「本当に家族を想うちょるんなら “生き恥”をさらすな⋯⋯!!!」
「人間は正しくなけりゃあ 生きる価値なし!!! お前ら海賊に生き場所はいらん!!!」
「わしが『逃がさん』言うたら ──もう生きる事ァ 諦めんかいバカタレが⋯」
「…”数秒”…無駄にした… 正しくもない兵は海軍にゃいらん…!!!」
「海賊という“悪”を許すな!!!」
概要
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部に所属する軍人。
本編初登場時の階級は「大将」。
“赤犬”の通称で知られ、“青雉”クザン、“黄猿”ボルサリーノと共に、当時の軍内最高戦力である“三大将”と並び称されていた。
「徹底的な正義」という厳格な信念を掲げる硬骨漢であり、僅かな「悪」をも許さず、懸念があれば徹底して排除するという苛烈な思想の下に行動する。
柔軟な「ダラけきった正義」を掲げるクザンとは、同じ平和を重んじる海兵という立場ながら真逆の思想の持ち主ともいえる。
マリンフォード頂上戦争後、当時の海軍元帥であるセンゴクがその座を退いたことを受け、海軍内部は赤犬(サカズキ)派と青雉(クザン)派に分裂、ついには両者による一騎打ちの決闘にまで発展する。
結果、この闘いにサカズキが勝利し、最高位である「元帥」に就任。サカズキの下に就くのを拒んだクザンは海軍を除隊した。
就任後は、先の大戦での消耗とセンゴク・ガープ・クザンらの退役により戦力と指揮が著しく低下した海軍全体の補強のため「世界徴兵」という大掛かりな人事を進め、“藤虎”イッショウ、“緑牛”アラマキといった新たな人材を数多く軍に引き入れている。
主人公モンキー・D・ルフィと義兄サボにとっては、もう一人の義兄弟ポートガス・D・エースを直接的に死に追いやった張本人でもあり、その強烈かつ異彩を放つ人物像も合わさり、多くの読者にインパクトを与えているキャラクターである。
プロフィール
本名 | サカズキ |
---|---|
通称 | 赤犬(あかイヌ) |
年齢 | 53歳→55歳 |
身長 | 306cm |
所属 | 海軍本部大将 → 元帥 |
悪魔の実 | マグマグの実(自然系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 北の海 |
誕生日 | 8月16日(モデル・菅原文太の誕生日) |
星座 | しし座 |
血液型 | F型 |
好物 | 白米、とうがらし |
イメージ職業 | ラジオパーソナリティ |
掲げる正義 | 徹底的な正義 |
初登場 | 単行本41巻 第397話『未来へ届くように』 |
WT100 | 53位(18362票) |
CV | 立木文彦、中尾みち雄(青年期) |
人物
容姿
3mを超える長身にガッシリとした体躯の持ち主。
眉間を中心に顔中に無数のシワを寄せた厳めしい風貌と角刈り頭が特徴。
体の各所には刺青が彫られており、扉絵イラストにて公開された全貌では、左半身(胸から前腕にかけて)には桜吹雪とファイヤーパターンを織り交ぜたようなデザインのものが、右肩には「正義」を表す剣のシルエットがそれぞれ施されている。
普段の衣装は海軍の制帽をかぶり、高級感ある赤色のスーツと派手柄のシャツ、レザーグローブを着用し、背中には海軍のコートを羽織り、左胸元にはピンク色の花(バラ?)を添えている。
左首筋からは前述の入墨の一部を覗かせており、その出で立ちは任侠映画に登場するヤクザを彷彿とさせる。
新世界編からは、元帥に就任したこともありスーツが白色に変化。口の周りにヒゲを蓄え、葉巻を愛飲するなど、より貫禄と威圧感が増した。
また、右上半身から頬にかけて、後述する青雉との決闘の際に負った生々しい傷跡、加えて右耳の一部が欠けておりその闘いの熾烈さを物語っている。
口調・趣味
一人称は「わし」。後述のモデルの経緯から広島弁で話す。趣味はあまり分かっていないが、扉絵では盆栽を愛でるサカズキが描かれたことがある(ただしその盆栽は、幹がまっすぐ伸びた一本松の先端部分にだけ葉が少々ついているだけという、何とも独特なセンスのもの)。
正義
「徹底的な正義」を掲げ、『人間は正しくなけりゃあ生きる価値なし』をモットーに、苛烈かつ過激に正義を貫く硬骨漢。
「悪」は可能性から根絶やしにすべきと考えており、たとえ相手が一般市民であろうとそれが悪を残す可能性があったり、味方の海兵であろうと敵前逃亡や海兵にふさわしくない、などとみなせば容赦なく始末する(敵前逃亡した兵士を始末した件に関しては戦場に戻るよう注意を促したにもかかわらず、志願兵であり部隊の指揮官でもある将校クラスの海兵が戦場において敵前逃亡という重罪を犯した挙句、警告を無視しその場で言い訳を始めたのに対して処分を下したにすぎないためサカズキ側に非は無い)。
その苛烈な正義に相応しい執念の持ち主でもあり、マリンフォード頂上戦争では重傷を何度も負いながらも終戦まで白ひげ海賊団殲滅のために戦い続けた。
思想・言動
