ピクシブ百科事典

シャーロット・リンリン

しゃーろっとりんりん

シャーロット・リンリンとは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する海賊である。
目次[非表示]

「ライフ(寿命) オア トリート(お菓子)……!?」

「カイドウ……!? マ~~マママ…アレはお前らにゃ倒せねえし… だからよ――お前ら 何でおれのナワバリから出られるって……!!! 夢見てんだよォ~~~~!!!!」

概要

ビッグ・マム海賊団の首領にして四皇の1人である大海賊。2月15日生まれ。笑い方は「ハハハ・・・ママママ」。
五皇(旧四皇)の中でも唯一の女性
部下達も強者ぞろいで、それらに加えてジンベエ(魚人海賊団)やカポネ・ベッジ(ファイアタンク海賊団)など多くの傘下を抱えている。

甘い物が大好きで、自らの陣地に対するみかじめ料を金品ではなくお菓子で要求している。
"白ひげ”亡き後の魚人島をはじめ、いくつかの島々を自身の縄張りに置いているが、"白ひげ”のように情や義理によるものではなく、「お菓子と引き換えの安全の保障」というビジネスの一貫として保護を行っている。

ビッグの名がかたる通りのゲッコー・モリアバーソロミュー・くま以上の巨体で、彼女に握られたブルックニジヨンジが人形のように見えるほど。
リンリン自身の若い頃の姿は、子供の頃は巨人族並みの大きさながらも太っていた一方、20代の頃は顔立ちが整った美人になってたが、食生活の不摂生もあってか成長期の終わった40代頃には太り始めており今に至った様子。

新世界篇時点で夫43人、息子46人、娘39人の129人家族という大所帯を抱えており、異名の「ビッグ・マム」はこれに由来すると思われる。

プロフィール

本名シャーロット・リンリン
異名ビッグ・マム
懸賞金5000万ベリー(6歳時初頭懸賞金)→5億ベリー(幼少時代)→不明(現在)
所属ビッグ・マム海賊団
能力ソルソルの実(超人系)
出身地不明
年齢68歳
身長8m80cm
誕生日2月15日
CV藤田淑子小山茉美


人物

1人称が「おれ」であり、昔の田舎のおばあちゃんのような非常に男勝りな性格。

傍若無人、独裁主義者という言葉がまさに当てはまる話のわかる人物とは言い難い人物。
魚人島篇では、大量の財宝を貰える事でお菓子の納期に間に合わなかったのを許しても良いのではないかと提案してきたタマゴ男爵に対し、「欲しい物を妥協する海賊が何処にいる!!」と激怒しており、部下は勿論、子供達からでさえも非常に恐れられ、リンリンに逆らう者は存在しない。

基本的に自身の要求を拒絶した者は絶対に許さず、例え「親の葬式で当日欠席する」などと丁寧に返事をしたとしても、自身に恥をかかせた罰として「拒否した者の身内の誰かのを送りつける」という、えげつない報復を行っており、これには部下であるペコムズからも恐れられている。

「来る者は拒まず、去る者は殺す」の考えの元、傘下を抜けたいと希望する者に対し、無理に引きとめはしないが、自分が戦力を失う落とし前としてそれ相応の代価をルーレット形式で要求するだけでなく、ルーレットに表示されている数字の分、共に生け贄となる“仲間の犠牲の数”が決まると言う、義理堅いジンベエでさえ「死と悪意しか感じられない」、「理不尽な制裁」と称する無茶苦茶な内容である。
その為、傘下を抜けたいと申し出た者は、結局全員命を落とす事になっており、ジンベエもルーレットを断念し、ルフィやベッジと組んで反乱を起こすと言う手段を取らざるを得なかった。

家族であろうと失態には厳しいようだが、基本的には「ハハハ…誰にだって殺したい人間の100や200はいるもんだ!! 仲良くやんな我が子達」と、喧嘩しかける幼い子供達をいさめるなど(一応)母親らしい一面を見せることもある。

また慢心している様子は多いものの、指揮を執る際は慢心さを見せず、モンキー・D・ルフィホールケーキアイランドに侵入した際は、一切彼らを侮ることなく、自身の最高戦力将星の一人であるシャーロット・クラッカーを討伐のために向かわせている。
普段の傲慢さと無縁な狡猾さも、彼女が大海賊団をまとめる首領であることを思わせている。

