無理だ! 普通のホモ・サピエンスには概要は書けない!
『仮面ライダーセイバー』第1章にて、新堂倫太郎が口にした台詞。
ゴーレムメギドの攻撃によって崩落したビルの瓦礫の下敷きになった神山飛羽真。だが、ワンダーライドブックの力によって難を逃れ、更にブックを開くと凄まじい炎と共に火炎剣烈火が顕現する。
彼の脳裏に、夢に出てくる男の「覚悟を越えた先に希望はある」の言葉がよぎり、何かに誘われるかの如く現れた剣を引き抜こうとする飛羽真だったが、周囲に燃え上がる炎に阻まれ、熱く焼ける剣にたじろぐ。その姿を見た倫太郎は思わず叫んだ。
「無理だ! 普通のホモ・サピエンスには聖剣は抜けない!」
本来、太古から歴史のある剣士「仮面ライダー」は聖剣に選ばれた者のみがなれる為、倫太郎は飛羽真を何処にでもいるただの人間と思ったようだが、飛羽真は「ゴーレムメギドに立ち向かう」意思から見事炎を克服し、火炎剣烈火を引き抜いてセイバーへと変身。ゴーレムメギドを撃破するのだった。
それでもイレギュラーな事態に変わりない為か、倫太郎はベルトとワンダーライドブックを回収する為、『ファンタジック本屋かみやま』へ赴いている。
第2章でも、飛羽真を聖剣の持ち主と認め、アルターライドブックに取り込まれて異世界化した街を元に戻すべく共に踏み込んだ時、自転車ごと体当たりして無理やりついて来た須藤芽依に対して「普通のホモサピエンスが来る所じゃないんですよ」と告げている。
この時には芽衣1人に向けていることからも、倫太郎の飛羽真に対する認識は「普通のホモサピエンス」ではなくなっている心情がわかる。
もっとも、この時突入した場所が特撮ではお馴染みの場所の1つ=シリーズで見ると超危険地帯なので、「確かに普通のホモ・サピエンスが来て良い場所じゃない」と納得するファンもいる。違う、そうじゃない
第13章では倫太郎が「僕もホモ・サピエンス」と発言している。第18章ではイエティメギドについて「普通のホモサピエンスがメギドになるわけがない」と発言した。第20章でも同様の発言をしており、彼は人間をそう呼ぶのが完全に定着している。
第39章ではクロスセイバーに敗れたイザクに対し、「あなたはただのホモ・サピエンスです!!」と糾弾した。イザクは常人よりは長生きしているのだが、恐らく種族以外にもその精神性・覚悟の強さも含めての評価だろう。
第43章ではルナに対して自己紹介をする際に、2章同様「以前は普通のホモ・サピエンスでしたが、今は仮面ライダーブレイズになりました。なので今は普通のホモサピエンスではないものです」と自己紹介しており、自身としては「怪しい者ではないです」と伝えているのに、余計に怪しさが増している。(しかも、ルナにははっきりと「怪しいです」と一蹴されている)。
増刊号では、仮面ライダーリバイに変身した五十嵐一輝に対して「あなたは普通のホモサピエンスではないのですか?」と聞き、一輝に「ホモサピ?」と復唱され、「ホモサピエンスです。」と返すも、スルーされている。しかし、リバイスの1話にて一輝がバイスの姿が見える前から声が聞こえていた実態が発覚しており、意図せず一輝が普通のホモサピエンスではない状態の伏線を張っている。
尚、スーパー戦隊は普通のホモサピエンスに入らないのかは不明。
『仮面ライダーセイバー7大ライダー変身!必殺!特別増刊号!』ではとうとう芽衣に「人間の事、ホモ・サピエンスって言う?普通?」と突っ込まれてしまった。
そもそも生物を学名で呼ぶのは「カブトムシ」などの「一般的な種名で呼ぶと紛らわしくなる」生物に限られるだろうが。
