「ほ~んと、しぶといイケオジですこと…」
「その忠犬っぷり…笑えますわ」
演:坂巻有紗
変身する仮面ライダー/戦士
概要
特撮番組『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。
錬金術を悪用する錬金術師の集団《冥黒の三姉妹》の一人にして、その三女。人形のようなペイントが施された黒いフェイスベールを愛用している。
その正体は、グリオンが禁忌の錬金術で生み出した「ホムンクルス」(人造人間)で、並の人間を遥かに上回る能力と術師としての力量を持って作られた。
マルガムを生み出すべく暗躍するようになってからは自身の話術で普通の一般人が奥底に秘めた悪意を唆している。第6話でとある女性にバーニングネロと融合させたマルガムを生み出そうとしたところを黒鋼スパナに邪魔されてから、同時に彼に恨みを抱く鉛崎ボルトをマルガムへと変えるなどスパナへ徐々に興味を抱き始めた。
第8話以降からはヴァルバラドと交戦したことでさらにある種の因縁が生まれ、上層部に指示されるままにマルガム討伐やケミーの捕獲を行う彼に皮肉を込めて「猟犬」と蔑み、跪かせることを目論むようになる。
人物像
蠱惑的な口調と笑みを浮かべているが、その本性は陰湿かつ残忍でお嬢様のような丁寧な口調で喋る。どこか無機質な長女や好戦的な次女と異なり、九堂風雅のことを「イケオジ」、ガッチャードの変身者である一ノ瀬宝太郎等には「クソガキ」と吐き捨てるなど、三人の中では比較的現代人らしい感性を持つ。
また、第15話では刺し違えてでもガッチャードを倒そうとするクロトーの身を案じて止めようとするなど、仲間意識が強い一面も持ち合わせている様子。
なお、激昂するといつものお嬢様言葉が崩れることがあり、第15話ではりんねに肉体を拘束された際に「弱い人間の癖にっ…ほんとしぶとくてウザい!!」と声を荒げている。
そのやや現代的な価値観や俗物さ故か三姉妹の中では最も主であるグリオンへの不信感が強い描写が多く、中盤以降はその猟奇的な態度がやや控えめとなり次第に「いつ自分達が始末されるかも分からないまま敵と戦い続けなければならない」という恐怖に怯える姿が増えていくこととなる。
やがて冥黒の三姉妹から抜け出して自由の身になることを決断するがアトロポス達からは裏切り者として扱われてしまった。
その後、鏡花の元で改めて錬金アカデミーの協力者として活動しているが、まだ姉妹への情は捨てきれていないようで…?
アカデミーの協力者となって以降はスパナへの敵対心も殆どなくなっており、この頃にはかつて敵対した間柄であれど両者共に互いの考えを看破できる様になるなど、奇妙な関係を築いていった。
ちなみに、普通の人間ではないためか生きていく分には食事の必要がないらしい(第31話)。本人曰く、自身がどうやって生まれたのかも覚えていないとのこと。
第45話にて、前世の記憶が蘇り、モデルとなった人間が「"世界中の人々に自分の歌を届ける"という夢を持っていた歌手」であることが判明。ただ、性格は「欲深くて冷徹」だったようで公式サイトでも「高慢ちき」と評された。
後にプロローグとなるスピンオフ作品『冥黒の黙示録ラケシス』でモデルとなった人物の名前が有栖川リサであることが判明。
能力
口琴で発動する特殊な錬金術を扱い、それを用いた幻術や衝撃波を得意とする。また骨のようなフランベルジュを使った剣術も得意としており、クロトーには及ばないが舞を思わせるような動きで相手を翻弄する。
生身でカッシーンを何体か撃破する程度の力を持つが一応格闘術そのものはクロトーに分があるらしく、第39話ではクロトーレビスに一方的に苦戦している所をマジェードに救出されている。
また、本来なら普通の人間はマルガム化の際にケミー1体としか融合できないが、特殊体質を持つ彼女は別のケミーの力を更に上乗せする多重錬成を行える(ガッチャードとは異なり、厳密にはヴァルバラドの強化錬成と同じく追加要素を取り付けただけに過ぎないが)。
明言されていないが上記の多重錬成した姿やドレッド変身時も多用していたことからプラント属性のケミーに愛着がある模様。
一応冥黒の力を持つ故に禁術の力を使用することも可能で、劇中ではワープ能力の錬金術を使用して前線から撤退することもあった。
活躍
第16話ではグリオンの手によってオロチマルガムへと変えられ意思もほぼない中クリスマスに街の人間を石化していき、りんねやスパナすらも石へと変え宝太郎を追い詰めた。
