概要
- 別名:地底聖獣
- 身長:48メートル
- 体重:4万8千トン
ウルトラマンギンガシリーズでは初となるスパークドールズではない純粋な生物である怪獣。
ビクトリウムの守護獣で、かつてビクトリウムを巡って古代人同士が争っていた時に暴走し、ウルトラマンビクトリーと交戦した。その時代から生きていた関係でビクトリアンが封印していた過去についても記憶している。
背中には通常の数十倍ものエネルギーを秘めたビクトリウム鉱石が生えており、これをスパークさせることで口から熱線「シェパードンビクトリウムフラッシュ」を発射することができるが、滅多に使用しない。
ビクトリウムを奪うものに容赦なく襲いかかるが、ショウとは子供の頃から仲が良く、彼の一声で大人しくなって地底に帰ったり、彼のピンチに駆けつける一面もある。このため雑誌などでは「ウルトラマンビクトリーの相棒」として紹介されることがある。
ただ、そのいかつい顔の割に弱く、古代人が争っていた時期から生きていたことから、老衰で最盛期の力がなくなってしまったとも考えられる(事実、のちにある場面でかなりの強さを発揮している)。
とはいえストリウム光線を正面から受けても大ダメージを受けるだけで済むなど、何気に頑丈である。
その見た目に似合わぬ健気さから、初登場以後、既にある種の人気を獲得している。
しかし第10話にて今までの活躍が災いしてか、体力が低下しもう残り少ない命であることがキサラ女王から語られ、ベロクロンのミサイル攻撃を受けとうとう爆散して死んでしまう。
だがその魂はクリスタルスパークドールズとなってショウの前に現れ、ビクトリーに新たな力シェパードンセイバーを授けたのだった。
クリスタルスパークドールズとなっても高いビクトリウムエネルギーは健在で、第14話で神山に奪われ「ビクトリウム・キャノン」のエネルギーチャージに利用されてしまった挙句UPGの基地ライブベースと地下に眠る大量のビクトリウム鉱石と共にダークルギエルに融合合体させられビクトルギエルになってしまった。最終的にアンドロイド・ワンゼロ=マナの活躍で奪還されている。
『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではアレーナの放った光弾を吸収し、サクヤのペンダントと反応させて生み出したビクトリウムエネルギーで封印されたウルトラ戦士達を解放する芸当を見せた。この際に発生した波長を浴びたアレーナは苦しんでおり、なんらかの浄化作用がある模様。
奇跡の復活
ウルトラファイトビクトリーでは、第6話においてナイトティンバーの力でクリスタルスパークドールズから奇跡の復活を遂げた。
今作では体色が金色になっており(メタ的にはスーツの白色の維持がかなり難しかったからだそうだが)、ナイトティンバーの力で最盛期の力を取り戻したのか、本編の弱さが嘘のようにルナチクスと優勢に戦い、シェパードンビクトリウムフラッシュで止めを刺した。エネルギーを消耗したギンガとAにエネルギーを与えた後は、再びクリスタルスパークドールズに戻った。
ウルトラマンXでは、第14話で、ショウが大地に、怪獣と人類が共存している事例の1つとしてシェパードンのことを伝えている。
映像作品以外での活躍
ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ
最終話のクライマックスにおいて、ルーゴサイトと共に(怪獣娘の姿で)登場。
物語の舞台となった円谷学園への転入生。
ゴモラと同様、漢字の読みが苦手らしく、「つぶらや」を「えんや」と読み間違えていた。
容姿は眼鏡をかけた真面目そうな雰囲気の少女。
ゴツい前腕はこの姿でもあまり変わらず、ビクトリーのEXレッドキングナックルやフォトンビクトリウムを思わせる巨大な腕に変化している。
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
攻撃力・防御力が高めだが移動力が低い怪獣として登場。継承スキルはHPアップ系のものが多い。必殺技の「シェパードンビクトリウムフラッシュ」を使用すると自らの防御力が3ターン増加する特性を持つ。
固有スキルの「戦友との絆」は味方怪獣が必殺技を受けた際に身代わりになる+自分のHPが0になった際に味方全員のHPが中回復という若干使いづらいものだったが、スキル覚醒でHP大アップが追加されたほか、通常攻撃に対しても身代わりになれるよう変更され、更に倒された際にランダムで味方1体の攻撃力を増加させる効果も追加された。
この覚醒により、移動力が低いにもかかわらず、防御力の低い味方を確実にカバーできるタンクキャラとして活躍できるようになり、人気が大きく増している。
ナビゲートキャラのナヴィからは「最盛期であればベロクロン(SD)のミサイルなどもろともしなかったでしょう」と語られている。
余談
デザインコンセプトは「ビクトリーの相棒怪獣」
エネルギー源がビクトリウムのため、それをデザインに反映させており、背中に鉱石を付けている。薄いブルーの鉱石というのが決まっていたため、使っているうちに変色することから敬遠される白を使うこととなったが、邪魔にならないと判断したため、使用することとなった。味方怪獣のため、可愛い感じやかっこいい感じの顔にする方向性にするのではなく、トラやライオンなどの怖い感じの顔つきの怪獣を率いているほうが強く見えるため、怖い顔つきとなった。人間サイズの腕にすると、小さく腕が見えてバランス的にかっこ悪く、人間が中に入っているのが透けて見えてしまうことから、人間のリアルな手のサイズより長く、地底怪獣という設定から地底を掘り進むという想定で、手が巨大なものにデザインされている。
関連タグ
リドリアス - 立ち位置が似ている怪獣
グラードン - 名前、外見、設定が少し似ている。