ウルトラマンアーク
うるとらまんあーく
2024年7月6日から2025年1月18日まで放送されたウルトラシリーズ作品。
メイン監督は長らくサブ監督としてニュージェネ作品に参加してきた辻本貴則氏、メインライターはウルトラシリーズでは辻本氏とタッグを組む事の多い継田淳氏が登板。どちらもシリーズ初のメイン担当となる。
「想像力」がテーマであり、新しい怪獣が多めな作風やアーマーを纏って戦うウルトラマンという前作の要素を引き継ぎつつも、辻本監督曰く「リアル寄りの作風だった前作とは逆の方向性で行く」との事。そのため前作よりも明るい雰囲気の話が多いが、中には考えさせられる話や切ない話、難解でミステリアスな話もあったりと、内容はバラエティ豊か。
また、CM直前にタイトル画面を挟むなど、昭和の第2期シリーズを思わせる部分も多く見られる。
アジア圏におけるウルトラシリーズの人気急騰に合わせ、前作に引き続き、多言語での世界同時期放送・配信を行う事も発表されている。
とある町、星元市。
市内の獅子尾山には、異彩を放つ巨大な物体がそびえ立っている。「モノホーン」と名付けられたそれは、実は、16年前の事件当時から突き刺さったままの「怪獣の角」だった。
世界各地で怪獣が同時に出現した「K-DAY」と呼ばれるその事件以降、怪獣災害が日常化し、日本では地球防衛隊が武力で怪獣への対処を行う一方、怪獣防災科学調査所・通称「SKIP(スキップ/Scientific Kaiju Investigation and Prevention center)」は、怪獣災害の発生・甚大化を防ぐため、地域に密着して科学調査や避難誘導を行っている。この「SKIP」が今も調査を続けている「モノホーン」は、「K-DAY」で出現した宇宙獣・モノゲロスの角。
獅子尾山で両親とキャンプ中にモノゲロスの襲来に出くわした当時7歳だった「ユウマ」は、奇跡的に無傷で生還したのを機に怪獣生物学研究の道に進む。辛い過去を持ちながら夢見る「想像の力」をなくさずに成長を遂げたユウマは新人調査員として「SKIP」への入所が決まり、星元市分所へと配属された。
だがそんな矢先、星元市に大規模な怪獣災害が発生。目の前にいる絶体絶命の人たちを「守りたい!」 その強くまっすぐな想いが心の底から湧き出した瞬間、「ユウマ」の脳裏に幼い頃に見た光の使者「ルティオン」が語りかける。
「私は君であり、君は私だ…想像力を解き放て!」
手の中に現れた神秘の光がユウマの身体を包み込むと、解き放たれた想像の力が光と人とをひとつに結び合わせ、未来を守る光の巨人「ウルトラマンアーク」へと変身! 大切な仲間とともに、ユウマが、そしてウルトラマンアークが、絶やさぬ夢を追いかけていま走り始める!
