ピクシブ百科事典

サンジ

さんじ

サンジとは、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』の登場人物である。
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「おれの名はサンジ 海の一流料理人(コック)だ」
「裏稼業ならお互い様だ おれはコックで 海賊だからな」

「お前にできねェ事はおれがやる。おれにできねェ事をお前がやれ!!!」

逃げる気もねェし… 殺される気もねェし… 許す気もねェ……!!!
口に気を付けろ… おれは怒りで… ヒートアップするクチだ…!!!

プロフィール

所属オービット号・コック見習い→バラティエ・副料理長→麦わらの一味・コック
異名黒足のサンジ
本名ヴィンスモーク・サンジ
懸賞金7700万ベリー(エニエスロビー戦役後)→1億7700万ベリー(ドフラミンゴ討伐後)→3億3000万ベリー(万国脱出後)
誕生日3月2日(3=さん、2=じ)
年齢19歳→21歳
身長177cm→180cm
出身北の海
覇気武装色、見聞色
伝説の海「オールブルー」を見つけること
好きな食べ物辛口海鮮パスタ紅茶に合う物
苦手な食べ物蒟蒻(栄養ないから)
イメージ動物アヒル
イメージナンバー05、32(サンジ)、59(コック)
イメージカラー
イメージマーク
サンジ 海賊旗
後ろの骨がフォークとナイフ、左上に渦巻き眉毛があるコック帽をかぶったガイコツ
イメージ国フランス
イメージの花(ロビン談)デルフィニューム
家族に例えると次男(不良)
ニオイタバコと海の幸のニオイ
弱点女性に甘い(加えて、新世界編では免疫がなくなるが現在は解消された)、気味悪い系のが苦手。
CV平田広明大谷育江(幼少期)


概要

海賊「麦わらの一味」のクルー(船員)の一人で、主人公ルフィの4人目の仲間。
役職は「コック(料理人)」だが、強靭な足技の使い手でもあり、船長のルフィ、剣士のゾロと並び、白兵戦における一味の主力とも呼ぶべき存在。

素行が悪くナンパな性格だが、その内面は義理堅く人情味に溢れ、仲間からは「人一倍優しい」とまで評される。料理や食べ物に対する探究心やこだわりも強く、これらを侮辱する行為には容赦をしない激情家としての側面も持つ。

コックとしての腕前も折り紙付きで、一味に入る前は東の海で人気の海上レストラン「バラティエ」で副料理長を任されていた。とある経緯から、ルフィがバラティエにてタダ働きをすることになった際に一味と邂逅し、その料理の腕と人の良さを気に入ったルフィから勧誘を受ける。当初はオーナー兼料理長のゼフへの大恩を理由に断っていたが、レストラン(船)を奪おうと攻め込んできた首領・クリーク率いるクリーク海賊団との戦い後、サンジのとある“夢”を知るゼフやレストランの仲間たちに促されるかたちで麦わらの一味に加わることを決意した。

人物

髪は金髪。前髪を長く伸ばし、左目(第2部以降は右目)を隠している
眉毛は右は眉尻が、左は眉頭がそれぞれ渦状にカールを描いており、これは後述する彼の母や姉弟たちに共通する身体的特徴となっている。
また、薄っすらと顎髭を蓄えており、第2部では口髭も生やすようになった。

基本的に黒いダブルスーツに黒革靴を履いたフォーマルな出で立ちを好み、バラティエでのウェイター兼任の経験もあってか物腰柔らかな振る舞いもみせている。場面によってはノーネクタイやジャケット無しの半袖といった比較的ラフな出で立ちから、アロハシャツやパーカーなど様々な衣類を着用しているが、下半身はスラックスと革靴で一貫している。

コックという役職柄か、身だしなみや清潔感に気を使っており、麦わらの一味の男性陣の中では唯一毎日風呂に入る。

普段の性格は基本的には冷静であり、女性さえ絡まなければ一味の中でもかなりの常識人。
ぶっきらぼうなゾロとは違い、女性(レディ)には紳士的に接し、あからさまにサービス旺盛になる。対して男性(およびオバサンや老婆やガキンチョ。ただし女性の場合は男性よりはそれでもかなりマシ)には無愛想な態度をとっており、初対面の頃のウソップやゾロからは「わかりやすいヤツ」と些か呆れられていた。しかし、こうした態度をとりつつも心根は老若男女問わず別け隔てなく配慮を怠らない心優しい性格の持ち主である。ただし、凶悪な敵やマナーの悪い相手、とくに(後述する過去の経験から)料理を侮辱する相手にはたとえ客や子供であろうと容赦をしない。同時に、非常に仲間想いでもあり、恩人であるゼフや一味の仲間たちへの侮辱に対して怒りを顕にする場面もみられた。

一人称は「おれ」。
ゼフをはじめ、海賊や荒くれ者あがりのコックたちだらけの環境で育ったためか口が悪く、普段は不良のようなスレた口調で話す。口癖として「クソ○○」という表現をよく用いるが、これは単純に対象を蔑む意味合いだけではなく「ものすごく○○ / 全然○○」というニュアンスでも頻繁に使用している。

意外とノリが良く、ボケもツッコミも両方できるタイプ。
性クルーもしくはウソップが絡むとボケ役に回りやすく、逆にウソップ以外の男性クルーが絡むとツッコミ役に回る場合が多い。またルフィやチョッパーほどではないが男のロマンにも理解があり、ときには一緒になって盛り上がる姿を見せている。ロングリングロングランドでは、フォクシーとの対決でアフロヘアーになったルフィに対して、そのセンスを純粋に評価しナミから困惑されていた。

口汚い言動とは裏腹に人一倍仲間を大事に思っており、目の前で誰かが危機に晒されている場合、自己犠牲的な行動に出ることが多い。実際、こうした行動でナミやウソップは幾度となく危機から救われているが、あまりにも我が身を省みないことから、ときにはルフィから怒鳴られたりゾロに力尽くで止められたりした事もあった。しかし、現在でもこれを改めている様子はない。
また、こうした優しさはときに厳しさとして現れることもあり、ウォーターセブンメリー号の進退についてルフィとウソップが口論した際、ルフィが売り言葉に買い言葉で危うくウソップに「一味を降りろ」と言いかけた際には怒りの蹴りで言葉を遮り、「てめェ今なに言おうとしたんだ!!!滅多な事口にするもんじゃねェぞ!!!頭冷やせ!!!」とルフィを叱り飛ばしている。また、その後のルフィとの決闘で敗北し倒れたウソップを治療しようとするチョッパーを「“決闘”に敗けてその上、同情された男がどれだけ惨めな気持ちになるか考えろ!!!」と荒々しく制止した。

その(表立って)軟派な性格から、徹底的な硬派で皮肉屋なゾロとは相性が悪く、普段は「クソマリモ」「アホコック」などと罵り合って喧嘩ばかりしている。因みに現状、原作ではゾロから本名で呼ばれた事が一度として無い
しかし実力は互いに認め合っており、いざとなれば絶妙なコンビネーションを見せる。

料理人としての夢と矜持

東西南北すべての海の食材が集まるという幻の海『オールブルー』を発見することが幼いころからの夢であり、同時にゼフから恩を受けるきっかけともなった(ゼフもまたオールブルーを追いかけて海賊となり、『偉大なる航路』でその可能性を見出していた。)

食べ物がなく飢えて死にかけたこと、そこから恩人ゼフのおかげで生き延びた過去を持つ為、レストランの客であろうと仲間であろうと、「食べ物を粗末にすることは許さない」「食べたい人には食わせてやる」という信条を持つ。
加えて、自分の料理を夢中で頬張る様を見るのが何よりも大好きな生粋の料理人であるため、例え相手が食事によって元気を取り戻せば敵になると分かっていても、そもそも救いようのない悪党であろうとも「食べたい」と言うのなら一切迷わず食事を提供する。
当然その際の料理に手を抜く事は無く、毒を盛るなど以ての外。さらにはより美味しく見せるために盛り付けにも徹底的にこだわる。「食いてェ奴には食わせてやる!!! コックってのはそれでいいんじゃねェのか!!!!」とは本人の弁。

