演：田崎潤
概要
神敬介の父親。
海洋科学と人間工学の世界的権威を持つ城北大学に所属する教授である。
日本全滅を狙う大国の連合組織「GOD機関」から組織への加入を迫られるも、拒否したため、その報復としてGODから名を受けたネプチューンの攻撃で瀕死の重傷を負わされ、息子の神敬介は殺されてしまう。最期の力を振り絞り、敬介を「仮面ライダーX」へと改造し、自らの記憶と人格を海底基地「神ステーション」へ移植した。だが、敬介が自身とステーションに依存すると危険であると判断した博士によってステーションは自爆した。ステーション登場からわずか2話の出来事である。
そしてそのGODこそ彼の親友であった呪博士が支配していたのであった・・・
作中では文武両道を標榜する頑固親父として、上記の様に亡き後も息子に過酷な人生を与えた厳格でスパルタだったが、漫画版のSpiritsでは再生された脳データによって魂のみが電子世界で復活。
自身の人生の責任を息子に課すしかなかった科学者（と言うか自分自身）を皮肉り、そして成長して戦い抜く息子の姿を見届けた。
またS.I.CのHEROSAGAのあるストーリーでは瀕死のある人物を救った。
尚、HEROSAGAのX本編の後日談ストーリー「ゼウスの息子」にてとんでもない事が明かされた。
実は神博士と呪博士は本郷猛の恩師で仮面ライダーの製作者である緑川弘博士と一緒に教鞭を振るった友人でもあった。
そして呪博士がショッカーに緑川博士を推薦し、彼もまた呪博士に推薦されたが用心深かった彼は神ステーションを建造して引きこもり、敵との戦いに備えていた。
どうやら神博士はショッカーに働かされていた緑川博士と何らかの形で連絡を取り合っていたらしく、それによって入手したであろう仮面ライダーの設計図を基に仮面ライダーを研究し深海開発用の改造人間（カイゾーグ）である仮面ライダーXを設計したのではないかと思われる（Xに仮面ライダーと言う名前を与えたのも彼が仮面ライダーを知っていたからだと言える）。
それを知った際に敬介はクモナポレオンの騒動で風見志郎が瀕死の自分にマーキュリー回路を取り付けられたのはXライダーの構造がダブルライダー(もしくは彼らに改造された志郎本人)と同じだから手術が容易であったと推測しており、つまりXライダーは構造的に見ればトリプルライダーの兄弟とも言えるのだ(尚、ライダーマンの強化服はデストロン時代の結城丈二がV3を研究して作った偽V3のスーツを基にしている)。