- カブトムシの場合、ただ単にカブトムシだけだと『トリュポクシルスディコトムス種』だけを指すのか、もしくは『カブトムシ亜科に属する甲虫全体(上記の『トリュポクシルスディコトムス』の他にも『ディナステスヘルクレス』『カルコソマキロン』『メガソマエレファス』『エウパトルスグラキリコル二ス』などが該当)』を指すのかがはっきりしにくい。図鑑などでは区別の為に前述の『トリュポクシルスディコトムス』を『ヤマトカブトムシ』と記載するケースもある。「日本のカブトムシ」と記載する事例もあり、甲虫王者ムシキングの英語版でも『Japanese beetle』の名前で登場する。
どうやら仮面ライダーに変身する人物は「普通のホモ・サピエンスではない」認識らしく、『仮面ライダースペクター×ブレイズ』にて仮面ライダーカノンスペクターに変身した深海カノンを「普通のホモ・サピエンスではない」と評していた。
実際にカノンは普通のホモ・サピエンスではないのだが、基準がおかしい。
増刊号放送直後、公式ホームページの山口貴也のメッセージの出入りが「普通のホモサピエンスの方々へ」で始まっており、普通のホモサピエンスがいかに倫太郎のキャラ付けに一役買ったかがよくわかるだろう。
無理だ! 普通のホモ・サピエンスには反響は書けない!
そのインパクトの強さから、第1章放送直後のTwitterに早くもトレンド入りした。翌第2章で使われた折もやはりトレンド入りしている。
このパワーワードだけに留まらず、第1章の終わりで倫太郎は普通に歩いて来れば良いものを、わざわざ青いライオンに乗ってファンタジック本屋かみやまに居る飛羽真の元を訪れて、「君の持っているワンダーライドブックと火炎剣烈火を渡してくれないか」と笑顔で譲渡の要求をしたり、エンディングでノリノリでダンスしたりと、早くも面白キャラの雰囲気を視聴者に印象付けた(後の回で「人間界の常識があまり無い」事情の説明が付けられた)。
ちなみにホモ・サピエンスは元来「賢い人間」を意味し、倫太郎の箱入りな事情を鑑みると、少なからず真逆なアホっぽい感じが否めなかったりする。
また、前作で無理矢理キーをこじ開け続けた2号ライダーを、このワードで連想した視聴者がTwitterで少なからず見受けられ、「あの人なら力ずくで引き抜いただろう」との反応も相次いだ。因みにこのライダーのスーツアクターはセイバーと同じく浅井宏輔が務めていた。しかし、彼は脳にチップを埋め込まれ記憶を改竄された事情を除けば、至って普通の人間である。念を込めておくが彼は『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(=ニシローランドゴリラ)』ではない。
ちなみにこの一連の元ネタはアーサー王物語において、若かりし頃のアーサー王が聖剣エクスカリバーを引き抜いた場面と思われる。
……うん、だいたいあってる。
そして、オロナミンCの特設サイトで公開された「オロナミンC 5つの物語」やタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックでもホモ・サピエンスネタが登場している。後者に至っては「ホモ・サピエンス氷獣王!」などの訳の分からないパワーワードが飛び出す始末であった。
様々な場所でネタにされる程度には汎用性が高い台詞である。
無理だ! 普通のホモ・サピエンスには裏事情は見せれない!
倫太郎役の山口貴也へのインタビューによると、元の台本ではあくまで「普通の人間」だったとされる。それが柴崎貴行監督と「ここでホモサピエンスと言ったら面白いかな」と話していたところ実際に採用され、撮影現場でもこの台詞を言ったらスタッフたちにも大ウケだった。
検証・歴代主役ライダーで普通のホモ・サピエンスは居るのか?