登場時点ですでに一流料理人だが、仲間たちを元気づけるための料理技術の向上には余念がなく、行く先々で様々な調理法や食材の研究に勤しんでいる。TVアニメ版では彼のこうした心情に答えてか、オリジナルエピソードでは料理絡みのエピソードに事欠かない。カマバッカ王国ではニューカマー達のもつ圧倒的な生命力・活力(バイタリティ)に圧倒され、その理由の一つが料理であると知ると、仲間達のために学び尽くすことを誓っている。

女性への態度と騎士道精神

大変な女好きで、行き着いた町にしばらく滞在する際は空いた時間には透かさずナンパに出かけている。それこそ美女を前にすれば、目をハートにして鼻の下を伸ばし、腰から下をハリケーンのようにうねらせながら大はしゃぎして悦び、ひどいときには鼻血を噴出してその浮力で空を舞ってみせるほど

そのため、日頃からナミを『ナミさん』、ロビンを『ロビンちゃん』と愛着を込めて呼称し、ほかの仲間より愛想良く振る舞っている。危機的状況で点呼しようとした際には男性陣のことをすっかり忘れて勘定に入れず、ウソップとチョッパーから泣きつかれてたこともあった。
美女であれば種族を問わず、魚人島の人魚たちやパンクハザードで出会ったハーピーモネ、半獣人のミンク族など様々な種族に好意を示している。

同時にかなりのスケベでもあり、ヴァイオレットから頭の中の考えを覗かれた際には「ふしだらな! こんなピンク一色の頭見たことが無い!!」とドン引きされたほど。ただし、流石にブルックのように大っぴらにセクハラを働くことは極めて少なく、あくまでも紳士的に接している(それでも節目節目では勝利やそれにつながる進展を喜び合うドサクサに紛れて相手に抱き着こうとすることもしばしば。アラバスタ王国では城の大浴場で女湯覗きも率先して提案している)。
一体いつからこうだったのかは不明だが、子供のころからスケスケの実の存在を知ってあらゆる(自主規制)について考えていたらしいことから、スケベなのは生来で相当なスキモノと見受けられる。

しかし、単にエロ野郎と言うわけではなく、『レディファースト』が信条であり、たとえ敵であろうと女性は絶対に蹴らない(手を上げない)ことをモットーとしている。相手側の攻撃を足技で受け止めるくらいならセーフだが、自ら放った技を直撃させることは絶対に無い。
その他にも「女の嘘は許すのが男」「女の涙は疑わない」など女性に対する紳士的な姿勢が随所に見られる。しかし、これが原因でまんまと相手の術中にハメられたり敗北を喫したこともある。
この騎士道はゼフの影響によるもので、少年時代、こだわりは無く「(ゼフのコックに対する蹴りを含む厳しい指導と、女性コックを雇わないことに対して)必要があれば女を蹴ればいい」と語っていた。
作者いわく「ゼフに叩き込まれたため、正確には「蹴らない」のではなく「蹴れない」」とのこと。ゼフは一応前者だが、サンジの場合は体に染みついていることと実の父親同然の人の教えを裏切ることができないという考えからである。

バーソロミュー・くまによって飛ばされたカマバッカ王国は、女好きのサンジにとってはまさに「地獄」であったようで、作中および扉絵でのカットシーンでは、島民であるオカマたちの執拗な追走を受けてこれまでにない恐怖で表情を歪ませていた。最終的には彼女(?)たちに追い詰められ、一時はオカマの仲間入りをしたことすらあった(その後、新聞でマリンフォード頂上戦争の一部始終を知り正気を取り戻した模様)。
以降の2年間はこのカマバッカ王国で修行の日々を送ることになるが、その反動か、2年後になると女好きに拍車がかかり、むしろ女性に飢えている領域にまで悪化した。第2部のスタート地点であるシャボンディ諸島での彼の一部の行動はまさに変態のそれであった。そんな性分なので一味と再会後、ルフィが(同じくくまの能力で)女ヶ島に飛ばされていた事実を知ると、言葉にならない怒りをぶつけていた。

くわえて女性への免疫もひどく低下しており、2年でよりダイナマイトになったナミやロビンを前にして大量の鼻血を噴出して卒倒しており、魚人島でも美しい人魚たちを前にこれを繰り返し一時は出血多量による生命の危険すら伴うハンデと化していたが、『魚人島編』にてめでたく(?)解消された。

愛煙家

かなりの愛煙家でもあり、作中で煙草をくわえる姿はほぼお馴染みとなっている。ゼフに「チビナス」呼ばわりされるのを嫌い、少しでも大人っぽくなろうとしたことが切っ掛けで吸い始めたため、喫煙歴は年齢の割に非常に長い。

麦わらの一味で煙草を吸っているのはサンジだけしかいない(STRONGWORLDではブルックが2カットのみ煙草を吸っているシーンがあり、扉絵などでサンジ以外が喫煙しているシーンが書かれたことはある)。ちなみにサンジが愛飲している煙草『デス・ライト』は実在する銘柄である。
なお、海外でアニメが放送される際に『子供向け番組に喫煙は好ましくない』という理由から、海外では煙草ではなく棒付きキャンディを舐めている設定に変わっている。

激情家

一味の中でも随一の激情家という一面も持っている。特に騎士道精神や料理人としてのプライド、そして仲間を侮辱される事を極度に嫌い、これらについて刺激されると怒りを露わにし、より容赦の無い蹴りで徹底的に相手を叩きのめす。

敵に対して麦わらの一味の面々は、どんな相手であれ個人に向けて「倒す」「ぶっ飛ばす」とは言っても(ギャグシーンを除いて)「殺す」という言葉を使う事は滅多に無いが、原作のサンジは一度だけ、愛しい女性を泣かせる敵に向かって「てめェはブッ殺してやる!!!!」と本気で言い放った事がある(アニメ版(レギュラー放送)では若干セリフに修正が入った。エピソードオブナミでは、ストレートに言っている)。それ以外では「三枚におろすぞ!」など、料理に絡めた殺し文句も使用している。

頭脳派

上記のような感情的な側面や、いつもの(とくに女性絡みの)言動がアレなためかアホ扱いされることもしばしばあるが、女が絡まなければクロコダイルから突然かかってきた電話にアドリブで答えたり、箱舟マクシム内部での破壊活動を成功させたり、正義の門を閉じて海軍の動きを封じたりと、状況分析とそれに対する咄嗟の起点が利き、かなり頭の回転が速いことがうかがえる。

また、他の仲間が気付いていない作戦の穴や状況の流れなどにも気付きやすく、作戦を優位に進められるようにあえて単独で行動する場面も多い。

…それでも上述の熱くなりやすい性分からか、ギャグシーンではルフィやゾロたちと揃って後先考えず大暴れしたり、ゾロの安い挑発を買って大喧嘩したりすることもしょっちゅうである。

不幸体質?

