無理だ!普通のホモ・サピエンスには概要は書けない!
『仮面ライダーセイバー』第1章にて、新堂倫太郎が口にした台詞。
ゴーレムメギドの攻撃によって崩落したビルの瓦礫の下敷きになった神山飛羽真。だが、ワンダーライドブックの力によって難を逃れ、更にブックを開くと凄まじい炎と共に火炎剣烈火が顕現する。
彼の脳裏に、夢に出てくる男の「覚悟を越えた先に希望はある」という言葉がよぎり、何かに誘われるかの如く現れた、剣を引き抜こうとした飛羽真だったが、周囲に燃え上がる炎に阻まれ、熱く焼ける剣にたじろぐ。その姿を見た倫太郎は思わず叫んだ。
「無理だ!普通のホモ・サピエンスには聖剣は抜けない!」
本来、太古から歴史のある剣士「仮面ライダー」は聖剣に選ばれた者のみがなれる為、倫太郎は飛羽真を何処にでもいるただの人間と思ったようだが、飛羽真は「ゴーレムメギドに立ち向かう」と言う意思から見事炎を克服し、火炎剣烈火を引き抜いてセイバーへと変身。ゴーレムメギドを撃破するのだった。
それでもイレギュラーな事態に変わりない為か、倫太郎はベルトとワンダーライドブックを回収する為、「ファンタジック本屋かみやま」へ赴いている。
第2章でも、飛羽真を聖剣の持ち主と認め、アルターライドブックに取り込まれて異世界化した街を元に戻すべく共に踏み込んだ時、自転車ごと体当たりして無理やりついて来た須藤芽依に対して「普通のホモサピエンスが来る所じゃないんですよ」と言っている。
この時には芽衣一人に向けて言っていることからも、倫太郎の飛羽真に対する認識は「普通のホモサピエンス」ではなくなっていることがわかる。
尤も、この時突入した場所が特撮ではお馴染みの場所の一つ=シリーズで見ると超危険地帯なので、「確かに普通のホモ・サピエンスが来て良い場所じゃない」と納得するファンもいる。違う、そうじゃない
第13章では倫太郎が「僕もホモ・サピエンス」と言い放っている。第18章ではイエティメギドについて、「普通のホモサピエンスがメギドになるわけがない」と発言した。第20話でも同様の発言をしており、彼は人間のことをそう呼ぶのが完全に定着している。
第39話ではクロスセイバーに敗れたイザクに対し、「あなたはただのホモ・サピエンスです!!」と言い切った。イザクは常人よりは長生きしているのだが、恐らく種族以外にもその精神性・覚悟の強さも含めての評価だろう。
第43章ではルナに対して自己紹介をする際に、2章同様「以前は普通のホモ・サピエンスでしたが、今は仮面ライダーブレイズになりました。なので今は普通のホモサピエンスではないものです。」と言っており、怪しい者ではないですと言っているのに、余計に怪しさが増している。(しかも、ルナにははっきりと「怪しいです」と言い切られている。)
増刊号では、仮面ライダーリバイに変身した五十嵐一輝に対して「あなたは普通のホモサピエンスではないのですか?」と聞き、一輝に「ホモサピ?」と復唱され、「ホモサピエンスです。」と返すも、スルーされている。しかし、リバイスの1話にて一輝がバイスが見える前から声が聞こえていたことが発覚しており、意図せず一輝が普通のホモサピエンスではないことの伏線を張っている。
なお、スーパー戦隊は普通のホモサピエンスに入らないのかは不明。
『仮面ライダーセイバー7大ライダー変身!必殺!特別増刊号!』ではとうとう芽衣に「人間の事、ホモ・サピエンスって言う?普通?」と突っ込まれてしまった。
そもそも生物を学名で呼ぶのは「カブトムシ」などの「一般的な種名で呼ぶと紛らわしくなる」生物に限られるだろうが。
