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イッショウ

いっしょう

イッショウ(ISSHO)とは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する軍人である。
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……見えねェ事もまた一興 ──この人の世にゃあ 見たくもねェウス汚ェモンも …たくさんありましょう……

数えるべきなのァ まず 敵の数よりも… 守るべき人の数じゃござんせんか……?

目ェ… 閉じなきゃよかったな あんたの顔 ── 見てみたい…

プロフィール

本名イッショウ
CV沢木郁也
肩書き海軍本部大将
通り名藤虎(ふじトラ)
出身地偉大なる航路
年齢54歳
誕生日8月10日「ふ」「と」ら)
身長270cm
星座しし座
血液型S型
好物うどん&そば
掲げる正義仁義ある正義
一人称あっし
悪魔の実ズシズシの実(超人系
覇気武装色、見聞色
主な部下メイナードバスティーユ
初登場単行本71巻 第705話『追撃のメイナード』


概要

通称「藤虎」。
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部。
その海軍の中でも最高戦力である「大将」に属している。

盲目の剣士で、歩行時は鞘に収めた状態の刀を白杖代わりにして、障害物などの周囲の状況を把握する。なお、その両目は「見たくねェもん」を散々見てきたことに絶望し、自分で閉じたものであるという。
麦わらの一味が修行をしていた2年の間に世界徴兵と呼ばれる制度で大将に抜擢された人物で、生粋の海兵では無い。

人物

容姿

座頭市


短く刈った黒髪と顎髭、両目を塞ぐ大きな傷跡が特徴的な強面。
かなり逞しい大柄な男で、着物の上から海軍服を羽織っている。

容姿だけでなく、任侠的な性格、仕込み刀の扱いに至るまで、何もかもが俳優勝新太郎が演じた盲目の剣客座頭市そのもの
有名俳優へのオマージュで構成されている三大将の中でも、容姿どころか役柄そのままなのは今のところイッショウだけである(ただし誕生日は一致しない)。

性格

一人称は「あっし」で、任侠の様な喋り方をする。

普段は惚けた言動・性格を見せている様に見えるが、内心では深く物事を見据えている。海賊を検挙する際には、まずその戦場(国や町)にいる民間人の数を把握し、出来るだけ民間人への被害が出ない様、戦闘後の負傷者を手当てする救護班の手配を行ってから事に当たろうとするという、当に『海兵の鑑』の様な人物である。

また、海賊相手にも仁義を通す性格の様で、ドレスローザの港町アカシアの酒場でギャンブルをしていた際に自身の盲目を利用され金を巻き上げられようとしていた所を助けてくれたルフィに対し、その正体を知っていながら敢えて見逃す様な言動を見せている。

海軍や世界政府への不信感

『世界政府』ってのァ 神かなんかですか
「世界政府は神(万能)ではない」とも考えており、海軍が放置してきたドレスローザがドフラミンゴの魔手にかかった際には混乱を抑える程度で敢えて動かず、ルフィ達海賊に事態の解決を任せ、自身は独断で世界政府の間違いを正すという行動に出た。

これはかつてスモーカーの様に、自分が動く事で世界政府がその失態を隠蔽する事を懸念した為である。

以上の点から、現在までに登場している数多の海兵の中でも、際立ってまともな海兵(大将)の一人と言える人物である。また、海兵としての経験は浅いが、世界の秩序を護る者としての責任感は非常に強い。また嘗て或る七武海が或る王国の乗っ取りを企てた事などが要因で、海賊は基本的に信用しておらず、海軍本部大将の地位を与えられた故にどうしてもやっておきたい事として、王下七武海制度の撤廃」を望んでいた。

不条理への反感と海賊への好感

しかし、その責任感の強さや正義感から非常に我が強い一面があり、納得出来ない事柄には真っ向から否定する。それは例え相手が自分より上の立場の人物であっても変わる事は無く、あのサカズキ元帥を相手取っても一歩も引かずに異議を唱え、意固地になってまで自身の正義を貫こうとする。

赤犬VS藤虎



そんな性格だからこそ慕われる面もあるが、一組織の一員として見るとある意味でスモーカー以上の問題児とも言える。

ドレスローザの一件でルフィと知り合って以来、心底ルフィの事を気に入っており、可能な限り交戦時間を引き延ばしたり、本当はルフィ達を追いかける資格も無いと考えたりしている。
それでも自分が海兵であり、ルフィが海賊である以上は捕えなければならず、どうしても戦わざるを得ない事態では嫌々な気持ちを必死に噛み殺しながら相対している。自らの両目を潰してしまっている為、ルフィの顔を見ることができない事を非常に残念に思っている。
なお、ルフィもイッショウの事を気に入っており、初めて出会った時の様子から「トバクのおっさん」と呼んでいる。