内容的には「普通の人間」の遠回しな言い方に過ぎず、メタ的には「コイツには何かあるぞ」とする演出の台詞であろう。
あえて「普通の人間」ではなく、このような奇妙な表現をするのは、倫太郎が動物図鑑を好んでいる公式設定から来たのだと思われる。
しかし、そもそも大半の仮面ライダーの変身者は、元から普通じゃないか、物語が進むにつれて普通じゃなくなるかのどちらかである。
尚、(種族は)常人設定であっても、上記のセキュリティロックを力ずくで解除し続けた前作2号ライダーに限らず、ショッカー怪人と同等の力を持つ戦闘員を相手に戦ったり、素手で怪人と戦って倒す爺さん、何をやっても死なない奴に、大岩をぶん投げるヒロインが居たり、頭を石化して頭突きを行ったり、頭の中に弾丸があっても長い間生きていたり、常人ならば疲労困憊確定のパワードスーツを、容易く駆る高校生フットボーラーと、フィジカル面がモンスターな人達が多数居る。
更に、事ある毎に怪人に出会すも必ず生き残り、最後は怪人と愛情を紡いだ青年、序盤は主人公のメンタルと生活を支え、終盤は家族の為に怪人相手に生身で立ち向かった青年、メダルの器が発する引力を無視してケーキ作りに没頭し、未来では新たなコアメダル等を作ったりと、老いて尚も欲望に満ちる会長、「神」を自称する男を諭した(?)僧侶、挙げ句は天才物理学者が匙を投げたツールや、電車型タイムマシンを「時計だから」と修理した時計職人と、ラックやメンタル、スキルが神の領域に達する人も居る。
以上のように、普通のホモ・サピエンスと明らかに言えない、色んな意味でトンデモない人がこれでもかと登場し、しまいには劇場版では一般市民が、怪人をボコボコにするシーンがある。
普通とは何だろうか……?
仮面ライダー世界だと神様に似せて人類が作られたり、とある輩が猿を改造した、怪人が祖先、実は13魔族にカウントされていた等のトンデモ設定が当たり前なので、普通じゃないのも仕方がないような気もするが。
リントともどう違うのかは不明。
ホモサピエンスリスト~昭和
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
本郷猛 | 賢いホモ・サピエンス | 優秀さが原因でショッカーに捕まって改造人間にされてしまうのだが、そもそも改造前の時点でIQ600だったので普通の人間を超越している。更に怖ろしい事実に、一部設定集では「小学校時代は必ずクラスで五番以内の成績だった」記載があり、つまり本郷と同レベルの怪物が密集する(一応「他に生徒がいなかったから」とする解釈も強引にであればできるが……)驚異の天才学級が存在した扱いに……(まず地球人だけでは母集団が足りない) |
一文字隼人 | 強いホモ・サピエンス | 元はカメラマンだったが仮面ライダー1号に対抗しようとするショッカーに捕まって、同じく仮面ライダーに改造される。ちなみにカメラマンだが柔道6段、空手5段と格闘技の達人でもあるので普通とは言い難い。 |
風見志郎 | 普通のホモ・サピエンス | デストロンに両親と妹を殺され自身も重傷を負ったがダブルライダーの手で蘇生、仮面ライダー第3号となる。 |
結城丈二 | 普通のホモ・サピエンス | ヨロイ元帥の陰謀でデストロンに裏切られて右腕を失い、以降は義手に改造している。一部の資料では終盤でプルトンロケットを爆破した際、重傷を負った為にダブルライダーとある科学者により改造人間として蘇ったとか。 |
神敬介 | 鍛えられたホモ・サピエンス | GOD機関の攻撃で重傷を負うが、瀕死の父の手でカイゾーグとして復活したホモ・サピエンス。 |
山本大介 | 野生のホモ・サピエンス | 赤ん坊の頃にアマゾンで両親を失って野生児になった。後にインカ帝国の秘術で改造されており、昭和ライダーの中でも異端の存在。 |
城茂 | 普通(?)のホモ・サピエンス※ | 友人の復讐の為に自ら志願して電気人間となったホモ・サピエンス(※但し、書籍によっては改造される以前から、複数の超能力めいたものを使えるとされる為、本当に普通か疑わしい)。 |
