「カワイイものなら、何でもウェルカムだよ♪」
「ボクは、ボクのままでいいのかなって、思えたんだ」
概要
(旧)
可愛いものが大好きな気分屋。
たまたま聴いた奏の曲に惹かれるものを感じ、MVを作って投稿する。
それが奏自身の目に留まり、動画担当として誘われた。
サークルメンバーの誰も知らない秘密がある。
(公式サイト/CHARACTERより転載)
(新)
『25時、ナイトコードで。』の動画担当。
母親と関係が悪化していくまふゆのことを心配していたが、
瑞希自身、自分の秘密と向きあえずにいる現状から無気力感を覚えていた。
だが、その経験から逃げることで得られるものがあることにも気づき、
まふゆに「逃げていい」と助言する。
(公式X(旧Twitter)アカウントより転載)
プロフィール
性別 | ? |
---|---|
誕生日 | 8月27日 |
身長 | 163cm→165cm |
学校 | 神山高校 |
学年 | 1-A→2-B |
バイト | アパレルショップ店員 |
趣味 | 動画素材集め コラージュ |
特技 | 洋服のアレンジ |
苦手なこと・もの | 熱い食べ物 |
好きな食べ物 | カレーライス フライドポテト |
嫌いな食べ物 | きのこ系 |
一人称 | ボク |
CV | 佐藤日向 |
容姿
ゆるく巻いたピンクの髪をサイドテールに纏めており、私服は主にロリータ系を好んで着ている。「カワイイもの」を中心にファッションに関してはかなりの拘りを持つ。ショップに売っている服をアレンジするほか、1から自分で仕立てることもある程の拘りぶり。
新旧のユニット衣装はどちらも黒を基調としたスカートスタイルで、新ユニット衣装はスカートの裾に花柄の装飾が施されている。
人物
25時、ナイトコードで。では、主に動画制作担当をしており、サークルで活動する際のハンドルネームはAmia(アミア)。
楽しいことや可愛らしいものを好む享楽主義者。
かなり気まぐれな自由人でイタズラ好き。その奔放な性格や猫舌と言った特徴も相まり「猫」を連想させる言動や描かれ方をすることがある。
1コマ漫画では「ボクかわいいネコチャンだし」と愛嬌を撒くシーンも。
しかし常識や倫理感はきちんと持ち合わせており、むしろ精神的には達観している節すらある。
裁縫の腕前は高く、同じくファッションに拘りを持つ同サークルメンバーの東雲絵名をそのアレンジ能力で唸らせ、ある人物が仲間の着ている瑞希の製作衣装を見て「これを仕立てた人物は間違いなく一流(要約)」と感嘆の声をもらすレベルである。
少々特殊な声質を持っているらしく、同じサークルメンバーの宵崎奏及び彼女らのセカイのミクとのエリア会話では、奏が「瑞希は他のメンバーとは声が違う(要約)」と発言しており、作曲担当の奏はその声質を利用し瑞希をメインボーカルに据えた楽曲を作ろうとすることも。
この奏の評価に関して思うところがあるようで「やっぱり奏って鋭いな」と評している。
神山高校の生徒だが、実際は不登校気味。たまに単位が危なくなると補講に顔を出す程度である。
ナチュラルに勉強ができるのかあまり解法を理解していない数式でも感覚で解けてしまうらしい。
なお、学校では「よく見ないとどっちかわからない」等と奇異な目で見られていたり、面白半分に声をかけられることもあり、これが不登校の原因の一部である模様。
そういうこともあってか、自分のありのままを受け止めてくれた奏には恩義を感じている。
ちなみに戦隊モノの特撮が好きなようで、あるシーンでは目の当たりにした特撮ヒーローものになぞらえて「ニーゴ戦隊ニゴレンジャー」という名乗りをあげたこともある。
童心をくすぐられた人も多いのではないだろうか?