上述の通り、整った容貌や戦闘員・料理人の腕前、キザな態度の裏にある人情味なども相まって作中でも特に人気の高いキャラクターである一方で、後述される波乱万丈な半生もさることながら、本編中においても初の手配書がブサイクな似顔絵にされたり、それをキッカケにそっくりさん?に因縁をつけられたり(当然ながらサンジ本人には全く非がない)、大勢のオカマたちに2年近く追い回されたり…などなど、そのキャラクターに反して損な役割を担ってしまうことが多々あり、ファンからは慰労の言葉を向けられることも少なくない。

魚人島では、美しい人魚の女性たちから一緒に遊ぶように誘われた際、本来の彼なら一喜一憂しそうな状況にありながら「こんな幸せあるわけねぇ…おれはきっと今日死んでんだ」と極めてネガティブな発言を漏らして落涙する姿までみせたことがある。どうか強く生きてほしい。

戦闘能力

麦わらの一味の中では唯一、悪魔の実の能力も武器も使わない。また、コックの命とも言える手を戦闘で傷付けるわけにはいかないとして、戦闘は全て足技のみでこなす。
サンジの師父であるゼフもかつて“偉大なる航路”を旅し、その足技で「赫足(あかあし)のゼフ」という異名を馳せた大海賊だったことから、料理人としてだけでなく、足技使いの戦士としての技能や、前述の女性に対する扱いなどの精神哲学もゼフから伝授されたものと思われる。

その強靭無比な脚力から繰り出される蹴りは、自身の何倍もの巨体を誇る海獣を軽々と打ち上げるほどであり、作中登場時点の段階で、ゲーセンの打撃力測定マシンで実験したら店の外まで吹っ飛ぶとのこと(作者・談)。また、短編映画の『夢のサッカー王!』では、サッカーボールが偉大なる航路を通過して、惑星を1周するほどの蹴りを放っている。
一撃でも相当重い蹴りだが、それを流れるような動きで続けざまに相手の全身に叩き込み、最後の一撃で盛大に蹴り飛ばすのが得意戦法にして必勝パターン。

料理人ながら、ルフィやゾロとともに一味の主力を務めている。指名手配されてからは、奇しくも恩師ゼフの「赫足」に類同した黒足(くろあし)の二つ名で知られるようになる。

また、こうした強靭な脚力は仲間との連携でも活躍しており、相手を脚に乗せた状態で蹴り上げれば、さながらロケットのごとく天高く大ジャンプさせることも可能で、アラバスタ王国の時計台やデービーバックファイトでは作戦の成功に大きく貢献している。

上述通り、武器を使って戦うことは滅多にないが、ウイスキーピークでは船に侵入してきた敵幹部に拳銃を向けたことがある(もっとも、威嚇目的で引き金を引くことはなかったが)。またコックという役職柄、料理人の魂である包丁を武器にすること、ましてや人を傷付けることは、サンジにとっては女性を直接攻撃することと同等以上の禁忌であるが、戦場が「厨房」であり敵が「食材」であれば話は別で、そういった状況ならば両手に包丁を持って華麗な“プロの庖丁捌き”を披露する。エニエス・ロビーへ向かう海列車の食堂車両では、拳法家のワンゼの使うラーメンを尽く切り裂いた上に丁寧に器に盛り付けてみせた。

エニエス・ロビー以降では自らの足を回転による摩擦で発熱させ、各攻撃を強化する戦法悪魔風脚」(ディアブルジャンブ)を主戦力としている。

新世界編からは修行により、悪魔風脚」(ディアブルジャンブ)の扱いもさらにうまくなり、海中だろうと空中だろうと、瞬間的に発動させる事ができるようになり、速攻性が増した。
そればかりか、二年間の地獄の日々を想い返すことで全身に怒りの炎を纏うというメラメラの実能力もビックリのトンデモ技を体得している(ちなみにルフィやカタクリもゴムや餅でありながら炎に纏わる技を普通に繰り出している)。

万国での戦いの後、ジェルマ66ヴィンスモーク・ニジから(ルフィを介して)身体能力を強化する自分専用のレイドスーツが託されていたが、ジェルマを忌避するサンジは使うつもりもなくこれを捨てようとし、ルフィやチョッパーに懇願されてとりあえず保持するだけにとどまった(やはり実力者としてトリッキー過ぎた戦いは好んでいない様子)。
そして・・・

覇気

ルフィやゾロと同様に覇気を会得。特にサンジは3人の中でも見聞色の覇気に長けており、自分を狙う敵の索敵や攻撃の先読みによる回避もうまい。なお、武装色の覇気は身体を硬化させるところまで熟練されているのかは不明。

六式

六式の一部を疑似的に再現している。時と場所を選ばず、女性や仲間のピンチには真っ先に駆け付ける。

  • 月歩
魚人に匹敵するスピードで水中を移動する「海歩行(ブルーウォーク)」、CP9の「月歩」と同じ要領で空を蹴って宙に浮いて飛行さえも可能にする「空中歩行(スカイウォーク)」を体得しており、2年後の現在は一味随一の機動力を誇る

他にもルフィ同様に「剃」と似た速度で動くことも可能になっている。実際にホールケーキアイランド編ではサンジはオーブンに追われるシフォンとんでもない速度で救出した(オーブンには速度をある程度視認されていた様子)。

技名には料理や調理法、レストランなどに関連する単語を用いたものが多い。
大まかな技の形態によって技名に一種の法則性があり、相手を強く蹴り飛ばす”シュート”系、連撃の締めやトドメの一撃として繰り出される”ショット”系、上空や天井へ向けて鋭く蹴り上げる”フリット”系、”悪魔風脚”を併用した”ストライク”系などの技がメインとなる。しかし、このような形体にとらわれない独自的な技も多い。

首肉(コリエ)シュート
相手の首を狙い、強烈に蹴り込んで吹っ飛ばす。
基本攻撃としてよく使われる”シュート”系の技で、その中でも最も使用頻度が高い。原作でサンジが最初に技として披露したのもこれ。
”首肉”は他にも”首肉フリット”や”首肉ストライク”などのバリエーションも披露している。

羊肉(ムートン)ショット
羊肉の部位である”首肉(コリエ)”、”肩肉(エポール)”、”背肉(コートレット)”、”鞍下肉(セル)”、”胸肉(ポワトリーヌ)”、”もも肉(ジゴー)”を人体に当てはめ、各部位に素早く強烈な蹴りを叩き込む。そして、とどめにソバット(後ろ蹴り)で相手を吹き飛ばす。
原作で初めて披露された”ショット”系の技であり、サンジの代名詞とも言える技の一つであるが、実は原作においては意外と使用回数が少ない。

受付(レセプション)
相手の後頭部などに足を引っかけ、そのまま引き倒して顔面から地面に叩き付ける。
サンジは「戦闘において手は使わない」ため、一部のゲーム作品ではこの技が「投げ技」として登用されている。

空軍(アルメ・ド・レール)○○シュート
自分の足をカタパルト代わりにして仲間などを射出する連携用の”シュート”。
技名の○○は射出する人物などによって変化する(例えばルフィに足を掴ませ、”ゴムゴムのロケット”に合わせて回転を加えながら撃ち出す技は”空軍・ゴムシュート”)。ゲーム作品では”空軍シュート”として単体の攻撃技として登用されている場合もある。

反行儀(アンチマナー)キックコース
渾身の力を込めた必殺の蹴り上げ。
バナナワニや「魚巨人」であるビッグパン、果ては巨人族の数倍の体躯を誇る魔人オーズをも宙に浮かせるほどの壮絶な威力を誇る。
食事中は極力音を立てません様に

仔牛肉(ヴォー)ショット
仔牛肉の部位である”肩ロース(バース・コート)”、”腰肉(ロンジュ)”、”後バラ肉(タンドロン)”、”腹肉(フランシェ)”、”上部もも肉(カジ)”、”尾肉(クー)”、”もも肉(キュイソー)”、”すね肉(ジャレ)”を人体に当てはめ、各部位に素早く強烈な蹴りを叩き込む。そして、最後の一撃を叩き込んで盛大に相手を吹き飛ばす”ショット”系の技。
最後の一撃は飛び蹴りだったり後ろ蹴りだったり一定していない。ゲーム作品などでは基本的に”すね肉”で打ち上げた相手に追撃する形で飛び蹴りを見舞う場合が多い。グラバト!シリーズではサンジ最強の技として定番だったが、バーニングブラッドではまさかの通常技となった(ちなみに同じくグラバトで常連だった羊肉ショットも固有技として登場している)


粗砕(コンカッセ)
体を縦に高速回転させ、その勢いを利用して踵を相手に叩き付ける。
その一撃は六式の一つである”鉄塊”でも完全にはダメージを殺しきれないほど重い。基本は空中から繰り出されるが、地上で手を軸に回転して同等の威力を放つことも可能。