(公式サイトから抜粋)
物語の舞台となる、日本のどこかにある地方都市。
物語開始の16年前に起こった出来事で、世界各地で怪獣が同時に出現した。
K-DAYにて出現した唯一の宇宙怪獣であるモノゲロスの角。星元市の獅子尾山にそびえ立っている。
星元市にて観測された、正体不明の高エネルギー体のコードネーム。
※太字は新怪獣。斜字は映像・画像の流用。
話数 | サブタイトル | 主な登場怪獣 | 脚本 | 監督 | 絵コンテ | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
- ※1 | ウルトラマンアーク 直前スペシャル | 第1〜5話の登場怪獣、ゲバルガ、ジュダ・スペクター、モルド・スペクター、アブソリュートタルタロス、ギマイラ、ゼットン、EXゼットン、バザンガ、ゲードス、タガヌラー、ダークルギエル、ウルトラマンジードダークネス、レギオノイド(α)、ダークロプス、ウルトラマンエックスダークネス、エタルガー、ゼットン・ファルクス、ペスター、ゼット、スフィアソルジャー、デスドラゴ、グア・スペクター、シェパードン、ウルトラマンオーブダークネス、メカバルタン、サイバーメカバルタン、バット星人、ハイパーゼットン(イマーゴ)、ギャラクトロンMK2、イルーゴ、ブルードゲバルガ、ファードラン、レイバトス、ゴーデスマガオロチ | 足木淳一郎 | 秦敏樹 | - | 2024年6月29日 |
1 | 未来へ駆ける円弧(アーク) | シャゴン、ウーズ、ディゲロス(回想)、ゴモラ(VTR)、レッドキング(二代目)(VTR) | 継田淳 | 辻本貴則 | なかの★陽 | 7月6日 |
2 | 伝説は森の中に | リオド | 継田淳 | 辻本貴則 | 酒井豊 | 7月13日 |
3 | 想像力を解き放て! | モノゲロス(回想)、ディゲロス | 継田淳 | 辻本貴則 | 川石テツヤ | 7月20日 |
4 | ただいま怪獣追跡チュウ | ネズドロン | 足木淳一郎 | 武居正能 | 林谷和樹 | 7月27日 |
5 | 峠の海 | リヴィジラ | 根元歳三 | 武居正能 | 河本けもん | 8月3日 |
6 | あけぼの荘へようこそ | クロコ星人、シャゴン | 継田淳 | 武居正能 | 川石テツヤ | 8月10日 |
特別総集編 ※2 | SKIPフジヤマ市分所にて | 第1~6話の登場怪獣、ライバッサー、デマーガ、グドン、グエバッサー、ホオリンガ、アントラー、ピーター、グビラ(オカグビラ)、バレバドン | 足木淳一郎 | 秦敏樹 | - | 8月17日 |
7 | 満月の応え | ホムガー | 勝冶京子 | 越知靖 | なかの★陽 | 8月24日 |
8 | インターネット・カネゴン | インターネット・カネゴン、ディゲロス、ネズドロン | 吉上亮 | 越知靖 | なかの★陽 | 8月31日 |
9 | さよなら、リン | ネロンガ、パゴス | 根元歳三 | 湯浅弘章(本編)、内田直之(特技) | 酒井豊 | 9月7日 |
10 | 遠くの君へ | ノイズラー | 足木淳一郎 | 湯浅弘章(本編)、内田直之(特技) | 河本けもん | 9月14日 |
11 | メッセージ | ギヴァス、オカグビラ、クロコ星人 | 本田雅也 | 武居正能 | 川石テツヤ | 9月21日 |
12 | お前はギヴァス | ギヴァス、オカグビラ、クロコ星人 | 本田雅也 | 武居正能 | 川石テツヤ | 9月28日 |
13 | シュウのレポート | 第1〜12話の登場怪獣 | 足木淳一郎 | 鈴木農史 | - | 10月5日 |
14 | 過去の瞬き | ザディーメ、モノゲロス(回想) | 継田淳 | 辻本貴則 | 河本けもん | 10月12日 |
15 | さまよえる未来 | ザディーメ、タッコング(回想)、エレキング(回想)、チャンドラー(回想)、ベムスター(回想) | 継田淳 | 辻本貴則 | なかの★陽 | 10月19日 |
特別総集編 ※3 | SKIPミヤコ市分所にて | 第1~15話の登場怪獣、ギガス、ムカデンダー、サドラ、バードン、マグラー、レッドキング(二代目)、ピーター | 足木淳一郎 | 秦敏樹 | - | 10月26日 |
