると知られたら大変だぞ」と脅されてもいた。
憤怒した三門は部南を連れて悪徳事務所に乗り込む。同タイミングで似たような依頼を受けていた正義の殴り屋集団「愛天雄」の紅林二郎と羽柴和成がカチコミを仕掛け次々と下衆共を倒す。紅林と羽柴の勢いが取り立て相手の社長やマネージャーを殺めんばかりだったために割って入りまずは羽柴をいなす。
しかし、紅林が敵と勘違いしたことで交戦しほぼ優勢で進めていたが、紅林のパワーとタフネスの凄まじさを心底感じ取った。最終的には部南の仲裁で互いに矛を収め、悪徳社長とマネージャーに葉月を嵌めて枕営業等の悪質な行いをさせたツケとして2264億4802万2574円と言う金額を請求した。これには紅林もドン引きし、羽柴も「払えるのは孫正義くらいだろ」とこちらもドン引いた。
当然払えるはずのない社長とマネージャーは財産は全部差し押さえ・臓器の売り飛ばし・海難保険に加入の上で命を絶ってもらう要求を行った。紅林と羽柴に思いっきり制裁を与えさせた上で最後は悪質極まりない社長とマネージャーを金に換え、取り立てた分は葉月が身体を張って稼いだお金として彼女に渡した。
最強のアサシンと殺し屋一族の麒麟児、邂逅の時
瓜生シリーズにゲスト出演。他シリーズにゲスト出演するのはこれが初めて。
女性アスリート選手を盗撮してマニアに売る下衆の所業を行う半グレ組織「泥困流帝(デコルテ)」に所属する田中を女性アスリート選手の菊川を陥れた罪として引っ捕らえるべくアジトに向かうと、最強のアサシン死龍こと瓜生龍臣と出会う。瓜生は常連客の莉子の親友である聖菜の仇討ちに来たようで、三門は債務者である田中から借金を取り立てるのが目的でありそれだけは譲れないと宣言し、二人でアジトに殴り込んだ。そして逃げようとする田中の喉輪を強引につかみ「2662万円」の取り立てを命じた。末端構成員でしかない田中は当然そんな金額を払えるわけもなく、内蔵を抜き取りドイツの炭鉱へ送られることとなった。泥困流帝を壊滅した後、田中を背負ってナツメ金融の金貸し宣伝をして瓜生と別れた。
因みに瓜生とはやはり殺しを生業にしてたこともあって互いの存在を知っていた。瓜生の方が年上だからか三門は終始敬語で話しており、死龍時代の冷酷無情な殺し屋だった頃の瓜生しか知らない事もあってか、厄介な相手に出くわしたと思ったのかどこか疎まし気な態度で接しており、そして瓜生がメロンパン屋をしていた事に驚きを隠せなかった。去り際に瓜生へ「お金に困ったら相談して欲しい」とさり気なく伝えている。
まさかの一触即発!?殺し屋一族の麒麟児 VS 獅子王組 鉄棒使いの豪傑
爆弾魔の指名手配犯として追われる中西と言う男に200万円を貸して欲しいと頼まれる。最初は指名手配されている人間として真っ当な仕事に就けない事を理由に断ろうとするも、中西から自分にかかっている懸賞金300万円を元手にする事を条件に金を貸した。この際、何か事情がある事を察して使う目的を見届ける事と警察が来たら自分が引き渡す事を条件に見守った結果、中西は一人娘の大学の学費に使うためにお金を借りていた事が判明する。同時に中西は山野井組と言う悪質な極道組織による組織的犯行による冤罪を掛けられていた事が判明し、取り立て相手を実行犯の佐々岡とその上司である山野井に変更する。
単独でカチコミを仕掛け、殺人未遂の慰謝料3000万円が半年前にかけられた事にトニの複利計算で7億9千万円を請求し、佐々岡を粛清した後に、組長である山野井にも取り立てようとする。しかし、花宝町でヤクをばら撒いた落とし前を付けるために乱入してきた獅子王組の伊武隼人との戦闘に雪崩れ込んでしまう。伊武のパワーとスピードに驚きつつもこれを回避しながら、山野井に金をキリ取らせるケジメを付けてから身柄を引き渡す事を条件に話をまとめさせる。最終的に山野井から臓器を抜き取り海難保険にかけた上で獅子王組に身柄を引き渡し(この時引き渡しに立ち会ったのは伊武の舎弟である阿蒜寛太)、佐々岡に至っては加えて遠洋漁業に出向かせている。