- カブトムシの場合、ただ単にカブトムシだけだと「トリュポクシルスディコトムスという種」だけを指すのか、「カブトムシ亜科に属する甲虫全体(上記の「トリュポクシルスディコトムス」の他にも「ディナステスヘルクレス」「カルコソマキロン」「メガソマエレファス」「エウパトルスグラキリコル二ス」などが該当)」を指すのかがはっきりしにくい。図鑑などでは区別の為に前述の「トリュポクシルスディコトムス」を「ヤマトカブトムシ」と記載する事もある。「日本のカブトムシ」と記載する事もあり、甲虫王者ムシキングの英語版でも「Japanese beetle」という名前で登場する。
どうやら仮面ライダーに変身する人物は「普通のホモ・サピエンスではない」という認識らしく、『仮面ライダースペクター×ブレイズ』にて仮面ライダーカノンスペクターに変身した深海カノンを「普通のホモ・サピエンス」ではないと評していた。
実際カノンは普通のホモ・サピエンスではないのだが、基準がおかしい。
増刊号放送直後、公式ホームページの山口貴也のメッセージの出入りが「普通のホモサピエンスの方々へ」で始まっており、普通のホモサピエンスがいかに倫太郎のキャラ付けに一役買ったかがよくわかるだろう。
無理だ!普通のホモ・サピエンスには反響は書けない!
そのインパクトの強さから、第1章放送直後のTwitterに早くもトレンド入りした。翌第2章で使われた折もやはりトレンド入りしている。
このパワーワードだけに留まらず、第1章の終わりで倫太郎は普通に歩いて来れば良いものを、わざわざ青いライオンに乗ってファンタジック本屋かみやまに居る飛羽真の元を訪れて、「君の持っているワンダーライドブックと火炎剣烈火を渡してくれないか」と笑顔で譲渡の要求をしたり、エンディングでノリノリでダンスしたりと、早くも面白キャラの雰囲気を視聴者に印象付けた(のちの回で人間界の常識があまり無いという説明が付けられた)。
ちなみにホモ・サピエンスとは「賢い人間」という意味であり、倫太郎の箱入りな事情を鑑みると、少なからず真逆なアホっぽい感じが否めなかったりする。
また、前作で無理矢理キーをこじ開け続けた2号ライダーを、このワードで連想した視聴者がTwitterで少なからず見受けられ、「あの人なら力ずくで引き抜いただろう」という反応も相次いだ。因みにこのライダーのスーツアクターはセイバーと同じく浅井宏輔が務めていた。もっと言えば彼は脳にチップを埋め込まれ、記憶を改竄されたことを除けばいたって普通の人間である。念の為に言っておくが彼はゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(ニシローランドゴリラ)ではない。
ちなみにこの一連の元ネタはアーサー王物語において、若かりし頃のアーサー王が聖剣エクスカリバーを引き抜いた場面と思われる。
…うん、だいたいあってる。
そして、オロナミンCの特設サイトで公開された「オロナミンC 5つの物語」やタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックでもホモ・サピエンスネタが登場している。後者に至っては「ホモ・サピエンス氷獣王!」などという訳の分からないパワーワードが飛び出す始末であった。
無理だ!普通のホモ・サピエンスには裏事情は見せれない!
倫太郎役の山口貴也へのインタビューによると、元の台本ではあくまで「普通の人間」だったという。それが柴崎貴行監督と「ここでホモサピエンスと言ったら面白いかな」と話していたところ実際に採用されることになり、撮影現場でもこの台詞を言ったらスタッフたちにも大ウケだったという。
検証・歴代主役ライダーで普通のホモ・サピエンスは居るのか?