戦闘能力

あっしァ『海軍本部』“大将”!! みな怪物だと言いますよ

無題
藤虎


悪魔の実ズシズシの実(超人系)
能力重力を操る事ができる

重力を自在に操る悪魔の実の能力者。
自分の指定したものに非常に強力な重力を掛け、地面に押し付けて拘束したり、そのまま地面ごと奈落の底へ圧し沈めたりする事もできる他、その重力の加重方向まで操ることができるため、横向きに相手を吹き飛ばすことも可能。
驚くべきは能力の効果範囲。イッショウ本人の実力を示すが如く、なんとその影響は宇宙空間にまで及ぶ。適当な小惑星などを重力で引き込み、隕石として落下させて攻撃とする事まで可能で、その攻撃には王下七武海のドフラミンゴやトラファルガー・ローですら動揺させた(しかし、隕石は実力者である2人には容易に切断されてしまい破壊された)。
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』では、大隕石を落下させていた(しかし、大隕石はロロノア・ゾロに真っ二つにされ、その後ミホークに軽く粉砕された)。

また、反重力を操ることも可能。岩などに能力を行使して空を移動したり、軍艦を丸ごと持ち上げて風などに頼らず一気に移動させたり、ドレスローザに散らばっていた瓦礫全てを空に浮かべてから能力を止めて落下させる攻撃としたりと応用方法は様々。ただし自分自身に直接この能力を行使する事はできないらしく、単独で空に浮かんだりはできない(作中では瓦礫の上に乗って飛んだ)。

一見すると特性や使い手が実力者であることもあって強く見える能力だが、79巻SBSにて「能力の強さ=キャラクターの強さではない」と判明している。つまり、この能力もイッショウの力量と技術に伴って、より強力な使い方ができる程に昇華されたと言うべきなのだろう。

基礎戦闘力

能力以外にも剣術を得意としており、ロロノア・ゾロと互角以上に斬り結ぶ実力者。ゾロの斬撃を軽く防いだり、革命軍No.2のサボと渡り合える程の技量を持っているが、全体的に本気を出している描写がないため、大将としての本当の実力は不明。
目が見えない事などハンデと感じさせず、新たな海軍本部大将として、前任の赤犬、青雉と何ら遜色ない実力は緑牛と共に化け物と評される。

覇気

海軍大将だけあってやはり覇気も体得しているようで、タイマン戦においては見聞色の覇気で相手の位置や攻撃などを把握し、刀で的確に攻撃をガードして見せる。ルフィの武装硬化させた拳を軽く相殺しているが、本気を出している様子は見受けられない。
彼の見聞色の範囲は何十マイル(海里)離れた場所まで及ぶ程絶大で、探知能力はドレスローザの広範囲、あるいはその周辺の海域に至るまで優れる。劇中ではドフラミンゴの見聞色でも察知不可能な程の遠距離で鳴った小さな雷鳴を容易く察知したり、ドレスローザから遥か遠く離れた敵艦隊の居場所を把握してピンポイントに攻撃をしていた。さらには、ドフラミンゴの「寄生糸(パラサイト)」により、遥か遠方から不意打ちで襲ってきた糸すらも感知して掴んでいた。

  • 重力刀 猛虎(グラビとう もうこ)

刀に能力を行使し、それを振るった方向へ向けて強力な重力帯を広範囲に発生させる。
相手は町一帯の建造物がまとめて破壊される程の重力に引き込まれ、斬撃をガードできてもそのまま吹っ飛ぶように距離を突き放される。
また、武装色の覇気による紫色のオーラと能力による重力帯を併用して発生させることもできる。また、その気になれば数十マイルにわたる大規模の重力帯を発生させることも可能なようで、その後、ルフィは岩山が破壊される程の重力に引き込まれ、回転しながら吹っ飛んでいた。