あまりにも過激極まるその思想と言動は、かつての同僚であるクザンをも戦慄させ、ボルサリーノが「どっちつかずの正義」という思想に行き着く一因ともなった。
実際、オハラでのバスターコールでのサカズキの行動(砲撃命令)を目の当たりにし、サウロが「これが正義のやることか!?」とクザンを攻め立てるも、「あの馬鹿ほど行きすぎるつもりはねェ!」と強く反論している。
また、シーザー・クラウンは自分の実験を非道だと周囲から非難された際に「今の元帥センゴクは考えが甘いが…大将“赤犬”ならおれの兵器を欲しがるハズだ!!!」とサカズキを引き合いに出して正当化する程。
見解が相違すれば部下や仲間さえも即座に殺す過激な性格ではあるが、海軍にはアラマキを筆頭に彼の思想に賛同する者や彼を慕うものは多く、逆に彼を嫌う者は少ない。
荒くれ者が海に集う大海賊時代では彼の「徹底的な正義」が必要になる場面もあったのかもしれない。
一方で、「世界政府に属する海軍が正義であり続ける為なら都合の悪い真実は徹底的に揉み消す」「正義を保つ為には少数を犠牲にしても良い」という傲慢な信条を持っているのも事実である。
サカズキにとっては、必要悪として扱われている王下七武海によって生じている犠牲もその信条に法った物に過ぎず、七武海の制度の撤廃にも最後まで反対していた程。
これらに関しては世界徴兵により大将に就任したイッショウから反発されており、「『七武海』を存続させるための必要な犠牲…!?あんた…その人達(七武海の暴虐による犠牲になった人々)になった事が無ェから分かんねェのさ…!!」と評されている。
SBSにおける作者のコメントやおまけのイラストを見て推測するに、過去に海賊に関する何らかの因縁があると思われる。
元帥
元帥となった後は、海賊殲滅のため、海軍本部を新世界側に移設。更に戦力補強の為に世界徴兵を行い、化け物と称される程の実力者2名を海軍に引き入れ、軍全体の指揮を執る。
しかし天竜人に振り回されたり、新大将の2人や同じ世界政府に属するCP‐0のロブ・ルッチがそれぞれ自分の考えを優先して命令を受け入れないなど、先任のセンゴク以上の「中間管理職」的な苦労をする羽目になっている。
本来なら自ら手を下さなければ気が済まないタイプだった彼にとって、元帥の地位は思っていたより都合が良いものとは言えず、結果以前よりも不機嫌に磨きがかかり、(部下の独断等に)怒鳴り散らす事も多くなった。立場上、自ら掲げる徹底的な正義を全うする事すらかなり困難になってしまっており本人も「もどかしいのう…」と下手に行動できない現状を憂いていた。
尤も、立場が変わったとはいえ志は依然として苛烈なままであり、大きく変化する世界情勢を前に、「えらい時代に元帥になったわい…!!」とぼやくものの、直後に向かってくる全てを返り討ちにする覚悟を示すなど、自身の掲げる正義を貫き通す姿勢を見せる。
統率力
はっきり言ってしまえば、低いと言わざるを得ない。というのも、サカズキは上記の思想や言動を他者に押し付けて反発を招いてしまっているからである。これは、クザンやイッショウの件がいい例であろう。また、サカズキはどうも人の心に疎いところがあるようで、エッグヘッドで心身共に憔悴しきっていたボルサリーノに失言をかましてしまい、彼の怒りを買ってしまっている。人の上に立つ一統率者としてはこの欠点はかなり致命的である。イッショウの言葉を借りればまさに、「その人の立場になったことがないから分からない」ということだろう。乱暴な言い方をしてしまえば前線で戦う切り込み隊長としての方が性に合っている彼が元帥になってしまうのがそもそもの間違いだと言える。
戦闘能力
悪魔の実
「わしは“火”を焼き尽くす“マグマ”じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!」
悪魔の実 | マグマグの実 |
---|---|
分類 | 自然系 |
自然物 | マグマ |
能力 |
|
欠点 |
|
全身を灼熱のマグマに変化させ、黒煙を噴き上げながらあらゆるものを焼き尽くし、さらにその力から火山弾などの火山噴火の力に発展させることができる「マグマ人間」。
彼が発揮したマグマの熱量は巨人族の何倍もある山のような氷塊を僅か数秒で蒸発させ、跡形も無く消し去ってしまう程に凄まじい。
しかもその力は「火」をも焼き尽くす事すらできるほどの温度で、メラメラの実の能力者に火傷のダメージを与える事ができる。実際にそれを見ていた者が「………エースが!!…焼かれた!!?」と火を焼き尽くせることに驚愕しているとも受け取れる描写がある。
条件にもよるが、炎の温度は約1000度から1800度程度、マグマの温度は約900度から1400度程度と、単純な温度だけでみると実は炎に軍配が上がる。
にもかかわらずエースに火傷を負わせていることから、その単純な温度の差を補うことができるほど能力を磨き、鍛え上げた結果、火すらも焼き尽くす実力に至ったと考えるのが自然である(「火を焼き尽くす」というより、「彼の“マグマ”が、エースの“火”を呑み込んだ」という方がより正確か)。