来歴
元々は1人でコラージュ作成をしていたが、ある日「このコラージュが動いたらもっとカワイイのではないか?」と思い立ち、動画制作を始めた。
Kこと奏の曲を初めて聞いたときに刺さる物があり、居ても立っても居られなくなり楽曲のMV動画を作ったところそれが奏の目に留まりサークルに勧誘され今に至る。
中学生時代から不登校やサボりは頻繁に行っていたようであり、学校の屋上で時間を潰すことが多かったようだ。
後に心の友(類曰く)となる神代類とは文化祭の日にこの屋上で出会っている。
最初こそ煙たがるものの、類の持つ周囲との価値観のズレやそれゆえの孤独に自分を重ね合わせ、徐々に親しい間柄となっていった。
ちなみに中学生時代の瑞希はなんと短髪。性格も現在と比べかなり無愛想な皮肉屋となっており、こちらはイベントストーリーの一部で確認出来る。
家族は両親のほかに、海外に住んでいる歳の離れた姉がいる。
ニーゴの他のメンバーが家族に対して何かしらのコンプレックスやしがらみを抱えている中、瑞希は家族に対しての描写が少なかったため、実態がよく分かっていなかったが、イベント「そしていま、リボンを結んで」や「僕たちの生存逃走」において家族は瑞希の抱えている問題を理解しており、母親は不登校になった瑞希に対して優しく言葉をかけたり、姉も「何があっても、私は瑞希の味方だよ」と励ましたりとありのままに受け止めている様子である。瑞希はこれに対して「(学校から逃げ出した自分に対して)でも、お姉ちゃんもお母さんもお父さんもすごく心配してくれて、そのおかげでボクの心を守れて、みんなと出会えたんだ」と語っている。(なお、2021年の年始のイベントストーリーでは年末は両親が姉に会いに行っているが、瑞希のみ家に留まっていた描写があり、「姉との仲は良くも悪くもない」という趣旨の発言をしていたこともあって一部のプレイヤーからは家族に対して何らかのしがらみがあるのではと心配されていたが、この時年末のアニソンカウントダウンライブに落選したと語っていたところや後のイベントストーリーでの家族の描写から、(恐らくは)このライブの関係で家に留まっていたのではないかと推測される。また後者の発言も喧嘩するほど仲がいいを絵に書いたような東雲姉弟と比べてのことであり前述の通り悪くないどころかむしろ良好である)
登場イベント(ネタバレ注意)
囚われのマリオネット
アプリ2回目のイベントにて、奏、まふゆを中心としたニーゴの箱イベが開催。
瑞希は☆3のイベント報酬として新規実装、もちろんストーリーにも登場する。
ストーリー内では奏に誘われ4人で行った人形展でカワイイ人形たちに大はしゃぎし絵名に怒られていた。
しかしまふゆが原因不明の体調不良を起こした際にはその身を案じ、まふゆの感情のヒントを得ようと詰め寄る奏をたしなめたりなど、本性を曝け出したまふゆとの関わり方を模索しながら気を遣っている様子が窺える。
まふゆの母親の様子をある程度知っている事もあり、マリオネットと自らを重ね合わせたまふゆに一定の共感を示していた。
終盤では回復したまふゆの書き上げた歌詞に驚嘆。今後も、少なくともニーゴの内部では色々な方法で感情をアウトプットしていくことをまふゆに勧めた。
その助言の結果、翌日から起きるまふゆからのあまりにも容赦の無い作品へのダメ出しに絵名と共に頭を抱えることとなるのだが……
KAMIKOU FESTIVAL!
神山高校でのシャッフルイベントにて主役として登場。
同時開催された「ハイスクールカーニバルガチャ」でも☆4が限定衣装と共に実装された。この衣装の下に着ているTシャツは瑞希と杏のクラスのクラスTシャツとなっている。
神山高校の文化祭へ赴いた瑞希が非常に多くの登場キャラクターと関わりながら文化祭を楽しみ、自身の持つ個性、過去、そして現在に思いを馳せていくといったストーリー。
瑞希と類の中学生時代にも触れられ、短髪瑞希はここで初登場となる。イベントストーリーはイベント終了後も閲覧可能となっているので一見の価値あり。
イベントストーリー解放後に追加されるエリアストーリーも豊富であり、瑞希の新たな人間関係や既知の関係との進展が数多く描写されているのでストーリーと併せてそちらもチェック推奨。
また珍しい特徴として、所属ユニットであるニーゴのメンバーは回想を除いて一切登場しない。ニーゴミクも登場しない。
イベントストーリー内で瑞希も彼女らの事を単純な「仲間」と呼ぶのは少し違う気がすると言った旨の発言をしており、ニーゴというユニットの特異性も多少表現されている。
そもそも奏とまふゆは学校が違い、絵名も同じ学校とは言え夜間定時制なので全員登場させるのも中々難しいが。(絵名は家で寝てたらしい)
絵名に関してはイベントストーリー中で呼ぶか否かを悩んでいた描写もある。
セカイのハッピーニューイヤー!