内容的には「普通の人間」の遠回しな言い方に過ぎず、メタ的には「コイツには何かあるぞ」と言う演出の台詞であろう。
あえて「普通の人間」ではなく、このような奇妙な言い回しをするのは、倫太郎が動物図鑑を好んでいる公式設定から来たのだと思われる。
しかし、そもそも大半の仮面ライダーの変身者は、元から普通じゃないか、物語が進むにつれて普通じゃなくなるかのどちらかである。
尚、(種族は)常人設定であっても、上記のセキュリティロックを力ずくで解除し続けた前作2号ライダーに限らず、ショッカー怪人と同等の力を持つ戦闘員を相手に戦ったり、素手で怪人と戦って倒す爺さん、何をやっても死なない奴に、大岩をぶん投げるヒロインが居たり、頭を石化して頭突きを行ったり、頭の中に弾丸があっても長い間生きていたり、常人ならば疲労困憊確定のパワードスーツを、容易く駆る高校生フットボーラーと、フィジカル面がモンスターな人達が多数居る。
更に、事ある毎に怪人に出会すも必ず生き残り、最後は怪人と愛情を紡いだ青年、序盤は主人公のメンタルと生活を支え、終盤は家族の為に怪人相手に生身で立ち向かった青年、メダルの器が発する引力を無視してケーキ作りに没頭し、未来では新たなコアメダル等を作ったりと、老いても尚欲望に満ちる会長、「神」を自称する男を諭した(?)僧侶、挙げ句は天才物理学者が匙を投げたツールや、電車型タイムマシンを「時計だから」と修理した時計職人と、ラックやメンタル、スキルが神の領域に達する人も居る。
以上のように、普通のホモ・サピエンスと明らかに言えない、色んな意味で普通じゃない人がこれでもかと登場し、しまいには劇場版では一般市民が、怪人をボコボコにするシーンがある。
普通とは何だろうか……?
仮面ライダー世界だと神様に似せて人類が作られたり、とある輩が猿を改造した、怪人が祖先、実は13魔族にカウントされていた等のトンデモ設定が当たり前なので、普通じゃないのも仕方がないような気もするが。
リントともどう違うのかは不明。
ホモサピエンスリスト~昭和
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
本郷猛 | 賢いホモ・サピエンス | 優秀さが原因でショッカーに捕まって改造人間にされてしまうのだが、そもそも改造前の時点でIQ600だったので普通の人間を超越している。さらに怖ろしい事に、一部設定集では「小学校時代は必ずクラスで五番以内の成績だった」というものがあり、つまり本郷と同レベルの怪物が密集する(一応、「他に生徒がいなかったから」という解釈も強引にであればできるが…)驚異の天才学級が存在したことに…(まず地球人だけでは母集団が足りない) |
一文字隼人 | 強いホモ・サピエンス | 元はカメラマンだったが仮面ライダー1号に対抗しようとするショッカーに捕まって同じく仮面ライダーに改造される。ちなみにカメラマンだが柔道6段、空手5段と格闘技の達人でもあるので普通とは言い難い。 |
風見志郎 | 普通のホモ・サピエンス | デストロンに両親と妹を殺され自身も重傷を負ったがダブルライダーの手で蘇生、仮面ライダー第3号となる。 |
結城丈二 | 普通のホモ・サピエンス | ヨロイ元帥の陰謀でデストロンに裏切られて右腕を失い、以降は義手に改造している。一部の資料では終盤でプルトンロケットを爆破した際、重傷を負った為にダブルライダーとある科学者により改造人間として蘇ったとか。 |
神敬介 | 鍛えられたホモ・サピエンス | GOD機関の攻撃で重傷を負うが死にかけの父の手でカイゾーグとして復活したホモ・サピエンス。 |
山本大介 | 野生のホモ・サピエンス | 赤ん坊の頃にアマゾンで両親を失って野生児になった。後にインカ帝国の秘術で改造されるという昭和ライダーの中でも異端の存在。 |
