略歴
高校1年時に倉田アクションクラブに入門。高校卒業後は渡米し、現地のカレッジに入学。その後、アメリカ国籍を取得している。
1992年、スタントチーム「アルファスタント」を設立。
日本人スタントマンの斡旋から『パワーレンジャー』シリーズに関わるようになり、第2シーズン後半からアクション監督を担当。1999年の『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』からは共同プロデューサーに名を連ねる。
シリーズの撮影地がニュージーランドに移った2002年より同国に移住。2003年の『パワーレンジャー・ニンジャストーム』以降は、共同製作総指揮、製作総指揮を担当することになる。
2009年、『パワーレンジャー・RPM』でシリーズが一旦終了。同年日本に一時帰国し、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』、『仮面ライダーW』のテレビ本編、劇場版、Vシネマを監督。
これらの大ヒットにより以降も日本で継続的に仕事をこなすようになり、2011年に『仮面ライダーフォーゼ』、2013年に『獣電戦隊キョウリュウジャー』、2014年に『ウルトラマンギンガS』のメイン監督を担当。三大特撮ヒーローのテレビ本編メイン監督と劇場版監督をすべて担当するという偉業を達成。
さらに言えばメイン監督でなくても単話のスタッフとして数多くの特撮作品に積極的に参加しているため、2010年代以降の日本の特撮ジャンルを語るうえでは無視できない存在になっている。
作風
- アクション畑出身だけあって、ワイヤーアクションやスピーディーなアクションには定評がある。生身アクションの比率も多い。
- 『ウルトラマンギンガS』で市街地戦の特撮に取り組み、『ウルトラ銀河伝説』のようなスピード感のある戦闘演出を披露した。ただし、こうした演出は肯定的な意見以外に、ウルトラマンらしい重量感がないといった批判も受けていた。坂本もこれらの意見を受けてか、後に再びメイン監督を務めた『ウルトラマンジード』では大規模な爆発やオープンカット、スピーディーな演出をある程度抑えることでウルトラマンや怪獣の巨大感の描写を更に強化している。さらに、本作ではパワーレンジャーシリーズで培った技術を導入し、無駄な予算をかけず短期集中撮影により質の高い作品を生み出せることを証明し、以降の作品にも好影響を及ぼし続けている。万年赤字だった円谷プロには大きな改革だったと言える。
- 生身アクションでは、アクションが苦手な俳優でも見栄えするよう、回し蹴りや銃を使ったガンアクション・簡単な寝技や受身の演出を取っている。『仮面ライダーOOO』の渡部秀は、テレビ本編ではアクションが少なかったが、『MOVIE大戦MEGAMAX』等の坂本作品に出演するようになってから、回し蹴りアクションが増えた。
さらには、ウルトラマンダイナのアスカ・シン役のつるの剛士氏、ウルトラマンコスモスの春野ムサシ役の杉浦太陽氏などの本編時にはアクションがそこまで多くなかったキャラクターおよび俳優にもアクションを行わせている。
- 作風としては、宇宙人とウルトラマン・人間の正義感の価値観のぶつかり合いとなるものが多い。(ウルトラマンギンガSやウルトラギャラクシーファイトシリーズでは特にそれが顕著)
- また平成二期以降の担当作品ではグア・スペクターやアクマイザーと言った昭和ヒーローや昭和作品カルミラ等のリブートキャラが多い。
- 体の随所に白い粉(石灰、ベビーパウダー)を仕込み、ヒト対ヒトで攻撃がぶつかった瞬間に粉を散らして衝撃を視覚化する演出を好んで使う。(通称坂本パウダー)
- 爆発カットではナパーム爆破を多用している。
- アメリカで『パワーレンジャー』シリーズのプロデューサーを務めていた頃、現地で特殊なスケジュールを求められており、『ギンガS』ではそのノウハウを活かして根底からスケージュルを改革している。オープンセットのカットは同じロケ地でドラマパートの撮影と並行して爆破準備を進め、用意が出来次第ドラマパートを一時中断して撮影に入る。複雑なカットは、ミニチュア特撮ではなくデジタル合成で背景を作る事で、撮影時間の短縮と予算の節約につながった。
ここ数年のウルトラシリーズでは雨や泥水を用いた演出に加え、内引きセットを用いた演出を多用している。