中西は警察の再調査で無罪が証明された上で逮捕されるリスクが無くなり、娘との生活を取り戻すのだった。また、山野井と佐々岡から搾り取ったお金の一部を中西に提供した。
まさかの遭遇!?殺し屋一族の麒麟児とアンデッドマン
ふと訪れた沙也加と言う少女に「たい焼きをいっぱい買いたい」と言う願いを叶えるために3000円だけ貸してやった後に、評判のたい焼き屋『天野屋』に桃子と赴く。購入して食べようとした矢先、ヒットマンによって、天野屋の店主に照準を向けられている事に気付き咄嗟に回避させる。しかし、たい焼きが落ちそうになったせいでダイブしたカタギにボウガンが不運にも頭に命中してしまう。
その相手が何と・・・あの佐竹博文だったのだ。
佐竹の無事を信じてしばらくして少女が月々の返済のために事務所へ赴いた際、『天野屋』のたい焼きも持ってきていた。更に6000円貸して欲しいと頼まれ、前の借金を返済していない事実や返済能力の低さから断ったものの、話を聞くと沙也加は『天野屋』の店主の娘であり、大手チェーンの『黒潮たい焼き』の社長である松岡によって父が暴力による圧力をかけられている事を知ったのだった。沙也加はライバル店が売り上げの低さで酷い目を見て、ナツメ金融にお金を借りて間接的に父を助けていた事が判明した。半年前に松岡は『天野屋』を傘下に入れようとしていたが断られ、追い抜かれる事を危惧して衛生面を疑わせるような嫌がらせをし始め、更には襲撃して店主を怪我させたのが真相だった。
全てを知った三門は天野から債権を引き受け松岡らへ部南を連れて取り立てを決行する。松岡と組んでいる組織にカチコミをし、金目の物を回収しながらあっさり制圧し、半年前から明確な嫌がらせを受けた日を目途にトニの複利計算で13億5144万円を請求し、グルの組長から金庫にある大金を取り立てる。松岡の醜聞も一蹴し、内臓を抜き取る形で約2000万円切り取った。
『黒潮たい焼き』は反社との繋がりが露見した事で倒産し、天野へ損失を補填するための大金を渡した。因みに佐竹は(「アンデッドマン」と言われているからか、)奇跡的に生存していた。
エルペタス戦争参戦?
プロ野球『横浜アローズ』の看板選手の一人であった山本から、自分のために頑張ってくれた母の難病を治療するために1000万円貸して欲しいと懇願される。当初は既に解雇されて無職である事を理由に断るも、解雇理由が八百長試合の申し出を持ち掛けた所属していたチームの先輩選手である田中やその父にして胴元のオーナーに歯向かったせいによる不当解雇だった事を知り、取り立てるべき相手をオーナーに移す。山本と師弟関係の監督からも裏を取って部南と共に乗り込む。護衛をあっさり葬って141億7604万円を取り立てる。山本曰く、「大谷翔平でもそこまでいきません」との事。(なお大谷は後に1015億円でロサンゼルス・ドジャースと10年契約した)
最終的には手付金3億円と60億円を搾り取り、山本自身を球団に戻す事とオーナーを降りる事を条件に彼を現役復帰させる流れになった。
その後、瓜生と再会。瓜生は株式会社モーリーの社長である毛利公平を連れてナツメ金融に来訪。瓜生からエルペタス戦争への参戦を持ち掛けられ、自分達家族を切り捨てた秋月家と接触するため、提携を持ち掛けられる。
そして三門やナツメ金融は、とんでもない戦火へと巻き込まれていく。
余談だが紅林と渋谷大智が激突した回では実在のプロ野球チームの名前が登場したがにこの回は架空の球団になっている。名前からして恐らく、『横浜ベイスターズ』がモチーフと思われる。また球団が複数回の勝負操作事件に関与していた点はネクセン・ヒーローズ、チームが違法賭博を隠蔽していた点はNCダイノス、球団が暴力団と関係を持っていた点は米迪亜ティー・レックスがそれぞれモデルと思われる。