お正月イベントではニーゴ編(2〜3話)で登場。
イベント報酬及びガチャとしての実装は残念ながら今回は見送りとなっている。
ニーゴ編の「セカイでカウントダウンパーティ」を提案した張本人。
ニーゴメンバーとの交流を大事にしようとする反面、他メンバーに一度は誘いを断られたり、当の本人も最初は別の予定を作ろうとしていたりと、やはり瑞希を含めたニーゴの特異性のようなものが見て取れる。
とは言え結果的にミクにも喜んで貰え、楽しい年越しを迎える事ができたようだ。
満たされないペイルカラー
東雲絵名がバナーを務めたニーゴ2周目のイベント。
瑞希は☆2のイベント報酬として実装されている。
現在の瑞希にとってほぼ相棒のような立ち位置に収まる絵名に焦点が当たったイベントだが、全体的に出番は控えめ。
とは言え悩む絵名を励まそうと行動を起こしたり、絵名が吹っ切れた以降も何かをしてあげたいと奏やまふゆに相談したりと言った瑞希らしい気遣いがイベントストーリーやサイドストーリー等で窺える。
シークレット・ディスタンス
ニーゴ三周目のイベントに主役として登場。バナーを飾るのは混合イベに続き2度目となる。
勿論同時期開催の「秘密のドレスルームガチャ」でも衣装付きの☆4としてMEIKO、絵名と共に実装。
瑞希の好きな「カワイイ」を象徴するかのようにピンクとホワイトをベースにリボンやフリルを多分にあしらったドレスを身に纏う。
核心にこそまだ触れてはいないが、瑞希の抱える秘密に一歩踏み込んだストーリー。
冒頭こそ奏のスランプを中心としたコメディ寄りの内容だったが、終盤に差し掛かるにつれ瑞希が自身の胸中を吐露するかのようなモノローグが増えシリアスなものとなっていく。
突如としてセカイに出現したメイコとのやりとり、瑞希のニーゴメンバーに対する思い、そしてだからこそ言えない瑞希の秘密……
その全てを未だ隠しつつも、暁山瑞希と言う人間の人物像を深く掘り下げた内容となっている。
今後のストーリー展開にも影を差すものとなり、イベント名通り瑞希が周囲との「隠れた距離」を再認識してしまう、自身が主役を冠するイベントとしては切なく締められているストーリーは必見。
書き下ろし楽曲は「アイディスマイル」。ニーゴ×MEIKOで収録されている。瑞希やMEIKOが一人で歌うパートが多く、サビの出だしはおそらく瑞希以外のニーゴメンバーを表していると思われる。全体的に可愛らしい曲調であるのに対して悲壮感が漂う歌詞となっており、瑞希の心情を表している。
カーネーションリコレクション
ニーゴ四周目のイベントで奏が主役。
ルカに救ったその先が見えないと指摘されて行き詰まっていた奏とショッピングモールで偶然出会い、奏を「お気に入りの場所に連れていく」と言い、向かった先は…
ボクのあしあと キミのゆくさき
主役として登場。期間限定イベントとして「さすらう隠者の道程ガチャ」では絵名とともにヘアスタイルが実装された。瑞希の前回のイベント「シークレット・ディスタンス」の続きであり、瑞希の秘密と気持ちに更に踏み込んだ内容のイベントとなっている。イベントイラストはタロットカード風に描かれており、瑞希の立ち位置はおそらく隠者であると思われる。
書き下ろし楽曲は「ロウワー」。ニーゴ×MEIKOで収録されている。しかしMEIKOの声がほとんど入っていないように思える→MEIKOが遠くで4人を見守っていることを表しているのだろうか(ただし、ニーゴの別イベントの描き下ろし楽曲「ジャックポットサッドガールズ」もミクの声がほとんど入っていないように思えたり、カバー楽曲ではMEIKOは他のニーゴメンバーとも普通に歌っているため、単に当時の運営の振り分けミスではないかとの声もある。後に「ロウワー」はMEIKO単体のアナザーボーカルも追加された)。
いつか、絶望の底から
