巨兵海賊団
きょへいかいぞくだん
今を遡る事100年前、すなわちロジャー海賊団や四皇が生まれる遥か以前、偉大なる航路を震え上がらせた海賊団。構成員は全員新世界エルバフ出身の巨人族で構成されているため、バイキングを思わせる風貌をしている。
両頭たる赤鬼のブロギー、青鬼のドリーの二人は1億ベリー(大海賊時代到来後は上の下くらいの値段だが、当時としては異例の高値である)もの懸賞金が課せられていたが、些細な原因から雌雄をかけた決闘をはじめ、自然解散になった。
残党の一部は世界政府により捕らえられたが"シスター"マザー・カルメルの助命嘆願により処刑を免れ、エニエス・ロビーの番人となったり、海兵になったりした。
世界最強国家とされるエルバフの名を世界中にとどろかせたのは彼らによるものであり、荒くれ揃いのエルバフにとっては喩え世間で犯罪者と扱われようが、まぎれもなく「英雄」なのである。
とは言え、そのせいで他の温厚な巨人族にも風評被害が及んでいるのもまた事実。
エルバフの戦士としての誇りを重視するが、海賊らしく目的を達成すれば必要のない戦いは避けてさっさと逃げ出すなどの一面も。
エッグヘッド編にて復活し、現在は旧知の赤髪海賊団と共に行動している模様。そしてエッグヘッドへのバスターコールの際に乱入し麦わらの一味の脱出を支援する。
海軍からは"化石"だの"過去の遺物"扱いされたが、歴史に名を残す伝説の海賊団が弱い訳なく、そう言って立ち向かってきた海軍を圧倒し中将くらいしか太刀打ちできない実力者ぶりを見せた。
脱出後は、エッグヘッド事件に於いて海軍に対し多大な損害を与えた事、並びに復活後の戦闘力や政府に対する危険度に加え、100年前との物価変動が考慮された事で、両頭たるブロギーとドリーの懸賞金は当時の18倍の18億ベリーへと増額され、現在判明している総合懸賞金額(トータルバウンティー)は36億ベリーとなった。
ただ、本人たちは海賊を再開したつもりでは無いので少々戸惑っている。作中の海賊の定義は「世界政府の邪魔者全般」なので、致し方なしか。なお、手配書の写真は100年前の物と全く同じ物が使われていた。
二大船長。偉大なる航路前半のリトルガーデンで100年も仲良くケンカしていたが、ルフィ達との出会いを機にエルバフへ帰還し、活動を再開した。
船長らを探す過程で、50年エニエス・ロビーの番人として働かされていたが、ウソップにより真相を知り一味と共闘。その後エルバフ及び団へと帰還した。
エッグヘッド編では真っ先に命令された為、幹部クラスなのかもしれない。
- ビョルン
- シグ
麦わらの一味を助けるべくエッグヘッドにやって来た巨兵海賊団のメンバー。
元巨兵海賊団構成員。ハイルディンの少年時代に稽古をつけていた。
- ブリュー
ゲームで登場した元巨兵海賊団のメンバー。