しかし、突如現れた暁色の錬金術師に宝太郎への止めを阻止されて圧倒的な実力で叩きのめされてしまい、最終的には奮起したスーパーガッチャードに敗北した(直後合流したクロトーによりラケシス本人は救出されている)。
以降はグリオンの言動に懐疑的な目を向けるほか、他2人とのグリオンからの扱いの差に嫉妬するぐらいで目立った活躍は無いが、第20話ではマルガムに変貌したスパナを見て「嘘でしょ…!?」と驚愕していた。
第21話では、グリオンがスパナを手中に収め番犬にするつもりではないかと疑い、いずれ自分達が用済みになるのではないかと恐れるあまり「殺られる前に殺る」という考えのもとクロトーとアポロトスに3人で裏切ろうと誘ったが、アトロポスの逆鱗に触れてしまった。
クロトーにも「それこそバレたら消される」と行動を諌められた(実はアトロポスを含め、誰もグリオンを擁護或いは肯定するような発言をしておらず、このことから少なくともグリオンはクロトーとラケシスには全く信頼されていないことが分かる)。
また、錬金連合に未だ在籍し同じくグリオンの手下となったミナトにも不信感を募らせており、お互いに真意を巡って腹の探り合いをし合うことになっていく。第25話にて禁術の力を使用した宝太郎に敗北したミナトに失望したグリオンにより、用済みとして彼の始末を命じられることとなる。
なお、このエピソードでは回想シーンにてかつてのグリオン事件においてジャングルマルガムやクロトーと共に錬金連合に襲来、風雅と2度目の戦いを繰り広げていたことが判明する(この時のジャングルジャンは一度目の対決時にどさくさに紛れて入手していたとのこと)。
第26話では、グリオンへの恐怖心からミナトに対してこのまま逃げて宝太郎達に頼んで自身を守ってもらおうと提案したが、既にその目論見はクロトーとアトロポスに察知されており、始末されそうになるが、間一髪スパナが乱入したことで撤退した。
第27話ではウロボロス界へのゲートを開きミナトを送り届けたらしく、鏡花から感謝されていた。
最大の脅威だったグリオンが消えたことで平静を取り戻したラケシスは、意味深な笑みを浮かべていた。
新たな居場所、戦力として(第30話からの動向)
第30話では、行き場を失ったことで鏡花に引き取られ助手として仕事を手伝っている。
この時、量産型のヴァルバラッシャーを受け取っている(この時は言及されなかったが、第31話にて登場した)。
錬金アカデミーを強襲したクロトーに戻ってくるよう要求されるも拒否し、その後クロトーがスパナに倒された際にはクロトーに対して非情になりきれずにいるのか、スパナの前に立ちはだかりクロトーへの止めを防いだ。
第31話では、鏡花が暗黒の扉の向こう側の存在について質問したため、自身の知りうる限りの情報を提供した。その後、スパナに量産型ヴァルバラッシャーを見せた上で自身が戦力になることをアピールし、「よろしくお願いしますわ。口の悪い猟犬さん」と改めて挨拶したが、共闘を拒否されるなど相変わらずの関係性だった。
第32話では、りんねから三姉妹の正体について聞かれ、自分達がグリオンの手によって錬成されたホムンクルスであることを告げる。
そして、夢も希望も無いため人間とは相容れないと自虐するが、鏡花から「人間になればいいんじゃない?」と提案されたことに驚きを隠せず、実験対象として自身を嬉々とした表情で見る彼女に「ま、マジですの…?」と困惑していた。かわいい。
鉄鋼、もう一人のヴァルバラド(第33話)
ハンドレッドのダークライダー軍団からガッチャード達を助太刀するべく、レプリマッドウィールを用いて遂にヴァルバラド(レプリ仕様)へと鉄鋼(量産型だからこそ出来るのかスパナのオリジナルの時点で使用できるのかは不明)、まさかのヴァルバラドと仮面ライダーヴァルバラドの共闘が実現。この際、鉄鋼時にヴァルバラッシャーの刀身にキスをするという小洒落た仕草をしている。
スパナとの見事なコンビネーションを駆使し、ミメイの変身した仮面ライダーグレアを撃破するという戦果を上げた。
その後乱入し自身への攻撃を躊躇する素振りも見せた以前と大きく変わってしまったクロトーに対しては困惑しながらも複雑な表情を見せていた。
第34話では直接の出番はなかったが,ミナトから治療中であることが明かされており.....