16 | 恐れの光 | モグージョン、ザンギル、ヘルナラク(幻影) | 根元歳三 | 越知靖 | 林谷和樹 | 11月2日 |
17 | 斬鬼流星剣 | ザンギル、ゲードス、タガヌラー、ヘルナラク(回想) | 中野貴雄 | 越知靖 | 林谷和樹 | 11月9日 |
18 | アーク協力要請 | バザンガ、タガヌラー、ヘルナラク、アースガロン | 足木淳一郎 | 武居正能 | 酒井豊 | 11月16日 |
19 | 超える想い | ヘルナラク、バザンガ、アースガロン | 根元歳三 | 武居正能 | 川石テツヤ | 11月23日 |
20 | 受け継がれるもの | ゴメス(SP)、スペッキオ | 三浦有為子 | 秋武裕介(本編)、内田直之(特技) | 林谷和樹 | 11月30日 |
21 | 夢咲き鳥 | キングオブモンス、ドリちゃん、ギヴァス | 中野貴雄 | 秋武裕介(本編)、内田直之(特技) | なかの★陽 | 12月7日 |
22 | 白い仮面の男 | 柱 | 本田雅也 | 越知靖 | 川石テツヤ | 12月14日 |
23 | 厄災三たび | トリゲロス | 足木淳一郎 | 越知靖 | 河本けもん | 12月21日 |
特別総集編 ※4 | SKIP星元市分所のみなさまへ | 第1・3・6・7・9・11・12・14〜23話の登場怪獣、モグルドン、テレスドン、ギーストロン、ラゴン、キングゲスラ、タッコング | 足木淳一郎 | 秦敏樹 | - | 2025年1月4日 |
24 | 舞い降りる夢幻 | ギルバグ、ゼ・ズー、ディゲロス(幻影)、シャゴン(幻影)、リヴィジラ(幻影)、リオド(幻影)、ギヴァス(幻影)、ザディーメ(幻影) | 継田淳 | 辻本貴則 | 酒井豊 | 1月11日 |
25 | 走れ、ユウマ! | ギルバグ、ゼ・ズー、スイード(星人態) | 継田淳 | 辻本貴則 | 1月18日 |
※1『アーク』第1~5話、『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』、『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』、『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』、『デッカー』OP及び第19話、『ブレーザー』OP及び第12・19話の映像を使用した放送直前特番。歴代ウルトラマン達とアークの能力を比較する。
※2『アーク』第1~6話の映像を使用した特別総集編。SKIPフジヤマ市分所の様子を覗きながら、アークの能力やこれまで出現した怪獣・宇宙人を振り返る。
※3『アーク』第1~15話の映像を使用した特別総集編。SKIPミヤコ市分所の様子を覗きながら、アークの新たな能力やこれまでの出来事を振り返る。
※4『アーク』第1・3・6・7・9・11・12・14〜23話の映像を使用した特別総集編。
登場怪獣の詳細はこちらの記事にて。
- 本作品のタイトルロゴのフォントおよび背景映像、アークの構えに『帰ってきたウルトラマン』を意識していると思われる部分が散見される。
- 偶然にも放送開始日の7月6日は、『ウルトラマンA』の主人公の北斗星司を演じた高峰圭二氏の誕生日であり、『ウルトラマン列伝』と『ウルトラマンタイガ』の放送開始日と同じである。
- 辻本監督によると、キャッチコピーにもなっている今作のテーマである空想・想像力は、円谷のサブスクコンテンツ『TSUBURAYAIMAGINATION』の「創造」を意味する「imagination」から来ている。なお、2024年の円谷プロは「空想の力」をテーマに押し出している。
- 現時点では『ブレーザー』から引き続き、メインキャストに悪役を演じる人物が存在せず、過去作との関連性も不明である。
- 『ウルトラマンギンガS』以降、ニュージェネ作品の常連であった田口清隆氏が初の不参加となる作品である。『アーク』の立ち上がりと『ブレーザー』の仕上げが丸被りであった模様。
- X(旧Twitter)との連動企画は今回は2つとなっており、一つは登場人物である石堂シュウが付けている日記という体裁の『石堂シュウの日記』、もう一つはユピーと同型と思われる「大阪生まれの新人AIロボット・ツッピー」が今回の出来事や用語等を教えてくれる『おしえてツッピー!』。どちらも今後かなり重要になるかもしれない情報(シュウの上司の情報や隠し事、ウルトラマンという名前が防衛隊では出現当初から呼ばれていた等)が散見されるため、視聴者にとっては必見である。