奏がバナーを務めたイベントで、ガチャでは☆4として登場するも、イベント内では全体的に出番は少なめ(奏とまふゆが出会った頃のストーリーのため序盤のみの登場と言っても良い)。
そしていま、リボンを結んで
瑞希バナーの箱イベ。中学生時代の瑞希が描かれた。類との関係性も詳しく描かれる。中学時代は屋上で類と会っていた瑞希だが、類が卒業し、学校での楽しみがなくなる。また、好きなアニメも最終回を迎え、楽しみが無くなる。学校を不登校気味になり暇つぶしとして動画を作るようになる。そして見つけたKの曲を聴き、Kの事を調べる。そして同時期に絵名が投稿した曲のイメージイラストで動画を作り、Kが2人にDMを送り、2人が承諾。ニーゴに加入する。
荊棘の道は何処へ
もう……逃げたくない……!
瑞希の核心に迫った瑞希バナーのイベント。
一歩を踏み出したまふゆの姿を見て、「自分も前に進みたい」という想いを強くする瑞希。神高文化祭を前に、今まで話せずにいたことを絵名に打ち明けようと決意するが——。
描き下ろし楽曲は『化けの花』。「ズレ」を彷彿とさせる曲であり、曲の歌詞や転調、更には譜面にまでさまざまな「ズレ」が登場する。
傷だらけの手で、私達は
As always, in the Nightcord.
いつものように、ナイトコードで。
絵名バナーの箱イベ。荊棘の道は何処への解決編となっている。
文化祭以降、瑞希と連絡が取れず、会うこともできていない絵名。『あの時』のことを後悔し、悩みながらも「会ってもう一度話がしたい」という想いで瑞希を探すが——。
(上記の英文に関して、ゲーム内では「Night Code」という綴りだったが、後にYouTubeにアップされたストーリー動画内では、このように訂正されている)
交流関係
25時、ナイトコードで。
所属するユニットでは得意のコラージュを駆使したMV制作を担当している。
また、これは瑞希に限った話ではないが一部の楽曲では歌唱も担当する模様。
コミュニケーション能力は特例を除きサークル内でも随一と思われ、人の感情の機微やその場の空気を読む力が高い。
そのためか平時のナイトコードでは率先して会話を盛り上げ(内容は主に絵名との雑談、口論だが)、サークル内で致命的な亀裂が生じそうになった際にはフォローに回る事が多い。
ユニットのメインストーリーでも欠かせない立ち回りを演じ、実質ニーゴの潤滑油的なポジションであると言える。
(本人も自覚があるらしく、内心で自分の役割を褒める事がある)
……しかし、前述した通り瑞希は彼女らに対し隠し続けている秘密があるらしいが……
ニーゴの作曲、作品管理担当。
元々単独で活動していた奏の楽曲に感銘を受け、MVを自己制作した事が奏と出会うきっかけとなった。
自分を受け入れてくれた奏に感謝しているが、絵名のように奏に強い尊敬を抱いていると言うよりは、互いに理解し合える対等なサークルメンバーとして大切に思っているよう。
一見すると正反対の性格のようにも見えるが、奏も瑞希のテンションに「居心地は悪くない」と感じていたりと案外好相性な様子。
ユニットストーリーでも雪の失踪時には奏と共に行動し、その暴走を止めようとしていた。
奏の生活環境についてはエリアストーリーなどでちょくちょく突っ込みを入れている。一方で奏も瑞希の食事風景(猫舌なのでカップ麺に氷を入れる)に首を傾げていたり。
正直どっちもどっちだが。
ニーゴの作詞、ミックス担当。
ユニットストーリー以前では絵名との口論をまふゆがなだめたりと、関係性はもちろんいいものであった。
しかし、母親と会話しているまふゆの様子をボイスチャット越しに聞いた際、まふゆの母親のことを「ナチュラルに価値観を押し付けるタイプ」と評している。
ユニットストーリーではまふゆの「消えてしまいたい」と言った叫びに共感し、それを止める事は自分たちには出来ないと前置いた上で「雪が消えたら寂しいと思うよ」とその価値観と心情を吐露した。