三級挽き肉(トロワジェムアッシ)
両足を使って相手の一点に向けて集中的に蹴りを放つ。
威力が上がるにつれて”二級挽き肉(ドゥジェムアッシ)””一級挽き肉(プルミエール・アッシ)””最上級挽き肉(エクストラアッシ)”と名称が変わる。

パーティーテーブルキックコース
地面などについた手を軸に開脚しながら横回転し、周囲の相手を纏めて蹴り払う。
ちなみに原作での初登場時の戦闘や初期のアニメのOPで、サンジは「逆立ちしながら回転して周囲を蹴り払う」攻撃を繰り出していたが、長らくこの技の名称は不明であった。しかしこの技が登場してからは”あの技”もこのパーティーテーブルキックコースだったのではないかという意見が有力視されている。これについては原作で明言されているわけではないが、近年のゲーム作品などでは同様のモーションの攻撃技の名称が「パーティーテーブルキックコース」となっている場合が多い。

串焼き(ブロシェット)
空中で体を捻りながら開脚し、真下に居る相手を踏み潰すような蹴りを捻じ込む。
まともに喰らうと骨格が曲がりかねないほどの威力を誇る。

揚げ物盛り合わせ(フリットアソルティ)
”フリット”を連射して対象を纏めて蹴り上げる。
天井の低い場所で使えば、相手を天井に叩き付けて追加ダメージを見舞える。場合によっては相手が天井に突き刺さる事も。

皮剥作業(エプリュシャージュ)
両手の包丁で相手の装甲をタマネギのように切り分け、引き剥がす。
ワンゼ戦にて”麺ズ正装スーツ”を破るために使用した料理用の技で、本来なら戦闘で使う技ではない。

整形(パラージュ)ショット
目(ウイユ)、鼻(ネ)、頬(ジュー)、口(ブーシュ)、歯(ダン)、あご(マントン)と攻撃を繋げ、最後にもう一度相手の顔面に蹴りの集中砲火を叩き込んで吹き飛ばす。
相手の顔の骨格を力尽くで矯正し、一瞬にしてキラキラ系男子に変貌させてしまう。しかし強い衝撃が加わると元に戻る場合もある。
なお、頭部以外や心の骨格は対象外なので悪しからず。

三点切分(さんてんデクパージュ)
凄まじい速度で脚を振り抜き、相手の体にほぼ同時に三発の蹴りを叩き込む。
あまりの速度に振り抜いた足が一瞬三本に増えたかのように見える。

悪魔風脚 画竜点睛(フランバージュ)ショット
空中から強烈な蹴りを放ち、相手を吹っ飛ばして地面や壁に叩き付ける”ショット”。
”悪魔風脚”も併用しているのでその威力は凄まじく、直撃すると同時に閃光と炎が上がり、焼印の如く打点を焦げ付かせる、画竜点睛の名の如く、とどめ様の技。

悪魔風脚 熟焼(ビアン・キュイ)グリル=ショット
”悪魔風脚”を発動させた状態で強烈なソバットを叩き込む。
海中で使用してもほとんど威力が落ちず、直撃した相手に網目状の焦げ目を付けるほどの凄まじい熱量を持つ。

悪魔風脚 焼鉄鍋(ポアル・ア・フリール)スペクトル
空中で”悪魔風脚”を発動させ、炎上するほどに高熱化した両足で対象を連続して踏み付ける。
その威力はドンキホーテ・ドフラミンゴを以てして「強力」と言わしめるほど。

地獄の思い出(ヘル・メモリーズ)
何でおれが あんな目にィィィ~~~!!!
二年間に及ぶ壮絶な日々を想い返し、その怒りで全身に炎を纏い、渾身の一撃を相手に叩き込む。
ワダツミの巨体が一瞬にして火達磨になるほど、その怒りと熱量は凄まじい。
焼け焦げろ あんな思い出

来歴

出生から出奔まで

新世界篇、原作81巻以降のネタバレ注意








サンジはかつて北の海を武力で制圧したジェルマ王国の王族「ヴィンスモーク家」の現当主ヴィンスモーク・ジャッジの三男で第4子。
長らく不明であったフルネームは、ヴィンスモーク・サンジ
ちなみにレイジュ以外のたちは同じ日に生まれた四つ子である。
ヴィンスモーク家は裏世界で名を馳せる科学戦闘部隊「ジェルマ66」を率いており、サンジの父親ジャッジが現在の総帥。
またヴィンスモーク家のジェルマ王国は国土こそ持たないが、世界会議レヴェリーへの参加資格を持つ独立国家であり、その血筋であるサンジはやや特殊ではあるがれっきとした王子ということになる。

ジャッジは、「故郷の土も踏めずに亡くなった先祖の無念を晴らすために、今再びジェルマ帝国による北の海支配を果たす」という先代からの目標にすべてをささげていた男だった。
それ故に彼は「戦争に勝つことが全てであり、それ以外は不要」と考えており、血統因子の研究のもと、これから生まれて来るイチジ達4人に対して、強力な身体能力や悪魔の実のような能力を付与するにとどまらず、人格も戦争に打ち勝ちジェルマの後を継ぐためにふさわしい「敵を恐れず、慈悲をかけることもない冷酷さを持つ強靭な精神」にしようとした。
しかしジャッジの妻のソラは「感情を失ったら人間じゃない」と猛反発。「戦争に勝てればよい」とするジャッジは手術を強行するが、ソラは劇薬を飲んで効力を打ち消そうとする。

しかし、イチジ、ニジ、ヨンジはジャッジの思惑通りに生まれてしまい、結果、サンジだけが、ソラの抵抗の証とでもいうべきかのように普通の子供として生まれてきた。
強化人間ではないサンジは、兄弟の中でも類を見ない落ちこぼれであり、それゆえ優しさを持たないヨンジたち男兄弟たちから虐待レベルの仕打ちを受け続けた。
レイジュもまた、サンジ同様に人としての良心をかろうじて残しているものの、同じように報復を受けることを恐れて表立って止めることはできずにいた。

この頃から料理への興味は持っており、サンジは、病床の母ソラに持って行ったグチャグチャのまずい弁当を、ソラが残さず笑顔で食べあげてくれたことでサンジはより興味を深めていく。
しかし父であるジャッジは、サンジへのいじめに対してなんら対策はせず冷遇し、サンジが料理に興味を示しても、「王族・戦士としてふさわしくない」とサンジに対して「強い戦士」であることを求めた。

ジェルマ帝国復活こそ自分のなすべきことでありそれ以外は無用と考えながらも妻への愛情は彼なりに持っていたジャッジにとって、サンジは戦士としてあまりに不完全な存在、妻の抵抗の証とも言うべき存在にして(無意識ながら)自分と妻との対立を想起させるであり、妻の死後には冷遇が加速していく。

父親としての最低限の情としてサンジを殺すようなことはしなかったものの、「サンジを生まれなかったことにしたい」と海難事故で亡くなったとして葬式を挙げさせ、城の一室に軟禁。
加えて妻を想起させる無邪気な笑顔を見ることを忌避するかのように鉄仮面をつけさせており、最低限の情愛は料理の本を読むことの黙認と客人用の食事を出すくらいと、サンジに会うことを忌避していた。

軟禁されたサンジは時に優しさを持たない兄弟達からいじめを受けながらも、料理への興味を一層強めていく。
ジェルマ66が以来のもと、東の海のとある国を攻めた際、サンジは姉レイジュに「料理人になりたい」と改めて告げて、レイジュの手引きで脱出。

その際に父ジャッジと出会うが、ジャッジは「親として自分の子供は殺せなかった」と言いつつも、「自分からいなくなってくれるなら助かる」「誰にも知られたくない汚点だから、私が父親だということは絶対に人前で口に出さないでくれ」とだけ言い放つ。
サンジは実の父親に見捨てられた事実を悲しみながらも出奔し、涙ながらのレイジュの勧めのもと、停泊していた客船オービット号に乗り込むこととなる。