城茂 | 普通(?)のホモ・サピエンス※ | 友人の復讐の為に自ら志願して電気人間となったホモ・サピエンス(※但し、書籍によっては改造される以前から、複数の超能力めいたものを使えるとされる為、本当に普通か疑わしい)。 |
筑波洋 | 普通のホモ・サピエンス | 怪人の手で重傷を負ったが、善良な科学者によって仮面ライダーとして蘇ったホモ・サピエンス。 |
沖一也 | 普通のホモ・サピエンス | 宇宙開発を夢見て自ら改造人間となったホモ・サピエンス。変身前の身体能力は普通のホモ・サピエンスレベルに抑えられているが、達人級の武道の使い手となる |
村雨良 | 普通のホモ・サピエンス | 脳以外の肉体をパーフェクトに改造された悲劇のホモ・サピエンス。とある漫画では「神の器」とされ、大首領JUDOの肉体に相応しかったので改造された。 |
南光太郎 | 特殊なホモ・サピエンス | 皆既日食の日に生まれたと言う理由で暗黒結社の次期指導者候補に改造された。(親友も同様)RXになって以降はもはや改造人間の域を超えている。 |
風祭真 | 普通のホモ・サピエンス | 優秀過ぎる存在から、改造兵士に改造されるが、歴代ライダーから見ても異質な立ち位置を獲得する。 |
麻生勝 | 普通のホモ・サピエンス | ネオ生命体のプロトタイプとして改造され、数年の間昏睡状態に陥る。 |
瀬川耕司 | 普通のホモ・サピエンス | 自然を愛するカメラマンで心意気に感動した地空人が死にかけの彼を改造した。 |
昭和ライダーリブート作品
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
門脇純 | 特殊なホモ・サピエンス | 本編開始から30年前にショッカー首領の器として改造された。 |
大和座ゴウ | 普通のホモ・サピエンス | 本郷猛に新型タイフーンを託され2代目1号となった。 |
力堂シュン | 普通のホモ・サピエンス | 本郷猛に新型タイフーンを託され2代目2号となった。 |
水澤悠 | 養殖のアマゾン | アマゾンである一方で「人間」でもある。大多数のアマゾンはアマゾン細胞を培養、もしくは人がアマゾン細胞に「感染」して生まれるが、それらや他のアマゾンライダーとも違い、アマゾン細胞と人の遺伝子、生殖細胞を用いて生まれた事が仄めかされている。 |
鷹山仁 | 人工のアマゾン | 元は普通のホモ・サピエンスだったが、アマゾンを狩る為にアマゾン細胞を移植、自らアマゾンとなった。 |
千翼 | 天然のアマゾン | 自らアマゾンになった男とその恋人の間に生まれたアマゾン。その細胞は摂取したホモ・サピエンスをアマゾン化させる力を持っている。 |
南光太郎(BLACKSUN) | 怪人 | 20歳の時に次期創世王候補にするための改造手術を施され、以降50年間怪人の肉体で生活していた。最終的には秋月信彦の分のキングストーンを手に入れたことで新たなる創世王に変貌してしまう。 |
秋月信彦(BLACKSUN) | 怪人 | 光太郎と同様、20歳の時に次期創世王候補にするための改造手術が施されているが、怪人のための食糧であるヒートヘブンを摂取し続けたことで老化せず若々しさを保っている。設定上、新創世王は光太郎と信彦が融合した姿とされている。 |
本郷猛(シン) | 人外合成型オーグメント | 元はコミュ障で天才的頭脳を持つ普通のホモ・サピエンスだったが、無意識に抱いていた力への渇望を半ば利用される形でオーグメンテーション手術を無断で施され第1バッタオーグにされた苦労人。 |
一文字隼人(シン) | 人外合成型オーグメント | 本郷同様、無断で第2バッタオーグにされた元・普通のホモ・サピエンスのジャーナリスト。 |