- 『ウルトラマンZ』以降恒例となっている特別総集編は、本作品においても継続している。
- なお、1回目の特別総集編の8月17日時の放送時には1時間前の『カードファイト!!ヴァンガードDivinez』、30分後の『シャドウバースF』も特別編や特別番組の実写コーナー、『オーイ!とんぼ』も再放送であったため、テレビ東京系列8時以降枠のアニメ・特撮番組でまともに新作本編を放送していたのは『しまじろうのわお!』のみという異例の状態が発生していた。
- 『ブレーザー』とのコラボ回において、放送前に第19話の映像が使われた特別仕様の予告宣伝CMが放送されている。基本的に再放送ではない地上波のウルトラ本編シリーズではTBS、テレ東時代含めて最新話に合わせて個別バージョン番宣CMは製作されていなかったため、『アーク』が初めての事例となる。
- この特別版CMは、現時点では円谷公式やテレ東あにてれの公式youtube等にも投稿されていない。
- 本作はプール撮影がなかったため、プール撮影がなかったのは『ウルトラマンR/B』以来6年ぶりであり、令和ウルトラマンでは初めてである。
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ウルトラマンアークの感想みたいなもの15
こんにちは、落花生です。 今週はいろいろと謎が説明される回でしたね。 ですが、このシリーズは通常運転です。難しい話はいっさいありません。ついでに元気な蛮族の出番がありません。ロッククライミングを頑張っているとでも思ってください。1,492文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.9:憧れと正義の狭間で
ウルトラマンアーク第9話『さよなら、リン』、明るい作風のアークにおいて初となる非常にシリアスな話でした。怪獣災害が齎した人間の業とも言える犯罪行為、『怪獣の細胞の違法売買』。その罪を犯していたのは、こともあろうにリンさんのかつての恩師にして初恋の人、山神サトルさんでした。恩師を信じたい気持ちと犯罪を許せない気持ちの狭間で揺れ動くリンさん。最終的にリンさんは山神さんに罪を償ってほしいと正義を貫きましたが、今回の事件の結末はリンさんにとって辛く悲しいものとなってしまいました…。そんな彼女を励ましたのが、山神さんに夢を応援されたリンさんが創り上げたユピーでした。悲しくはあったけれど、ユピーの励ましがリンさんにとっての救いになったと思います。山神さんの犯行動機は『怪獣の力を利用して、今よりもっと良い社会を築きあげる』事でした。その研究の為に莫大な資金が必要だった為、山神さんは怪獣の細胞の違法売買に手を染めてしまったのです。その切欠となったのが、生まれたばかりの幼い我が子。自分の子供が生きる未来をより良いものにしたいと山神さんは言っていましたが、だからと言って今、目の前にあるものや人々を犠牲にしてはいけないのです。何故なら、未来とは現在の積み重ねであり、その先にしか存在しないのですから。何より、犯罪を犯した事によって山神さん自身はもちろん、奥さんやお子さんの未来にも大きな傷がついてしまいました…。山神さんは未来の為の『今』に目を向けるべきだったと思います。今回の登場怪獣は透明怪獣ネロンガと地底怪獣パゴス!どことなく、シン・ウルトラマンを想起させるチョイスですね。劇中で山神さんが言っていましたが、ネロンガ、パゴス、ガボラ、マグラーの4体は共通の祖先を持っているらしいです。という事は、その祖先って東宝の地底怪獣、バラゴン(笑)?つまり、ゴメスとジラースの祖先はゴz…(それ以上いけないw)。大怪獣バトルよろしく激突する二大怪獣、アークに対しては挟み撃ちを行いましたが、最期は2体仲良くぶった切られてしまいましたね(笑)。さて、次回はユウマの同級生、アマチュア無線愛好家のカズオが『フィオ』という名の謎の人物と交流する物語になるようです。そのフィオの声を演じるのは人気女性声優の佐倉綾音さんです。最近では『王様戦隊キングオージャー』に顔出し出演されていましたね。そして、そのアマチュア無線の音波に惹かれて騒音怪獣ノイズラーが登場!ノイズラーがニュージェネでウルトラマンに対するメインヴィランを務めるのは今回が初だそうです。さてさて、いったいどうなる?次回も楽しみにしています!11,856文字pixiv小説作品 - グリユニ×ウルトラマン