ゼフとの過去

オービット号に乗り込んだ後、サンジはコック見習いとして働いていた。
この頃は、海上での食糧難については無頓着であり、傷んだ食材をなんの躊躇もなく捨て、客が食べ残した料理の残飯を漁る先輩コックたちを蔑視していた。

ある日、赫足のゼフ率いる「クック海賊団」に船を襲撃されるも、その最中に強烈な嵐に見舞われる。海に投げ出されたゼフとサンジは、ともに同じ無人島に漂着するが、その島は動物はおろか草一本も生えない巨大な岩石であり、尚且、打ち付ける波で側面が反り返り、一度海に落ちれば上がることもままならず、木の実をとったり動物や魚を狩ることもできないという絶望的な環境下にあった。

渡航する船に救助を求めるため、ゼフはサンジに、共に流れ着いた巨大な袋の中から僅かばかりの食糧を分け与え、反対側の岸を見張らせる。サンジは先の襲撃の件もあり「船が見えてもゼフには知らせず、一人で逃げてやる」と企んでいたが、待てど暮らせど船は現れず、二人は、ここで85日に及ぶ過酷な遭難生活を経験することになる。サンジはカビの生えたパンをかじりながら客船での先輩コックたちの教えを痛感し、後悔の涙を流した。

やがて食料が尽き、空腹が極限状態に達したサンジは、未だ大きな袋を所持しているゼフから食料を奪おうとするも、彼の袋の中には金銀財宝しか詰まっていなかった。実は、流れ着いた食料はサンジが与えられた分が全てであり、ゼフは自分の海賊としての生命線である右足を食べて命を繋いでいた

何故見ず知らずの自分にこんな施しをしたのか問い詰めるサンジであったが、ゼフは自分と同じ「オールブルー」を夢見ているサンジを生かすためにこうした手段に出たことを知らされる。結果、サンジはゼフに大きな代償を科すとともに、彼から大恩を受けることとなった。
(なお、アニメ版では子供達に配慮し、サンジを救うために海に飛び込み、その際に船体に足を挟んだことから自ら錨の鎖で足を切ったことになった。)

奇しくも、ゼフのこうした心情が語られた直後に、ようやく通過する船に救助され、餓死寸前だった二人は共に生還する。その後、海賊から足を洗って料理人となったゼフは、財宝を元手に海上レストラン「バラティエ」を開業、サンジもゼフの弟子として乗船した。以降もゼフは世間からはじかれた荒くれ者のコック志願者たちを集い、弟子として料理人の矜持を叩き込んでいった。サンジも彼を「クソジジイ」と口汚く罵りつつも、内情では大恩ある彼に少しでも恩を返せるよう必死になって学び続け、周りの大人のコックたちともしのぎを削り、ついには自力でバラティエの副料理長にまで上り詰めた。

第1部「超新星篇」

ルフィとの出会い

ある日のバラティエ近海において、麦わらの一味と、海軍本部大佐(当時)のフルボディの一軍が交戦していた際、ルフィのせいで砲弾の流れ弾がバラティエに直撃してしまう。ルフィはすぐに謝罪に現れるが、船を修理する資金もなかったため、ゼフやコックたちにこっぴどく叱られた挙げ句、修理代返済までの間バラティエで雑用としてタダ働きする羽目になる。

同じ頃、クリーク海賊団の船員であるギンが漂着し、コックたちに空腹を訴え食料を要求するも突っぱねられてしまう。しかしサンジは、店外にてギンに食事を与え、彼の命を救った。事の顛末を見ていたルフィはサンジを気に入り、彼に一味に入るように勧誘する。

サンジは、そのあまりにも突拍子もないルフィの勧誘を軽くあしらってしまうが、後にギンの長である首領クリーク率いる海賊団との船(バラティエ)を賭けた対決でルフィと共闘し、彼らを追い払うことに成功する。なおもサンジを仲間に引き入れようとするルフィであったが、やはりサンジはゼフへの大恩から断り、代わりにオールブルーの伝説をルフィに語り、海への夢についてしばし談話した。

その様子を見守っていたゼフは、他のコックたちと一芝居打ち、サンジをバラティエから追い出すように仕向けるも、結局ルフィの発言によりその思惑が露見されてしまう。コックたちの意図を汲んだサンジはルフィの誘いを改めて了承し、険悪な雰囲気のままバラティエを後にしようとする。

去り際、ゼフから「風邪引くなよ」という優しい別れの言葉を送られ、サンジはこれまで秘めていた彼への敬意を顕にし、彼をはじめて「オーナーゼフ!!!!」と敬称で呼ぶと共に、その場で土下座し「長い間!!!クソお世話になリました!!!」と最大限の感謝を示した。この二人のやり取りに、同じく感極まったコックたちも号泣しながらサンジとの別れを惜しみつつ、彼を海へと送り出した。

ようこそ!!「カマバッカ王国」へ!!!

シャボンディ諸島での世界貴族「天竜人」との一連の騒動により、麦わらの一味は海軍大将“黄猿”率いる精鋭部隊の前に絶体絶命の危機に陥るが、突如現れた“王下七武海バーソロミュー・くまの手引きにより、彼の能力で一味の面々が散り散りに各所へ飛ばされるという形で海軍の驚異から脱することに成功する…が、サンジはこれを機に人生三度目の地獄を経験することになる。

サンジが飛ばされたモモイロ島「カマバッカ王国」は、その名の通り草木や空が鮮やかなピンク色に染まった美しい島で、その島に住まう住民(人間および動物)たちは皆、妙に濃ゆい見た目のオカマばかりという異色の地であった。当然ながら女性は一人としておらず、サンジはここで無数のオカマたちからの執拗な追走を受ける羽目になる。

一時は彼らに懐柔されて自らもオカマになってしまうが、ニュースクーの新聞にてマリンフォード頂上戦争の一部始終を知って正気を取り戻し、即座にルフィの下に戻ろうと模索する。戦争後にカマバッカに帰還した国王エンポリオ・イワンコフと邂逅し、彼からルフィのその後の消息や島からの脱出手段を求めるも、“黒足のサンジ”の手配書(の似顔絵)とあまりに似ていないことからルフィの仲間であることを信用してもらえず、結局、島を出る助けを受けることは出来なかった。

その後日の新聞で、ルフィの起こした16点鐘事件での「3D2Y」のメッセージを受け、自身も2年の間自身の成長のための期間に充てがう決心をした。

その日、イワンコフの招きから食事を受けるが、その味の良さや食後のバイタリティの向上効果に興味を持ち、彼らの用いる独自の調理法を学ぼうとする。しかし、前述通りどこぞの馬の骨とも知れぬサンジに王国に伝わる奥義である調理法は教えられないと拒絶される。どうしても知りたければニューカマー(オカマ)になるよう強要されるも、サンジのほうも「おれはレディとお友達になるために生まれたんじゃない、レディを愛するために生まれてきたんだ!」と啖呵を切って拒絶する。その意気込みだけは買ったイワンコフの提案で、島中にいるニューカマー拳法の使い手たちにそれぞれレシピを一つずつ託し、サンジが彼女らに勝ったらそれを伝授するという盟約を掲げ、サンジもこれに同意する。かくしてサンジは、カマバッカ王国の全オカマを相手に激闘の日々を送ることになる。

また、このおぞましい生活の中でサンジは、ニューカマーたちの包囲網から脱する術の一つとして、かつてCP9との戦いで使用された「六式」の“月歩(空中歩行)”を見よう見まねで修得、さらには自身の境遇への怒りから肉体発火するという術まで開眼し、料理人・戦士として大きな成長を遂げるに至った。

第2部「新世界篇」

魚人島

カマバッカ王国での2年間がたたり、女性に対する免疫がほぼゼロに。美女を見るだけで、多量の鼻血を出す事態となってしまい、人魚たちと触れ合った結果、輸血が必要なまでに鼻血を出血。このことによって、チョッパー達は魚人島で差別の歴史ゆえに人間に対する魚人・人魚の輸血が忌避されている事実を知るのだった。
…ちなみにサンジの輸血は、偶然居合わせたオカマの人間の海賊によってなんとかなったのであった。
絶世の美女だという人魚姫しらほしが自分の近くにいると知った際には(鼻血による死を覚悟で)彼女を見、鼻血を通り越して石化するなど病状はひどかったが、チョッパーによるリハビリのおかげで魚人島出航の頃にはほぼ問題なくなった。