このように極めて傍若無人な人物で恐怖で支配したりするものの、逆らわなければ基本的に被害は少なく、それなりにビジネスを行い裏社会との強い繋がりを持つなど、言うなればマフィアの頭領といった側面が強い。
豪胆さと狡猾さが普段のリンリンの特徴といえる。

そして、心の中では今でも育ての親・心の親ともいえるマザー・カルメルのことを慕っている。
四皇という、海賊王についで海の栄華を極めた立場にいる彼女だが、そんな彼女の人生最良の記憶は、カルメルと羊の家の子供達に囲まれ、クロカンブッシュを用意してもらって祝ってもらった6歳の日の誕生日会
リンリンは、カルメルの願いを自分なりにかなえようと行動してきた、幼さをいまだに抱えている。

大家族

夫43人、息子46人、娘39人の129人家族という大所帯。
現在68歳で、約8年前までの約42年間、毎年子供を産み続けていた。
双子や三つ子も何人もおり、一番多いのは18歳の兄弟姉妹、男女5人ずつの10つ子がいるという。
夫達の容姿・種族は様々であり、子供達の容姿もバラエティ豊かで、海賊団の一員として名を挙げている者も多い。

ビッグ・マムへの傘下入りを望む者達には、条件として自身の子供達と血縁を結ぶことを要求しており、娘達の多くは政略結婚のために海賊に嫁いでいることが多い。中には恋愛結婚を夢見て海に飛び出した娘もいる。
本人は「政略結婚なので相性はどうでもいい」とのことだが、一応アラディンプラリネ夫妻やカポネ・ベッジシャーロット・シフォン夫妻の仲はとても良好。

ただし血のつながった子供達には(一応)情のある反面、過去の夫達に対しては「血のつながりもない赤の他人」と意に介することはない。
化け物じみた外見に似合わず過去に複数の男性と婚姻関係を持ったことについては、過去の描写から娘と同様外見ではなく自身にも「政略目的」で権力を使って相手の男性と自身を婚約させた可能性がある。
夫も子供が生まれてしまえばそれ限りで放逐される様子。ちなみに夫の数は少ないが、リンリンの体質もあってか、四つ子や三つ子・最大で十つ子もいる。

子供達はシャーロット・カタクリシャーロット・スムージーのように母のために努力する者が多いが、全員から慕われているとはいいがたく、すでに成人した子供たちはリンリンから処罰されることを恐れ保身に走り報告をごまかす者がいたり、一部の娘達からはあっさり裏切られている。
リンリンの、家族に対しても場合によっては容赦しない、人とは思えないな性格の弊害が出てしまっているともいえる。
また、三つ目族のハーフであるプリンに対し、実母であるにも関わらず幼少期の彼女の容姿を気味悪がり疎んじている様子を見せたこともあった。

好きなもの

上述の通り、甘いお菓子は何よりも大好物。
甘い菓子には常軌を逸した貪欲さの持ち主で、初登場時にお菓子の納期が遅れたため国を1つ滅ぼしてきたという部下の報告を聞いて、「お菓子が納められないのならば殺さなくてはいけない」という趣旨の発言をしている事からも、何よりもまずお菓子を最優先する。

定期的に「お茶会」と称されている行事を行っており、その時も自分の気に入っているお菓子を部下達に用意させ、お菓子だけでなくその材料も調達させる為ならば、略奪はおろか戦争を仕掛ける事も辞さないようである。

ただし、財宝に興味がないかと言えば全くそうでもなく、世界各地の珍しい宝物・珍品を多数所持しており、あくまでお菓子優先なだけで海賊らしく普通にそちらも大好きである。このため、竜宮島から送られた伝説の玉手箱をお茶会で開くことをメインの楽しみの一つにしていた。

また、珍しい生き物の類いにも目がなく、無類の珍獣コレクターとして名高い。世界各地の希少種・絶滅種を飼育しており、普段は息子のシャーロット・モンドールの能力を利用した「本の檻」の中に大事に仕舞われ、自慢用に図鑑形式で閲覧出来るようにまでさせている。

意外にも、世界中全ての種族が差別される事の無い理想郷を建国させる事を夢としているらしく、ホールケーキアイランドを中心とする自身の縄張りである海域は「万国(トットランド)」と呼称され、彼女はその海域の頂点に立つ女王でもある。
領土内は基本的に平穏を保ち、様々な種族の住民は寿命を条件に平和を謳歌している。