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ウルトラマンアークの感想みたいなもの10
こんにちは、落花生です。 今回のお話は、色々と切ないものがありましたね。個人的に先生が自分の考えを曲げたりしなかったことが良かったです。どちらの仮説や研究が正しいのかは、今は分からない。そういうのが、科学っぽく思いました。数十年後は先生の考えの方が正しいという可能性は十分にありますからね。 忘れないうちに書いておきますが、再来週の感想はお休みになります。 予定が入っており、当日の視聴が難しいからです。別に感想小説なんていつ書いても良いような気がしますが、この感想はモチベーション爆上がりのときに書きたいので。1,643文字pixiv小説作品 大切な人の声
24話のシーンより。(ネタバレ注意) ウルトラマンアークとても楽しく毎週見させてもらいました。 正体バレ、やっぱり好きです笑。明言しない中で、でもみなユウマ君を応援して、助けたくて。それに答える無言&背中での変身シーンにはぐっと来るものがありました。 いつも通り、捏造大丈夫だよーという方だけお読みください。 誤字脱字あるかと思いますが温かい目で読んでくだされば嬉しいです。 いつも読んでくださる方、ありがとうございます。いいね、ブックマーク、スタンプ等等とても嬉しく感じています。だいぶ久々の更新になってしまいました。また書けたら更新して行ければと思いますので、今後ともよろしくお願いします! ーーーーーーー 「…シュウさん…これは…夢?」 『いいえ』 「ギルバグは?」 『あの怪獣のことですか?今は余計な心配をせず、体を休めて』 ーーーーーーー474文字pixiv小説作品- arc jump'n to the sky
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ウルトラマンアーク第8話『インターネット・カネゴン』、アークでは回想を除いて初となる過去作品からの怪獣がゲスト出演です。その怪獣とはシリーズの始祖、『ウルトラQ』に登場したコイン怪獣カネゴン!しかも、令和の時代にアップデートされたカネゴンは星元市で使用される地域限定デジタル通貨、<ホシペイ>をPRする為に開発者である銅金カナオさん(女性)が試験的に実装した完全自立型AI、V(ヴァーチャル)怪獣という立ち位置になりました(笑)!カネゴンの声優はウルトラマンZの時は『かいじゅうステップワンダバダ』でデフォルメされたカネゴンこと『カネちゃん』を演じた福圓美里さんでしたが、アークのカネゴンはSSSS.DYNAZENONで主人公・麻中蓬の母ちゃんを演じた折笠富美子さんです。ちなみに、お二人ともプリキュア声優でもあります。話を戻しますが、デジタルに適応したカネゴンといえば『ウルトラマンゼアス』に登場したクレカ決済ができるデジタルカネゴンを思い出しますが、実体を持たない完全デジタル生命体という立ち位置のカネゴンはインターネット・カネゴンが初めてでしょう。ついでに言うなら、ウルトラマンと初めて戦ったカネゴンもインターネット・カネゴンになります。そして、カネゴンと言えばやっぱり絡むのはお金!Vtuberのような動画配信者として一躍人気者になったインターネット・カネゴンが投げ銭として投資されたホシペイを食べまくり貯め込んでしまった事で星元市に未曽有の経済危機が起こるという、シャレにならない前代未聞の事態が発生しました(笑)!人間側のゲストである株式会社ホシペイCEO、銅金カナオさんによる『投げ銭とお金の循環の講義』も非常に分かりやすかったです。貯め込むだけで使わないと経済のバランスが崩れてしまうという事ですね。劇中で石堂さんが言っていたように節約は我慢ではなく、余計に持たず余計に使わず、でも適度にお金を使わなければいけないという事ですね。私もお金のやりくり、ちゃんとしないといけないなぁ…(笑)。Vtuber、投げ銭、物不足、物価高、こういった今の世情をストーリーに組み込んで素晴らしい物語に仕上げる、これぞ正にウルトラシリーズの醍醐味ですね。さて、次回は再びリンさんのメイン回!リンさんには憧れの人がいるようです。それは怪獣分析班の山神さん。しかし、彼には防衛隊が採取した怪獣の細胞を横流しした疑惑がかけられているようで…?何だか切ない話になりそうですね。怪獣はパゴスとネロンガが登場!次回も楽しみにしています!16,516文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.23:破滅の先触れ