新魚人海賊団との戦闘では、先の修行生活で培った“空中歩行”を披露し、ジンベエと共にワダツミを撃破する活躍を見せた。

パンクハザード

トラファルガー・ローによって体をバラバラにされた錦えもんワノ国の侍だといち早く気づき、自身もローによってナミと体を入れ替えられながら錦えもんの胴体を元に戻すのに尽力。あわやスマイリーの毒ガスに飲み込まれるところで成功し、海賊嫌いの錦えもんから信頼を得た。
毒ガスが乱入してくるパンクハザードの基地にて、海軍本部中将だが実はドンキホーテ・ドフラミンゴの右腕であるヴェルゴたしぎが殺されかけた際には駆け付けてこれを阻止し、ヴェルゴと交戦。六式と武装色の覇気の達人であるヴェルゴの蹴りで足の骨にヒビが入れられるなど苦戦し、毒ガスの充満で勝負は水入りとなったが、そのまま戦っていればヤバかったと予測していた。
たしぎを助けたことでG-5支部のゴロツキ海兵達に兄貴分として慕われ、パンクハザードの事態終息後は、サンジの料理が大好評となった。

ドレスローザ

ドンキホーテ海賊団幹部ヴィオラのハニートラップに引っかかるが、サンジの純真さを目の当たりにしたヴィオラはドンキホーテ海賊団を裏切り、サンジ達麦わらの一味海賊同盟に協力することを選んだ。
ドフラミンゴがナミやシーザー・クラウンのいるサウザンドサニー号を襲いかけた際には、“空中歩行”で駆け付けドフラミンゴと交戦。ドフラミンゴにもその実力を評価されたが、“寄生糸”の拘束で動きを止められて攻撃されかけたところをトラファルガー・ローに助けられ、シーザーをドフラミンゴから引き離すべく一足先に“ぐるわらの一味”はゾウに出航することとなる。
出航の際、シーザー狙いと思しきビッグ・マム海賊団の一味が来襲。電伝虫でルフィに“四皇に喧嘩を売る”反撃の許可を取り、ビッグ・マム海賊団に反撃しながらドレスローザを後にした。

ゾウ

カポネ・ベッジから、ジェルマ66ビッグ・マム海賊団が同盟を結ぶため、「シャーロット・プリンとの結婚」するよう招待が来た上に、「断れば麦わらの一味はビッグ・マム海賊団の報復のもとに命はない」と脅され、自分の過去とも清算をつけるべく仲間も連れずホールケーキアイランドに行くことに。

ホールケーキアイランド

万国ホールケーキアイランドにて、ビッグ・マム海賊団との同盟を控える父ヴィンスモーク・ジャッジと幼少時以来となる再会。

その劣悪な関係は現在でも引きずられており、お互いに「互いを親子とも思っていない」と冷淡な態度をとっており、ジャッジが同盟を結ぶためひ必要なビッグ・マムの血縁との結婚のために、サンジを選んだのも北の海の征服のためにはビッグマムの力が欲しいが、その条件は血縁を結ぶこと。しかし大切な家族を犠牲にしたくない。ならばかつていた出来損ないを『生贄』として差し出せばいい。という身勝手かつ残忍なものであった。
料理人の命である両手首に爆弾リングをはめられ、加えてサンジが逆らえば「赤い土の大陸(レッドライン)」をも超えるジェルマ66の機動力でいつでもゼフの命を奪いに行けると脅され完全に自由を奪われてしまう。
ジャッジとの模擬戦においても、レイドスーツをまとう彼と互角に戦うが、ジャッジの部下を盾にして攻撃を行うという非道極まりない戦い方を前にして、サンジは戦意を失う形で自ら負けている。

その後、ジャッジの盾にした部下達が、「普通の人間ではなく、血統因子の技術をもとに培養された忠実にして屈強なクローン」という事実を知った後には愕然としていた。

ホールケーキアイランドにて結婚の準備が着々と進む中、上記の爆弾リングや恩師のゼフが人質にされている(正確には居場所が知られており、サンジが逆らえばいつでも殺しにかかれる状態)こともあり悩む中、はるばる自らのもとに駆け付けたルフィらに対し、ルフィ達が自分を見捨てるように仕向けることで「ビッグ・マム海賊団にルフィ達が殺される展開」「自分が逃げ出すことでゼフが殺される展開」を避けようとルフィを蹴り飛ばし、今までの彼とは思えない冷淡な態度をとってルフィを追い払った。
しかし、当然ルフィはサンジの本意を見抜いており、ルフィが「サンジを待ち続ける、サンジが来るまでは何も食べない」と宣言した際には、その裏でサンジは涙を流した。

その後も、裏では一人でなんとかルフィ達が犠牲にならないようにしようとしており、自らビッグ・マムに交渉を持ちかけるなど画策、結婚相手のシャーロット・プリンの励ましもあって少しだけ元気を取り戻していた。
だが、偶然にもプリンの本性、そしてビッグ・マム海賊団の計画が、自分も含むヴィンスモーク家の皆殺しであるとしり、深い絶望を味わう。

その事実を姉のレイジュに伝えるも、レイジュは「ジェルマ66は滅びるべき存在」と逃亡を拒否。
そして、レイジュにサンジに対しサンジが強化人間でない理由、母ソラの命をかけた抵抗の事実、「サンジは失敗作ではなく母が命をかけて守ったもの」だと告げられる。
両手の腕輪はレイジュのすり替えにより爆弾の機能はないただの腕輪であることを知らされ、レイジュからゼフのことは逃げてから考えればよい、ルフィ達のもとに行くべきだと言われる。
「例えクズだろうと家族は見捨てられない」「ゼフを守るべくビッグ・マム海賊団の恨みを買わないためには自分を含めて死ぬことが一番」と、未だに思い悩むサンジだったが、ボビンが弁当に触れようとしたことで衝動的に彼に攻撃。衝動的にルフィのもとへ弁当を持っていくことを選び、ルフィもまた決別した場所で干からびかけながらも待っていた。
かつて初めて自分が作った弁当を食べた母親と同じように、持ってくる途中でグチャグチャになった弁当を、全て平らげて美味いと笑顔で言ってのけるルフィ。サンジは、復活したルフィに帰れない理由を話し、なおも突き放すが、それに怒ったルフィに殴られ、ようやく本心を話す。

「サニー号に帰りたい」というサンジの本心を聞いたルフィは、「サンジとその家族を助けるべく、結婚式をブッ壊す」ことを宣言。
そして他の仲間たちにもルフィが伝えたところ、同じように喜び作戦に協力。
心配してくれていた仲間の反応に驚きつつもナミの「必ず帰ってきてもらう」という言葉をプロポーズに置き換えるなど、少しずついつもの調子を取り戻していった。

ルフィ達と合流後、麦わらの一味に加わったジンベエからの持ちかけにより、ヴィンスモーク家の暗殺が決行できた直後にシャーロット・リンリンを暗殺する計画を立てていた結婚式警備担当カポネ・ベッジ達と連合を組んで、ビッグ・マム暗殺によりお茶会と結婚式を潰して、ヴィンスモーク家の人間達を救出する計画に。

計画の実行のために、プリンの本性と暗殺計画の事を知りながらも敢えて嘘の結婚式に新郎として出席したサンジだったが、ウェディングドレス姿のプリンに鼻血を出しながら見惚れるいつものメロリンぶりを見せつけ、その余りのだらしない姿にベッジからは「ヤロウ。なんて演技力だ」と逆に驚かれてしまう。