(ヴァルバラドの必殺技には変身者に大きな負荷をかける設定があるため、これの反動である可能性がある。)
第36話では、人間になるための実験の一環として宝太郎達が彼女を笑わせることになったものの、どれもこれもつまらないものばかりだったため、嘲るようなわざとらしい高笑いを見せて立ち去った(実際は呆れ返っていたため、恐らく高笑いすらしていない)。
なお、中の人にはウケた模様。とすると、わざわざベールを被ったのは…
魂のない姉達の姿から、人形は人間になると決意する(第39話からの動向)
第39話では、鏡花から頼まれたお使いの最中に、アトロポスに帰還の誘いを受けるも、精神が不安定となり暴走を始めたクロトーレビスにアトロポスもろとも襲撃に遭う。間一髪その場に居合わせたりんねに救われるものの、クロトーレビスにマジェードが苦戦する様子を見て口琴を使い、共に撤退した。
クロトーの姿から人形のままではいけないと痛感したラケシスは、錬金アカデミーにて鏡花から勧められたパクチーのせたこ焼き(さすがにスパナやミナトは引いていた代物)を頬張り、「私、人間になりますわ…。」と決心した。
第40話では、公園で黄昏ていたところを、暴走状態がさらに悪化したクロトーに襲撃される。ヴァルバラドに鉄鋼して交戦するものの圧倒され変身解除に追い込まれた。「家族」に固執して力ずくで連れ戻そうとするクロトーを「私を力づくで連れ戻して、家族だと言えるつもりなんですの?そんなの……。」と諭そうとするが、それすら耳を貸さないクロトーの手にかけられそうになるが、その間にスパナが「鏡花さんの研究のため」という理由で割って入ったことで間一髪生命を救われる。しかし、スパナすら圧倒し変身解除に追い込み暴れ回るクロトーの姿を見て「これじゃまるで…、魂の無い獣ですわ…。」と、悲しそうに呟いていた。
第41話では、クロトーに痛めつけられるスパナをただ見ることしかできなかったが、そこにギギストが乱入。暴走したクロトーを拘束し、スパナを勧誘したもののスパナは再三の勧誘にうんざりしていたため当然拒否。ギギストはクロトーを連れて撤退したが、スパナの姿にどこが迷いを感じたのか彼の服をそっと掴んで一線を越えないように引き留めようとしていた。
第44話で久々の登場。鏡花の手で人間になるための錬成を段階的に施されたことで感情が芽生え、笑顔を見せるようになった。しかし、モデルとなった人物の記憶を呼び起こす錬成を前に自身のこれまでの愚行を後悔し、「その人物もろくな人間では無い」と不安を零していたが、スパナから「自分に正直なのはお前の良いところだ。」と励まされた。
第45話で、ついに自分自身の前世の記憶を思い出し、「嫌な奴だったが嫌いにはなれなかった」と語っていた。
その後、鏡花とともにスパナが作った料理を食べながら談笑し、恋愛面で茶化されるなど楽しそうにしていたが、ふとグリオンの言葉を思い出してしまい不安に駆られていた。
第46話では、暴徒が鏡花の研究所を襲撃したため応戦しようとしたが、民間人故に鏡花が手を出さないよう指示したため傍観することしかできなかった。
第47話では、ケミーの放棄を宣言したスパナの前に現れ、説得を試みるも、「鏡花さんのことを頼むぞ」と返され、彼の真意を悟ると腹パンを受け気絶。その後宝太郎達を呼び出してケミーを強奪して去ったスパナと入れ替わる形で宝太郎達のもとに行き、スパナの真の目的が「冥黒の炎の力で全てのケミー101体との101重錬成を行い、自分を犠牲にして冥黒王を倒す」という禁忌に近いものであることを明かす。その夜宝太郎と意地と意地のぶつかり合いの決闘の後、潔く負けを認め一人どこかへと去り研究所にも帰らなくなったスパナに代わってヴァルバラッシャーを手に自分がスパナの大切な人である鏡花を守る決意を固めた。
最期(第49話ネタバレ注意⚠️)
鏡花に依頼されてスパナの行きそうな箇所を転々として、やっと風雅の研究所でスパナを発見。ドライバーを修復していた彼に鏡花に修復を頼まないのかと質問したが、「それでは意味が無い」と返された。
その後、研究所にギギストが来襲。ヴァルバラドに鉄鋼してもなお敵わないスパナの様子を見て自身も鉄鋼を試みるが、ギギストの妨害により直前に腕を負傷。直後、スパナの機転でマッドウィールをケミーライズさせたことで撤退。
工場跡地で手当を受ける中で、赤い血を見て人間に近づいていることを実感。スパナから「人間になったら何がしたい?」と質問されたが、恥ずかしさ故に「今はまだ内緒」と曖昧な返答をした。
その後、クロトーが現れ、アトロポスの死を告げられたが、薄々感じ取っており、「知ってますわ。」と返した。クロトーは姉に続き妹を喪う恐れからか「もう一度家族と共に過ごしたかった。」という夢を語った。