緑川イチロー | 普通のホモ・サピエンス | 『真の安らぎはこの世になく』においての種族。ただし、SHOCKER入りした時点で何かしらの施術が施され、首元にはSHOCKERのロゴマークが刻印されている。『真の安らぎ〜』での数々の出来事を経て、『シン・仮面ライダー』本編では既にオーグメントとなっている。 |
ホモサピエンスリスト~平成第一期
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
五代雄介 | 普通のリント | 元は冒険家だったがアークルを埋め込んだ事で、人ならざる力を手にしてしまう。 |
津上翔一 | 新種のホモ・サピエンス | 光の力によってアギトの力に覚醒した新人類。 |
城戸真司 | 普通のホモ・サピエンス | 一般人として戦闘センスが高い以外は、普通のネットニュース記者。多分一番「普通のホモ・サピエンス」に該当する人物の1人。 |
乾巧 | オリジナルのオルフェノク | 人類の進化系。当初は普通のホモ・サピエンスとして生活していた。 |
剣崎一真 | 終盤までは特殊なホモ・サピエンス | 融合係数が高過ぎること以外は生物として至って普通。だったのだが、融合係数が高かったことと、大切な仲間と世界を救うために、最終回で自らの意思で不死生物と化した。 |
ヒビキ | 鍛えたホモ・サピエンス | 魔化魍に対抗しうる、魔化魍と表裏一体の鬼であるが、鬼には厳しい修行をこなす事で、誰でもなれる可能性が示されている。 |
天道総司 | 万能なホモ・サピエンス | 一応は普通のホモ・サピエンスなはずなのだが、能力はどれも超人級。 |
野上良太郎 | 特殊なホモ・サピエンス | 時間の運行上において重要な存在「特異点」であり、「過去改変が起きても元の記憶が書き換わらない」という能力を持つ。それ以外にも極端な不運や頑強なメンタル等の特徴もあるがこちらは特異点に由来するものではなく、過去改変耐性以外は生物としては至って普通。 |
紅渡 | ホモ・サピエンスとファンガイアのハーフ | 父が普通のホモ・サピエンス(のはずだが、生命力は並外れている)、母親にファンガイアを持つ。 |
門矢士 | 通りすがりの仮面ライダー | 次元を移動する能力を持つ。過去・現在共に種族は不明。元は普通のホモサピエンスだった可能性もあるが、一方「リントでもクウガでもない」と言われた事もあり、そもそもホモ・サピエンスではないかもしれない(但し、リントは「クウガの世界に置ける日本人の祖先」であり、士がクウガの世界出身でない以上、彼が「リントでもない」のは当然である)。また、後年の客演時にディケイドの力を奪われた際には「俺の力ってのは、俺の存在そのもの」と発言しており、士自身の“時空を超える力”は奪われていなかった。 |
吾郎 | 普通のホモ・サピエンス | 味覚が非常に優れたソムリエだがシェードに誘拐され、仮面ライダーGに改造された。 |
ホモサピエンスリスト~平成二期
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
左翔太郎 | 普通のホモ・サピエンス | 身体能力が高めなだけの凡人。職業はやや特殊だが「普通のホモ・サピエンス」に一番近い人物の1人。 |
フィリップ | データ化したホモ・サピエンス | 劇中では「データ人間」、元は普通のホモ・サピエンス。最終的にデータ人間としての能力はそのままに肉体を取り戻し、「特殊なホモ・サピエンス」となる。 |
火野映司 | 普通のホモ・サピエンス | 政治家の息子であり旅人であるというだけの普通のホモ・サピエンスだが、過去の出来事により自己犠牲の精神が尋常ではない。また、終盤では映司グリードになりかけてしまう。 |
如月弦太朗 | 普通のホモ・サピエンス | メンタルと体力が化け物級だが普通のホモ・サピエンスの学生。一度死亡した事があったが奇跡的に復活する。 |
