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五老星

ごろうせい

五老星(FIVE ELDERS)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する5人の最高権力者の総称である。
目次 [非表示]

 〝五老星〟 ここに!!! 





概要

天竜人=世界貴族の最高位にして、世界政府最高権力である5人の老爺達。

基本的にいつも5人で登場し、世界政府の本拠地たる聖地マリージョアのパンゲア城内「権力の間」において、世界情勢に関する議論を行い、合議による意思決定をして、サイファーポール海軍に命令を下す。

海軍本部元帥であるセンゴクサカズキも、彼らの前では単なる中間管理職に過ぎない。


但し、世界政府最高権力者ではあるものの、他の天竜人の共通点である宇宙服に似た独特の装束」「髪型」「口調」などはなく、作中世界における庶民の一般的な服装であるスーツや着物といった衣服、顔の傷跡、鍛え上げられた肉体、などの装備、醜悪な人相に描かれる一般の天竜人男性に比べて権力者らしい威厳のある人相、更には奴隷を一切引き連れず、非情ながら権力に溺れず理性的・明晰な頭脳を有している事、マリージョアから出て地上で行動する際も上記の装束や地上の空気を吸わない為の専用マスクなどを着用せずスーツ姿のままである事から、一見すると彼らも「叩き上げ」の様に見える(一方で、やはり彼らも天竜人である以上、天竜人にとっての『義務』である下記の基本概念は持っている)。

世界貴族の最高位に位置しているものの、彼らが生粋の世界貴族なのか、どのような経緯で世界政府の頂点にまで至ったのか、詳細は不明である。


その地位の高さは別格であり、海軍内部でも准将以下の階級では姿を見ることすら許されず、偶然にでも姿を見れば即座に抹殺される。一般人は肖像画でしかその顔を見ることがないらしい。


空白の100年」に関することを少なからず知っており、かつてその歴史を知りすぎたオハラに対してバスターコールを発令し、殲滅作戦の命令を下した。

これ以外にも、「世界の均衡を守るためには過激な手段も止むを得ない」という冷酷な思想と、「人間の命など“”だと思え、仮に減ったとしても再び繁殖する」という天竜人にとっての基本概念は全員が共有しており、「世界政府の下での均衡・平和」のためなら綺麗事に拘ることはないという、ある種の非情さを見せている。


D」についても何かを知っており、今なお世界を騒がせるルフィ、歴史上初めて悪魔の実2食べたティーチなどを筆頭に、頂上戦争でその名が人目につきすぎたことを警戒していた。


普段は冷静だが、四皇については懸念を抱いており、白ひげシャンクスとの目的不明の接触に際しては顔色を変えていた。ただし、当のシャンクスについては「暴れさせればこそ手に負えんが、自分から世界をどうしようという男でもない」と一定の評価をしている。


構成員

顔ぶれは少なくとも38年以上前から変わっていない。

全員かなり長身であり、2mを超えるロブ・ルッチと並んでも彼を軽く上回る程である。


原作233話から初登場した彼らだが長い間(ジャンプ掲載基準で21年近く)その本名は明かされることがなかった

(WT100などの人気投票ではA~Eのアルファベットでエントリーされていた)

がワンピース1073話のエッグヘッド編にて五老星の内の1人の名前が明かされ1086話にて残りの五老星のメンバーの名前も明かされた。


ちなみに、5人の名前にはそれぞれ太陽系の5つの惑星(水星金星火星木星土星)をもじったものが採用されている。


5人にはそれぞれ「○○武神」という肩書きが与えられており、例えるならば日本の内閣の各省大臣が如く、世界政府の様々な制度・政策等に関する事項を(同様に合議制で)分担管理しているようである。



活躍

年数の基準は新世界編。


過去

22年前、クローバー博士ら歴史学者達が「空白の100年」の真実に辿り着きかけていたことから、ニコ・ロビンの故郷オハラに対してバスターコールを発令。「ロビンの師である博士への銃撃を実行させる」「オハラへの砲撃命令を下す」など、ロビンにバスターコールに対する強烈なトラウマを植え付けた原因となった。


