曖昧さ回避
- 旧約聖書に現れる神獣の1つ。「リヴァイアサン」「リバイアサン」とも。本稿で解説。
- 『デモンブライド』のキャラクター。しふぉんのブライド。
- 『ロックマンゼロ』のキャラクター。→妖将レヴィアタン。
- 『絶対防衛レヴィアタン』のキャラクター。→レヴィアタン(絶対防衛レヴィアタン)。
- 『アーマード・コア ラストレイヴン』に登場する機動兵器。
- 『神羅万象チョコ』シリーズのキャラクター。→海魔王レヴィアタン。
- 『うみねこのなく頃に』のキャラクター。→レヴィアタン(うみねこのなく頃に)
- 『デュエル・マスターズ』の水文明の種族。→リヴァイアサン(デュエル・マスターズ)
- 『七つの大罪』のキャラクター。→レヴィアタン(HJ)
- 『デジモンユニバースアプリモンスターズ』に登場する人工知能 →リヴァイアサン(アプモン)
- 『InfiniteDendrogram』のキャラクター。→レヴィアタン(デンドロ)
- 『ドラゴンポーカー』のキャラクター。→レヴィアタン(ドラゴンポーカー)
- 『地獄のどこが悪い?』のキャラクター。→レヴィアタン(WHB)
- 『魔入りました!入間くん』のキャラクター。→レヴィアタン・レイヂ
概要
旧約聖書に登場する海の神獣。巨大な海蛇、もしくは竜(クジラ型やワニ型)の姿をしている。
「リヴァイアサン」「リバイアサン」とも表記する。アルファベット表記はLeviathan。
語源は一説に「ねじれた」「渦を巻いた」という意味のヘブライ語liwjatanに由来する、と言われている。また、ヘブライ語で「クジラ」を意味する。
世に名高い神獣または大悪魔。
唯一神(創造主)によって雄雌二体が創造されたが、(リヴァイアサン側に非のない)諸事情によって雄(ベヒーモスの説もあり)が殺され、雌も最後の審判の際には唯一神によって殺されて人類の食糧にされるかもしれないという割と可哀想な存在でもある。
逆を言えば、唯一神以外には殺されないというある種の不死身であり、あらゆる武器を跳ね返す程に硬い鱗を持ち、鼻や口から火炎を噴くという規格外の生物である。
陸の神獣であるベヒーモスが最高の獣と評されるのに対して、レヴィアタンは最強の獣と評される。ベヒーモスとともに海に入ると海水が溢れるほど超巨大であるといわれるほど。ベヒーモスとジズと共に三位一体の様な構図を作り出す。
悪魔としてのイメージが定着した後なのかは不明だが、「滅びた連れ合いの死骸を躊躇いなく悪魔に喰わせる」という記述がみられることも。(荒木正純(2012)『知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣』(西東社)より)
後にキリスト教に取り入れられ、陸の神獣ベヒーモスに対応する海の神獣としての側面が強調されるに至り、更に時代が下ると「七つの大罪」の内“嫉妬”を司る大悪魔としても見られるようになった。
近年では海のイメージからか、それをイメージさせるような戦艦や潜水艦の名称として小説などの創作物に登場している(例・イギリス海軍の艦名)。
また、モンスターのひとつとしてゲームへの登場機会も多い(但し、海の怪物であるクラーケンと異なり、レヴィアタンの場合には主人公側に配置されたり、神聖や正義が伴うと言う特徴がある)。
原義から転じて、現在では「巨大な恐るべき存在」「海からやって来る外国勢力」を意味するようにもなった。また、未加工の羊毛を洗う装置も「レヴィアタン」と呼称する。
化石種のマッコウクジラの一種「リヴィアタン・メルビレイ」の学名にも用いられている。
『水木しげる世界の妖怪大百科』(2005/小学館)ではこの怪物が溶けて水になり、やがて山で氷になると語られているが、原典の神話では溶解要素も氷要素もない。尤も後年の作品でレヴィアタンの要素を取り込んだ流体に変化する能力を持つキャラクターなら登場する事になるのだが。
なお、伝承を知っている人なら間違えないと思うが、名前は『レヴィアタン』なのであって、決して『レヴィアたん』ではない。誤変換しないように。ちなみに、後者はレヴィアタンを元ネタとした女性キャラクターの相性に使われる事が多い。
関連イラスト
関連タグ
海竜種(海外版MHでは“Leviathan”)と表記される。
すれちがいフィッシング - 幻の魚の1つとしてリヴァイアサンが登場。どう考えても魚ではないのだが…。
T・Pぼん:登場した雌のセミクジラ(見た目はホッキョククジラ)が「レビヤタン」と呼ばれていた。捕鯨者からは悪魔扱いされていたが、これは『鯨神』の主役の鯨や史実上のコククジラが一方的に人間から悪魔扱いされていたことと似ている。