また家族全員と同じ目線で食卓を囲むという夢を持っているが、一般的な「立場などに関係なく平等」と言う意味ではなく「物理的に全員が同じ目線の高さ」と言う意味である。そのために文字通り、家族全員を自分並みに巨大化させたがっており、シーザー・クラウンに人体巨大化の研究を依頼していた。
これは幼少期の頃に、マザー・カルメルが語った言葉をそのままの意味で誤解釈した結果だと思われる。
ただし、人体の巨大化は天才科学者のベガパンクですら実現できていない人類未踏の研究である。
エンポリオ・イワンコフのような悪魔の実の能力ならば可能かもしれないが、そんな人間はそうそう見つからないようだ。

シャーロット・ブリュレによればその対象には知性を持たない動物なども含まれており、珍獣コレクターとしての一面は夢に基づく保護活動の一環でもある模様。

とはいえ、どの種族に対しても偏見がないのかと言えばそうでもなく、三つ目族に対しては「気味がわるい」とも評している。

また、希少な種族さえも暮らしているこの万国には巨人族だけはいない
これはリンリンが過去に巨人族と確執をかかえ、全世界の巨人族に嫌われているため。

食いわずらい

普段は暴君ながらも狡猾さと豪胆さを併せ持つリンリンの最大の問題点。

起こることこそ少ないものの、時折、頭に浮かんだ食べたいものが食べられないと起こる「食いわずらい」という癇癪を起こすことがある。
いったんそうなると見境がなくなり、色々なものを食しながら怪獣のごとく暴れ、自身の国だろうと自分の部下(実の息子も含む)だろうと手にかけてしまう。

その癇癪を収めるためには、彼女が望むお菓子を食べさせて満足させる以外に手はない。
しかし、彼女が癇癪を起こした際に欲しがるお菓子も毎度同じではないのに加え、作ったり材料を集めたりするのが難しいものも多いため、止めること自体が容易ではない。

この状態の彼女は言葉こそ聞いても理性が一切働いていない状態のため、立ちふさがった場合は例え実子であろうと殺されかねない。
ただし、食いわずらいに詳しい様子のモンドールが「ウソだろママ!」と驚愕している為、作中で行われた実子を手に掛けるケースはかなり珍しい事ではある模様。

この状態では目的のものを食べない限りは食事もほとんどとらない(満足できない)ため、わずか十数時間で劇的に痩せていく特徴もある。
痩せていくと、敏捷性も上がっていく。

巨人族との関係

シフォンによれば何らかの事情で全ての巨人族との間で確執があったとのこと(詳しくは過去の項目を参照)。
一度、巨人族の国『エルバフ』の王子ロキがローラに一目惚れしたことから結婚に持ち込めば巨人族との確執は解消される(もちろんそれだけでなく、巨人族の兵力の獲得も目的)だろうと目論んでいたが、当のローラは結婚式当日に出奔。
これがきっかけに巨人族との関係はより悪化。
そしてシフォン・ローラ姉妹との確執も生まれた。

万国に巨人族がいないのもこのためで、また巨人族の兵力が手に入れられなかったことから人間の巨大化計画を目論むようになった。

上記の通り彼女を一言で表すなら「モンスター」である。

戦闘能力

「建前」


名称ソルソルの実
解説人から寿命を取り出し、無機物に命を与える。
種類超人(パラミシア)系

自他の魂(生命エネルギー、寿命)を操るソルソルの実の能力者。
実の名称は、「ソウル(魂)」の他に、「寿命を剃/削る(ソル)」からだという考察もある。

自分の魂を具現化し黒いスライムのような存在として使役できる他、同意を得た相手や自身に臆した相手から寿命を奪う事ができる。
生命エネルギーはどこから確保しているのかというと、半年に一度、万国(トットランド)の住人から一ヶ月分の寿命(生命)を抜き取ることで、代わりに住民達の安全を保証している(つまり1年=二ヶ月分の寿命、6年=一年分の寿命が減ってしまう)。