サバイバルの海 超新星編

マリージョアにて、赤髪海賊団白ひげ海賊団とが使者を介して接触を図ったという報告を受けるが、赤髪の性格上大きな戦いは勃発しないと判断した。

そして、サー・クロコダイルが抜けたことで発生した王下七武海の穴を一刻も早く埋めるよう海軍に通達した。


麦わらの一味によってエニエス・ロビーが陥落してから3日が過ぎた頃、問題ないと見ていた赤髪と白ひげが直接接触をしてしまったことに一時焦るが、結局、特に大きな問題にはならなかった。


マリンフォード頂上戦争が終結した後はインペルダウンLEVEL6の惨劇を世界には公表しないよう海軍に伝え、その後、荒れる世界情勢について議論していた。


最後の海 新世界編

ドレスローザ

物語の舞台が2年後に移行しても誰1人欠けることなく、そして容姿も変わらぬまま登場。サイファーポールに一任したドンキホーテ・ドフラミンゴの七武海脱退の誤報について抗議しに来た海軍元帥サカズキに対して、海軍を脱退し黒ひげ海賊団に加担するようになったクザンの一件を出して口論する。その後、海兵からドフラミンゴがルフィとローによって討伐され、ドレスローザが崩壊したという報告を受けた。


世界会議

権力の間にて会議期間中にもかかわらず「君だから時間を取った」と、とある人物と接触。その人物はある海賊について話に来たようだが、それが誰のことなのかは不明。

王たちによる会議が始まると何故か全員コートを羽織って虚の玉座に向かい始め、アラバスタ王国コブラ王およびネフェルタリ家への警戒や、四皇であるビッグ・マムカイドウの接触の可能性について言及し、一度世界の均衡のために大きく掃除する必要があると語った。

そして虚の玉座に到着すると・・・


ワノ国

第三幕

数多くの事件が発生し、荒れたまま終了した世界会議については呪われているとしつつもそれに関する話は保留とし、ワノ国で勃発した最悪の世代と四皇による大規模な戦闘について議論。


その際に彼らにとっても伝説とされる悪魔の実について、その実は何百年も覚醒しなかったこと、歴史から名前を抹消するためにもう1つの名前が与えられていることを話す。


そして議論の末に、ワノ国鬼ヶ島で行動中のCP‐0ゲルニカに「その実の能力者を今すぐに抹殺しろ」と勅令を下すが、皮肉にもそれがきっかけで件の実が覚醒してしまった。


鬼ヶ島の戦闘が決着した後は、恐れていた存在が覚醒を経てこの世に再臨した事実に驚愕し、四皇のうちビッグ・マムとカイドウの2人が一度に陥落した情報が世界中に広まることによる情勢の不安定化に動揺しながらも、ゾウが姿を消したという情報を踏まえて、ワノ国が現時点では開国しないことを確認。生き残ったCP‐0のメンバーのヨセフに「ニコ・ロビンくらいは捕えたんだろうな」と圧力をかけるも、直後に妨害電波で割り込んできた人物に任せることに。


それから7日後。四皇を倒した3船長の新しい手配書のうち、ルフィのものからロジャーと同じく「D」を消そうとするも時すでに遅く、モルガンズの独断によって名前はそのまま且つ新たなる姿の写真で発行され、全世界に広まってしまった。


終幕後

世界会議の期間中、マリージョアで数々の事件を起こしたとされるサボルルシア王国に潜伏していることを海軍の通信を介して知る。

だが、特に慌てる様子はなくむしろその場に偶然居合わせてしまったサボを「運の無い男」「これも運命」と純粋に哀れむような発言、表情をした後、海軍の通信部に通信を切るよう指示を出した。


「ルルシア王国」?