では、上下関係の発言における「火をも焼き尽くす事ができる」という意味について少し解説するが、これは79巻SBSの上下関係についての情報にある「能力者の強さ」と「能力の強さ」についての注意書きを考慮する必要があるので、あくまでも能力単体で比較した場合の話に過ぎないである。能力の上下関係の判断も同様に、双方の能力単体では最大でどのような力にまで発展させ、その力には最大でどのような効果を持っているのかを考慮していると考えられるので、最上位の力同士での比較となる。そうすると、マグマであれば地学現象の力である「火山噴火」に発展するのだが、火は火災になるというだけで、地震(グラグラの実「振動」の最上位の力)・台風などのひとまわり大きな何らかの自然現象に発展する力は持っていない。そうすると両者は「マグマグの実=火山噴火」「メラメラの実=火事」で上下関係を決めることになり、これではいくら温度に極端な差が開いたとしても、最大で数千万~数億倍を超えるほどの桁違いな力量差が生じている時点で、全然根本解決にはならない。さらに、燃やすことは火だけでなくマグマでも行えてしまうので包摂的な関係を持っている能力だ。だから「マグマグの実」は、「メラメラの実」の上位種という結果になっているという見方ができる。
つまり、能力の上下関係についての彼の発言は、エース側を精神的に追い詰めるために揺さぶりをかけることが本当の狙いで、作者は敢えてその場面を利用することで「上下関係のある悪魔の実も存在するよ」ということを読者側に伝える意図も含めて描いただけに過ぎないという見方ができ、そうすると描写もすべて自然な形となる。(彼は性格上、敵対者と見なした者にはとにかく容赦がなく、手段を選ばない。特に頂上戦争では白ひげ海賊団側を混乱させることを目的とした戦略的発言をする場面がいくつかあるので、彼の発言は今回のように鵜吞みにしてはいけないときがあるということに十分注意する必要がある。)
悪魔の実の能力の上下関係の判断において、「戦闘描写をそのまま単純比較する手法」「特性同士をそのまま単純比較する手法」は、絶対に不可能な判断手法であるということを示す代表的な事例と言えるだろう。
何らかの形で、炎や高熱を操る能力は他にも確認されているが、マグマグの能力はその中でも悪魔の実最高峰の攻撃力を誇る。
本人の凄まじい力量により、能力も比例して、自らマグマによる攻撃範囲を広範囲に拡大させることができる上、火力も絶大なものになっており、マグマに変化させた腕やそこから噴出したマグマの塊を主たる武器としている。
上空へマグマを放出し、時間差で無数の火山弾となって辺りに降り注がせるなど、各攻撃はまさに火山の噴火や火砕流を思わせるほど大規模で威力も絶大。
また、自らをマグマ化する事で地下を溶かして地中を移動したり、マグマを噴出しての短時間の飛行も可能。
さらにマグマ化した体は(スモーカーの煙やモネの雪などと同じく)本人の力量によって体積をコントロールでき、拳を巨大化させて掴みかかったり、広範囲にマグマを広げて瞬く間に辺りを火の海に変えてしまったりもできる。
一見すると、マグマという特性から即座に行える芸当に思えるが、悪魔の実の能力は強者に類する多くの能力者は基礎戦闘力の依存性で成立させており、それと反対に強大に見える能力であろうと使い手の力量・技術不足により、殆ど力が発揮されない事も多い。
さらに自然系能力者であるスモーカーが無理に体積を増やそうとしたところ、息切れを起こしていた事から、能力の範囲を拡大させるには使い手の力量が必要となってくる模様。
それらを踏まえても、サカズキ本人は鍛え上げた格闘術・覇気・超人的な身体能力など、それらの要素を加えて能力に応用させていただけと言える。
つまり、火山噴火のように絶大な能力として発揮できるのは、彼の凄まじい実力と熟練度の高さ故である。
頂上戦争後に元帥の座をかけた青キジと決闘を行っている。
その力は10日間の激闘の末、パンクハザード島の天候を大きく変え、その島半分が灼熱の地と化してしまう程であり、その島を真っ二つにする裂け目と中央に爆心地のような穴(現在は塩水湖)が形成されている。
パンクハザード島は現在も闘いの影響で痕跡が残り、もう半分は青キジの能力によって、極寒の地になっている。
湖にサメが生息している理由は、このためである。
サカズキに接近する事自体がマグマ溜まりに近付く事とほぼ同義であるため、基礎戦闘力の高い覇気の体得者でも不用意にサカズキに近付けば一瞬でマグマの熱で焼き尽くされてしまう。
基礎戦闘力
サカズキ本人も“白ひげ”から幾度と全力攻撃を叩き込まれながらも命を繋ぎ、頂上戦争の最前線で最後まで暴れ続けた尋常ならざる基礎戦闘力の持ち主であり、白ひげに押されながらも渡り合える程の心技体を備えている。
特に相手が弱っている白ひげとはいえ、海軍本部を崩壊させるほどの地震を誘発させるグラグラの実の能力による全力の一撃でダメージを受けても、後に何事もなかったかのように平然と戦闘を継続する描写は、まさに海軍本部大将以上に相応しい実力と言える。