操真晴人 | 特殊なホモ・サピエンス | 体内に魔力を持つ『ゲート』と呼ばれる特殊なホモ・サピエンスであり、その中でもトップクラスの存在。 |
葛葉紘汰 | 終盤までは普通のホモ・サピエンス | 身体能力が高めなだけの只のホモ・サピエンス。ただ終盤で人間を超えた存在、最終回では神にまでなってしまう。 |
泊進ノ介 | 普通のホモ・サピエンス | 高い推理能力を持った普通の刑事……だが一度死亡した際ベルトさんと一心同体になっている。これにより最強形態ではベルトさんの意思で行動することも可能。なお、劇場版では、普通のホモ・サピエンスであるにもかかわらず超デッドヒートドライブに変身する直前の生身の状態で大型トラックを止めていた。この時点で既に怪しいが…。 |
天空寺タケル | 普通のホモ・サピエンスの幽霊 | 一度死亡した上に何度も消滅の危機に陥るが最終回で生き返り普通のホモ・サピエンスに戻る。ジオウにおいては霊能力を手に入れている。 |
宝生永夢 | 特殊なホモ・サピエンス | 原初のバグスターウイルスに感染し、更に天才ゲーマーの座に登りつめる(余談だが、後に永夢に宿るバグスターウイルスそのものも変身してしまう)。 |
桐生戦兎 | 特殊なホモ・サピエンス | ネビュラガスを取り込んだ影響でビルドの変身能力を手にし、全ての元凶によって顔も記憶も操作されている。 |
常磐ソウゴ | 特殊なホモ・サピエンス | (元)普通の高校生だが、夢を具現化させる能力や、チート能力の塊である強化形態を手にしており、ライダーとしても普通ではない。 |
ホモサピエンスリスト~令和組
人物名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
飛電或人 | 頑丈だが普通のホモ・サピエンス | 幼少期は肉親ではなくアンドロイド(ヒューマギア)に育てられていたという特異な生い立ちをもつ。それ以外は普通なはず…なのだが、人工知能の予測を超えて成長していたことで出力不足に陥ったり、本来人間用ではないドライバーを使って負荷や激痛に襲われたりしている。その果てには変身用ですらない、世界を破滅させるキーを使い文字通りの地獄を味わさせられたりと、尋常ではないバイタリティを持つ。 |
神山飛羽真 | 普通のホモ・サピエンス | この項目の主題人物。こちらも生物としては普通だが、この世界自体が普通ではなく、彼の活躍すらも幾分かのイレギュラーを除いて「運命」として予定されていたことである。 |
五十嵐一輝 | ホモ・サピエンスと地球外生命体の混血児 | 自身の特殊な悪魔の姿が見える前から声だけは聴こえており、本編開始当初から普通のホモ・サピエンスかどうか怪しまれていた。最終的に弟や妹共々悪魔の始祖と呼ばれる地球外生命体の遺伝子を宿していたことが判明する。なお、父は後天的に悪魔の遺伝子を埋め込まれた元・普通のホモ・サピエンスである。 |
浮世英寿 | 輪廻転生を繰り返したホモ・サピエンス | 最初の頃は謎が多い人物であったが、数千年間転生し続け謎のゲームに参加し続けていたホモ・サピエンスであることが明かされる。後に彼の最初の母親から受け継いだ力が転生を引き起こしていたことも明かされ、彼女との再会を機に彼は『創世の神』として覚醒した。一度は普通のホモ・サピエンスに戻るが、黒いツムリに意識を乗っ取られたツムリによって死亡する。しかし、肉体が消滅したのみでありすぐさま神として再生し、最終的に自身が創った世界と人類を見守ることを選択した。 |
一ノ瀬宝太郎 | 普通のホモ・サピエンス | 定食屋の息子の高校生。ケミーに選ばれた存在なので少なくとも何かしら特別な素質はある様子だが、現時点で生物としての特異な点は見当たらず、今の所彼が一番普通のホモ・サピエンスの類に近いかもしれない。 |