――そんな国は……元々…ないではないか…


エッグヘッド

大将黄猿が率いる海軍の軍艦の一隻にサターン聖が乗艦しており、エッグヘッドへと向かっている。


世界会議編の回想にて、荒れたまま終了したとされていた世界会議終幕間際、面会を求めてきたアラバスタ王国コブラ王と、虚の玉座を前にして接触していたことが判明。最初は世界政府の歴史と構造を語る彼の話に耳を傾けるのみだったが、最初の20人に名を残しつつもその生涯に謎が多いネフェルタリ家の女王リリィの詳細や、彼らにとっては最も触れられたくない事案であろう、Dという名が持つ意義に関して質問を投げかけられた際は、前者については800年も昔にマリージョアを離れた者の動向・行く末など知る由もないと冷静に返したが、後者に関しては、「なぜ・・・それを聞く?」とコブラ王に戒めるような眼差しを向けつつ、禁忌に触れようとした動機を問うていた。また、その直後コブラ王が退出していないにもかかわらず、「花の部屋」にて終始会話を聞いていた謎の人物が虚の玉座の前に姿を現したことで、珍しく動揺する姿を見せた。そして、件の人物が「歴史の本文の解放がミスではなく、計画的なものだったのではないか?」という自身の仮説をコブラ王に伝えた直後、それぞれが武器を取り出し・・・



現在の時系列ではサターン聖がエッグヘッドに到着した頃になって、パンゲア城に残った4人のもとに「ヨーク」からの通信が入る。

他のベガパンク諸共殺されそうになっている現状に盛大に文句をつけられたが、マザーフレイムは「ヨーク」でも作れること、製造に必要な「融合炉」がエッグヘッドにしかないことを交渉材料として、とりあえず彼女の要求を受け入れる方向でまとまった。


・・・が、この時その「欲」は集合した麦わらの一味に制圧されており、しかも通信に使った電伝虫はウソップが用意した普通のものであった。

エッグヘッドの詳報を知らなかったのが仇となり、会話の中で口にした「マザーフレイムという兵器か何かの存在」「それはベガパンクが作れるという事実」「これを『所望されている』誰か=世界の頂点である筈の五老星が敬語を使う相手、即ち五老星より上の存在がいる」という機密情報を、黒電伝虫で盗聴していた麦わらの一味や黄猿ら海軍に思いっきり聞かれるという大失態をやらかしてしまった。


ちなみにこのコマをよく見ると、マリージョアの4人の背景には「えええええ」、サターン聖の方では「あああああ」という困惑と悲鳴のオノマトペが入っており、双方が本気で焦っている事がわかる。

マリージョアに居るマーズ聖がエッグヘッドの中では誰が生き残って居るのかを問い質す(これがルフィと五老星の最初のコンタクトである)も、「怪我人がいる」と言う情報を得た時点で、これ以上の情報の漏洩を防ごうとしたロビンに通信を切られてしまう。


一方、サターン聖は「ヨーク」の身柄とパンクレコーズ、そしてマザーフレイム製造の「融合炉」の三つを最重要目標として守り、それ以外は失っても良いと判断。

同じく研究層に閉じ込められて居るルッチから得られた情報により、エッグヘッドの侵入とフロンティアドームの迎撃システムの突破は能力で突破可能な黄猿が行う事となるも、戦桃丸がベガパンクを守っている上、海軍側がエッグヘッドに攻撃を仕掛けた瞬間に戦桃丸の指示で無数の海獣兵器(シービーストウェポン)と50体のパシフィスタマークⅢが軍艦を沈めに掛かり、海軍側は甚大な被害が予想される事から、先ずは最重要目標の一つである「融合炉」の場所をルッチ経由で送られた資料で知る事となる。


