※この記事はネタバレ情報を含みます。 |
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概要
種類 | 動物系 |
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動物 | 魚 |
モデル |
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動物系に分類される悪魔の実。魚類に関係する能力が手に入ると思われる。
現時点では幻獣種のみが作中に登場しており、それ以外のモデルが存在するかは不明。
初登場は四皇の一人、百獣海賊団総督(船長)カイドウが食した実として登場。これはロックス海賊団がゴッドバレーで壊滅した日、カイドウに譲渡した物。
幻獣種
モデル「青龍」
動物系の種類 | 幻獣種 |
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モデル | 青龍 |
概要 | 青い東洋龍の様な姿に変身することができる |
能力 |
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利点 | 発揮した炎の量と熱量次第では、規格外な熱量を持たせることが可能 |
弱点 | 獣型に変身すると、青龍ということもあり、自然と体格が大きくなるため、他の動物系と比較すると攻撃の的が広くなる上、スピードが鈍化しやすい |
形 |
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色 | 水色 |
備考 | 悪魔の実の能力の中でも、最強クラスのポテンシャルを持つとされている |
モデルは“青龍”。獣型では蛇の体に手足と角の生えた東洋龍の様な姿が特徴。
「焔雲を作り出して空を飛ぶ」、「島を焔雲に載せて運搬」、「口から高熱の息(または火炎)や真空波、雷撃を伴う咆哮などを発する」など、数ある悪魔の実の中でも破格の能力。この破格の能力が始めから備わっていたものなのか、覚醒によって引き出されたものなのかは不明。
元々はゴッドバレーで人間狩りを行っていた天竜人たちの宝(商品)の一つであり、この非道なゲームから飛行能力で逃げるための手段として少年時代のエンポリオ・イワンコフが入手。だが、食べようとしたタイミングでリンリンが強奪。彼女自身は既に能力者であったため、弟分だったカイドウに渡された。
元ネタは、鯉は滝を登って龍になるという伝説と思われる。
能力者
百獣海賊団総督で、元四皇の一人。元ロックス海賊団見習い。ヤマトの父親。
ベガパンク作の人造品
動物系の種類 | 幻獣種 |
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モデル | 青龍 |
概要 | 桃色の龍の姿に変身することができる |
能力 |
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備考 |
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これまでに述べたようにカイドウが食したウオウオの実はかなりの例外的な悪魔の実であるが、さらなる例外と言えるのがベガパンクがカイドウの血統因子を抽出し作った人造ウオウオの実。その人造悪魔の実はベガパンクがどうしても納得のいかない“失敗作”だったらしく、彼は世界政府に渡すことも拒んでいたという。それはそのままパンクハザードにて保管されていたのだが、とある少年がそれを食したことで島外へ研究成果は持ち出され、ワノ国編では同じ悪魔の実の能力者の激突という本来絶対に起こるはずのない前代未聞の事態が起きることに……。
なお、基本的な能力としてはほとんど完璧にコピー出来ており、ベガパンクがどうしても納得出来なかった点は色が青ではなくピンク色だったことである。
失敗作と嘆くベガパンクを見て、ルフィからは「別にいいだろそこは...」ジンベエからは「成程 完璧主義の天才か...」と評されたが、(能力は再現出来たとはいえ)長年かけて「青」龍の実を生み出そうとしたのに、完成品はピンク色だったとなれば彼が落胆するのも無理はないが...。
しかし、能力の内容自体は失敗作ではないということであるが、あまりにも比較対象が規格外すぎる事から期待はできない。
能力者
元ワノ国九里大名跡取りで、ワノ国将軍。
なお、子どもということもあり、強い能力として発揮することはできなかったが、身体の年齢を成長させたことと彼が強い資質を持っているが故なのか、その後はある程度能力を発揮できるようになっている。特に海軍大将緑牛との戦闘で習得した”熱息(ボロブレス)”はカイドウのものと比べても遜色ない出力と威力を発揮した。
特異性
- 魚類
「『魚類』に関係する悪魔の実」というのが最も特異な点。
悪魔の実には「食べると(生来の種族に関係なく)海に嫌われ、水中では身動きがとれなくなる」という呪いがある。そのため水中で満足に能力を使えた能力者はこれまで存在しなかった。
両生類や爬虫類という、水棲傾向が強い動物系の悪魔の実は登場してはきたが、魚類に関係する悪魔の実はこれが初めて。
とはいえ、ヒトヒトの実のモデル大仏(作者いわく大仏を動物扱いしていいのかは分からないとのこと)のように龍が魚類なのかどうかは疑問でもある。上述のように元ネタが鯉の滝登りなのだろうが鯉が龍になったからといって龍=魚であると断言できるものでもなく、もっといえば生物が別の生物に変化したというおとぎ話や神話は他にもたくさんあるので「これがああだからこうだ」というように断言できる事でもないため、作者から説明がない限りは深く考えない方がいいのかもしれない。
- 他のモデル
ウオウオの実にその他複数のモデルが存在するかは現在のところ不明。もし存在するのであれば「海の中で活動できるのか?」「陸上で魚に変身した場合どうなるのか?」といった疑問がある。
仮に他の悪魔の実と同じように水中での活動が不可能ならば、完全な魚の姿になる獣形態はほとんど死に能力と化してしまうようにも思えるが...