逆にまふゆも瑞希の根本にあるネガティブな面を指摘する場面があったりと、ある意味で瑞希の最大の理解者であるのかもしれない。
ストーリー後は素を出して活動するまふゆとも良好(と思われる)な関係を続けているが、MVの出来栄えに対するストレートなコメントは絵名共々悩みの種となっている模様。
そして以前とは一転して今は瑞希がまふゆと絵名のやり取りを止めに入る事が増えているようだ。
イラスト担当の絵名、動画編集担当の瑞希と合わせてニーゴの中ではMV製作組となる。
ナイトコードのボイスチャットでは作業に関係する内容以外は瑞希と絵名の2人の会話が延々と行われているようだ。
大抵が瑞希が絵名をからかって絵名が反論して……と言った内容のようだが、別に犬猿の仲では無く、リアルで会うようになってからは2人で出かけることも。
ファッションなど共通の趣味も多々あり、基本的には仲が良くユニット内で一番つるんでいる様子。
……しかしクリエイターとしての2人を比べると、「他者からの評価」に対して絵名と瑞希の価値観は180°異なる、決して相容れないものである。
人にどう思われようが自らの嗜好を貫く瑞希、目に見える評価に執着しつつも努力を怠らない絵名。
互いが互いの性質をどう思っているのかは不明だが、この対極とも言える2人が同じひとつの作品を分担して行うからこそ、ニーゴの作品は人を惹きつけるものになっているのかも知れない。
前述のイベント「シークレット・ディスタンス」以来瑞希の様子がおかしいことを気にしているが……
ユニット外での交流関係
VividBADSQUADの白石杏とはクラスメイトであり友人。
放課後に2人で買い物に出かけたり、杏からは「久しぶりに会えたからもっと話したかった」と思われるシーンがあるなど非常に親しくしている。
また、瑞希の不登校やその理由についても大きな理解を得ているようで、多少は登校を促すことを言いつつも特別強く言及する事はない。それでいいのか風紀委員。
その上で瑞希のそういった面に気を遣うシーンもあり、瑞希自身もそれに感謝をしている様子。
ワンダーランズ×ショウタイムの神代類とは中学生時代からの友人であり、多少の方向性の違いはありながらも互いの抱える孤独に理解と共感を得ていた。
類が神山高校に転入してきた理由は現在不明であり、瑞希にとっては偶然の出来事ではあっただろうが、以降はお互い付かず離れずの理解者として接している模様。
ちなみにチームを組むとプレイ中に特別な掛け合いが聞ける。
気まぐれな性格やとある事情からこれまで杏や類以外に一定の親しい友人を持たなかったようだが、自身が主役のイベント「KAMIKOU FESTIVAL!」以降は交友関係が拡がった。また、本人もそれを「悪くない」と評し、それからは杏と同ユニットの東雲彰人や青柳冬弥、類と同ユニットの天馬司などといったメンバーと賑やかな学校生活を(瑞希本人が登校してる時は)送っているようである。
特に彰人に関しては絵名の弟という事もあり、「弟くん」と呼びちょっかいをかけている模様。彰人はもちろんその呼ばれ方を嫌がっているが。
文化祭に遊びに来た杏の相棒こと小豆沢こはねとも顔を合わせ自己紹介をしている。
こはねに関しては他校というのもあってかまだ接点は少ないが、地味にビビバス全員と繋がりを持っているキャラである。
このイベントから彰人・冬弥・司とチームを組むとプレイ中に特別な掛け合いが聞けるようになる。
また、エリア会話のみだが鳳えむのファッションセンスに目をつけて話しかけに行ったこともある(後に、「新春!獅子舞ロボのお正月ショー!」「隣に立つ、優しいあなたへ」イベントにおいて面識を持っている)。
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瑞希の秘密について
以下、キャラクター設定のネタバレを強く含む可能性があるため閲覧注意