黄猿が先陣を切って島に上陸した後は、サターン聖自ら海軍全体の指揮を執り始め、最終的に「5」の数字が五法に並ぶ魔法陣を介してエッグヘッドに出現。

パシフィスタの指令権を完全に奪いベガパンクたちの前に立ちふさがるが、そこにくまの記憶を見たボニーの奇襲を受ける。

しかしサターン聖はそれも「刺されたくなければ避けておるわ!」と一蹴して再生、サンジたちを抑えつけながらギア5の反動で無力化したルフィの抹殺にかかる。

しかし反動からルフィが回復し、そこに自我を失ったはずのくまが襲来。

混迷極める事態を打破すべく黄猿にバスターコールを命令するも、巨兵海賊団が襲来。さらにマークⅢが再び海軍を攻撃対象に。

そんな中、ベガパンクが仕込んでいたメッセージが全世界に向けて配信開始。配信を止めるべくサターン聖は思念波で聞いていた4人に「呼ぶぞ」と呼びかけた瞬間、サターン聖が出現したときと同じ黒い稲妻がエッグヘッドに落ちると同時に権力の間は魔法陣を残し無人となり・・・


本編外

FILM RED

ウタがシャンクスの娘であること、彼女の思想、ライブが開催されるエレジア伝わる伝説などから彼女を危険視し、会場にCP‐0を潜入させるなどして監視。

自身らもライブを中継で見守る。


ちなみに、第二トレーラーではウォーキュリー聖以外のメンバー全員が椅子から立っていたことや、ナス寿郎聖が身長212cmのルッチと並んでいたことで、メンバーを(椅子に座っているウォーキュリー聖を除き)身長の高い順番で並べるとピーター聖>マーズ聖>サターン聖>ナス寿郎聖であることが判明した。


ODYSSEY

予告映像にて姿が確認できる。


「もっと上」

世界政府は成立初期より、1人の王が独裁を敷かぬよう強く自戒しており、世界政府最高権力が独任制ではなく五老星という合議制となっているのもそのためであるとされている。


だが、海軍元帥のサカズキドフラミンゴの処遇に関して「あんたらの・・・もっと上からの指示っちゅう事ですかい」と五老星の上の存在を示唆するかのような発言をしている。CP‐0の行動に関しても、一任していたとはいえ「頭ァ飛び越えられたんと違いますか」「天竜人の傀儡に」と、一連の動きが五老星の思惑を超えたものであったと捉えている。


そして、座ってはならないはずの「虚(から)の玉座」に腰を下ろす謎の人物が世界会議編にて登場。

現段階ではその詳細は不明だが、世界政府最高権力であるはずの五老星も、この人物の前では従者の如く振る舞っていた


考察

五老星のモデルとされる人物にはそれぞれ歴史上の偉人という共通点があるが、それとは別に彼らの偉業にも共通点があるのではないか?とも考察される。

それぞれの人物の業績をまとめると以下の様に、世界政府最高権力者である五老星とは正反対に、皮肉にも自由平等を求めて活動した人物として知られている。


○ウォーキュリー聖 → ミハイル・ゴルバチョフソ連の自由化・民主化

○ナス寿郎聖 → マハトマ・ガンディー: 非暴力・不服従によるインドの独立

○サターン聖 → カール・マルクスまたはフィデル・カストロ社会主義の創始者 / 革命によるキューバの社会主義国家への変革

○ピーター聖 → エイブラハム・リンカーン奴隷解放

○マーズ聖 → 板垣退助自由民権運動


  • 不老不死説

22年前から現在に至るまで誰1人欠けず、しかも38年前の五老星Cの容姿に一切の変化が見られないことから、「オペオペの実の能力による不老手術を受けた者たちではないか?」と推測されている。


しかし、ワノ国編においては800年前のことを伝聞のように語っていたことから、界隈でこれまで優勢だった「“空白の100年”から生きている説」は現在は下火になっている。


ナス寿郎聖の持っている刀はゾロ三代鬼徹に似ており、現状存在のみが語られている初代鬼徹ではないかという説がある。


  • 権力の間の椅子

普段、権力の間で討論している五老星だが、全員が座って話をしている場面は1度もない。また、作者のミスなのか時々椅子が4人分しか無いことがあり、必ず誰か1人が立った状態になっている。