実際に、本気を出して技を行使している様子はない。

  • 地獄旅
自分の指定した範囲に重力帯を発生させる。技名はゲーム「海賊無双」シリーズより。
抜刀中に技を発動させ、納刀に合わせて加速度的に重力を強める。納刀が完了すると重力は影響範囲の地面が丸ごと陥没するほどの強さとなり、範囲内の物体は纏めて奈落の底へ突き落される。イッショウが原作での初登場時、ドンキホーテ海賊団の下っ端を一掃した際に使用したのはこの技と思われる。
技名の由来は恐らく、座頭市劇場版のタイトル「座頭市地獄旅」(ちなみにチャプタータイトルや劇場版タイトルに「~旅」という表現が多用されている)。

  • 関所破り
刀で空を斬り、ズシズシの実の力を上方向に飛ばす。
遥か上空まで届いた重力は宇宙空間より巨大な隕石を落下させる。
技名は「海賊無双」シリーズより。
恐るべき威力と攻撃範囲を誇るが、使いどころを間違えれば自軍や市街にまで甚大な被害が及びかねない。
原作でのグリーンビットの戦闘にて、ドフラミンゴローに行使した隕石はこの技だと思われる。
また、行使者の真上に落とすという性質上、イッショウ自身も射程範囲に入ってしまう為、基本的に技の発動後はその場から退散している。また、退散出来ない状況(相手が捕縛対象等)では自身の頭上に反重力帯を発生させることで隕石の被弾を防いでいる。
技名の由来は恐らく、座頭市劇場版のタイトル「座頭市関所破り」。
また、小隕石を雨あられと降らせる「喧嘩太鼓」という亜種技も存在する。(「海賊無双」シリーズより)そちらの由来も座頭市劇場版のタイトル「座頭市喧嘩太鼓」。

  • あばれ火祭り
複数の重力帯を発生させ、その全てに小隕石を呼び込み、辺り一帯を破壊し尽くす。関所破りの多段バージョンのような技。技名はゲーム「海賊無双」シリーズより。
技名の由来は恐らく、座頭市劇場版のタイトル「座頭市あばれ火祭り」。

経歴

過去

2年前、アラバスタ王国クロコダイルによる「ユートピア計画」が世界政府の預かり知らぬ所で決行されようとしていた事を契機に「七武海制度」に疑問を抱き、頂上戦争後に行われた「世界徴兵」で大将に特任された。

第2部 最後の海・新世界編

王下七武海兼ドレスローザ王国国王ドンキホーテ・ドフラミンゴの突然の脱退と麦わらの一味海賊同盟を組んだトラファルガー・ローに対応すべくサカズキの命で、バスティーユやメイナードらを率いドレスローザに赴く。