- ドラマパートの撮影はアメリカのドラマで用いられてる自然な表情を収めて、変なカット割りにならないように、アメリカナイズな撮影を用いている。
- 2010年代後半からはドローンによる撮影を積極的に取り入れており、それまでのTV向け特撮作品では難しかったアングルでのカメラワークを実現している。
- アクションシーンでは、手持ちカメラによるブレた映像を多用する。
- カメラを斜めに傾けたり、キャラクターの登場シーンや戦闘シーンでも、早回し⇒遅回し(スローモーション)といった演出を用いる。
- 変身シーンやレッキングバーストのチャージモーションでは、カメラによる煽りを入れている。
- 2020年のウルトラマンZでは、360度記録できる小型のGoProカメラの特性を用いたあらゆる画角での戦闘シーンの撮影に挑戦したことで一躍話題となった。(この撮影法に関して坂本は、「ニュージェネレーションシリーズの監督達は特撮パートでみんな色んなアイデア持って来てるからいい意味での競走になっているため、それに負けないようにしなきゃ」と述べており、その思いから360度のGoProでの撮影を行っている。坂本自身も手応えを感じ、「今までのウルトラマンでは無かった俯瞰した視点でのアングル等新しい映像をお客さんに届けたい。」と『ウルトラマントリガー』のBlu-rayに付属されたスタッフ陣へのインタビューで語っている。また合成部の三輪氏は、「360度の撮影カットの合成は結構手間がかかるため、(坂本さんに)360度のカメラ撮影をする際は、ほかのカットを捨てる勢いで撮ってくれ。」と頼んでいる。)360°の撮影の際には、監督自らがGoProをつけた棒を持って立ち回りを撮影部に伝えている。
また、仮面ライダーギーツでもトリガーとゼットでも撮ったGoProの特性を生かした360°の撮影をしている。
- 目の肥えたファンをも唸らせるこだわりを作品に仕込んだりもする。例えば『MOVIE大戦MEGAMAX』での栄光の7人ライダー客演に伴い、仮面ライダー2号のマスクを昭和2期と同じ黒マスクに塗装する、『ウル銀』や『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでは客演の機会に恵まれなかったヒーローを登場させるなど。 また昭和ライダーでの撮影では、ナパーム爆破では無くセメント爆破で撮っている。
- また、フュージョンライズ!と言ったライブステージの曲やキャラクターソングを挿入歌として流すことで、ヒーローの演出を盛り上げている。
- 仮面ライダーガッチャード公式サイトでも担当回で劇中のライブ曲含めて4曲使ったため挿入歌の鬼と呼ばれている。
スケジュールの都合などで担当したことのない作品をスピンオフ等で撮る場合は1度本編を見てから、撮影に挑んでいる。
- 子供が視聴する番組でも妥協なく女性の戦闘シーンを入れたがる傾向があり、親しみを込めて「エロ監督」とも呼ばれる。アクションはもちろんだが、女優の胸部や脚部を強調したアングルを多用する、女性の体にオイルを塗って撮影するなど女優をエロ可愛く、セクシーに格好よく撮ることにも定評がある。
- 本人曰く、日本ではかわいい女性が評価されるが、海外の映画のように「セクシーな女性はかっこいい」という認識をもっと日本で広めたいという意味合いもあるらしい。実際に監督作品では世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを2度獲得した山本千尋や新体操の経験のある松田リマなどアクションが得意な女優が出演しており、キャスティング眼は確かである。
- ちなみに、坂本自身も小柄な体系であったことから、新人時代は女形スーツアクターとして活動していた時期もあった。
- 女性ばかりではなく、男性も脱ぐときは脱ぐ。男が上裸で脱ぐ事に関して坂本は、「坂本世代で流行っていたブルース・リーや北斗の拳は怒る時みんな上裸になってたから」それを坂本自身は当たり前に感じていたが、ある時若い子から「なんで脱ぐんですか?」と聞かれ、坂本は「なんで当たり前のこと聞くのかなあ」とジェネレーションギャップを感じたようである。また上裸カットは成長の証でもあるからいいフィルムで納めておきたいという思いもある。
その上裸カットが、ウルトラマンでの担当回やメインを張った物でも1分以上ある事に自分でもびっくりしている。