上述したように、「よく見ないとどっちかわからない」と言われたり、サブストーリーで奏から「わたしたちでは出せない声質をしている」と言われたり、性別の欄が『???』と表記されていることから、ある疑惑が浮上している。
(ただし、ゲーム内で着れる衣装は女子物である)
これに関してはニーゴのメンバーに隠しているようで、奏もその声に対してコメントは残しているものの気付いているかは不明。
まふゆも察している可能性があり、ユニットストーリーではまふゆから暗にではあるが鋭い指摘を受けているがこちらも真相は定かではない。
(なお、この時のみ瑞希の返しは極めて淡白で、声も平時より低く冷ややかであった。)
リアルでの友人である杏、類は知っていながら理解をしている模様。
関わりを持つ神山高校のメンバーに関しては特に言及が無いが、同じ学校に在籍し、他の生徒から噂にもなっている面から隠し通せる問題ではないと思われる。そもそも瑞希本人の学校での態度を見る限りは隠している素振りも見受けられない。
しかし、ファッションや人の信念に対して極めて真摯である彰人、穏やかであり他者を受け入れる器が大きい冬弥、我が道をゆき他人にも自由や自分らしさの大切さを説くことが意外と多い司と、それぞれがそれぞれなりに理解をし、その上で多くを語らず友人や先輩として瑞希と接していると思われる。
なお、瑞希の秘密については本人及び周囲の言動からほぼ上述のもので確定的とされているが、作中での明記は一切なされていない。
あるとするなら中学時代の瑞希が右前のブレザーを着用していたこと、過去に秘密を打ち明けた人たちの中に「ただの勘違いかもしれない」「若い時って、そう思い込む時期があるらしい」という反応があったくらいで、あくまで疑惑の域を出ていないこと、そして極めて繊細な内容であると言う事は二次創作等を行う際も含めて留意したい。
仮にその疑惑が本当だとしてそれが瑞希の趣味嗜好(≒カワイイものが好きなだけ)なのか、またLGBTQをはじめとした自認にも関わる事なのかも一切不明。
公式としては、現時点では匂わせつつもその真偽はユーザーの推察に任せる形としている。
…はずだった。
さらなるネタバレ
※以下、キャラクターの核心を突く内容となっています。
『荊棘の道は何処へ』イベントの読了を強く推奨します。
このストーリー以降、
一時的に暁山瑞希が「現実世界」に現れなくなります。
読み進めてもよろしいですか?
キャンセル 読む
どうしようもない現実ってあると思います。
覚悟の準備をしておいてください。
2024年10月12日に開催された瑞希バナーイベント『荊棘の道は何処へ』にて瑞希の核心に触れるイベントととなり、今までほのめかされていたところが公式によって明かされた。
神高文化祭が終わり、絵名に打ち明ける場所を屋上に決めた瑞希は絵名と共に屋上に向かうが、瑞希のクラスメイトに養護教諭を探す手伝いを頼まれ絵名に屋上で先に待つように頼む。
その後屋上にて、瑞希を待っていた絵名に突然後夜祭をサボりに入ってきた全日の男子生徒3人のうちの1人が話しかけてきて……
男子生徒A「──ねえ君、あんま見たことない顔だけど、暁山とは仲いいの?」
絵名「まあ……それなりに付き合いは長いけど」
「へえ、そうなんだ! あ、じゃあ──」
「君も男だったりする感じ?」
「………………………………………」
「………………………は?」
彼は「冗談」「君は普通に女の子だと思って」と話すが、絵名はその言葉の意味が分からず、その様子に男子生徒たちも焦り始める。
「……お、おい、もしかしてこの子、マジで知らな……」
「……っ、だからやめろって言っただろ!!」
「で……でも、長い付き合いって言うなら、知ってるって思うだろ普通!?」
「あいつだって別に隠してねえじゃん!!」
「え……」
(……………………冗談じゃ、ない…………?)