しかし、その直後スパナを追ってギギストがしつこく来襲。クロトーが変身した仮面ライダードレッド弐式を軽くあしらう姿に今度こそ鉄鋼しようとしたがスパナに止められ、「お前の分」と称して自身のヴァルバラッシャーを半ば強引に取られてしまう。
結局、2人の戦いを傍観することしかできず、スパナは変身解除に追い込まれ、ギギストの冥黒の炎に呑まれそうになる。
しかし、ラケシスの声援とスパナ自身が両親と師匠、そして宝太郎の交流を経て自身の「輝き」を自覚し掴んだことでスパナの冥黒の炎が白銀へと覚醒。仮面ライダーヴァルバラド黒鋼に変身し、ギギストに引導を渡した。
その後、ギギストの賢者の石を回収したエルドラゴンを捕まえるも、その隙を突かれてグリオンの攻撃で身体を貫かれ致命傷を負う。
駆け寄るスパナの腕の中で、彼女は最後の力を振り絞り「人間になったらやりたいこと」を明かす。
それは、「恋」。人を愛することを知らなかったただの「人形」が成長し、「人間」となったことを赤い血とともに証明するものだった。
そう呟いた後、彼女は来るはずであったスパナとのデートという儚い夢を見ながら息を引き取った。
その亡骸はアトロポスとは対照的に「人間」として遺され、ベールで顔を隠され、スパナに抱きかかえられながら静かに弔われた。
本編外での活躍
『ザ・フューチャー・デイブレイク』
デイブレイクの世界では、身体を貫かれ既に生命を落としていることが最終予告にて判明。
新たな幹部にして人形「冥黒のデスマスク」誕生に際し、不必要となった三姉妹がグリオンに見限られたため、アトロポスとクロトーを守るために奮戦したもののグリオンの凶弾に倒れた。
そして、その死体を利用して錬成された顔が瓜二つの「冥黒のデスマスク」のメンバー・ラキネイレスが登場。
アトロポス、クロトーとの戦いでは彼女がわざとラケシスの演技をすることで2人の同情を誘うなど、死後もグリオンによって弄ばれることとなる。
曲がりなりにも人間として弔われた最期を迎えたTVシリーズのラケシスと比べ、こちらは死後もその肉体を利用された挙句姉妹達と殺し合いをさせられる羽目になるというより悲惨な扱いを受けている。
なお、本作では過去の回想以外に本人は一切登場していなかったりもする(一応この時期ではまだ現代のラケシスは生存しているため、描写が無いだけでドレットルーパー軍式の軍団と交戦していた可能性がある)。
『我ら3年G組』
ギャル味が強いお嬢様番長として登場。スパナやクロトーと学校のてっぺんをかけて争っている。要所要所でスパナをイジっている。現在、一応『未完計画』などを除けば唯一映像作品でラケシスが死亡していない世界線だったりもする。
『冥黒の黙示録ラケシス』
ラケシス誕生とモデルとなった女性・リサの過去が描かれる。
『ファイナルステージ』
「スパナ……………また会いましょう」
信者の錬金術で蘇ったグリオンの禁術によって一時的に記憶を失った状態で再錬成され、再び宝太郎やスパナ達の敵として立ちはだかる。しかし、スパナや鏡花の必死の呼びかけによってかつての記憶を取り戻し、久しぶりにヴァルバラドへと変身してスパナを手助けした後、こちらもまたもや復活した冥黒王達に苦戦するスパナをわざと煽る様に奮起させた。
その後、グリオンが宝太郎に再び敗北したことで禁術の効果も解け、スパナに涙ながらに再び会うことを誓いながら消えていった。
余談
- 演者の坂巻女史はラケシスを演じるにあたってハーレイ・クインを土台としつつ「妖艶さと茶目っ気」を意識したとのこと。
- 武器のフランベルジュは『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のメドゥーサマイナソーの武器・コブランベルジュのリペイント。
- 元々フランベルジュを持つ設定はなかったが、現場でのアクション練習で坂巻女史のキレの良いアクションを見たアクション監督である福沢博文氏が「剣を持たせよう!」と提案したことで実現している。
- 演者の坂巻女史は本作にてバグレシアのCVも兼任している。
- 第36話からOP映像の冥黒の三姉妹のシーンが変更され、3分割カットで映るようになったが、錬金アカデミーの味方になったためかラケシスだけ逆さまになっている。
- また、具体的な時期は不明だが、離反後にはフェイスベールにあった動物の意匠が消えている。
- 第45話にて、嘗ての自身の歌を口ずさんでいたが、これは昨年10月に歌手デビューした坂巻女史のデビューシングル「素直にI love youを」である。
- 前世のモデルとなった人物も当初はファッションモデルだったが、坂巻女史が歌手活動をしていることを鑑みて歌手へと変更した模様。
- 彼女の最期は第49話脚本担当の長谷川圭一氏も悩むほどで生存ルートも提案していたが、スタッフの間で「綺麗に散らしてください。」という意見もあったため、「そうだよな、それが悪役としての最期、美学だよな」と覚悟を決め、上述の儚い結末へと至った。