  • 立ち位置について

世界政府最高権力者に位置付けられている五老星ではあるが、実のところ、オハラに対してバスターコールを発令したシーン以外では命令を直接下した様子がない。

しかもこのシーン、よく見ると、クローバー博士を抹殺するよう命じた直後、恐らくウォーキュリー聖と思しき人物が頭を抱え苦悩する様子を見せている。さらに、オハラを消すことを「残念だ」と嘆いている様子もある。


オハラの件から時が流れたワノ国編の後、滅ぶ間際のルルシア王国でサボが革命軍と通信を取っているのを傍受しサボの所在を探知した際にもルルシア王国とともにサボが滅ぶことを好都合と思わず、死体を世間に晒すことで世界の動乱を抑えきれなくなることに歯噛みするのでもなく、その時ルルシア王国にいることを打算無く純粋に憐れんでいる様子であった。


また、ゴムゴムの実の真名に関する話題が出た際の発言もこれを後押しする。


ゴムゴムの実はいつの時代も『世界政府』が回収を試みてきたが……決してその手中に収まることはなかった

ではなぜ『世界政府』は―――あの実にもう一つの名を与えた!? 歴史からその名前を消すためだろう!?


自分たち自身が世界政府最高権力であるにもかかわらず、世界政府が自分たちとは別の勢力であるかのように語っている

実際に戦線に出たサターン聖の言動から、「五老星は便宜上世界貴族に位置づけられているだけ=イム直属の別の存在であり、作中世界を統治する『世界政府』という枠組みの上に立ってその枠組みを管理している存在なのでは」という考察が浮上している。


一方そのサターン聖に限ればかなり邪悪な内面が浮き彫りになってきているなど、いささか極端なほどの価値観の違いや二面性らしきものが垣間見られる。このため、極論としてはそもそも人間ですらない可能性すらある


  • 「天竜人の傀儡」

CP-0が動いたことに対してサカズキは、「五老星が天竜人の傀儡に頭を飛び越えられた」と言っている。

これでは「五老星の上に位置する」のが「天竜人の傀儡」と受け取れる上、そもそも彼ら自身天竜人である五老星に対しては不自然な物言いである。


他の見方としてCP-0が「天竜人の傀儡」で五老星を通さず直接指示を下されたとも受け取れるがそれでは作中描写と照らし合わせると疑問が浮かぶ部分がある。


1人失うだけでも手痛い特級のエージェントで構成されたCP-0でも、ニカについては噂程度にしかゲルニカは認識しておらず、消失したルルシアに対しても勘ぐるルッチに「探らない方がいい」と釘を刺したステューシーといい、彼らですら触れてはならないタブーが存在していることが示唆されている。コブラ王はイムの姿を見たことで「世界最大の禁忌に触れた」と死を悟り悲観していた。


これらを考慮すると数ある禁忌の中でも最大級の禁忌と思わしきイムが、直接見聞きすることを許可されないであろうCP-0に直接命令を出すのはあり得るのか?という疑問が出る。無論、五老星以外にもイムと直面することを許可された人物もいるがこちらはこの組織に所属している人員の可能性もあるためCP-0とは根本的に立場違う可能性もある。


その上、ゲルニカは他ならぬ五老星からの命令により生存不可能な状況に陥ったことなどの描写からも見て取れるように、CP-0と五老星には絶対的な力関係がある。そんな彼らが接触を許可されないであろうイムの介入なしに五老星の意向を無視して動くことが可能なのかという疑問も出てくる。


またドフラミンゴの件は彼自身が最悪のカードを持つ相手であり政府側としても慎重を期して対応するべき事態にもかかわらず五老星の関与が遅れるという奇妙な状況でもある。ルルシア王国を消滅させた際も不本意な雰囲気を醸し出しながらも忠実にイムからの指令を実行したためイムのためならば不本意であれ非情な命令であれ忠実にこなしイムの手足として動く彼らがイムも関係しながらもドフラミンゴの件は関与出来なかったと思われるが真相は不明である。