- アクションにとても定評のある坂本監督だが、キュウレンジャーのエピソードオブスティンガーやVシネで関わりのある岸洋佑のYouTubeチャンネルの動画にゲスト出演した際、「同業者にバレてもいい範囲でこだわってることは?」と質問された際、「リズムを大事にしている」と答えた。岸が普段シンガーソングライターとして活動してるため、坂本監督は音楽で例えてパンパンパンと単調なリズムや同じテンポ曲調だと聞いてる人や見てる人は飽きるから自分はパン!パパン!と言ったように緩急を付けたアクションでリズムを作っていると発言しており、アクションの段取りはアクション監督とアクション部が作るため、自分はそれをどう演出するか考えると言っていたため岸は「アレンジャーですね」と評していた。
ジードのインタビューでは、前述のリズムとキャラクター性を大切にしてると語っている。
また、通常の変身とは別にアクションを取り入れた戦いながら変身をするシーンを取り入れている。
更には、ギャラファイシリーズを撮って以降は、怪獣の見せ方にもより拍車がかかっており、一部ファンからも怪獣の撮り方が上手くなったなぁと評価を受けている。
また、坂本はキャスティングの際にはキャストのルックスを見て、その人にあったキャラを選んでいると語っている。
特撮の現場で声優のアフレコに立ち会う際、声優陣がアドリブをぶっ込んでくるためそれで作品が面白くなるからなんでも出来ると思ってしまい、実写で声優さんと芝居をする際にはついつい、「アドリブでこういうのやってみて下さい」と言ってしまうようである。
人物
- 実家はアルミニウム関係の会社を経営しており、父親からは30歳になるまでに成功できなければ家業を継ぐよう釘を刺されていたとのこと。
- 憧れはジャッキー・チェン。映画監督、演出家、スタントマン、プロデューサーと幅広い活動を行っているのもジャッキーへの憧れからであるらしい。アクション面や撮影など色んな影響を受けており、インタビューなどでもジャッキー・チェンを神と仰いでいる。
- 俳優としてモブ役で出演することも多い。
- 各作品でのメイキング映像やアリオ橋本にて開催された「ウルトラマンジードスペシャルステージ」では坂本自ら戦う姿を披露しているように、現在でも自身が率先してアクションを行う人でもある。(実際にアクション指導の際も自らが率先して演者に指導していることをアスミ・カナタ役の松本大輝が語っている。)
- ウルトラシリーズでは『セブン』と『レオ』、仮面ライダーでは初代や『ストロンガー』、『アギト』、『555』が好きとのこと。
- とても明るい人物で先述の「エロ監督」に関連して大の女好きとしても有名。女性出演者に対してさらっと下ネタを言ったり、スキンシップを求めたりすることもある…らしい。一歩間違えばセクハラになりかねないが、出演者からは坂本の人柄の良さなどからむしろ好意的に受け止められているという。出演者からは、「他の現場は少しピリピリしてることが多いのに、坂本監督の現場は笑顔に溢れてて。坂本さんの人柄のおかげなんですね」と評している。
- 撮影現場では演者やスタッフとのコミュニケーションを積極的に取っており、メイキング映像をのぞいてみると坂本が担当している現場は笑顔が溢れており、とても楽しそうに撮影をしている。演技指導の際も「良かったんだけどもっといいのができる」という事で褒めて褒めて伸ばして、いい作品づくりを心掛けている。
-仮面ライダーバッファ/吾妻道長役の杢代和人からはアクションの師匠/お父さんみたいな感じと尊敬されておりギーツがアクション初挑戦であった杢代は坂本からアクションの楽しさを教えてもらった事を話しておりメインを務めたVシネマで坂本が担当した回以外でのアクション等、今までの成果を見せた事で「アクション上手くなったね」「楽しくなってきたんじゃないの」と声をかけてもらったことが嬉しかったと語っている。
- またプライベートでは、普段のオフは、「アパートにひきこもって映画をずっと見てて、外に出るのは、スーパーに買い物に行く時くらい」と意外な一面を見せており「酒も全然飲まないで、休みの日はアパートで映画とかを見るか、筋トレをしてる」と語っている。