奪った寿命は無機物に入れる事で人格を与える事が出来たり、動物に入れば擬人化を起こす(ただし、他人や死体に魂を入れる事はできず、もう一つの魂たる影を操るカゲカゲの実とは相互互換ともいえる)。ソルはラテン語で太陽を意味する言葉でもあり、カゲカゲの実とは名称も対称的。
そうして生まれた存在は「ホーミーズ」と呼ばれ、ビッグ・マムの命令には決して逆らえない。
国民達から確保した生命エネルギーは国中にばらまかれ、さながらドレスローザのおもちゃのように、万国ではしゃべるカーペットや植物やお菓子、『歌う船』なる奇妙なものも見ることが出来る。
そして万国はそうした意思を持つ草花たちによって監視されており、ビッグ・マムの目を盗んで潜入することは極めて困難。
また、擬人化した動物達は海賊団の一員として行動していることもある。

一見すると戦闘力はさほど高くないように見えるが、なんと擬人化させられるものには『雷雲"ゼウス"』や『太陽"プロメテウス"』(空に浮かぶ火の玉)まで含まれる。
これらを従えさせられる、つまり天候を自在に操る能力すらあり、最近では将星の一人スナックを討ったウルージの船をクラッカー軍と共にあっという間に沈めたという。
加えて、擬人化した全てのものたちを含めると、その戦力はとてつもないともいえる。

なお、『雷雲"ゼウス"』や『太陽"プロメテウス"』や彼女の『二角帽"ナポレオン"』は、彼女のソウルを直接分け与えた、いわば分身である。
『太陽"プロメテウス"』は、いわば生きた巨大な空飛ぶ火の玉のため、水といった鎮火させる以外の攻撃は一切通用しない。
また、彼女のみ、『雷雲"ゼウス"』『太陽"プロメテウス"』に乗ることが可能となっており、彼女の機動力は見た目に似合わずかなりのものとなる。
ただしゼウスは雷雲でもあるため、ナミの作り出す小さな雷雲が大好物であり、それを目の前にするとリンリンを無視するほど食欲に忠実。ある意味主人に似ている。

生まれつきとてつもない強さを持っていたようで、5歳にして巨人族の村を半壊させるほどであった。当時マザー・カルメルからは海軍に属せば将来の大将・元帥クラス、CPに属せば天竜人達の最強の盾になる逸材とされていた。

四皇の称号に恥じず覇気を含めた基礎戦闘力も高く、覇王色の覇気の持ち主でもある。また、覇気によるものか彼女の体はブルックでも傷一つつけられなかった。
あのサンジをして彼女の体は「まるで鉄の風船」「とても傷つけられるとは思えない」と評し、カポネ・ベッジ曰く、「銃でも大砲でも傷つかない体」で、純粋な殴り合いでギア4のルフィと互角に打ち合えるほど。
加えて、ただの力任せではなく、『二角帽"ナポレオン"』は仕込み刀であり、戦闘の際は巨人族の技をまねた剣技を放つ。
また、これだけの戦闘技能を持ちながら、前述のモリアが行ったような狡猾な防衛・監視システムを築くなど、武芸者が躊躇いそうな搦め手も用いている。

食いわずらいを起こした彼女が暴れ始めると例え彼女が万国を滅ぼそうとしても、最高戦力であるスイート3将星の面々ですらそれを抑えるのは不可能とシャーロット・カタクリは語っていた。
長男シャーロット・ペロスペローもまた、逆に「彼女が死ねばビッグ・マム海賊団は終わり」と断言しており、彼女なしではカイドウマーシャル・D・ティーチといった他の四皇の進撃を阻止することは不可能な様子。
四皇大幹部クラスでも抑えられない、全盛期の四皇の実力の高さを物語っている。

唯一の弱点として、「マザー・カルメル」なる人物との思い出を大切にしているようで、彼女の写真を給仕が落とした時には数分間覇王色の覇気をまき散らしながら絶叫と共に発狂し、その間だけは体が膝をすりむくまでに弱体化する。

  • 魂への言葉(ソウル・ボーカス)

ソルソルの実の能力。人が必ず持つ生への執着に直接話しかけ、僅かでもビッグ・マムに臆したり死を恐れた者から寿命を奪い取る。
その際は「ライフ オア デッド?」のように"〇〇 or Dead?"と2つの選択で攻めてくる。
誰であろうと、自分に少しでも歯向かう意思を見せた者たちから次々と寿命を奪い取ってきた。 特に、食いわずらいの発作が発生している時は非常に危険度が高い。
ビッグマムを微塵も恐れない者には寿命が抜き取れず効果がない、という抜け道がある。
しかし、この技を回避できたのはかなり肝の据わった人物であるジンベエだけで、並大抵の海賊ではビッグマムに「魂への言葉」を使用されて全く動じない、というのはかなり難しい話である。