筑波洋 | 普通のホモ・サピエンス | 怪人の手で重傷を負ったが、善良な科学者によって仮面ライダーとして蘇ったホモ・サピエンス。 |
沖一也 | 普通のホモ・サピエンス | 宇宙開発を夢見て自ら改造人間となったホモ・サピエンス。変身前の身体能力は普通のホモ・サピエンスレベルに抑えられているが、達人級の武道の使い手となる |
村雨良 | 普通のホモ・サピエンス | 脳以外の肉体をパーフェクトに改造された悲劇のホモ・サピエンス。とある漫画では「神の器」とされ、大首領JUDOの肉体に相応しかったので改造された。 |
南光太郎 | 特殊なホモ・サピエンス | 皆既日食の日に生まれたのを理由に暗黒結社の次期指導者候補に改造された。(親友も同様)RXになって以降はもはや改造人間の域を超えている。 |
風祭真 | 普通のホモ・サピエンス | 優秀過ぎる存在から、改造兵士に改造されるが、歴代ライダーから見ても異質な立ち位置を獲得する。 |
麻生勝 | 普通のホモ・サピエンス | ネオ生命体のプロトタイプとして改造され、数年の間昏睡状態に陥る。 |
瀬川耕司 | 普通のホモ・サピエンス | 自然を愛するカメラマンで心意気に感動した地空人が死にかけの彼を改造した。 |
昭和ライダーリブート作品
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
門脇純 | 特殊なホモ・サピエンス | 本編開始から30年前にショッカー首領の器として改造された。 |
本郷猛(TheFirst) | 普通のホモ・サピエンス | 元は城南大学大学院生である普通のホモ・サピエンスだったが、その明晰な頭脳を見込んだショッカーに強化改造手手術されてしまった。 |
一文字隼人(TheFirst) | 改造人間 | ショッカーにスカウトされ、改造人間となった。 |
風見志郎(TheNext) | 普通のホモ・サピエンス | IT企業の社長だったが、ナノロボットにより改造人間と変貌し、ショッカーの構成員となった。 |
大和座ゴウ | 普通のホモ・サピエンス | 本郷猛に新型タイフーンを託され2代目1号となった。 |
力堂シュン | 普通のホモ・サピエンス | 本郷猛に新型タイフーンを託され2代目2号となった。 |
水澤悠 | 養殖のアマゾン | アマゾンである一方で「人間」でもある。大多数のアマゾンはアマゾン細胞を培養、もしくは人がアマゾン細胞に「感染」して生まれるが、それらや他のアマゾンライダーとも違い、アマゾン細胞と人の遺伝子、生殖細胞を用いて生まれた経緯が仄めかされている。 |
鷹山仁 | 人工のアマゾン | 元は普通のホモ・サピエンスだったが、アマゾンを狩る為にアマゾン細胞を移植、自らアマゾンとなった。 |
千翼 | 天然のアマゾン | 自らアマゾンになった男とその恋人の間に生まれたアマゾン。その細胞は摂取したホモ・サピエンスをアマゾン化させる力を持っている。 |
南光太郎(BLACKSUN) | 怪人 | 20歳の時に次期創世王候補にするための改造手術を施され、以降50年間怪人の肉体で生活していた。最終的には秋月信彦の分のキングストーンを手に入れ、新たなる創世王に変貌してしまう。 |
秋月信彦(BLACKSUN) | 怪人 | 光太郎と同様、20歳の時に次期創世王候補にするための改造手術が施されているが、怪人の為の食糧であるヒートヘブンを摂取し続けた経緯から、老化せず若々しさを保っている。設定上、新創世王は光太郎と信彦が融合した姿とされている。 |
本郷猛(シン) | 人外合成型オーグメント | 元はコミュ障で天才的頭脳を持つ普通のホモ・サピエンスだったが、無意識に抱いていた力への渇望を半ば利用される形で、オーグメンテーション手術を無断で施され第1バッタオーグにされた苦労人。 |