現場では、ハミングや鼻歌で自身の大好きなウルトラマンレオを時折歌っており、2017年のウルトラマンジードでは、同じくウルトラマン好きである濱田龍臣がそれに合わせて歌うという光景が目撃されている。
- デッカーで主人公を務めた松本大輝氏はBANDAIの動画に出演した際、「坂本監督にアクションを指導してもらったんですが真似をするのはすごく難しい」と語っていたが、演技指導をする坂本はとても可愛らしいと語っている。
- シラットなどの武術やあらゆる格闘技にも精通しており、演出を担当してない特命戦隊ゴーバスターズでアクション監督を務めた福沢博文から截拳道の質問を受け、指導しており、2019年自身が監督を務めた『BLACKFOX: Age of the Ninja』でも、当時の格闘技や中国拳法と言った技をとり入れてる。
- ここ数年は新世代のアクション俳優の育成にも力を入れている。
- ウルトラマンのS.H.Figuartsの配信番組やイベント等にも時折出演しており、アーツを撮影する小型カメラを他の出演者から向けられた際には、恥ずかしがるなどお茶目な一面を見せている。
- 尊哉の部屋にゲスト出演した際に、「ウルトラ・BOOTCAMP!踊れる?」という質問に対し、坂本は「NO」と答えたため青柳氏に理由を問われると、坂本世代のアクション部は当時真田広之等がジャズダンス等をやってた影響でジャズダンスの稽古があったが坂本自身は、どうやってサボろうかを考え格闘技とアクションの稽古だけに参加してダンスレッスンはほぼ参加しなかったと語っている。また尊哉の部屋に一緒に出演した春川芽生と金子隼也がそれぞれ変身したのに合わせて、青柳氏からレオの変身をリクエストされると、少し恥ずかしそうにしながらも立ち上がり、『レオォォォォ!!』と変身ポーズを披露し、Twitterでは、賞賛の声が相次いでいた。
主な交友関係
坂本監督が日本に来た時当時APで付いてた『仮面ライダーW』でオファーを貰って以降、彼がプロデューサーとして担当する作品にはかなりのオファーを貰っている。(『キュウレンジャー』、『リバイス』はそれが顕著。)
坂本が日本に来た当時メインで担当していたWでオファーを依頼しており、作風が近いものもあってか時折オファーを貰っている。
坂本が担当する作品の常連となっている女優。『仮面ライダーガッチャード』出演時に制作スタッフに「うちの華音をよろしく!」と伝言する程だった。
坂本の教え子の1人。
10代の時から坂本監督が所属しているアルファスタンドのジムに通っており、坂本もテレビや雑誌を見ていて山本の事は認知していた。スタッフから山本がジムに来たことを聞いた時は嬉しそうに飛び込んでいったようである。坂本達が普段行っているアクションのトレーニングを一緒にこなしたときに、「この子すごいな」と注目していた。そのつながりで『ウルトラマンジード』や同時期に撮影していた『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』等でタッグを組んでおり、山本がアクションを学ぶためアメリカへ留学する際も坂本が日本に滞在して直接教えられないため、アメリカにいる息子が山本と同じ流派の対極を学んでいたことから、ロスにいる坂本の家族に連絡して「一緒に学んでみたらどうか」と計らってくれたという。坂本は山本の事を「本物のアクションができる女優」と認識しており、BLACKFOXのアクションシーンでは、坂本は対極を封印した上で今まで山本がしたことがない関節技等に挑戦してもらい、「その時に少し厳しく当たるかも」と言っている。
キラメイジャーでの縁からよくウルトラヒーローズExpo等ウルトラマンのイベントに一緒に遊びに行っておりショーで号泣してる姿をみて可愛い奴と表している。
主にウルトラマンでタッグを組んでおり『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズや『ウルトラマントリガー』等で主に一緒になっている。
坂本が監督を務める『ウルトラギャラクシーファイト』にアブソリュートタルタロス役として出演。キャスティング会議にて諏訪部氏の名前は上がっており坂本もタルタロスは実力や人気のある方にお願いしたいとインタビューで語っていた。坂本氏と諏訪部氏の年齢が近いため、見てたウルトラマンやヒーローが共通してる点もあり、思い入れのウルトラマンがレオと共通点もある。