  • 天上の炎(ヘヴンリー・フォイヤー)
プロメテウスを掴んだ状態で殴ると同時にプロメテウスを叩きつけることで、拳が命中した場所に広範囲の炎を発生させて攻撃する。

  • 雷霆(ライテイ)
こちらはゼウスを用いた技。要領は「天上の火」と同じで、ゼウスを掴んで殴りつけつつ、叩き付けたゼウスが発する雷撃で粉砕する。
劇中ではこの技でヴィンスモーク・ジャッジを一撃で沈めた。

  • 威国
剣に変じたナポレオンを振るい斬撃を飛ばす。 「エルバフの槍」と称される通り本来は巨人族の遠当て技の一つで、ドリーとブロギーが使用した「覇国」の系列にあたり、一人でも放てる廉価版といったもの。
本家の巨人族最強クラスが二人がかりで放った、島をも丸ごと飲み込む巨大海洋生物の体に風穴を穿つ「覇国」に比べればさすがに劣るが、頑丈極まるホーミーズであるキングバームの胴体をえぐり、そのまま建物も貫通し島の外の海上まで衝撃が届く威力を持つ。

活躍

過去

5歳当時から巨人族を思わせるような巨体の持ち主であったが、リンリンはあくまで人間である。

リンリンは5歳の時、生まれ故郷で幼児特有の無邪気さと人間離れした力から多大な被害を出し、普通なら処刑されてもおかしくない所を何とか国外追放で済まされ、聖母マザー・カルメルがいるという巨人族の住む国エルバフウォーランドに置き去りにされた。

置き去りにされた後、リンリン同様、様々な事情があり親元から離れざるを得なかった孤児を種族や身分に囚われず引き取る孤児院・「羊の家」を開いていたマザー・カルメルに拾われ、他の孤児達や巨人族と共に暮らしていた(この時、近所の村で修業を積んでいた少年時代のハイルディンゲルズとも知り合いになっている。)

羊の家でも、無邪気さと強力な力によって同じ孤児院に住む孤児や巨人族に被害を与えてしまうが、それは5歳児故の無知と自分の力加減を知らなかったことが原因であり、彼女の行動の底にある善意を察していたカルメルに時にたしなめられつつも心優しいまなざしで見守られ、リンリンはそんなカルメルに懐いていった。

カルメルの辛抱強い見守りとリンリンへの教育もあり、10か月後にはエルバフの巨人族に受け入れられた模様で、周囲と打ち解け幸福な時間を過ごしていた。
しかし、「冬至祭」という12日間の断食を行う時期に入り、断食に備えて食すお菓子『セムラ』が、彼女の運命を大きく揺るがすことになる。
余談だがセムラはスウェーデンに実在する菓子で、昔は四旬節の断食の時にのみ食べられていたらしい。

セムラの味の虜になったリンリンはマザーの言いつけ通りに我慢して断食を続けるものの、セムラへの欲求を我慢できず、7日目におそらく人生で初めての食いわずらいを発症。
その結果、たった一人でエルバフの巨人族の村を半壊状態にしてしまった

更に、暴れるリンリンを殺そうと立ちはだかった巨人族の英雄の一人である滝ひげのヨルルリンリンに背負い投げで返り討ちにされてしまう
騒動自体は巨人族が保管していたセムラを全てリンリンに食べさせたことで収まったが、老齢であったヨルルはそのまま死亡
後に全巨人族に伝わるこの出来事により、リンリンはハイルディンやヨルルの戦友の山ひげのヤルルを初めとする巨人族から憎まれる事となったのだった。

リンリンは殺されかけるも、カルメルの助命嘆願のおかげで命だけは助けられ、マザー・カルメルはリンリンや他の孤児達を連れ、エルバフを離れて別の巨人族がすむ島に羊の家を移す。

その後は何事もなく平穏な日々が続いたが、リンリンが6歳の誕生日を迎え、パーティーを開いた際、マザー・カルメルと孤児達はセムラでできたクロカンブッシュを誕生日ケーキとしてリンリンにプレゼントした。