裏社会の災厄と殺し屋一族の麒麟児 相対の瞬間
- 2023年11月22日の動画(伊集院茂夫)
伊集院シリーズにゲスト出演。
鰐淵という男が率いる外道半グレ組織の下っ端が金を借りては踏み倒したので鰐淵自身から回収するたむに鰐淵のアジトへ乗り込もうとした。その時、別件で鰐淵を捕獲しに来た伊集院茂夫や流川隆雄と鉢合わせ。
ピりついた空気になりかけるも、最終的に三門は伊集院に鰐淵を譲り(勿論海難保険を掛ける事は忘れずに)、自身は子分たちと取り巻きの女たちから取り立てることにした。
去り際に「鰐淵の内臓が無事だったら連絡下さい」と言い残し、子分たちと女を連れて別れた。そんな一郎太の姿を伊集院は「奇妙な男だ」と評した。
なお鰐淵は伊集院の拷問で原形が残らない程グチャグチャになってしまったので、結局連絡は入らなかったと思われる。
再び巡る悪しき因縁。エルペタス戦争へ……
- 2023年12月4日の動画(瓜生龍臣→三門一郎太)
後半部で主人公を務めた。瓜生や毛利からエルペタス打倒のために協力して欲しいと持ち掛けられるが、本音では自身の一族を滅茶苦茶にした秋月家と関わりたくなかったため首を縦に振らなかった。
瓜生と別れた後、エルペタスに殺害された美濃高嗣の妻がナツメ金融に訪れる。彼女から融資を申し出された際、美濃の家族が経営していたレジャー施設のウォータースライダーが悪意のある人間の手によって事故を誘発され、重傷者7名を出してしまった事によって炎上し経営破綻に追い込まれたと聞かされる。同時に美濃の不審死と聞いた話から何か繋がりがある事を悟り、慰謝料を払って償いたい想いを美濃の妻から聞いた事で融資を決めた。
この時、三門は気付いていなかった。過去の悪しき因縁が音も無く巡って来ている事を。
- 2024年4月27日の動画(瓜生龍臣)
年頭動画を含めても2024年度初登場。美濃のレジャー施設の件で秋月家現当主の秋月秀一に対し取り立てに動き、共闘した瓜生・智也・金鳳智と共に秋月の別荘に乗り込み雷一族と激突した。
- 2024年5月1日の動画(瓜生龍臣)
瓜生と共に別荘内に乗り込み万雷と対決。万雷が父である当主を殺害したことを自慢すると、それまでにない悍しい表情を見せる。最終的には万雷に徹底的に叩きのめした。なお、雷一族は三門の動向を調べておりナツメ金融の社長であることを知っていたことも明かされた。
三門家と秋月家の因縁、終焉の時…
- 2024年5月11日の動画(瓜生龍臣)
万雷との決着後、紫電を担ぎ込んだ瓜生と再開。「万雷は死んだのか」と尋ねられまだ生きてると返答。(もっとも、その理由が理由なため瓜生にツッコまれたが。)
その後紫電を通りすがりの雷一族の者に任せ、瓜生と2人で秋月秀一に接触。戯言を抜かす秀一を瓜生が殴り飛ばした後に詰め寄り、金を取り立てようとする。
秀一「三門一族め…。一時は養ってやった恩義を忘れてよくもこんな…ごえええ!」
「どの口が言ってんだ…記憶障害かこの野郎…」
「自分の都合で切っておいて、金は死ぬほどあるくせに貸しもせず…、挙句の果てに「恩義を忘れたのか」だと?」
秀一「フゴゴゴゴゴ!」
「お前はどんな感性で生きてんだ。」
なおも口汚く罵り、挙句自分の所業を棚に上げて「恩義を忘れたのか」と恩義せがましく宣う秀一を上記の言葉と共に鼻フックで一閃。
その後美濃議員殺しとレジャー施設の破壊工作の件で詰め寄り、その理由を秋月家が経営するレジャー施設の競合潰しということを突き詰める。そしてその被害の債券6162億8086万2983円を提示しさらに詰め寄る。
秀一は尚も「勝手に言ってるだけ」と悪びれず宣うが、そんなことも通じず逆に彼の顔に殴打の嵐をお見舞いし、指2本をへし折った上で「資産と株を全部売り払え」と要求。
ここまでされても秀一は「そんなことできるわけ…」と言いかけるが…、