2024年最後の放送となるウルトラマンアーク第23話『厄災三たび』、遂にアークの物語の最終章が幕を開けました!かつてのモロボシ・ダンやヒビノ・ミライ、直近では去年のゲント隊長と同じようにこれまでの戦いの無理が祟ったのか、体調不良になってしまったユウマ…。そんな時に限って、第3話で登場した【ディゲロス】の時と同様の時空の歪みが星元市の上空に発生しました。ユウマも調査に向かおうとしましたが、伴所長から文書での待機を命じられました。そんなユウマにユピーを通して語りかけてきたのはウルトラマンアーク=ルティオンの同胞である【ビオルノ】!ビオルノの声はゴールデンカムイの杉本や転スラのランガを演じている声優、小林親弘さんです!ビオルノはユウマに<恒星ソニア>の膨張を食い止める手立てが見つかった事、しかし不確定要素が多いその手立てに賛同できない【ゼ・ズー】が自身の作戦を強行しようとしている事をユウマに伝えました。そして、第15話でギャラクシーアーマーに変化して消失したと思われていたオニキス=ゼ・ズーゲートはユウマの体内に未だ存在している事が判明しました!ユウマの胸に灯った不吉な光の正体は、オニキスの光だったのです!そして、ゼ・ズーゲートを開放する為にゼ・ズーが送り込んできた第4の宇宙獣、その名は【トリゲロス】!ユウマの両親が亡くなる切欠となった【モノゲロス】、第3話でアークの初陣の相手となった【ディゲロス】とほぼ同じ姿をしているトリゲロス、違いはディゲロスの頭頂部に<モノホーン>みたいな第3の角が生えている事です。ゲロス族(勝手に命名w)は角の本数で各個体を区別できるみたいですね。劇場版にも角が無い【ゼロゲロス】という名前の同族が出てくるみたいですし。しかし、トリゲロスの強さはモノゲロスやディゲロスとは比べ物になりません!なぜなら、トリゲロスはウルトラマンアークを確実に抹殺する為にゼ・ズーが調整した個体だったからです!卓越した格闘能力、両手から発生させるビームソード、三日月状の物体を高速回転させる事で生成されるフープを使った超高速移動、発光器官から放つ強力ビーム等、まさに『アークキラー』と呼ぶに相応しい恐ろしい能力の数々!未だかつてない強敵を相手に、遂にウルトラマンアークも磔にされて甚振られるほどまでに追い詰められてしまいました…。何気にウルトラマンの磔を見たのはメビウス以来かもしれません。しかし、アークを救出せんと地球防衛隊が奮戦してくれました!彼らのおかげで拘束から解放されたアークは<ギャラクシーアーマー>を装着、ウルトラマンブレーザーキューブ、ソリスアーマーキューブ、ルーナアーマーキューブをアークギャラクサーに装填して放つ新必殺技<ギャラクサースパイラル>、4つの<アークフェザー>を右手甲に装着して爪のように振るって切り裂く<アークフェザークロー>、そしてアークファイナライズの必殺技三連コンボによって遂にトリゲロスを葬りました…!しかし、その際のトリゲロスの大爆発で星元市には巨大なクレーターのような破壊の跡が残されて、ユウマはアークもろとも消息不明に…!何か去年のゲント隊長と似たような状況に陥ってるな…。そんな絶望的な展開の中で、2025年一発目の放送はSKIPの各支部を転々としている中村さんが南国からSKIP星元市分所のメンバーに癒しのエールを贈るというもの(笑)!新たなユピー型ロボ、【マリンピー】も登場(笑)!この胸のモヤモヤを、いったいどこに持って行けばいいんだ…(笑)。そして最後に待ち構える最強怪獣、それは夢を食らってしまう恐るべき夢幻獣【ギルバグ】!この最強の敵にユウマは、ウルトラマンアークは勝てるのか!?泣いても笑っても残り2話!1/11の第24話放送まで、ツブラヤストアで購入したスペシャルカラーverのギャラクシーアーマーのソフビを眺めながら座して待ちたいと思います(笑)!13,542文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.4:電気ネズミ大騒動