リンリンは嬉しさの余り、涙で周りが見えなくなる程の状態でセムラに無我夢中で喰らいつくが、気がつくとカルメルや子供達はいつのまにかいなくなってしまっており、みんなが突然姿を消したものと思い込んでそのまま泣き崩れてしまう。
そこに偶然居合わせたシュトロイゼンに声を掛けられ、彼の提案や手助けによって成長していく。
リンリンは、カルメルの夢である「全ての人たちが同じ目線で暮らせる夢の国」を実現すべく暴走していき、ビッグ・マム海賊団を結成して現在に至るのであった。

なぜカルメルが消えたのかリンリンは知る由もなかったが、その現場を目撃した者に、シュトロイゼン以外にもカルメルや孤児達を心配して様子を見に来ていたエルバフの戦士が偶然いた。
驚愕と恐怖と共にエルバフに逃げ帰ったある巨人の報告により、やがてその話はエルバフを含む全巨人族の耳に届いた。
こうして、巨人族の間ではシャーロット・リンリンはその名前を口に出す事すら憚られる程に嫌悪される存在となったのである。

また、海軍及び世界政府ですらこの所業やその後の子供とは思えない蛮行の数々に驚愕し、危険人物として当時6歳である彼女に5000万ベリーの懸賞金をかけるに至った幼少にして7900万ベリーの懸賞金をかけた前例がいるものの、決定的な瞬間となったその所業のおぞましさやその後の民間人への直接的被害描写から前例よりも幼いにもかかわらず相当な懸賞金がかけられている)。

新世界

魚人島

ホーディ・ジョーンズの反乱が終結した直後の魚人島に、タマゴ男爵ペコムズがお菓子の徴収にやってくるが、納入予定のお菓子が納められないと知らせを聞いて激昂し、徴収役だったタマゴ男爵ペコムズのもとへ電伝虫で確認の連絡を入れてきた。

この時、リンリンにお菓子が納入出来ない事を報告するのを恐れ受話器を取る事に躊躇していたタマゴ男爵達を尻目にルフィが勝手に受話器を取ってしまった(これがリンリンとルフィの最初のコンタクトである)。

リンリンは淡々と魚人島への報復措置を予告したが、ルフィがそれに激昂し自分が納入予定のお菓子を全て食べてしまった事を正直に告げたことで、魚人島を標的から外した代わりに麦わらの一味を標的にすることを宣言する。

ホールケーキアイランド

麦わらの一味が新世界に入ってからは、そのメンバーの一人で戦争屋の組織であるジェルマ66を率いる王族・ヴィンスモーク家を傘下に迎え入れその科学力を得るため、政略結婚を画策。
ヴィンスモーク・ジャッジらの勧めで、35人目の娘であるプリンと結婚相手として、ヴィンスモーク家三男・サンジに目をつける。

しかし血縁を結ぶ気など全く無く、実際はクローン兵と科学力だけが目的であり、結婚式でヴィンスモーク家を皆殺しにする計画を企てる。

ルフィ達麦わらの一味のグループが、サンジを追ってホールケーキアイランドに潜入してきた際、すでにその潜入に気付いており、サンジとの接触を阻止するためシャーロット・クラッカーシャーロット・ブリュレを送り込む。
クラッカーが倒されると仇討ちの軍隊を編成しルフィとナミの生け捕りを命じ、これに成功する。

全ては順調にいくかに見えたが、結婚式当日、サンジを射殺する手はずだったプリンが彼から予想外の褒め言葉を受けて泣き崩れてしまい、それによって計画は狂い始めていく。
ひそかに脱出していたルフィ達が、楽しみにしていたウェディングケーキを破壊しての乱入やジンベエとベッジの裏切りによりお茶会は大混乱になり、最終的にはルフィに変装したブルックによってカルメルの写真を割られたことで前述の大発狂に至った。

その後、その隙を突いたベッジ達によって殺されそうになったが、写真を割ったルフィ達への怒りから覇王色の覇気を発動させ、ベッジ達が放ったミサイルをものともせず生存。
正気に戻ったのち、城に変身してルフィたちを匿い避難させたベッジをボコボコに殴りつけ、裏切りへの制裁のためルフィもろとも抹殺しようと画策する。