結婚式のビッグ・マム海賊団側の当初の予定では、「プリンとの誓いのキスの際に、プリンはベールの下に隠していた三つ目を晒す」→「サンジが三つ目に恐れおののいた所を、隠し持っていた銃でサンジを撃つ」→「サンジが打たれたことを合図にビッグ・マム海賊団はヴィンスモーク家を皆殺しにする」はずであり、ルフィ達は「サンジが銃弾をよけた際の銃声を合図に突入して会場を大混乱させてヴィンスモーク家を救助する」はずだった。
しかし、プリンの三つ目を見た当のサンジは、プリンのその姿に思わず見惚れ、「なんて美しい瞳だ」と、その姿に魅入ってしまう。
そんなサンジの言葉に、今まで三つ目の姿を醜いと罵られて来たプリンは、感極まったあまりに思わずその場で泣き崩れてしまい、サンジを撃つことができなくなってしまう。

そうこうしているうちに、銃声を聞きつけたルフィがウェディングケーキの中から出現したことで、お茶会は混乱。その混乱の中で、暗殺寸前のヴィンスモーク家の一族を救出することに成功。

しかし、ベッジのビッグ・マム暗殺の方は、ビッグ・マムのあまりに規格外すぎる怪物ぶりの為に失敗してしまい、脱出も失敗し一時的に全員がベッジの城の中に避難。
ビッグ・マム海賊団に囲まれ絶体絶命の束の間の時間の中で、「にくいはずの自分を何故サンジは救ったのか」とジャッジは質問。

仲間も大きく巻き込んでしまった自分の過去と本当のけじめをつけるため、サンジは父親が悲しむ。ガキの頃の過ぎ去った恨みに固執して…血を分けた実の家族の死をあざ笑う程度の小せェ男になったのかと…呆れられる、あの人に顔向けできねェ様な生き方は…おれはしねェ!!」「13年前ジェルマから逃げ出したヴィンスモーク・サンジは海で一度死んだんだ!お前もそれを望んでた。」「だから認めろ!お前はおれの父親じゃねェっ!!ヴィンスモーク・ジャッジ!!二度とおれ達の前に現れるな!!」と、自分にも言い聞かせるように決別宣言をした。

サンジの意思を、ジャッジはどこか苦しそうな表情を見せながら静かに聞き終えると、東の海にもサンジの周囲にももう二度と近づかないことを約束。
ジャッジは自分の傲慢・慢心が招いた事態・ルフィ達に助けられたことへのけじめをつけるため、ベッジ達を逃がすための囮になることを伝えて、ビッグ・マム海賊団との対決に臨む。

しかし、サンジもルフィも、囮になろうとするレイジュらが見捨てられず結局加勢。ビッグ・マム海賊団の精鋭たちから逃れることもできず、処刑寸前となるが、偶然にもホールケーキ城の倒壊により逃げ延びることに成功した。
しかし、ルフィたちの乱入、ベッジの反逆、自らが主催者でありメンツにも関わる娘の結婚式茶会、子供のころからの宝物であったマザー・カルメルの写真、居城たるホールケーキ城、そしてなにより楽しみにしていたウェディングケーキに至るまですべてをメチャクチャにされたビッグ・マムは怒りとショックと空腹から、ビッグ・マム海賊団の誰にも実力で止めることができない「食いわずらい」を引き起こし、半狂乱で(子供たちや部下まで巻き込みつつ)麦わらの一味を追い始め、ビッグ・マム海賊団もそれに従って一家の長兄ペロスペローらを筆頭にファミリー総出の大追撃網を展開。

このままでは逃げ切るのは非常に困難と判断した一味は、サンジらを心配して追ってきたプリンや、ベッジの妻でプリンと仲のいい姉のシフォンと合流。サンジは最大危険要素のひとつであるマムの食いわずらいを止めるため、シフォン、プリンとともに、式に出されたウェディングケーキの再制作にかかるため、サニー号へ逃げ込むルフィたちと別れ、プリンがチョコレート大臣を務めるカカオ島に向かう。

結婚式が行われていた本島から離れていたため情報が遅れており、結婚式茶会崩壊とベッジらの反逆の件がまだ知られていない事を幸いに、島に到着したプリンは「式中のアクシデントでケーキがダメになり、ママの癇癪を止めるために新郎や姉さんと共同でケーキを作り直す」と部下たちに告げ、反逆者でもあるシフォン、サンジを伴いなんなく厨房入りに成功。他のスタッフを能力による記憶操作も含めて厨房から締め出し、サンジ(ケーキ全体の総合的調理・盛り付けおよび工程管理)・プリン(ケーキをデコレートするチョコクリーム作り)・シフォン(ケーキの主体となるスポンジケーキ焼き上げ)で協力し、サニー号にマムが追いつき破壊し尽くす前に、という時間との戦いの中、特製ケーキの制作に力を注いでいく。

なおこのとき、プリンは自分で言い出した事ながらサンジとの「初めての夫婦の共同作業」というシチュエーションに一人テンションを密かに爆上げしつつも、それを素直に認められない故にサンジにも(傍から見ればツンデレそのものの)「ママを止めるために仕方なくお前とケーキ作ってるんだからな(意訳)」と悪態をつき、「結婚式はお芝居」と式前に手酷く騙され突きつけられていたこともあってプリンの自分への恋愛感情に気づいていないサンジにはその言葉を素直に受け止められてしまい、サンジのその反応を見てショックを受けて泣いてはシフォンに説教されながら慰められるという悲しいラブコメ小劇場が展開されたりもしていた。


ワノ国

以前モモの助に勝手に命名されたあだ名「サン五郎」を名乗り、ワノ国を支配する将軍オロチやその最大の協力者たるカイドウらの目を忍ぶ仮の姿として「サン五郎の十八番(おはこ)そば」なるソバ屋台を開店。味は無論のこと、サンジの性格もあってか特に街の女性たちに大好評の行列店となった。
(なお「十八」の内訳はサン=三、五郎=五、二八そば=十。「十八番」は大得意の人気出し物=おはこ、という意味合いにもかかっていると思われる)
そこへやってきた居眠り狂四郎の舎弟をコテンパンに伸したとして、百獣海賊団の飛六砲、ページワンの標的にされてしまう。
サンジが下した選択は・・・→おそばマスクへ。


ワンピース公式スピンオフ

食戟のサンジ

週刊少年ジャンプ」2018年34号(7月23日発売)掲載の35ページの読み切り。
食戟のソーマの附田祐斗&佐伯俊コンビが、最初に話を聞いたのが2017年の6月くらいで、およそ1年がかりで掲載にこぎつけた作品。

ビッチリ細かく書いたプロットを尾田栄一郎に渡したところ、修正は三か所だけで、そのうちの一つは、「サンジが料理をするときにネクタイを外すとしていた所、「サンジだったら、料理する時はネクタイをキュッと締めます」」だったという。

余談

  • レシピ本

サンジが劇中で作った料理のレシピ本が実際に販売されている。題して「ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん」。監修は料理研究家の飯島奈美氏。
本のオビには作者・尾田栄一郎の「お前が本出すのかよ!」のひと言が記載されている。

  • 名前とモデル
作者は「最初渦巻き眉毛のためナルトという名前で出そうと思っていたが、読み切り漫画に『NARUTO』が登場したためボツにした」と語っている。
また、麦わらの一味の中で珍しくモデルがおり、俳優のスティーブ・ブシェミがモデルであると語られている。

  • 出生の伏線
幼い身で働いていながら客の残した料理を食べることを嫌がるなど育ちが卑しいとは思えない、アラバスタ編で「Mr.プリンス」と自称、空島篇序盤で「北の海」の生まれと判明する、スリラーバーク篇にて幼少時代に『悪魔の実図鑑』を軽くだが読んだことがあると語るなど、彼の出生の伏線は序盤から張られていた。

  • 眉毛
特徴的な眉毛はヴィンスモーク家特有のものであり、彼のきょうだいたちも同じ特徴を有している。ただしサンジだけうずまきの向きが違う。
ちなみにサンジ以外の兄弟の眉毛は「66」ともとれるようになっている。