「6162億と天秤にかかるのはテメエの命だ…」
「ある金は全部出すしかねえんだよ」
と凄まじい圧をかけ、彼の心を完全にへし折った上で連行。
その後秀一は報道で「ギャンブルに使った」として横領名目で逮捕されたことから、全額払わせた模様。
こうして、敬愛する父親を殺され、一族を破滅させられた過去の因縁に自ら決着をつけ、秋月家に引導を渡したのであった。
そしてこの時を以て、株式会社モーリーとの同盟は解消となった。
その後、うりゅうのメロンパンでメロンパンを食べ、鼻血を出しながらアホになるという色んな意味で凄まじい形相を見せた。
アホ面の原因は言わずもがなだが、鼻血の原因は恐らくバストが豊満である彼女だろう。
「メロンパンいくらでも買うぅう!」
香鈴「この人本当に優秀なアサシンなの?」
瓜生「うぅん、違うかも」
- 2024年6月1日の動画(瓜生龍臣)
紫電と万雷の回想に登場し、普段の三門からは想像もつかない位の好条件で、わらび餅屋を開業する資金を融資していた。これは自身も先代社長の夏目に助けられてカタギになったことから雷一族にもそうなって欲しかったからだと思われる(因縁深き秋月家から6162億円も取り立てた事による莫大な純資金が出来た事も加味してだが)。
そんな三門に瓜生は「いいとこあるじゃねえか」と関心していた。
「秋月の取り立てでかなり儲けが出た これで手に職つけろ」
万雷「三門さん ありがたい」
余談
「外道相手に凄まじい(キリトリと言う名の)制裁」をする点は伊集院と共通しているが、大きな相違点があるとすれば、外道に被害者を直接会わせようとしているかどうかである。
伊集院は(余程の特例がなければ)外道を被害者やその遺族もしくは関係者に会わせる事を徹底的に拒む一方、三門は直接被害者を外道に会わせている。他にも伊集院は(よほどの例外を除いて)外道は必ず殺しているのに対し、三門はお金を稼がせるために短かれ長かれ生かしてやるところも相違点である。もっとも三門のパターンで被害者が外道を許したパターンは一つも無く、それが被害者を前向きにさせていく要因になっている。伊集院も依頼完了時は大体電話で済ませるが、時には直接報告に向かう事もある。
関連タグ
南雲梗平:羽王戦争で殉職した天羽組の武闘派狂人極道。女性に対して弱い点が共通。ちなみに三門は女性が外道であれば容赦ないが、南雲は外道でも甘いところがあった。逆に知り合いの女性を傷付けたられたりした場合は南雲のほうが(物理的に)より過激な仕返しをしている。
飛田新治:バグ大から姉妹チャンネルであるバグアカデミアに移籍した飛田シリーズの主人公で三門とは佐竹と面識がある点でも同じ。女好きという点に関しては三門や南雲に佐古大和らと共通だがこちらは風俗に特化している。
銀田栄山、銀田栄角:現職国会議員の兄とCODE-ELの元トップだった弟。二人とも三門の主だった秋月家と因縁がある。兄の栄山は栄角の死後、エルペタス(及び雷一族)に命を狙われた。
兄者、智也:こちらは銀田家に代々仕えた鵺の一族の人物で兄は栄山の側近、弟は栄角の元側近。兄は三門と激戦したことがある。弟については動機は違うが代々の主家から離反した点、兄者・紅林二郎・雷一族の人物と戦い伊集院と邂逅した経験があることが三門と共通する。
伊集院茂夫:裏社会で恐れられている日本の拷問ソムリエ。父親が暗殺者に殺害された点は三門、御前に近い勢力に狙われた点は栄山と同じ。
雷一族:現在の秋月家のお抱え殺し屋一族。統領は紫電。幹部の万雷は三門の父親や美濃高嗣の死に関与していた。
ある意味では因縁の相手であったが、彼らも秋月家(の秀一)に命令されてやっていたことを理解していたので、のちにカタギになる際にはそのための資金を融資してやっている。
槙野大河:別チャンネルの闇金。三門は十日で2割(トニ)の金利(返済が一回でも遅れた場合)なのに対し、こちらは十日で1割(トイチ)で幾分かはマシ。