坂本氏の妻で現在の本名は 坂本泰子。ウルトラマンティガでカミーラのスーツアクターを務め、2002年に結婚。現在はアメリカで暮らしており、日本で働いてる夫の留守を守っており、山本千尋が留学をした際には、浩一氏からの頼みで、留学中の彼女の修行相手を、
山本女史と同じ流派の息子とともにおこなった。
また、仮面ライダーW21話・22話でゲスト出演した九条綾がロスにいたときの九条を吹き替えで担当している。
また、二人の息子もアクション俳優として活動しており、2017年のキュウレンジャーのスピンオフでは、吹き替えとして参加している。
倉田プロモーションに在籍時の坂本の師匠。
坂本が作品を作る際も倉田の教えを忠実に守り作り上げている。
彼と話す際は、若い頃のように恐縮してしまうようである。また倉田との会話は、海外の映画事情がほとんどのようである。
倉田のYouTubeチャンネルにて師弟同士の対談が前後編にかけて行われており坂本が今の地位を築くまでの道のりやアクションにかける思いが語られている。
坂本がアメリカで活動してた時からの知人。
共通の知り合いがいたり、互いの現場が近くにあったりして交流があり、坂本はケインを撮ろうと思っていたがなかなかタイミングが訪れずにいた。しかし2022年のバトルファミリアの企画が立ち上がった際に、望月Pからアクション映画というお題を提示された際に強くてアクションができるキャラということでケインをキャスティングした。ケインは「坂本さんが監督ということで急いで筋トレをした」と語っている。
ギンガS以降共にニュージェネシリーズを牽引してきた監督。作風の違いから両者の過激派ファンの間ではネットでの口論が度々勃発すふが、本人同士は仲が良く2023年のウルトラマンブレーザーとレグロスシリーズの円盤発売に合わせた両名の対談では「ライバルというより共に作品を作り続けてきた戦友」と関係性を話しており、田口は初ウルトラで坂本と一緒に仕事したギンガSで坂本の早回しのアクション等の影響を受けたり、坂本も田口特撮ではよく見かけるタグチップと呼ばれるガラを入れた派手な爆破カットをどうやってるんだろうと互いの撮影技法等のリスペクトをしている。
逸話
- 2010年代上半期では石ノ森ヒーローのリメイクキャラクターが盛んに登場していたが、これは坂本の「石ノ森版アベンジャーズ」とも言うべきヒーローチームを作ろうという構想があり、悪役として再設定したアクマイザー3や宇宙鉄人キョーダインもゆくゆくは往年のようなヒーローとして登場させるつもりだったと言う。財団Xとの決着も視野に入れたかなり気合の入ったものだったが、商業的な事情から実現しなかった。
- しかしながらヒーローチームを作ると言う野心は今でもあるようで、スーパー戦隊とメタルヒーローの混成チーム『スペース・スクワッド』や『ウルトラギャラクシーファイトシリーズ』の「ウルトラリーグ」がそれに当たる。そして2022年夏仮面ライダーで女性ライダーのチーム「ガールズリミックス」を作り日本三大特撮でヒーローチームを作ることに成功した。
- 上述の石ノ森ヒーローのアベンジャーズに加えて自身の原点でもあるウルトラマンレオを現行のウルトラ作品と絡めた客演ではなくレオ一本で新作を作りたいと言う要望があり円谷に何度か打診するもなかなか実現せずにいる。
- 倉田プロモーション在籍時代に、“ジョッカーのみなさん”の一員として、『とんねるずのみなさんのおかげです』のコーナードラマ『仮面ノリダー』に出演していた。
- 『仮面ライダーリバイス』第20話では、担当の望月卓プロデューサーに(恐る恐る)直接「10連続フォームチェンジ」をリクエストされたのを即座に快諾し、
といった約12形態を全て登場させるといった手腕を披露(なお、『リバイス』では主人公が2人のため通常よりも手間がかかる)。時間や予算にある程度限りがあるTVシリーズでかつこれを1話内に収めたということで、望月プロデューサーには「アクション界随一の悪魔」と評された。
- 「仮面ライダーガッチャード」33話でもガッチャードの全中間フォームと仮面ライダーレジェンドの平成一期ライダー10体連続フォームチェンジ(ケミーライド)で全て登場させており、リバイス同様に通常のTVシリーズの予算ではまず出来ないことを平然とやってのけたためスタッフの試写会で周りが唖然とするなかスタッフの一人が「坂本さんやりすぎですよ」と感想を溢している。(監督曰く脚本にそう書いてたらしい)
