ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

新生代中新世中期(約1200~1300万年前)の南アメリカペルーに生息したマッコウクジラの仲間。学名はかのリヴァイアサンと『白鯨』の著者メルビルに由来する。

命名当初の属名はそのままリヴァイアサン(レヴィアタン)だったが、既にマストドンの学名に用いられていた事が判明したため、旧約聖書本来の綴りであるリヴィアタン(Livyatan)に改められた。


完全な化石は見つかっていないものの、頭骨は3mに達し、推定全長13.5〜17.5mと現在のマッコウクジラと同じくらいの大きさと考えられている。

食性は現生種と同じく肉食だが、現生種と異なり上顎にも歯があり、もっとも大きなは36cmと捕食用の歯としては生物史上最大とされている。この巨大な顎と歯のおかげでティラノサウルスより咬合力が強かったと見られ、現生種とは異なり他のクジラ(ケトテリウムなど)といった大型の獲物を捕食する、むしろシャチに近い生態だったと考えられている。

共存した古生物には巨大ザメのメガロドンもおり、フィクションにおいてはメガロドンと死闘を繰り広げる様子がしばしば描かれるが、負傷・死亡のリスクが高くつくため、病気や体格差を除いて捕食・被捕食は成立しなかったとされる。(参考

少なくともホホジロザメでは全く歯が立たなかったとされている (参照)。


なお、オーストラリアにおける化石の発見から、従来の仮説とは異なり、500万年前の鮮新世にも本種または近縁種が生息していた可能性がある。


自分の身体に対し比較的大きめな獲物を強襲して捕食する事に特化した強肉食性動物としては、恐らくクジラの進化史のみならず地球生物史上でも最大級の動物の一つといえるだろう。


関連作品編集

ウルトラマンアーク

本種をモチーフとしたウルトラ怪獣リヴィジラが登場。


エイハブ

漫画家猿渡哲也による『白鯨』のコミカライズ作品。

モビーディックが他のマッコウクジラの個体には無い特徴として上顎にも歯が存在しており、この古代クジラの生き残りであることが示唆されており。


関連タグ編集

クジラ ハクジラ マッコウクジラ 古生物


メガロドン バシロサウルス

関連記事

親記事

マッコウクジラ まっこうくじら

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 13014

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました