概要
種類 | 自然系 |
---|---|
自然物 | 火(炎) |
概要 | 体を炎に変化させ、火炎を操ることができる |
能力 |
|
弱点 | |
形 | 実はメロンのような形状をしており、果皮は炎のような模様をしている |
色 | 橙 |
自然(ロギア)系悪魔の実の一種。外見はオレンジ色のメロン型であり、どことなく炎を彷彿とさせる形をしている。 食べると全身が炎になり、火炎を操る事が出来る。
海賊王の息子ポートガス・D・エースが無人島に漂着した際に食す(相方のマスクド・デュースも同時にかぶりついたが飲み込むのが遅かったためエースだけに能力が受け継がれた)
詳細
悪魔の実の最強種と言われる自然系(ロギア)であるため覇気を纏った攻撃以外の物理攻撃を無効化する。にわか仕込みでも軽々と建物を焼き崩すほどの火力を有し、さらに訓練すれば太陽のような巨大な火の玉を作れるなど強力無比な能力である。ダガマ曰く「持っているだけでどんな軍隊をも凌ぎ、外交においても有利に立ち回れる」という核兵器のような扱いを受けている。
ただしあらゆる悪魔の実の力を封じるヤミヤミの実の能力者であるティーチには敗北している。
赤犬が食べたマグマグの実の能力とは上下関係にあるらしくマグマ人間である赤犬には能力が通用せず、SBSで「メラメラ実はマグマグの実の下位種」とはっきり明言されている。
そのことに納得していないファンが非常に多いのだが、恐らく作者は上下関係を「(1)悪魔の実自体が持つ最大級の力量⇒(2)悪魔の実自体が持つ最大級の効果」の順番で決めている可能性が高い。つまりこの場合だと、多くのファンが主張する根拠としている「"マグマ"と"火"の温度の高さの違い」というのは、「能力の上下関係」の比較を根本から間違った方法で導き出した結果なので、ファンが納得できないのは当然のことであり、矛盾しているという根拠には一切なっていないということになる。マグマグの実は「マグマ」の特性を持っているので、それがある一定以上の強さになると火山噴火のような力(最大火力は火山爆発指数VEI7以上「破局的噴火」=グラグラの実が地震に発展した場合の最大クラスの力量に匹敵)に発展し、「火」における火災などと比較したら数千万~数億倍以上の力量差が生じていることになる(仮に火を「核兵器」と同等の力とし、エース最大級の技と比較しても、最大級の火山噴火からしたら全く話にならない)。つまり、メラメラ実単体での最大火力はどれだけ温度が高くても、それ以前に比べ物にならないほどの桁違いな力量差が生じている時点で「火」は木端微塵に搔き消されてしまうのがオチなんだということだ。
そもそも赤犬の発言は、あくまでもエース側を揺さぶりをかける戦略の一つとして「能力の上下関係でエースが劣っていること」を利用しただけだと考える方が自然で、両者の能力同士の衝突も必ずと言っていいほど力量差が生じているので、作中の戦闘描写から能力の上下関係を判断することはまず不可能だと思った方が良い。
使い慣れていない頃はウッカリ身体から火を出してしまうこともある。食べた直後のサボはわけもわからず火を出し、エースは藁で笠を編むたびに間違えて燃やしてしまったりしていた。
逆に慣れると「焼く」「爆発させる」「延焼させる」「包み込んで焼き尽くす」「噴射する」など様々な炎の特性を活かせるようになるため、白ひげ海賊団のサッチは「料理人として嫉妬しちまう」と嘯いていた。これを反映してか、『ジャンプフォース』でサンジとサボを戦わせると「どこでも火を起こせて便利」とサンジが発言する。
エースの死後
マリンフォード頂上戦争でエースが死亡した後、再び悪魔の実としてこの世に再生し、(どういういきさつかは不明であるが)ドフラミンゴがルフィを罠に掛けるために義兄の形見のような力とも言えるこの実を入手していた。
ドレスローザのコリーダコロシアムで開かれた武闘大会において優勝商品として出品されていたが、ルフィに代わってルーシーとして参加したもう一人の義兄弟サボが混乱に乗じて実を手に入れて食べ、(自分達兄弟が彼の意志を継ぐという意味を込めて)エースに次ぐメラメラの実の能力者となった。
こうした経緯から作中登場している自然系では唯一主人公に敵対したことのない者が得ている能力でもある。
技一覧
- 火拳(ひけん)
エースの代名詞であり異名の由来でもある必殺技。巨大な炎と化した拳による攻撃。サボも同様の技を使用している。
- 陽炎(かげろう)
炎を飛ばして相手を攻撃する。
- 火銃(ひがん)
指先から火の玉を発射する。
- 炎戒(えんかい)
自身の周囲の地面に炎を展開する。
- 火柱(ひばしら)
炎戒の状態から火柱をつくる。
- 炎帝(えんてい)
太陽のような巨大な火の玉をつくる。
- 蛍火(ほたるび)
周囲に無数の火の玉をつくる。
- 火達磨(ひだるま)
火の玉を相手にぶつけ、火だるま状態にする。
- 神火 不知火(しんか しらぬい)
両腕から二本の火の槍を投げつける。
- 十字火(じゅうじか)
文字通り、指をクロスさせ十字架型の炎を飛ばす。
- 炎上網(えんじょうもう)
炎の壁を作る。
- 鏡火炎(きょうかえん)
分厚い炎の壁を作る。
余談
- 場所による影響
自分自身を含めたそんじょそこらの火では熱いと感じず、火災現場に生身で突っ込んで延焼しても平気だった
一方で炎を放出していなくとも積雪地域にある町に雪が降るのを止めてしまえることが示唆されている。
※1 『ONEPIECE novel A』・『ONEPIECE magazine vol.10』にて描かれている。
※2 モクモクの実の場合は煙化のため、メラメラの実であれば炎化に変わる。