※初変身直前までの種族。主要ライダーのみ述べている。
上記のリストを見てわかるように、普通のホモ・サピエンスでライダー変身者、というのは案外少ない。
普通のホモ・サピエンスであっても、高い才能を持っていてライダーシステムや戦闘に高い適正を見せることや、物語の結末として普通の個体から逸脱してしまう、という例も多い。
大別すると以下の3パターンになる。
- 改造(他の生物ではティラノサウルス・レックスに対するブラックティラノサウルスなどが該当。)
主役以外では宝生永夢以外のエグゼイド系ライダーやビルド系全員、五十嵐元太など。
- 先天的に特殊な個体(他の生物ではパンテラ・タイガリー・タイガリーに対するホワイトタイガー、ディナステス・ヘルクレス・リッキーに対するヘルクレスリッキーブルーなどが該当。)
2号以下では仁藤攻介などが該当。主役以外には少ない傾向があり、2号以下は普通か改造が多い。
- 普通
城戸真司、左翔太郎、如月弦太朗などが顕著な例。
ただし、「最初は普通だがだんだん別のモノになっていく」という展開もままある。剣崎一真など。
主役が普通のホモ・サピエンスの場合2号以下も普通のホモ・サピエンスであることが多い。
作品単体の場合
他作品と比較した場合、普通のホモサピエンスのカテゴリーに入るライダーだとしても、その作品単体では普通のホモサピエンスではないケースもある。
例えばこのセリフの元である仮面ライダーセイバーであれば、上記の他作品との比較表では普通のホモ・サピエンスである神山飛羽真だが、発言者の倫太郎からしてみれば「聖剣に選ばれて変身出来るようになった=普通のホモ・サピエンスではない」となる。
あとは個人個人の扱いになるが、仮面ライダーキバの様な、多種族間の混寸が可能な作品の場合、数代・何十代遡れば別の血が高確率で入っている為、人間=普通のホモサピエンスの割合はかなり減少するだろう。
他の特撮ヒーローの場合は?
スーパー戦隊では、一部の人外を除いて大半の変身者が普通のホモ・サピエンス。但し、種族が普通のホモ・サピエンスでも、生い立ちや境遇が普通じゃなかったり、半ば人間を辞めかけたりした者が、ライダー程では無いが度々登場している。
ウルトラシリーズでは、ウルトラマン自身が姿を借りているパターンを除けば、こちらも大半の変身者が普通のホモ・サピエンス。もっとも、普通のホモ・サピエンスでも何らかの特殊な素質を持っている事はある。中には防衛隊員でもない、普通のホモ・サピエンス達が、怪獣相手にとんでもない活躍(?)を見せる作品もあったりする。
プリキュアの場合は?
プリキュアシリーズでは、一般的には普通の女の子に特殊なバフを与えて変身させる形になっていることが多い。
ただし、普通のホモ・サピエンスでも異様な怪力を持っていたり生物としては普通でも明らかに普通の女の子とは言い難い人物も主役キュアに存在する。⇒※変身前です
それどころか幼少期に悪の組織によって何かされた主人公もいる。
主役キュアに限らなければ女王の分身だったり妖精だったり宇宙人だったりアンドロイドだったり人魚や鳥人だったり挙げ句の果てには地球意志だったりもする。
なお、ソラ・ハレワタール/キュアスカイはスカイランド神拳の使い手であり元々からして戦闘の素人ではない…が、『アニメージュ』2023年3月号の記事で明らかにされていることは、「ソラの故郷のスカイランドはファンタジックな王国だが、ソラ自身は普通の人間で、不思議な力が使えるわけではない。」ということである。一応普通のホモ・サピエンスではあるらしい。その割に大岩を片手で真っ二つ(「普通の個体」「素手」という条件付きだと鯨か竜脚類くらいでしか真っ二つにできなさそうな大きさ)にしていたが…
その他の作品の場合は?
