爬形類の一部から派生したグループで、「羊膜」という胚を包む構造をもった殻付きの卵を産むことが出来るようになった。これによって両生類のように水中ではなく、陸上で産卵するようになったため、陸上の覇者となり大繁栄していく。卵から孵化した両生類の幼体が鰓をもつのに対し、有羊膜類の幼体は卵から孵化した段階で既に鰓をもたない親と同じような姿である。そのため「無鰓類」とも呼ばれる。有羊膜類は初期に単弓類(哺乳類の祖先)と竜弓類(爬虫類の祖先)に分かれた。有羊膜類の派生と分化があったのは石炭紀後期だったとみられている。
有羊膜類
ゆうようまくるい
単弓類と竜弓類(爬虫類)を含むグループ。