戦況判断力にも長けており、自身の攻撃力や思想もあって、敵側の勝利条件や要となる人物を勇み足になってでも潰しにかかる戦法を好んでいる。
加えて、どんな強者や格下だろうが一切恐れも慢心もせず殲滅にかかるその執念ゆえ、「戦場での彼に敵意を向けられた者は絶対に甚大な被害を免れない」非常に恐ろしい存在となる。
頭に血が上り易い本人の性格そのものが欠点だが、味方や市民の死も全く厭わぬサカズキ自身にとっては問題になっておらず、「用が済んだら始末」する事前提ならば敵を話術で騙すような作戦に乗っかる事もある。
人格的にも能力的にもほとんど隙が無く、海軍本部の最高戦力と呼ばれるに相応しい実力者である。
なお、六式を使用している描写は全くないが、海軍本部に所属し、階級も大将以上に昇進していることを考えても、扱える可能性は高い。
実際に、元大将のゼファーは修得しており、他にもクザンやガープは「剃」のような動きをしている描写が少なからず見られる。
覇気
大将以上ということもあり、基本的な2色の覇気(武装色・見聞色)を高水準で扱うことができる。
自然系にしてサカズキ自身も熟練した覇気使いということもあり、攻撃力や防御力も非常に高い。
「武装色の覇気」を利用しなければサカズキにまともな攻撃を当てる事はできないが、その「武装色の覇気」による攻撃に対し何らかの対策をとっており、ビスタとマルコの同時攻撃を致命傷となる首に受けても「うっとうしい」で片づけて、問題なく戦闘を続けている。
なお、シャーロット・カタクリも武装色による攻撃に対して見聞色による「未来予知」を利用した対策を講じていたが、同様の処置かは不明。
また、クザン・ボルサリーノと共に高度な技術による武装色で白ひげにグラグラの実の能力を使用した大気割れに伴う空振(くうしん)を弾き返している他、アニメ版では白ひげに攻撃をする際には赤く光る武装色の上位技術らしきものを能力と併用して攻撃している場面もある(エフェクト的に原動力が能力によるものとは考えにくく、その特性から考えても説明がつかない)。
技
- 大噴火
マグマに変化させた腕を巨大化させ、灼熱の正拳突きを放つ。
その熱量は自身の何十倍もあろうかという氷塊を一瞬のうちに溶かし尽くしてしまうほど。
また空中に向けて放ち、時間が経過すればマグマは火山弾となって周囲に拡散して降り注ぐため、攻撃範囲も非常に広い。
- 流星火山
マグマを変化させた両腕を上空へ向けて噴出し、拳のような形状の大きな火山弾を敵陣に雨あられと広範囲に降り注がせる。
一つの火山弾が大型帆船もたった一発当たるだけで轟沈させてしまうほどの恐るべき威力を誇る。
- 犬噛紅蓮(いぬがみぐれん)/岩漿犬牙(がんしょうけんが)
腕から流れ出す溶岩を犬の形に模して突撃させる。
「犬噛紅蓮」という名称はアニメで登場し、「岩漿犬牙」という名称は『ONE PIECE ギガントバトル!』で使用されている。因みに「岩漿」とはマグマを指した言葉なのだが、最近は使用されていない用語である。
- 冥狗(めいごう)
マグマに変化させた腕を伸ばし、相手に掴みかかる。
原作ではこの技で白ひげの頭部を半分近く焼き薙いだが、これでも決定打にはならず、怒れる白ひげの反撃を喰らっていた。
さすがにショッキングなシーンであったためか、アニメ版では腹部に打ち込まれている(どちらにせよまともに受けたら常人どころか超人であろうともまず即死だが)。
※以下、技名はゲーム版「海賊無双」シリーズから。
- 火口噴出
周囲の地面に複数の噴火口を作り出す。
- 郡鳥火山
前方に火山弾を発射する。
- 火山爆発
地面を殴りつけ、周囲に噴火を起こす。
- 大溶岩流
マグマ化して地面に沈み、前方の敵を巻き込みながら前進する。
最後は爆発と共に地面から飛び出し、巻き込んだ敵を散らす。
経歴
過去
32年前、海軍に入隊。ボルサリーノとは同期。共にゼファーの教え子となる。
中将時代の22年前、バスターコールにより召集されて考古学の聖地である西の海オハラに侵攻する。
当時の階級は「中将」。
この頃はキャラクターとして全貌を明確にされておらず、制帽の上から更にフードを深く被り、風貌が不明瞭に描かれていた。
島から出港した歴史の本文の研究に関係がない島民が乗っていた避難船に対し、「万が一あの船に学者が一人でも潜んでいたら 今回の犠牲の全てがムダになる…!!」 「“悪”は可能性から根絶やしにせねばならん!!!」という理由で砲撃を指示し、撃沈させた(クザンやサウロはサカズキの行動を非難したが、「バスターコール」は標的と定めた地域にいる人間全てを抹殺することが認められている為、サカズキは罪には問われない)。
この行いにはクザンや海軍を脱退していたサウロも戦慄し、以降、クザンは海軍の掲げる「正義」の在り方に疑念を抱くようになり、意図的にロビンを逃がす手引きを行った。
なお、この蛮行は事件後に世界政府の工作によりロビンが行った事になった。