週刊少年ジャンプ連載作品では、宇宙人などを除き大体が普通のホモサピエンス。中には普通とは言い難い主人公もいるが。
まんがタイムきらら連載作品では、流石に全員普通のホモサピエンス…かと思いきや精神が普通じゃないホモサピエンスがいる。
- 最近ではホモサピエンスではないどころか「科」からして違うらしい者まで現れてしまった。
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仮面ライダーセイバー 新堂倫太郎 ホモ・サピエンス
お前ら人間じゃねぇ!!:本来は非人道的な行いの批判なのだが、ネット上では「普通のホモサピエンスではない」という意味で使われることも多い。
氷川誠:元号2作目に登場したただの人間=普通のホモ・サピエンス代表。しかしどう言うわけか武器の強度はアギトより硬い疑惑がある。
不破諫:前作の2号ライダー。普通のホモ・サピエンスのはずだが並外れた腕力を発揮するシーンが多い。繰り返すがゴリラ・ゴリラ・ゴリラではない。
桜井景和:令和4作目の2号ライダー。物語が進むにつれて主要人物のほとんどが普通のホモ・サピエンスから逸脱した存在である事が判明し、「主要人物の中に普通のホモ・サピエンスは彼しかいないのでは?」と噂されていた。しかし本編中盤で、彼も命を落とし、第34話にて女神の力によって復活したため、彼も"普通の"ホモ・サピエンスとは言い難くなっている。
檀黎斗:元は平成出身の普通のホモサピエンス…なのだが、途中から普通のバグスターにクラスチェンジ、紆余曲折を経て普通でないバグスター=神となる。その後、普通のバグスターに一旦戻ると、令和と言う名の異世界に赴き、新たな神として降臨。後に依り代として普通のヒューマギアに転身したと思ったら速攻で普通ではないヒューマギアにレベルアップするとかいう素晴らしき情報過多。誰か止めろ。
ジョージ・狩崎:次回作にてほぼ同じ意味の台詞を言った人物。ただしこの台詞の相手は本当に変身出来なかった。
ザンバットソード:普通のホモ・サピエンスどころか普通のファンガイアでも抜けない剣。少なくとも聖剣の類ではないが。
ベリアロク:初登場時のやりとりから『普通のウルトラマンには抜けない魔剣』とネタにされたのは言うまでもない。尤も、こちらは剣が気に入ればウルトラマンでなくても素直に抜けるのだが。
ダイの剣:普通のホモサピエンスではない特別な存在ですら易々とは抜けない剣。
ポップ(ダイの大冒険):上記のダイの剣が登場する作品世界の主要人物で、同作品に登場する臆病で弱っちい普通のホモサピエンス代表。
キーブレード:無限の力を持つ伝説のヒーローですら扱う事ができず(代わりにこれによく似た形の光を持つ)、ミスタービデオゲームにして任天堂の代表でようやく扱える剣。参戦が許諾された以上版権には勝てないというわけではないはずなので、裏を返せば相応の素質が必要ということである。
猿顔の一般市民:一般人の事を指す呼称だが、こちらは特定の人物のみを指す。
アーサー王:ヨーロッパの伝承における聖剣を抜いた王であり、第1話の該当シーンのモチーフ。生物学的には普通のホモ・サピエンスと言う事になる。尤も、最初から『王としての道を定められていた』時点で普通とは言い難いのだが。
普通のホモ:……違う、そうじゃない。
矢澤にこ:こちらとのコラボイベントにおいて、一部ジョブやキャラにしか使えないファランクスをマスターしてしまう。詳細はファランクス矢澤にて。
ウマ娘に人間が勝てるわけがない:訳・無理だ!普通のホモ・サピエンスではウマ娘に勝てない!
マグニートー(X-MEN):自分達ミュータントの事を「ホモ・スペリオール」(より優れた人類)と呼んでいたせいで、一時的に超能力を失なった際、自分が散々「普通のホモ・サピエンス」達に対して使っていた「サピエン」(ホモ・サピエンスの略)の蔑称で呼ばれる事になった。なお、ある平行世界では、ある意味で「その中でも最強クラスとは言え『普通のホモ・サピエンスの派生種族』の1人」に過ぎないのに、その能力で神の武器を奪っている。
ムシキング:一般的な個体ともいえるカブトムシ・クワガタムシがはびこる中、唯一普通でないトリュポクシルス・ディコトムス。ただし稼働時期の関係上、アロミリナ・ディコトマ表記が用いられている。