ウルトラマンアーク第4話『ただいま怪獣追跡チュウ』、ウルトラマンアークの新たな力である<ソリスアーマー>初登場回です!星元市の商店街を悩ませるネズミ被害、店主達からの頼みを受けたSKIPが調査に乗り出しました。そして、カワミ重工に巣を作っていた電鼠怪獣ネズドロンに対してSKIPとウルトラマンアークが見事に対処してくれました!今回はリンさんメイン回でしたね。リンさんの人の良さやユピーとの息の合った連携プレーで、見事ダイモード発電機爆発の危機を乗り切りました。ユピーも今回は大活躍!火災を消化したり、瓦礫を取り除いたり、アクセス(笑)してダイモード発電機の高負荷稼働を止めたり。万能すぎて一家に一台欲しいです(笑)。見た目の可愛さもあって、ユピーは現実でも大人気みたいです。話は変わりますが、『ダイモード』というのはどうやらウルトラセブンで登場した鉱石のようです。この世界でも採掘できるみたいですね。ダイモードを取り扱っていたカワミ重工さんもウルトラシリーズでよくある他人の迷惑を考えない悪徳企業ではなく、あくまで人々の生活を良くしようとする真っ当な企業でした。この間の建設現場の大田原さん然り、今回のカワミ重工の後方の長谷川さん然り、星元市の人達はすごく人が良いです。怪獣災害は勘弁してほしいですが、星元市はとても住みやすい街だと思います。今回の敵、電鼠怪獣ネズドロンは電気を食べる巨大ネズミの怪獣でした(笑)。電気×ネズミ、どう見てもポ〇ットモン〇ターのピ〇チュウですね(笑)。見た目はどっちかというとラ〇タですけど(笑)。後で任〇堂から苦情来たりしないよね(笑)?まあ、ポ〇モンの元ネタはウルトラセブンのカプセル怪獣なんですけどね(笑)。攻撃は全身から放つ電撃と頭部の硬い外殻による突進と頭突き、能力は極めてシンプルですが、それだけにかなり強く、アークも苦戦を強いられました。逆転の鍵になったソリスアーマーはタイプチェンジにおけるパワータイプに相当する力です。アークの防御力や打撃力を大幅に向上させてくれますが、その反面、スピードが極端に遅くなったり空を飛べなくなる、光線技が使用不可能になるといったデメリットも存在するようです。そこだけ聞くとソリスアーマーを装着すると決め手に欠けるように思えますが、それを補うのが眼鏡剣(辻本監督命名)ことアークアイソードのようです。アークアイソードにはアークキューブをセットできますので、ソリスアーマーキューブをセットする事によって強力な必殺技が使えるようになるみたいです。SF部分も含めて、こういう細かい設定がしっかりしているのがアークの作品としての魅力ですね。必殺技であるアークファイナライズを撃つ為にアーマーを外すというのも基本形態を疎かにしないという製作陣の拘りを感じさせます。さて、次回は星元市に『恐竜博士』がやって来ます!伴ヒロシ所長のかつての恩師らしいのですが、伴所長はどうも恩師に対して複雑な感情があるらしく…。そして現れる巨鯨水獣リヴィジラ!ウルトラマンアーク初の水中戦!次回も楽しみです!12,880文字pixiv小説作品 だってずっとそうしてきたから
今日公式Xで公開された石堂シュウの日記の最後が衝撃的だったのでかっとして書いた。反省はしていない。 背負っているものも多いけど、ユウマがいつか心から楽しめる趣味に出逢えることを願って。2,780文字pixiv小説作品- ウルトラマンアーク短編集
悪戯幼女と愉快な仲間たちの連絡LINE (12)
12話投稿… やれやれ、なんとかハッピーエンド?それともメリバかな? ギヴァスの正体が明かされていくにつれて、これ、翻訳の方が間違ってんじゃね?と考え始めましたが、案の定、意味の違う言葉でしたね。 まぁ、日本語も場面によって同じ言葉が真逆の意味になったりもするし、そういう言葉があったとしてもおかしくはないのかも。 しかし… 主人が死んだことに気づかないまま、主人の命令に従って何年も宇宙を彷徨うとは、随分と忠誠心が高いと言うか、友達思いと言うか…。 月を見上げて飛び立つギヴァスには、色々と感じるものがありましたね。 何はともあれ、今回もよろしくお願いします。7,152文字pixiv小説作品