第1部 サバイバルの海・超新星編
マリンフォード頂上戦争編
“白ひげ”のモビー・ディック号を含む2隻の船を“流星火山”で沈没させ、大渦蜘蛛海賊団船長で白ひげ海賊団傘下スクアードの過去を刺激した離間の計への実行役となって陥れ、白ひげの腹部を刺させて重傷を負わせ、オリス広場で白ひげと交戦し、高齢と持病の悪化により隙が生まれた所を突いて能力で圧倒する。
更に“麦わらのルフィ”により処刑台から解放され、逃走を図ったエースに対し、白ひげを罵倒することで怒りを煽動して踵を返させ、ルフィを庇ったエースを殺害した。
その後、激昂した白ひげに強襲され、反撃で顔面の左半分を焼き払う致命傷を負わせるが、地割れに叩き落される。
その後、暫く戦線離脱するが、ルフィを抱えて逃亡を図る“海侠のジンベエ”を追撃し、それに立ち向かうイワンコフとイナズマを撃破し、ルフィをジンベエ諸共マグマの拳で攻撃してルフィの胸に現在まで残る傷を負わせる。
クロコダイルや白ひげ海賊団の隊長達に行く手を阻まれながらも軍の将兵達を鼓舞しながら猛攻を加えた。
既に目的を果たしているのに無益な戦火拡大をする自身の様子に堪えられなかったコビーに諌められ、「正しくもない兵は海軍にゃいらん…!!!」と即座に粛清しようとしたが、そこに現れたシャンクスによって止められる。
ジュエリー・ボニー確保
戦争から数日後、ジュエリー・ボニーの身柄と引き替えに軍艦を得ようとしていた“黒ひげ”を仕留めようと動き、結果的に黒ひげには逃げられたものの、ボニーは確保し、この際にボニーの素性が世界政府にとって重要であるかのような発言をした。
「お前が政府から逃げたと聞いた時ァひやりとしたがのう ──だがもう全て終わった…」
海軍本部元帥へ
センゴクの海軍本部元帥退任後、政府上層部の推薦により元帥候補として名が挙がるが、センゴクの指名を受けた上に自身の元帥就任に強く反発したクザンと対立が深まり、最終的に決闘で決めることとなる。
パンクハザードにて10日間に及ぶ島の天候を変えてしまう程の熾烈な決闘の末に重傷を負いながらもクザンに勝利し、新元帥に就任する。
また、敗れたクザンに対しては情が勝り、命を奪うことはしなかった。
元帥就任後、海軍本部を海賊殲滅のために赤い土の大陸・聖地マリージョア近辺の新世界側に移転させる。
また、「世界徴兵」を行い海軍を去った青雉と自身の昇進に伴い空席が出来た大将の地位に“藤虎”と“緑牛”を新たな戦力として加え、より強力な正義の軍隊に強化した。
第2部 最後の海・新世界編
ドレスローザ編
パンクハザードの一件で生き延びたスモーカーから連絡を受け、ドフラミンゴの突然の王下七武海脱退やルフィとローによる海賊同盟に対応すべく、部下の大将“藤虎”をドフラミンゴの本拠地ドレスローザに派遣する。
その後、ドフラミンゴの七武海脱退が誤報だと知り、それに世界を大きく振り回されたことやそれを是認した世界政府の決定に納得がいかず海軍本部元帥としてマリージョアへ向かい、五老星へ抗議に向かう。
その五老星へ直接意見をしている最中に、部下から麦わらの一味・ハートの海賊団の海賊同盟VSドフラミンゴの結末とイッショウの対応についての報告を受ける。
上司である自分に何の相談も報告もないまま独断で「海軍の威信を揺るがしかねない行為」に出た上、それを世界に示してしまったイッショウに対して電伝虫越しに烈火の如く怒り狂い、決定的に対立する。
そして、彼に落とし前としてルフィとローおよびその一味の拿捕を言い渡し、彼らの首を取って来るまでの間、全海軍基地への出入り禁止を命じた。
世界会議編
各国の王族が何事も無く世界会議に出席し、帰国できるよう海軍全体の指揮を執る。
イッショウがマリージョアにやってきたという報告を聞かされた際には命令違反を理由に当然烈火の如く怒るも、Tボーン曰く「軍の敷居は跨いでいない(マリージョアは海軍基地ではない)ので追い返すことができない」という完璧なる理論武装(サカズキにとってはただの屁理屈)を聞かされる。
あまりの慌ただしさのなか現れたその立場の苦労を知る男から「大変だろう?「元帥」…」と笑いながら煽られたときは、(既に厳密な上司と部下という間柄ではないものの)思い切り怒鳴り返している。
その後、緑牛ことアラマキに命じて追い出そうとしたが、彼は彼で言うことを聞かず、結局イッショウのマリージョア滞在を許してしまった。
また、ビッグ・マムと百獣のカイドウの余りに無防備な通信を傍受する。
何が起きるか分からない四皇同士の遭遇を止めるためボルサリーノがワノ国に赴こうとしていたが、ワノ国の戦士“侍”の実力が未知数という理由で彼を止めた。
ワノ国編
第二幕〜第三幕 幕間
王下七武海制度の撤廃やカイドウ(百獣海賊団)とビッグ・マム(ビッグ・マム海賊団)の海賊同盟についてイッショウと口論を重ねる。