ある意味「海賊」

ワンピースは主人公ルフィを筆頭に海賊がメインで活躍するストーリーだが、作中の海賊の定義は通常、世界政府に敵対しているとみなされた場合か、海賊行為をしなくても、世界政府に都合の悪い行動をしたかである。

しかし、ワノ国編ではカイドウが新世代に負けたら世界政府直轄地にしようと迅速に世界政府の軍艦を派遣しており、やることが海賊だなと曲がりなりにも世界政府に所属しているゲルニカやロブ・ルッチらCP0から評されている。

また、天竜人は先住民一掃大会という史実の海賊顔負けな海賊行為(というか国家侵略、大量虐殺行為)を3年に一度犯しているが、もし五老星に権限の責任があれば、現地で先住民ハンティングしていた神の騎士団の剣士と並び、被害国からすれば憎き海賊の頭同然だろう。

そもそも、制度自体憎んでいたスモーカーイッショウや(映画オリジナルだが) ゼファーからすれば、王下七武海を合法的に制度化していた時点で、潜在意識の意味でも世界政府とその五老星も海賊だと捉えていたであろう。(というのも史実でも王下七武海のモデルとなった私掠船自体、黒幕の国側からは合法だが被害国側からは違法なため、双方の国同士私掠船を海賊と罵っていた)スモーカーの「海賊はどこまでも海賊」のイヤミも、単にクロコダイルだけでなく、「それを野放しにしていた世界政府(と五老星)も同類」の意味も込めていたのかもしれない。(類は友を呼ぶ)

これらを踏まえると、改めて世界政府と敵対勢力でありながら、弱いものイジメはしないタイプだったが、「世界政府目線では海賊」の白ひげ海賊団赤髪海賊団は、「こんな世界政府への抑止力」としては、現実では裏稼業者として忌み嫌われる立場にもかかわらず株価が上がっている。



関連項目

ONEPIECE 世界政府 サイファーポール


バスターコール


コング


各章のボスキャラクター

カイドウ五老星→???







以下、1085話以降のネタバレ注意





コブラ王が襲われたのを見て、彼を助けようと虚の玉座の前に飛び込んできたサボによる攻撃を食らう。

しかしその直後、全員が明らかに人間ではない巨大な怪物に変身。瀕死のコブラ王を担いで逃げようとするサボに襲い掛かるのであった。


サボが見てしまったもの…

シルエットから察するに、恐らく全員が悪魔の実動物系幻獣種の能力者、あるいは「悪魔」そのものなのかと考察されており彼らが変身したその光景から『かいじゅうたちのいるところ』を連想した読者も多かった。







ここから先単行本・アニメ派の方はブラウザバック推奨












そして1094話にてサターン聖が最初にその姿を披露し、その後の1110話にて残りのメンバーも魔法陣を介して登場したが、その姿は気高き高貴な存在と言われる天竜人からかけ離れサボが「世界のてっぺんに地獄がある」と言わしめた巨大な怪物の姿であった。

世界のてっぺんの地獄


以下、変身後の怪物の名称

トップマン・ウォーキュリー聖封豨(中国に伝わる巨大なイノシシ)


イーザンバロン・V・ナス寿郎聖馬骨(火事で焼け死んだ馬が化けた妖怪)


ジェイガルシア・サターン聖牛鬼(毒を吐き牛の頭を持つ妖怪)


シェパード・十・ピーター聖サンドワーム(砂漠に潜む翼のない竜)


マーカス・マーズ聖以津真天(いつまでと叫びながら飛翔する妖怪)


さらにそれぞれ「豚」「馬」「牛」「蟲(蚕)」「鳥」に通ずるものがあり、全員が「家畜」つまり「人間の奴隷」とも言える生物種が妖怪や怪物化した存在に変化していることになる。五老星の各メンバーの人間上のモデルも、各々が人権や民衆の自由のために尽力した偉人である。


ちなみに何に変身したかは明らかになったが、どういうわけか悪魔の実の記述がないためこの姿が悪魔の実によるものかは不明。

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