「我らを信じてまっすぐ進め!!!たとえ何が起ころうともまっすぐにだ!!!」
概要
偉大なる航路(グランドライン)前半の島「リトルガーデン」に住む巨人族の戦士。通称"赤鬼のブロギー"。
新世界にある巨人族の"戦士の村"「エルバフ」出身で、“青鬼のドリー”と共に100年以上前に世界中の海を又にかけて大暴れした「巨兵海賊団」の船長でもある。
口周りを全部覆うヒゲがトレードマークで、斧「ブルーザーアックス」を使って戦う。
同じくリトルガーデンに住むドリーとは親友にしてライバルというケンカ友達のような間柄になっており、なんと100年間も「決闘」を続けている。
プロフィール
本名 | ブロギー |
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異名 | 赤鬼のブロギー |
年齢 | 158歳→160歳(人間換算で約53歳) |
身長 | 2130cm |
懸賞金 | 1億ベリー(100年前)→18億ベリー(エッグヘッド編後) |
所属 | 巨兵海賊団船長 |
所属船 | グレート・エイリーク号 |
武器 | 戦斧「ブルーザーアックス」 |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 エルバフ島 ウォーランド王国 |
種族 | 巨人族 |
誕生日 | 2月1日 (ブロギー=2,1) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | F型 |
好物 | ビール、トリケラトプスの肉 |
笑い方 | ガババババ |
初登場 | 単行本13巻 第116話『でっけェ』 |
CV | 稲田徹 |
人物
普段は豪気で柔和な性格だが、一度戦闘が始まればその形相は鬼と化す。巨体にそぐわない身軽さで宙を飛び、全体重を乗せた一撃で敵を仕留める。
エルバフの戦士として名誉ある死を望むブロギーは、戦闘で相手の命を奪う事にも、己が命を失うことにも全く躊躇が無い。
故にドリーが負傷を隠して赴いた時も気づいていたが、全力で打ち合って切り伏せ、幾つもの感情が入り交ざった涙を流した。
とはいえ海賊であるためか逃げる事が最善手の際には逃げる事にも躊躇せず殺しても死なないような怪物である五老星相手には逃げの一手を選んだ。
技
- 覇国(はこく)
ドリーと共に、2人同時に武器を振りかざす。
海を割りながら、怪物金魚“島食い”を一刀両断する破壊力。
ブロギー曰く「エルバフに伝わる巨人族最強の槍」で、貫き通せないのは「血に染まるヘビのみ」との事。
- 太陽鋸(タイヨウノコ)
ドリーと共に、対象を挟み撃ちにするように武器を横に薙いで切断する。
こちらも、ルフィを飲み込めるくらい巨大な怪物を難なく切断可能な威力を誇っている。
- 太陽の盾(スヴァリン)”隔”(スキールダ)
これもドリーと行う連携であり、各自腕に装備した盾で相手の攻撃を防御し、力のままに押し返して吹っ飛ばすカウンター攻撃。山のような大きさの怪物でさえも軽々吹き飛ばす威力。
ちなみに、「スヴァリン(スヴェル)」は、北欧神話に登場する伝説の盾のことを指していると思われる。この盾は、神々が住む大地(ミズガルズ、ミッドガルド)と太陽を隔てるものであり、もしこの盾が無ければ大地が太陽に焼かれてしまうと記されているため、相当重要な役割を持っている。
活躍
過去
100年以上前のある日、それぞれが小島ほどもある大型海王類を仕留めた二大船長は、その釣果を祝って上機嫌で船員たちと宴を開いていた。互いに「これまでで一番の大物」だと話し喜ぶ二人に、ユキという人間の少女が素朴な疑問を投げかけた。
「それは どっちが大きいの?」
二人はその言葉にハタと気付き、リトルガーデンへ移動して互いの獲った海王類を見せ合って「自分のほうが大きい」と主張して譲らず、意地の張り合いから喧嘩を始め、ついには決闘にまで発展してしまう。船員たちも止めようとしたが二人の死闘は連日続き、仕方なくその場で海賊団は解散することとなったのだった。
以来7万回以上も決闘を続けている二人だが、その理由はとっくに忘れてしまっている。しかし「理由がどうであれ、一度戦いを始めたからには決着をつけなければならない」という彼らの矜持は、いつしか「誇り」をかけた闘いに昇華させた。
リトルガーデン編
ドリーと共に決闘を続けていたが、ある日彼がとある事情から不調になってしまい、それに気づきながらも決闘に勝利する。
しかし、その隙をついてたナミ達と共にMr.3一行に捕らわれてしまう。一時は蝋人形になってしまうも、ウソップやカルー、モンキー・D・ルフィ達に助けられ事なきを得る。
命を取りとめたドリーと共に戦士の誇りを守ってくれた麦わらの一味に感謝し、その恩に報いるため、再会を約束しリトルガーデン近海に生息する怪物金魚“島食い”を限界を迎えた己らの武器を破壊してまで倒し、彼らの行く手を開いた。
武器を失ってなおドリーとの決闘は続けており、現在ではただの殴り合いとなってる。
エッグヘッド編
100年ぶりに様子を見に来たオイモとカーシーが島に訪れ、殴り合いで決闘している二人に呆れ、新しい武器を手に入れてまた決闘するために一旦ドリーと共にエルバフに帰還した。
エルバフに滞在していた赤髪海賊団と共にキッド海賊団と交戦に入り、シャンクスがキッドを撃破した後に故郷であるエルバフを戦場にしようとしたキッド海賊団に対して報いを受けさせるべく、ドリーと共に新調した武器を使って放った覇国でキッド海賊団の船であるヴィクトリアパンク号を破壊し、キッド海賊団を壊滅させた。
その後は新聞での報道を見てドリー達と共にエッグヘッドを強襲。海軍を蹴散らしルフィ達の加勢に現れた。執拗に五老星と海軍に追われるが、船に辿り着き謎の鉄巨人が放った強大な覇気のおかげで何とかエッグヘッドからの脱出に成功する。
脱出後、今回のエッグヘッド事件に於いて海軍に多大な損壊を与えた事と、100年前からの物価の変動も政府に考慮された事により、ドリー共々懸賞金は18億ベリーへと増額された。
余談
名前の由来
「ブルーザーアックス」という武器名から、名前の由来はアメリカ出身のプロレスラーブルーザー・ブロディとおもわれる。決闘相手であるドリーも武器の「テリーソード」と合わせ、ザ・ファンクスとして兄弟タッグを組んでいた同じくアメリカのレスラードリー・ファンクJr.と言われている。
上述のプロレスネタと合わせ、このエピソードは漫画『キン肉マン』のゴールドマン、シルバーマン兄弟の「天上兄弟喧嘩」がモチーフとおもわれる。因みに、ブロギーの声を担当する稲田氏は後年のゲーム・パチンコ等の各媒体で本当にゴールドマン(およびその後変貌した姿である悪魔将軍)を演じている。
声優
ブロギーの声を演じた稲田氏と初代ドリーの声を演じた郷里大輔氏とは劇場版『ウルトラマンコスモス2THE BLUE PLANET』でも共演しているが、こちらは敵同士で共演している。