概要
Super Imagenative Chogokin の略。
石ノ森章太郎原作の作品を中心に原型師独自の解釈で立体化したフィギュア・シリーズ。
最初期はキカイダーを扱った模型ストーリー「キカイダー00」(ダブルオー)を基に発売され、途中からイナズマン、仮面ライダー、ロボット刑事等他の石森ヒーローもラインナップされていった。
キャラクターに合わせて生物的、機械的なシルエットやディテールが強調されたアレンジが最大の特徴。
アレンジ具合も様々で元のデザインから大きく変わっているものもあれば造形やディテールは増えてもデザイン自体はそこまで変わらないものもあり、前者は仮面ライダーブラックや最初のモデルのクウガ、後者は響鬼やシンなど。
特にオーズは能力開放状態が異形や怪獣と言えるほどのアレンジされている。
初期のものは武器などが付け替えられる台座付固定ポーズフィギュア(スタチュー)だったが、イナズマンではサナギマンとのコンパーチブルが、サイドマシーン付属のキカイダーでは関節可動が搭載され、その後は基本的に組み替え可能な可動フィギュアという形態のものが中心となっていった。
「複数体買うので換装ギミックは必要ない」という意見を受け、最近の物は組み換えで別形態になるというギミックは廃する方向になっており、その代わりに差し替え部品による「劇中能力の再現」という方向に変化している。
当初はあくまでディテールを楽しむもので可動はオマケ程度だったが、その後改良が続けられたことで現在は他のアクションフィギュアと比べても見劣りしない可動域となっている。可動の改良で可動範囲が少なかったものが新たに作り直されることもあり、現在はクウガがディケイドエディションと2020年版が、アギト、アナザーアギトがver.2として作り直された。
また、ドラスやハート・ロイミュードなどは本物を作った方によるもの。
超合金と銘打ってはいるが主な素材は軟質素材で、ダイキャストは武器やバックルに使われることが多かった。
しかし、ダイキャスト製の武器はプラ製とは比べ物にならないほど重いことに加えてそもそも当時の商品は関節の構造、耐久性に問題があり、ただ構えさせるだけでも難しい上に構えさせることが出来ても重さに負けて直ぐにヘタってしまう欠点があったため、後にバックルやアンクル等のアクセントに使われる程度になっている。
ちなみに龍騎~ブレイドまでの可動モデルは関節がかなり脆いことで有名で、特にブレイドシリーズは新品にもかかわらずたった数回(場合によって一回)動かしただけで破損することがザラにあるという恐ろしいまでの低耐久だった。
これは関節に使われていた特殊樹脂のような素材が非常に劣化の早い素材だったことが原因とのこと。
女性キャラクターの立体化は少なく、可動モデルではストロンガーのタックルやアギトの雪菜アギト、スタチュータイプではオーズのメズールやビジンダーがいる。
他に初期の固定ポーズフィギュアを思わせる小サイズの匠魂、12㎝へダウンサイジングされた(アレンジが異なったり本家で出ていないものも存在する)極魂がバリエーションとして存在する。
タグとしてのS.I.C
pixivではS.I.Cの模写や自分なりのアレンジを加えた特撮キャラクター(特に仮面ライダー)に付けられる。
主なキャラクター
アンク(腕のみ)