- 同話では仮面ライダーアウトサイダーズの番宣も兼ねて仮面ライダーゼインを演出しその時ゼインが仮面ライダースーパー1の技を使用しており撮影が終わり編集も終わってMA(音入れ作業)の際にスーパー1の放送当時の音源をわざわざ東映本社から引きずり出している。
- 加えてファイヤーガッチャードの新フォームである仮面ライダーファイヤーガッチャード・アントレスラーとラケシスヴァルバラドの初登場という課題を課されておりそれらもクリアしている。
- 仮面ライダーギーツでも第15話を担当した際にギーツの新フォーム御披露目と連続フォームチェンジを行ってるため、東映のプロデューサー陣は坂本監督にお菓子を持っていきたい、足を向けて寝れないと語っている。
- デッカー8話の見逃し配信後、ウルトラマン公式チャンネルにて生配信で行われた「魂NATIONSバトルステージ ウルトラマントリガー編」では、S.H.Figuartsの紹介後、坂本監修によるバトルステージが行われたが、実は先日の魂NATIONSの配信で明らかになったのが、トリガー編のバトルステージはカメラのスイッチングと脚本等全部坂本氏自らすべて行ってたことが判明しており、これに関して坂本氏は、生放送ということもあってかなり緊張して、この世界に入ってから初めてだったということもあり、「前日のリハでかなり練習した。」と語っている。先日のギャラクシーファイトにタイアップされた、魂NATIONのバトルステージは脚本と音響効果は足木が担当している。
後ろのプロジェクションマッピングは、ギャラファイシリーズやウルトラマンフェスティバルのライブステージのプロデューサーを務めている金光氏が担当している。
作品
ドラマ
太字はメイン監督。
パワーレンジャーシリーズ
『パワーレンジャー・ZEO』1996年
『パワーレンジャー・ターボ』1997年
『パワーレンジャー・イン・スペース』1998年
『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』1999年
『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』2000年
『パワーレンジャー・タイム・フォース』2001年
『パワーレンジャー・ワイルド・フォース』2002年
『パワーレンジャー・ニンジャストーム』2003年
仮面ライダーシリーズ
『仮面ライダーW』2010年
『仮面ライダーフォーゼ』2011年
『仮面ライダーゴースト』2015年
『仮面ライダーエグゼイド』2016年
『仮面ライダージオウ』2018年
『仮面ライダーセイバー』2020年
『仮面ライダーリバイス』2021年
『仮面ライダーギーツ』2022年
『仮面ライダーガッチャード』2024年
スーパー戦隊シリーズ
『海賊戦隊ゴーカイジャー』2011年
『獣電戦隊キョウリュウジャー』2013年
『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』2017年
『スーパー戦隊最強バトル!!』2019年
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』2019年
『魔進戦隊キラメイジャー』2020年
『王様戦隊キングオージャー』2023年
ウルトラシリーズ
『ウルトラマンギンガS』2014年
『ウルトラファイトビクトリー』2015年
『ウルトラマンX』2015年
『ウルトラファイトオーブ』2017年
『ウルトラマンジード』2017年
『ウルトラマンZ』2020年
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』2021年
『ウルトラマンデッカー』2022年
その他ドラマ
『モブサイコ100』2018年
『SEDAI WARS』2020年
『ウイングマン』2024年
映画
『ウィケッド・ゲーム』2000年
『Broken Path』2008年
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』2009年
『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』2010年