センゴクがロックス海賊団やゴッドバレー事件についての詳細、ワノ国で結ばれるカイドウとビッグ・マムの海賊同盟についての恐ろしさを若い海兵に説明する場にも現れ、いくら危険であろうと現在の海軍にはワノ国に割く余剰戦力が無いことを強調してセンゴクの余計な口出しを止めたが、センゴクから「白ひげ」「ロジャー」「赤髪」に好かれた「ワノ国」の海賊と大物たちの多くが関わるワノ国の重要性についての話が出た際には思わず耳を傾ける。
第三幕
ワノ国の決戦から一週間後、アラマキが独断でワノ国に向かっている事を電伝虫で聞いた際は、「余計な真似は絶対にするな」とアラマキに忠告した。
その後、ボルサリーノと海軍犯罪捜査局の局長テンセイと共に世界会議の期間に発生した事件について整理し、荒れる時代に元帥になったことを改めて実感しつつ、来たる敵はすべて返り討ちにする決意を固めた。
エッグヘッド編
勝者島での黒ひげ海賊団とハートの海賊団の接触を聞いた際は、立場上自身は戦線に出られず、海軍の戦力も割けられる余裕が無い以上、2つの海賊団の決着を待つしかない事に自身の立場にもどかしさを感じた。
更に麦わらの一味がエッグヘッドに在島している事や、ボルサリーノが兼ねてからの任務でエッグヘッドに向かっている報告を受けると、ベガパンクが麦わらの一味を味方につけた場合は海軍及び世界政府は甚大な戦力を欠く事になる為、CP-0には海軍到着まで一味との衝突を避けさせろとの指示を出した(なお、現場でサイファーポールを指揮していたロブ・ルッチにはまたしても指示を無視されている)。
また、これまでは「ルフィ=革命家ドラゴンの息子」という見地からの物言いが目立ったが、ルフィが四皇となった現在では麦わらの一味の実力・影響力等々をある意味再評価しており、新世界における強大な敵の一角として認識した。
その後、カマバッカ王国を飛び出したバーソロミュー・くまがマリージョアに現れたことを聞きつけ、迎撃のため出動。これ以上はくまを政府の制御下に置くことが困難と判断し、殺害を試みる。能力によって顔を一部灼き飛ばすなど相変わらずの戦闘力を見せるが、結果としては失敗し、くまはマリージョアから逃亡した。
「どこ行くんじゃ……“意志”も“心”も全て失った人形がよ……」
ベガパンクの放送を聞いた際は何か心当たりがあるのか彼にしては珍しく静かに聞いていた。
しかし、古代兵器の存在やルルシア王国の消滅等、世界政府にとって不都合過ぎる情報を次々と話していた時は「全部喋ってくれるのぅ…」と怒りを見せていた。
一方、"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"を手に入れた者に世界の運命が委ねられると発言した際、本部の海兵達が自分達が先に見つけるべきだと騒ぎ立てる中、「市民は誰が救うんじゃ バカ共が!!」と、珍しく市民の安全を重視して一喝していた。
エッグヘッドの戦い終結後、状況確認のため電伝虫を掛けたが一向に誰も応答せず、ようやく受けた相手はボルサリーノであった。なぜわざわざ大将自らが出たのか訝しみつつも、エッグヘッドの状況やサターン聖の安否などを矢継ぎ早に問うがボルサリーノは「若ェのが起きたら報告させる」と報告を拒否。その態度に苛立ちと疑問を抱いたのか「甘ェ仕事しちょりゃあせんかのう?」※と問い詰めるがそこで心身ともに限界を迎えていた彼の地雷を踏んでしまい…
「疑うヒマァあんならよ!! てめェの目で見に来いやクソガキ!!!!!」
普段苛烈な性格であったサカズキですら涙ながらに激怒し訴える彼の剣幕には、流石に謝罪を述べた…。
「悪かったのう…兄弟」
「黙れ 今更…!!」
※過酷な現場で心身ともに疲弊したボルサリーノに対して酷な詮索には違いないものではあったが、サカズキはそもそも現場の状況はほぼ把握できていない上、その場で起こったことが四皇麦わらのルフィ・世界最高権力者五老星・巨兵海賊団・ペカバンク・CP-0を巻き込んだ、文字通り世界の危機レベルの非常事態以上、曖昧なことしか言わないボルサリーノを問いただすのは必須ではある。
本編以外での活躍
3D2Y
海軍組織が新体制へ移行する中、インペルダウンLEVEL6から脱獄した海賊の一人であるバーンディ・ワールドが本格的に動き出したこと、そして七武海が政府によって招集命令を受けている報告を聞き、ワールドを再び検挙するための軍艦を用意するよう指示。
本編終盤ではワールドの巨大海賊船のもとまでたどり着き、流星火山を仕掛けた。
FILM Z
元帥になった後の姿が手元だけだが原作に先立って公開され、かつての恩師ゼファー率いるNEO海軍に対する追討命令を出した。
FILM GOLD
海軍本部に訪れたCP-0のロブ・ルッチから軍艦を10隻用意することを要求される。
天上金を支払っているとはいえ、あくまでも海賊であるギルド・テゾーロのために海軍を動かさなければならないことと、ルッチの高圧的な態度の前に憤りを見せたが、結局軍艦の用意はしたようである。
STAMPEDE
元帥と言う立場上、戦線にして海賊万博の会場であるデルタ島には現れなかったが、現場の状況についてボルサリーノから報告を受け、ダグラス・バレットを検挙すべくボルサリーノにバスターコールを発動するよう命令した。