余談
- 初出
実の正式名称が明かされたのは単行本98巻のSBSコーナーにて。作者からはゾロの刀に食べさせれば無茶苦茶カッコいい能力と評されている。
- 因みにゾロは『ONEPIECE FILM Z』で「青龍印 流水」という技を使用している。
- THE規格外
アニメにおける鬼ヶ島編ではキャラとのサイズ感、技と言った要素が規格外のため獣型の姿が全体で出される際にCGが使われている。
- 伏線?
作中でカイドウがウオウオの実の能力者であることについては、各所に伏線と思われる描写が存在する。
- 鯉のような髭
- 鱗状の刺青の模様
- 笑い声がウォロロロロ
- ワノ国への入国には鯉の滝登りが用いられ、登り切った先の鬼ヶ島に龍であるカイドウがいる(登竜門)
- 誕生日が5月1日→鯉
- リュウリュウの実……ではない
「ウオウオの実」の存在が発覚する前は、恐竜や翼竜へ変身できる「リュウリュウの実」が百獣海賊団の構成員に多く登場していたのもあり、カイドウが食したのもリュウリュウの実の幻獣種なのではないかと考えられていた。
- 「ドラゴン(西洋竜)」と因縁は否か?
前述どおり「リュウリュウ」シリーズおよびカイドウとモモの助は「ウオウオ」として竜(龍)モチーフの悪魔の実が出ているが、カイドウとモモの助は「東洋龍」に対し「ドラゴン(西洋竜)」はパンクハザード編には出てきてはいるが、ドラゴンの能力者はなぜか出てきてはいない。
青龍が動物系幻獣種の実として出たように、同じく幻獣種の実が出そうなものだが、今のところ音沙汰がない。ドラゴンとの因果関係や因縁は果たして明かされるのだろうか…?
関連タグ
エンポリオ・イワンコフ:現在はホルホルの実の能力者だが、巡り合わせ次第で青龍の能力を得ていたかもしれない人物。実際に食していた場合、108巻SBSで公開されたやたら顔のデカいオカマの青龍というとんでもない生物が誕生していた可能性が高い。そうでなくてもインペルダウンでの戦いで、ホルホルの能力が無ければルフィはマゼランの毒で確実に死んでいた可能性もあるので、この実を食べられなかったのはネタ抜きで正解だったのかもしれない……。
ニキュニキュの実:ゴッドバレーの事件でウオウオの実と共に景品として用意されていた。こちらはリンリンに奪われる前にくまが食し、能力者となった。
類似存在
コイキング/ギャラドス・ヒンバス/ミロカロス:鯉の滝登り(たきのぼり)をモチーフにしたキャラクター。特にギャラドスは体色も含めカイドウと近い姿をしている。
東洋龍:カイドウの変身する竜の姿。その形態では4本指であり、朝鮮半島やフィリピン等の竜伝承に近い。ちなみに東洋龍にまつわる伝承については、その鱗は鯉のものであるとされる。
バハムート:今でこそ最強クラスのドラゴンというイメージが強いが、逸話では世界最大の魚であったとされている。
リヴァイアサン(レヴィアタン):聖書において、世界最大の海洋生物とされる生き物。現在ではバハムート同様、ドラゴンの一種とされることが多い。一説によると、バハムートの逸話はこのリヴァイアサンと地上最大の生物であるベヒモスの伝承が入り混じったものであるとされる。