『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX』2011年
『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』2012年
『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』2012年
『トラベラーズ 次元警察』2013年
『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』2013年
『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』2013年
『白魔女学園』2013年
『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』2014年
『赤×ピンク』2014年
『俺たち賞金稼ぎ団』2014年
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』2015年
『白魔女学園 オワリトハジマリ』2015年
『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』2015年
『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』2016年
『破裏拳ポリマー』2017年
『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』2018年
『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』2021年
『文豪ストレイドッグスBEAST』2022年
『劇場版仮面ライダーリバイスバトルファミリア』 2022年
『妖獣奇譚ニンジャVSシャーク』2023年
オリジナルビデオ
『Devon's Ghost: Legend of the Bloody Boy』2005年
『仮面ライダーW_RETURNS』2011年
『宇宙刑事 NEXT GENERATION』2014年
『スペース・スクワッド』2017-2018年
『宇宙戦隊キュウレンジャー Episode_of_スティンガー』2017年
『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』2021年
『リバイスForward』 2023年
『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』 2024年
『王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー』2024年
ウェブドラマ
『from Episode of スティンガー 宇宙戦隊キュウレンジャー ハイスクールウォーズ』2017年
『ウルトラギャラクシーファイト』2019-2022年
『BLACKFOX: Age o『BLACKFOX: Age of the Ninja』f the Ninja』2019年
『仮面ライダーセイバー スピンオフ 剣士列伝』2020年
『仮面ライダーセイバー×ゴースト』2021年
『仮面ライダースペクター×ブレイズ』2021年
『ヨドンナ』2021年
『ULTRAMANREGULOS』2023年
『ウルトラマンレグロスファーストミッション』2023年
『ギーツエクストラ』2023年
『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』2024年
『王様戦隊キングオージャー IN SPACE』2024年
その他
『バイナリードメイン』2010年 - ムービーパート演出
『カードファイト!!ヴァンガード』2013年 - CM監督
『KAMEN RIDER memory of heroez』2020年 - オープニングムービー監督
『ポプテピピック 第2シーズン』2022年 -1話OP監督 12話実写パート監督・脚本
『ウルトラマンブレーザー』2023年 -トレーラーPV
『ニンジャエクササイズ』監修:(コウイチ・サカモト名義)