一文字隼人(シン) | 人外合成型オーグメント | 本郷同様、無断で第2バッタオーグにされた元・普通のホモ・サピエンスのジャーナリスト。 |
緑川イチロー | 普通のホモ・サピエンス | 『真の安らぎはこの世になく』においての種族。ただし、SHOCKER入りした時点で何かしらの施術が施され、首元にはSHOCKERのロゴマークが刻印されている。『真の安らぎ〜』での数々の出来事を経て、『シン・仮面ライダー』本編では既にオーグメントとなっている。 |
ホモサピエンスリスト~平成第一期
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
五代雄介 | 普通のリント | 元は冒険家だったがアークルを埋め込んで以降、人ならざる力を手にしてしまう。 |
津上翔一 | 先祖返りのホモ・サピエンス | 現代人が光の力によって、アギト種(ホモ・サピエンス=アギト?)だった先祖の力が覚醒遺伝で発現した。 |
城戸真司 | 普通のホモ・サピエンス | 一般人として戦闘センスが高い以外は、普通のネットニュース記者。多分一番「普通のホモ・サピエンス」に該当する人物の1人。 |
乾巧 | オリジナルのオルフェノク | 人類の進化系。当初は普通のホモ・サピエンスとして生活していた。 |
剣崎一真 | 終盤までは特殊なホモ・サピエンス | 融合係数が高過ぎる点以外は生物として至って普通……だったのだが、前述の要素に加え、大切な仲間と世界を救う為に、最終回で自らの意思で不死生物と化した。 |
ヒビキ | 鍛えたホモ・サピエンス | 魔化魍に対抗しうる、魔化魍と表裏一体の鬼であるが、鬼には厳しい修行をこなすと、誰でもなれる可能性が示されている。 |
天道総司 | 万能なホモ・サピエンス | 一応は普通のホモ・サピエンスなはずなのだが、能力はどれも超人級。 |
野上良太郎 | 特殊なホモ・サピエンス | 時間の運行上において重要な存在「特異点」であり、「過去改変が起きても元の記憶が書き換わらない」能力を持つ。それ以外にも極端な不運や頑強なメンタル等の特徴もあるが、こちらは特異点に由来するものではなく、過去改変耐性以外は生物としては至って普通。 |
紅渡 | ホモ・サピエンスとファンガイアのハーフ | 父親がホモ・サピエンスで母親が高位のファンガイア。しかし、この世界では人間も魔族でかつ他の魔族と混血ができる為、逆説的にファンガイアもホモ・サピエンス=渡自身も普通のホモ・サピエンスと言えなくもない(ややこしい)。なお、父親も普通かと言われるとかなり怪しい。 |
門矢士 | 通りすがりの仮面ライダー | 次元を移動する能力を持つ。過去・現在共に種族は不明。元は普通のホモサピエンスだった可能性もあるが、一方「リントでもクウガでもない」と断言された場面もあり、そもそもホモ・サピエンスではないかもしれない(但し、リントは「クウガの世界における日本人の祖先」であり、士がクウガの世界出身でない以上、彼が「リントでもない」のは当然である)。また、後年の客演時にディケイドの力を奪われた際には「俺の力ってのは、俺の存在そのもの」と発言しており、士自身の“時空を超える力”は奪われていなかった。 |
吾郎 | 普通のホモ・サピエンス | 味覚が非常に優れたソムリエだがシェードに誘拐され、仮面ライダーGに改造された。 |
ホモサピエンスリスト~平成二期
人物名 | 種族 | 備考 |
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左翔太郎 | 普通のホモ・サピエンス | 身体能力が高めなだけの凡人。職業はやや特殊だが「普通のホモ・サピエンス」に一番近い人物の1人。 |
フィリップ | データ化したホモ・サピエンス | 劇中では「データ人間」、元は普通のホモ・サピエンス。最終的にデータ人間としての能力はそのままに肉体を取り戻し、「特殊なホモ・サピエンス」となる。 |