自らベッジの護衛を買って出たジェルマ66の妨害を受けながらも圧倒的な兵力と力だけで彼らを追い詰め、一気に抹殺しようとしたが、自身へのお祝いの品として送られた玉手箱(送り主は魚人島のネプチューンで、中身はある事件がきっかけで仕掛けた爆弾)の爆発の衝撃で倒壊したホールケーキ城の崩壊に巻き込まれる。

自身はゼウスに助けられ、シュトロイゼンの能力によって瓦礫がお菓子化されたことによって海賊団の面々も事なきをえるものの、楽しみにしていた特別製のウェディングケーキを台無しにされたことにより、食いわずらいを発症してしまい、見境なく暴れ始めてしまう。

そしてペロスペローから、本当は予備のウェディングケーキを用意していたがルフィ達が奪っていったという報告(もちろんペロスペローによる時間稼ぎの為の虚偽報告)を聞きいれたことで、ルフィ達の元へ襲い掛かる。

サンジたちが作ったウェディングケーキを食べたことで正気に戻るも、結局ルフィを逃がしてしまい、新聞にはルフィの活躍が大々的に報じられることとなった。

余談

  • 担当声優

当初演じていた藤田氏が体調不良により一部役柄を除いて全ての作品の出演を見合わせてしまったため、新しく小山氏が代役として出演する事になった。復帰の目処は立っておらず、事実上は2代目として演じる事になる。
5歳時のリンリンも小山氏がそのまま演じている。

  • モチーフ
意志を持った菓子果物太陽、話す動物等と共に歌って踊る等、モチーフはおそらく童話の魔女や不思議の国のアリスハートの女王など。頭身と性格、対象の人生や運命を縛ったりするなど魔法チックな攻撃などは湯婆婆も参考にされているのかもしれない。

  • 心理学的象徴・イメージ

父性象徴している白ひげエドワード・ニューゲートと対になる存在になっている。
マザー・カルメルとセットで、支配的なマイナス面の母性を象徴している。
魔女や山姥やハートの女王、ジブリ作品の湯婆婆やドーラに、似た雰囲気を感じるのは、
それらキャラクター全てが、ある意味グレートマザーを表しているからである。
通称のビッグ・マムそのままの意味で、大いなる母・偉大なる母性。
生命を操る能力も恐らくその象徴に関係している。

  • 容姿の変遷
シルエットで初登場したのは45巻。「ビッグ・マム」という異名が初登場したのは59巻。また、本人が初登場したのは66巻。そして彼女の容姿が全て明らかになったのは82巻。
度々登場していた彼女だが容姿は大きく変化している。
魚人島編では、目と鼻が非常に大きく二頭身ながらも巨大な化け物じみた容姿だったが、万国編では幾分かましな容姿に落ち着いている。

  • 若い頃
86巻SBSによれば、20代のころは普通に美人だったとのこと。
余談だが、かのオードリー・ヘプバーンも幼少時は太っていたためコンプレックスの塊だったとか。
若い頃は美人だったが、食生活の不摂生もたたって、徐々に太っていって現在のような容姿になったようだ。

  • ブラッディ・パーティー
ホールケーキ編での登場時、ホーミーズ達と歌を歌うシーンがあるが、アニメ版はその部分をかなり力を入れられた。
原作での原稿が挙げられた時から、アニメでミュージカル風にすることが構想されたとのこと
収録が終わった際には現場で拍手が起こり、『週刊少年ジャンプ』2017年21・22合併号の巻末で「4月30日朝9:30放送のOPのビッグ・マムの登場シーンは絶対に観てほしいー!!!」とコメントした。

公式でもその部分をネットで公開するなど、その力の入れようがうかがえる。



関連タグ

ONEPIECE 四皇
ビッグ・マム ビッグ・マム海賊団 
シャーロット・プリン

将星(ONEPIECE)
シャーロット・クラッカー
シャーロット・スムージー
シャーロット・カタクリ

ボビン(ONEPIECE) タマゴ男爵 ペコムズ シュトロイゼン 
ジンベエ カポネ・ベッジ ヴィト

シャーロット・デ・ベリー、「セイウチと大工」…リンリンのモチーフと思われる。

ドーラ一家 湯婆婆 ハートの女王 赤の女王 魔女 山姥 グレートマザー 母性 

則巻アラレ…中の人つながり

pixivに投稿された作品 pixivで「シャーロット・リンリン」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 81443

コメント