ドレスローザ篇

港町アカシアの酒場でギャンブルをしていた際、ルフィ達と遭遇(変装していたルフィ達の正体に気付いていたが、ドンキホーテ海賊団の下っ端が嘘を吐いて自身から金を巻き上げようとしていた所をルフィが教えてくれた為、借りとしてその場では見逃した)。コリーダコロシアムを偵察した後、部隊を引き連れグリーンビットへ向かう。
ローがルフィとの同盟を認めた為に独断でローの七武海称号剥奪を宣言した後、ほんの腕試しで隕石をグリーンビットに降らせドフラミンゴと共にローを襲撃する。ドフラミンゴがローを倒した後、ローの救出を試みたゾロ達を退け、王宮に向かいドフラミンゴと会談する。
ドレスローザ支配の真相が発覚した後も、表向きは暴動の鎮圧と麦わらとローの捕縛に動き(海兵である自分がドフラミンゴを討ち取っても、政府がドレスローザの実態を隠蔽することを予測し、政府の実態を世間に晒す為敢えてドフラミンゴ討伐には動かなかった)、単身海軍に立ちはだかった革命軍参謀総長でルフィの“兄”であるサボと交戦するも引き分けに終わる。その際に────一が出るか八が出るか……この首一つ賭ける覚悟だ… ……転がす『サイコロ』を失っちゃあツボ振る前からお釈迦でござんすという言葉を残し去って行った。
その後、自身の思惑(同じ穴のムジナで「海軍」はこの国じゃ英雄にはなれない、筋違いであるという事だった)を打ち明け互いに手を引くとルフィ達にドフラミンゴ討伐を賭け戦況を見守り、「鳥カゴ」の収縮阻止にも協力した。
ルフィとドフラミンゴの死闘決着後リク王の元に出向き、ドフラミンゴの悪政を黙認していた政府の非を認めて土下座をし、その様子を隣国に映像で流す。
この件でサカズキから「おどれの身勝手で正義の面目丸潰れじゃろうが!!!!」と烈火の如く怒号を飛ばされたが、不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など 元々ねェも同じだ!!!と反論したため、落とし前としてルフィとローの首を取って来るまで全海軍基地への立入禁止を通告された。
その後2日間はルフィ達の捕縛に動かなかったが、海軍中将つると大目付センゴクがドレスローザに到着した日に動き出す(サイコロの「一」の目が出た場合のみその日は捕縛には動かないと部下に命じており、2日連続でサイコロは「一」の目が出たため動かず、3日目に到着したつるが振ったサイコロは「六」の目が出たことにより捕縛に動いた)。
ルフィと対峙し、盲目の自分を気遣い言葉を掛けて攻撃してくるルフィに激怒するも、バルトロメオらが連れ去った事で戦闘は中断する。国中に残った戦いの残骸である大量の瓦礫の山を浮かせて、東の港にいる海賊達に浴びせようとしたが、ルフィ達を逃がそうとするドレスローザ国民の遠回しな抵抗に遭う。国民達の会話を見聞色の覇気で聞き取りその真意を汲み取ると、浮かせた瓦礫をルフィへの餞別としてドフラミンゴとの取引を潰されルフィ達への報復に現れた連合艦隊の頭上に落とし、政府の尻拭いをしてくれたルフィに……これァ 内緒で願いてェんですが ──政府の尻ぬぐいをしていただき──真にどうも ありがとうござんした!!!と一礼の感謝を述べた。
ドフラミンゴを護送中、奪還しに現れたジャックに軍艦2隻を沈められるも返り討ちにした(後日、新聞には死亡記事が掲載された。なお、護送を終えたら「ぶらりと旅に出やす」と決意している。この際、センゴクから「一言謝ってやりゃあサカズキも面子が立つだろう」と諭されたが「あっしにも面子がありやす」と言って拒否し、呆れ果てられていた)。

世界会議

世界各国の王族が集結するのに先駆けて予て目指す七武海制度撤廃の為、聖地マリージョアに出向く。その事を知ったサカズキは前述の『海軍基地への出入り禁止』を破ったとして怒り狂っていたが、「ここには“軍の敷居”は ごさんせんので」という屁理屈(顔の割に人が良すぎる例の大佐曰く、「完璧な理論武装」)により、マリージョアに留まる。
その頃、当の藤虎は食事を摂りながら、もう一人の新大将である“緑牛”と仲良く歓談をしていた(緑牛はサカズキに藤虎を追い出すように言われたが、会議をブッ壊そうとしないならそれでいいと言う事を聞かなかった)。ドフラミンゴ護送後にはベガパンクの研究所に出向いたようで、そこで完成していた“すげェもん”を目にした彼は緑牛に改めて“王下七武海”はもう要らねェ………!!!と宣言する。
七武海制度撤廃のためか、かつて七武海により国家転覆の危機を被ったアラバスタの王ドレスローザの王らと同調している姿も見られた。そして、その二人の王が七武海制度撤廃を発議し、討論の末に可決され、王下七武海は消滅が決定した。イッショウの悲願はここに果たされたのである。

ワノ国篇

第一幕〜第二幕 幕間

世界会議4日目には、くま奪還の為マリージョアに乗り込んできた革命軍の軍隊長達と激突したと報じられている。

第二幕〜第三幕 幕間

とある海域での海獣との交戦中、電伝虫を介してサカズキと先の七武海制度撤廃について談話していたが、このときサカズキからは同時に、かの国に潜伏しているとある部隊の隊長からの“四皇ビッグ・マム百獣のカイドウが手を組んだ報告について伝えられ、過去の両者の経歴から「“ロックス”の再来」ではないかと危惧した。

余談

  • 第81巻のSBSでは、目の見えないイッショウ本人がイメージしているルフィの「優しい顔」が描かれているが、妙に味のあるタッチの(どことなく作者の友人でもあるさくらももこ作品に出てきそうな)田舎の坊ちゃんといった人相であった。
  • 因みに漢字表記は「一生」であるらしく、彼の軍艦の帆にはデカデカと一生の文字が刻まれている。



関連タグ

ONE PIECE 海軍本部 三大将 藤虎

センゴク サカズキ 緑牛

メイナード バスティーユ 革命軍 サボ 王下七武海 リク・ドルド3世 マリージョア

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