火野映司 | 普通のホモ・サピエンス | 政治家の息子であり旅人であるだけの普通のホモ・サピエンスだが、過去の出来事により自己犠牲の精神が尋常ではない。また、終盤では映司グリードになりかけてしまう。 |
如月弦太朗 | 普通のホモ・サピエンス | メンタルと体力が化け物級だが普通のホモ・サピエンスの学生。1度は死亡したが奇跡的に復活する。 |
操真晴人 | 特殊なホモ・サピエンス | 体内に魔力を持つ『ゲート』と呼ばれる特殊なホモ・サピエンスであり、その中でもトップクラスの存在。 |
葛葉紘汰 | 終盤までは普通のホモ・サピエンス | 身体能力が高めなだけの只のホモ・サピエンス。ただ終盤で人間を超えた存在、最終回では神にまでなってしまう。 |
泊進ノ介 | 普通のホモ・サピエンス | 高い推理能力を持った普通の刑事……だが、1度死亡した際ベルトさんと一心同体になっている。これにより最強形態ではベルトさんの意思による行動も可能。尚、劇場版では、普通のホモ・サピエンスであるにも拘らず、超デッドヒートドライブに変身する直前の生身の状態で大型トラックを止めていた。この時点で既に怪しいが……。 |
天空寺タケル | 普通のホモ・サピエンスの幽霊 | 1度死亡した上に何度も消滅の危機に陥るが、最終回で生き返り普通のホモ・サピエンスに戻る。ジオウにおいては霊能力を手に入れている。 |
宝生永夢 | 特殊なホモ・サピエンス | 原初のバグスターウイルスに感染し、更に天才ゲーマーの座に登りつめる(余談だが、後に永夢に宿るバグスターウイルスそのものも変身してしまう)。 |
桐生戦兎 | 特殊なホモ・サピエンス | ネビュラガスを取り込んだ影響でビルドの変身能力を手にし、全ての元凶によって顔も記憶も操作されている。 |
常磐ソウゴ | 特殊なホモ・サピエンス | (元)普通の高校生だが、夢を具現化させる能力や、チート能力の塊である強化形態を手にしており、ライダーとしても普通ではない。 |
ホモサピエンスリスト~令和組
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
飛電或人 | 頑丈なホモ・サピエンス | 幼少期は肉親ではなくアンドロイド(ヒューマギア)に育てられていた特異な生い立ちを持つ。それ以外は普通なはず……なのだが、人工知能の予測を超えて成長していた事実で出力不足に陥ったり、過負荷しか掛からない変身アイテムの使用にも耐え抜き生存するなど、尋常ではないバイタリティを持つ。 |
神山飛羽真 | 普通のホモ・サピエンス | この項目の主題人物。こちらも生物としては普通だが、この世界自体が普通ではなく、彼の活躍すらも幾分かのイレギュラーを除いて「運命」として予定されていた。 |
五十嵐一輝 | ホモ・サピエンスと地球外生命体の混血児 | 自身の特殊な悪魔の姿が見える前から声だけは聴こえており、本編開始当初から普通のホモ・サピエンスかどうか怪しまれていた。最終的に弟や妹共々〈悪魔の始祖〉と呼ばれる地球外生命体の遺伝子を宿していた真実が判明する。尚、父は後天的に悪魔の遺伝子を埋め込まれた元・普通のホモ・サピエンスである。 |
バイス | 特殊な悪魔 | 一輝から生まれ、契約を交わした悪魔だが、実体化前から固有の姿と自我を持っていたため悪魔の中でも異質な存在と見られていた。この特異性は後に宿主の出自が関わっていることが明かされる。唯一ホモ・サピエンスの姿を持たない主人公の1人でもある。 |
浮世英寿 | 終盤までは特殊なホモ・サピエンス | 初期は謎が多い人物であったが、数千年間転生を繰り返し謎のゲームに参加し続けていたホモ・サピエンスであると明かされる。この運命は母親から受け継いだ力に由来しており、彼女との再会を機に『創世の神』として覚醒した。その後ホモ・サピエンスとしては死亡する(なお自身の死は計画範囲内だったが、その死因は予想外だった模様)ものの、すぐさま真なる神へと転生。最終的に自身の世界と人類を見守る事を選択した。 |