ゲーム作品

女性には決して手を挙げない事を信条とするサンジだが、その性格設定によってゲーム作品では非常に特殊な仕様が組まれている場合がある。

グラバトシリーズでは普通に攻撃でき、ダメージもしっかり与えられる。ただし、女性キャラが対戦相手の場合は各種ボイスがメロリン仕様に変化する
そのため、サウンドテストでのサンジの音声は他のキャラとは比較にならないほど多かったりする場合がある。さらにシステムボイスにも通常のサンジとメロリンサンジのそれぞれで存在したり、必殺技やカットインの演出が通常とは異なるものになったりもする。

海賊無双シリーズでは、女性キャラが敵として登場するエピソードにサンジで挑もうとすると、開始前に一度警告が入る。その警告を無視してエピソードに挑む事もできるが、いざ女性キャラと相対すると各種攻撃の威力が激減し、まともにダメージを与えられない
具体的には全ての攻撃で与えられるダメージがサンジの攻撃力や相手の防御力に関係なく1となる。しかも必殺技に至っては女性キャラが相手だとダメージ判定が消滅してしまう。あの”粗砕”や”熟焼グリル=ショット”ですら、文字通り傷一つ与える事ができない。一応執拗に攻撃を繰り返したり、仲間に手伝ってもらったりすればなんとか突破する事は不可能ではない。まさに原作を徹底的に意識した、しかし辛うじてゲームとして成り立つレベルのギリギリの仕様である。

バーニングブラッドでは、自チーム内に女性キャラがいる場合はサンジ自身の戦闘力が向上する。しかし、逆に女性を敵に回すと足技が一切繰り出せない。前者はともかく後者は致命的であり、当然ながら本作でもサンジの戦闘は基本的に全て足技のみなので、女性を相手にしてしまうとまともな攻撃が何一つできず、絶望的なまでに不利。もし1vs1になればまさに原作のカリファ戦の二の舞になること請け合い。一応攻撃の代わりにハートを飛ばし、それを当てることで極微量のダメージを与えることができるので、理論上は絶対に勝てないという事は無い。

ジャンプフォースでは、相手が女性キャラだった場合、バーニングブラッド同様の仕様になる。しかし、ダメージは与えられない。勝つためには他のキャラと交代しないといけなくなる。

「写真」と「手配書」

サンジは何かと写真や手配書に関するネタが多いキャラクターである。
元々サンジはルフィやゾロなどと同じく海賊として名をあげることは望むところであり、(ルフィの手配書の写真に後頭部だけ写り込んだ)ウソップに対してイジケたり、ゾロは手配されたのに自分は手配されていないことを不服に思ったり、当のゾロに「海賊A」呼ばわりされて怒ったりするシーンがあった。
しかし、サンジは戦闘以外では表立って動く事が少なく、むしろ単独での潜入や工作などによる「裏」での活躍が多かった。そのため、結果的にサンジを目撃する人物そのものが少なく、顔が割れにくかったのである。バロックワークスとの戦いでもイラストや写真が無かったために顔がバレず、これが最終的に捕らわれた仲間の救出に繋がったりもした。

そんな彼もエニエス・ロビーの一件でついに正式に海賊として手配されるようになる。
懸賞金額は7700万ベリーと初頭の手配としてはゾロをも抑える高額だったが、海賊の顔写真を撮影するアタッチのミスにより、海軍はサンジの写真の入手に失敗モンタージュ風に作られた似顔絵を代用した手配書が発行された。
「似顔絵」と言ってもお世辞にも実際のサンジに似ているとは言い難く(ルフィの影が入ったオーズが言うには「そっくり」(つまりはルフィ本人もそのような認識)、天然なはっちゃんや皮肉屋のゾロが言うには「瓜二つ」)、当然サンジはこの手配書の内容に憤慨し、やり場のない怒りをルフィやゾロにぶつけていた。しかもシャボンディ諸島編ではまさかのこの似顔絵の顔のそっくりさんデュバルが登場。彼から因縁を付けられる羽目になってしまった。

新世界編になってもまだネタは続く。二年間の沈黙を破り、麦わらの一味が活動を再開したことは新聞を通して世界中に知れ渡った。モネが読んでいたその新聞の写真をよく見てみると、サンジはまた顔が見切れており、髪の毛くらいしか映っていない。(その両隣にはバッチリ顔が映ったゾロとナミ

そしてルフィが「王下七武海ドフラミンゴを倒した後。
ついに海軍は、魚人島でスケベな顔をしていたサンジの写真の入手に成功。手配書は更新され、賞金額も1億7700万ベリーまで上がった。
しかし、よくよく考えてみるとサンジはゾロやウソップほどドレスローザで派手に暴れたわけではないにもかかわらず1億ベリーも懸賞金が上がっており、しかもその一味の手配書の更新と同時にサンジのみ「DEAD OR ALIVE(生死問わず)」から「ONLY ALIVE(生け捕りのみ)」に変更されるという不可解な点も見られた。これは正式な写真の入手によって「ある人物」にサンジの顔と存在が知られたためであり、これを切っ掛けに事態は思わぬ方向へ進む事になる。

サンジの手配書にまつわるネタも、実は物語の伏線だったといえる。

そして伏線の回収も終わり、サンジの出自や衝撃の過去も明らかになったホールケーキアイランド編終了後。
ついに手配書のネタもなくなるのかと思いきや、なんと形を変えてまだ続いた。ビッグ・マム海賊団の追走から逃げ切ったルフィ一行に届けられた新聞と手配書により、サンジは自分の懸賞金が1億7700万から3億3000万にまで大きく跳ね上がった(この時に「ONLY ALIVE(生け捕りのみ)」から「DEAD OR ALIVE(生死問わず)」に戻っている)。
僅かながらゾロをも上回る金額に一気に有頂天になるサンジだったが、直後に自分の名前が「ヴィンスモーク・サンジ」に変更されていることに気付いてしまう。万国でビッグ・マム海賊団幹部クラスとの交戦こそすれど、そこまで目立った活動をしていなかった(ケーキ作りは隠密行動)にもかかわらず、ここまで急激に懸賞金が増額されたのは「悪名高いジェルマ66の王族の血筋」という評価が大きく影響している可能性が極めて高いことが判明したのである。
サンジの実力だけで評価された金額ではなかった可能性が高い上にそれでゾロを上回ってしまい、加えてわざわざ絶縁宣言までしたのにこれから周囲のレディ・敵達に「ヴィンスモーク・サンジ」として認識されるだろうという事態に、サンジは落ち込むのだった。

余談

アニメ版で幼少期のサンジの声を担当した大谷育江氏は、後に『ドラム王国編』で一味に仲間入りしたトニートニー・チョッパーを担当することになる。以降も上述のヴィンスモーク家での回想シーンの他、アニメオリジナルエピソードとして頻繁にサンジの幼少期のエピソードが挿入されているが、いずれも共通して大谷氏が兼任し続けている。

また、『パンクハザード編』ではローのオペオペの実の能力により一時的にチョッパーの精神がサンジの肉体に移され、図らずも大谷氏が成人後のサンジまでアフレコする構図が描かれる形となった。

関連イラスト

バラティエ

ヘボイモおそれいります
海上レストラン


2年前(分け目右目、顎ひげなし)

にやにや
サンジ


sanji
平田サンジは正義


STRONGWORLD

SANJI
Sanji


SW衣装まとめ
冒険服大好き!


2年後(分け目左目、顎ひげあり)

惨事
I'm Back


sanji
サンジ2


Z

Z
Z私服 サンジ


もこもこ
サンジ【Z】


GOLD

サンジ
サンジ映画GOLD衣装



関連タグ

ONEPIECE 麦わらの一味
モンキー・D・ルフィ ロロノア・ゾロ ナミ ウソップ
トニートニー・チョッパー ニコ・ロビン フランキー ブルック

ゼフ チビナスちびなす) 

眉毛 クソ コック メカクレ 残念なイケメン
悪魔風脚 黒足のサンジ

窪塚洋介・・・インディードのCMにてサンジ役になった俳優。

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