EDでは事の顛末をTボーンから聞き、激怒していたところをセンゴクに覗き見されていた。
FILM RED
"世界の歌姫"ウタの思想を危険視し、ライブ会場のエレジアに大将黄猿、藤虎をトップとした軍艦約30隻からなる艦隊を差し向ける。
現場の状況を報告されると、観客の犠牲も承知の上でウタを抹殺するよう命令を下した。
海賊無双2
狂乱貝による世界の暴走を海賊と手を組む決断をするが不本意だったため海賊同盟と決別。
真ルートでは狂乱貝により暴走しラスボスとして戦うことになる。
余談
- モデル
モデルとなった人物は、俳優の菅原文太氏であり、氏の代表作である映画『仁義なき戦い』シリーズを強く意識している。
菅原氏もサカズキの存在を認知しており、生前にバラエティ番組『ほこ×たて』の「ONE PIECE歴代編集者 VS ONE PIECEマニア軍団」という企画にVTRで出演した際、本作の作者である尾田栄一郎が書き下ろした自身の似顔絵パッケージの唐辛子を手にし、「赤犬の方がこれよりカッコいいよな」と発言していた。
- 王下七武海
海賊を世界政府の手駒として利用する王下七武海制度については意外にも撤廃に反対派であり、撤廃された後も撤廃推進派であった海軍大将イッショウに対して恨み言を投げかけていた。
最も七武海が下っ端海賊に対しての抑止力・妬みの矛先であり、何より海賊同士を潰し合わせる制度であることを踏まえると、七武海制度はサカズキにとって理に適った制度であったのかもしれない。
- 外部出演
2014年に発売されたゲーム『Jスターズビクトリーバーサス』には、本作代表キャラクターのボス枠として出演。
戦闘前の絡みでは、基本的には原作に準じたその苛烈な性格からヒールとして立ち回ることが多い一方で、外部作品との絡みでは『銀魂』の二人からは知り合いの「まるでダメなオッサン」と同じ声だとメタ発言されたり、『BLEACH』の黒崎一護からは「戦闘狂の死神より性質が悪い」と言われたり(両者の声優が同じ立木文彦氏)、『ボボボーボ・ボーボボ』のボーボボからは異様にライバル視されたり(声優が元同僚のクザン役を演じた子安武人氏)、意外な所では『黒子のバスケ』の黒子に(過激な)檄を入れたり…などなど、中の人ネタでイジられるコミカルな演出がなされている。
『Jアドベンチャー』では、確保した志々雄真実(るろうに剣心)を護送している所で主人公と遭遇、キーアイテムである「友情の鍵」を正義の為に手に入れようと襲い掛かってくる。
こちらの世界でもきっちり職務を全うしていた。
- (主にファンからの)評価
良くも悪くも「己の正義を信じ、邁進し続ける男」として描写されており、読者の間でもその描写については概ね見解が一致している。
作中の彼の行動のうち最も印象的なものと言えばやはりポートガス・D・エースの殺害であろう。これは本作の連載開始以来戦争編に至るまで密かに続いていた「過去編以外で人(メインキャラクターに近しい主要な人気キャラクターなど)が(ほとんど)死なない」という同作の法則を完全に打ち破る非常に衝撃的な事件であり、殺されたエースの人気も相まって、元々賛否が分かれていたサカズキへの評価は完全に二分されることとなった。
「エースは死んでほしくなかった 死ぬべきじゃなかった=だからサカズキは好きになれない」と言う声もある一方、「煽り耐性が低く仲間の忠告を無下にしたエースの自業自得=サカズキのせいではない」や、「エースは所詮犯罪者。死んでしまったのは仕方がない=サカズキに非はない」という意見も少なくない。サカズキに対する評価がこれほど分かれること自体が、エースの死がどれほどファンにとって衝撃的で、様々な意味で辛いものだったことかを表している。
但し、エース殺害に至った原因、即ち真の張本人は「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチである。
ちなみにオハラの避難船を砲撃した事については、ロビンを迫害していた島民を結果的に皆殺しにしている事からスッキリとしたやナイスとファンの一部から善行と評価するかなりひねくれた声もある。
矛盾
『人間は正しくなけりゃ生きる価値無し』と断言し、実際に自他共に厳しく正義を実行しているサカズキだが『自分が属する世界政府の最上層が先住民一掃大会や天上金によって滅ぶ国を作り出し、その被害者から海賊などの正しく無い人間が生み出される』という図式をどう処理しているのかは不明である(サカズキに限らず全ての海兵に言えることではあるが)。
ただ、世界政府の犠牲者の筆頭格と言えるバーソロミュー・くまが自我を失った後のペガパンクの仕込みによる緊急稼働の際は、海賊であるくまを攻撃する際に怒りや敵意をあまり感じさせない振る舞いから攻撃しており、少なくともくま個人に対しては海賊に向ける敵意をあまり持っていていないとも感じられる(サカズキは元々海賊同士を共倒れさせる七武海制度には賛成の立場だった為、七武海に限って言えば若干敵意が抑えられているのかもしれないが)。
- 苦労人?