一ノ瀬宝太郎 | 普通のホモ・サピエンス | ケミーに選ばれた定食屋の息子の高校生。最強の力の発露時にドライバーの装着・変身に伴って冥黒王から分かれた欠片と融合状態にあったことが発覚。しかし『融合前』の生物としての特異な点は見当たらず、普通のホモ・サピエンスに最も近い一人と言える。だが歴代屈指の恐怖と苦難と絶望から立ち直り、乗り越えてきた心の強さはとても普通の高校生ではない。更に最終話では、自身の錬金術でもう1つの地球を錬成するというあまりにも規格外な偉業を成し遂げた。 |
ショウマ | 改造された異世界人とホモ・サピエンスのハーフ | 人間とグラニュートの父親(しかも上流階級のストマック家)の混血児で腹にも口が存在する。その経緯からかグラニュートとしても普通ではない。実は第1話から普通でない事が明示された主役は極めて珍しい(トラックに轢かれそうになった少年を庇った際、ぶつかったトラックが壊れ搭乗者が飛び出している)。また第5話で実は父の命を受けた大叔父によって生体改造を施されていた事も判明している |
※初変身直前までの種族。主要ライダーのみ述べている。
上記のリストを見てわかるように、普通のホモ・サピエンスでライダー変身者なのは案外少ない。
普通のホモ・サピエンスであっても、高い才能を持っていてライダーシステムや戦闘に高い適正を見せたり、物語の結末として普通の個体から逸脱してしまうケースも多い。
大別すると以下の3パターンになる。
- 改造(他の生物ではティラノサウルス・レックスに対するブラックティラノサウルスなどが該当)
本郷猛を中心に、昭和ライダーの大半が該当。平成以降は技術の進歩から「改造人間」の単語が使いづらくなった事情により減少したが、平成終盤になると桐生戦兎が登場。
主役以外では宝生永夢以外のエグゼイド系ライダーやビルド系全員、五十嵐元太などが該当。
- 先天的に特殊な個体(他の生物ではパンテラ・タイガリー・タイガリーに対するホワイトタイガー、ディナステス・ヘルクレス・リッキーに対するヘルクレスリッキーブルーなどが該当)
津上翔一、野上良太郎など、平成に多いパターン。ここから更に「特殊性が変身能力を担保している」「特殊性は主役だから担保している(ベルト自体は比較的汎用性が高い)」に二分される。令和だと前者に五十嵐一輝、後者に浮世英寿が分かりやすい例。
2号以下では葦原涼などが該当。主役以外には少ない傾向があり、2号以下は普通か改造が多い。
- 普通
こちらも平成以降に増えた。普通の人間が特殊なベルトから力を得て変身するパターン。
城戸真司、左翔太郎、如月弦太朗、一ノ瀬宝太郎などが顕著な例。
ただし、葛葉紘汰のように「最初は普通だがだんだん別のモノになっていく」展開もままある。
主役が普通のホモ・サピエンスの場合、2号以下も普通のホモ・サピエンス扱いが多い。
作品単体の場合
他作品と比較した場合、普通のホモサピエンスのカテゴリーに入るライダーだとしても、その作品単体では普通のホモサピエンスではないケースもある。
例えばこのセリフの元である仮面ライダーセイバーであれば、上記の他作品との比較表では普通のホモ・サピエンスである神山飛羽真だが、発言者の倫太郎からしてみれば「聖剣に選ばれて変身出来るようになった=普通のホモ・サピエンスではない」となる(倫太郎自身も後に「以前は普通のホモ・サピエンスだったが聖剣に選ばれたことでそうではなくなった」という旨の発言をしている)。
仮面ライダーキバの場合、人間そのものが魔族の一派であり、他の魔族との混血が可能である。つまり、生物学的には人間もファンガイアもウルフェン族もマーマン族もこの世界に住む普通のホモサピエンスである。
無理だ! 普通のホモ・サピエンスには関連タグは追加できない!
お前ら人間じゃねぇ!!:本来は非人道的な行いの批判なのだが、ネット上では「普通のホモサピエンスではない」という意味で使われることも多い。