新世界編では海軍の一番上になったサカズキであるが、命令を聞きつつもそれなりに好き勝手出来るかつての大将時代とは違い、今は命令をする側の立場となり、さらに上には上がいるという、事実上の中間管理職ポジションとなってしまっている。
さらに世界徴兵で海軍に入隊させた新大将のうち一人はソリが殆どあわず、もう一人も尊敬の念は向けられているが過激すぎるため、命令を忠実に聞いてくれない。
唯一真っ当に指示を遂行する同期も、エッグヘッドにて心身ともに疲弊し、今後戦力としてこれまでと同様の運用が可能か不透明など、人材登用や組織運営に関して今後さらに難しい舵取りを迫られている。
更に運の悪いことに世界情勢はめまぐるしく変化を続けている。新世界の勢力圏の変化・政府からの厳命・市民を海軍の”脅威”へと変えた新興勢力・革命軍の本格的な活動開始...と立て続けに苦難が続いており、中将・大将時代のように「徹底的な正義」を遂行する事が出来ない事も少なくない。
サカズキのこの現状に対しては、現場で非常に活躍していた人間が上に立ったからと言ってかつてのように活動できるかというと違い、むしろ向いていないのではないかというある意味社会の闇、職場あるあるのようなことになっていることに読者から一種の共感が出ている。
元帥就任後はマグマグの実の超火力が葉巻の着火や焼却くらいにしか活用されていないのが、サカズキの立場の不一致具合を表しているようにも感じられる。センゴクの「大変だろう?「元帥」...」という言葉通り、センゴクが自分達を如何に働かせてくれていたかを痛感している事だろう。
- ドラゴンとの因縁?
頂上戦争ではルフィに対しなぜか一貫して「ドラゴンの息子」で認識していることから、モンキー・D・ドラゴンとも過去に何かしら因縁があるのではないかと考えられている(ちなみにドラゴンとサカズキは同い年、かつ1097話でドラゴンがかつて海軍に所属していたことが明かされたため、「実は海軍の同期入隊なのではないか?」とも考察されている)。
- 幼少時代のイラスト及び設定ノート
サカズキの出身地である北の海は作者による設定ノートによると、国に雇われた海賊によって40年にわたって戦争が起こっていると記されている。国と海賊の癒着は東の海ですらゴア王国とブルージャム海賊団のケースが存在するものの、それをさらに悪化させた事態が長く続いているわけである。サカズキの幼少期のイラストから、彼のいた北の海の国でも王国と癒着した海賊のみならず海賊と癒着した海軍というケースが存在し、それがサカズキの人格形成に影響を与えたのではないかと思われる。
アニメでは、青キジ初登場となるロングリングロングランド編の前のナバロン編( アニメオリジナル)で名前のみ先行登場。
彼のお気に入りの部下だというジョナサンが登場している。
初登場となるオハラへのバスターコールのシーンでは、声優が中尾みち雄氏だった。
なお劇場版では、時系列が新世界編となった『FILM Z』以降は麦わらの一味を除けば唯一の皆勤。
ただしどれも元帥として命令を下すだけなので、出番はそれほど多くない。
- 『ONE PIECE ニッポン縦断!47クルーズCD』
上述の広島弁から広島県代表キャラクターとして登場、キャラクターソング『RED DOG RED』が収録された。
まさにダンディなお声に定評のある中の人により、演歌風の力強い曲調が見事に歌い上げられている…が、歌詞には「もみじが綺麗なマグマ色じゃ」「安芸の宮島、見たならば持ち場へ戻れ」「BATTLE WITHOUT HONOR 図に乗る悪党は嫌いじゃけぇ」…などなど、コラボとはいえキャラ崩壊も甚だしいコミカルなフレーズが数多く盛り込まれている。
パッケージイラストでは、どっかりと胡座をかきながら御膳の上に載った山盛りのもみじ饅頭を口に運ぶ姿が描かれた。
関連イラスト
幼少
新兵
中将
大将
元帥
関連タグ
ONEPIECE 海軍 海軍本部 海軍大将→元帥 赤犬 最高戦力 マグマグの実 マグマ 正義中毒 独善者 苦労人
腐ったミカン:彼の思想はまさしくこれ。
旧三大将
新大将
前任
部下
コビー(サカズキに逆らい粛清される寸前までになった彼だが、サカズキが元帥となった新海軍で昇進している)
ひばり(サカズキのような広島弁を喋っている海兵)
菅原文太…言うまでもなくモデル。