ここで絵名は男子生徒伝いで知ってしまう。
'彼女'ではなく'彼'……暁山瑞希は男性であることを。
絵名が瑞希の秘密を知って驚き呆然としていた時、最悪のタイミングで瑞希が現れてしまい瑞希は絵名の表情を見てその場から逃げ出してしまう……。
その際の瑞希の絶望しかない表情(上記のイラスト)と絵名の驚いた顔(画像右側)、そして過去のニーゴイラストがまるで走馬灯かのように流れるシーンは最早トラウマ級である。
その後、渡り廊下から先回りした絵名に捕まった瑞希は、ようやく絵名と会話をする。
「…………ごめんね
……もっと早く、話さなきゃいけなかったんだ」
「──っけど、瑞希は……!」
しかし、
「……びっくりしたよね……?」
「っ……
でも……それは……!」
瑞希の問い、それはまるで初見殺しのようなもの。絵名のたった一瞬の沈黙は、まるでホウセンカの種が弾けるように、瑞希の心を不可抗力とはいえ無理矢理開いてしまった。瑞希は初めて荒げた声を絵名に向ける。
「わかってる……!」
「さっき絵名は、ただ……
ただびっくりしただけで……」
「それ以外の気持ちは、全然ないんだって……
わかってる……」
「本当は全部、
分かってるんだ……!」
「瑞希──」
「でも……でも……!」
「──どうしてもダメなんだ……!!」
「……!」
ここで瑞希と絵名の会話は完全に終了した。その先にあるのは、泣きじゃくった瑞希の告解である。
「……絵名は……っ。
絵名は、すごく優しいから……!」
「きっと、明日からも、
何もなかったみたいに話してくれる……!」
「奏も……まふゆも……っ!」
「きっと『そうだったんだ』って言うだけで……!
当たり前みたいに、いつもみたいに、作業して……!!」
「次の日も、次の日も次の日も、
みんなはずっと変わらないって──」
「そう……“思わせてくれる”んだって……!!」
「それは、ただ……
ただのみんなの……優しさで……」
「本当はあたたかくて……、
きっとすごく……いいもので……!」
「でも……でも!!」
「ボクはその優しさが
みんなの中に生まれちゃうことが──」
「──どうしようもなく……嫌なんだ……っ!!」
それは、瑞希が本当に恐れていたのは「男であることを拒絶される」という事ではなく、「男だが女性の格好をしているという事に対しても何も変わらず接してくれる、接しようとする”優しさ”が生まれる」事だったのである。
そして秘密を知った、知ってしまった絵名の反応が、正に慎重な言葉選びをするための沈黙という「一種の優しさ」だった事は、遠慮なく自分を出していけるニーゴという居場所の崩壊を意味してしまう。たかが一瞬、されど一瞬の沈黙は、瑞希が一番危惧していたことへの答えになるには十分すぎた。
これに瑞希は強いショックを受けその場から再び遁走。
現実世界の多くの友人やニーゴのメンバーを含めたあらゆる繋がりを断ち、誰もいないセカイに一人引き籠ってしまうという、本作史上最悪の結末を迎えてしまったのである。
過去のストーリーでは奏・まふゆ・絵名にも苦しみの果てにセカイに引き篭る展開があり、全員が何らかの理由で“消えてしまいたい”という気持ちを抱いたことのあるチームのためそれ自体はそこまで珍しいものではない。
しかし今回は瑞希が引き籠ったまま1ストーリーが終わるという今まで前例がないものとなっている。
男子生徒のせいと捉えられがちだが(実際間違ってはいない)、瑞希のショックの原因は絵名の反応によるものが大きく、たとえ一対一で話せたところでどの道結末は変わらなかったという意見も見られる(瑞希もイベント後の誰もいないセカイの中で「もっと早く、言えてれば……。何か、違ったのかな…… そんなわけ、ないか……」と半ば諦め気味ではあるが呟いている)。
現に男子生徒Aの言動も「クラスメイトには性別を隠しておらず噂もある程度学校に知れ渡っている」「長い付き合いなのだからそのことを知らないわけがない」と捉えていたものと推測できる。当然彼をはじめ瑞希と絵名の事情を第三者が知る由もないので、その認識自体は全くおかしくないものだった。
とはいえ、瑞希のデリケートな部分を冗談に扱いつつ初対面の女子に「君も男だったりする感じ?」と聞く行為は明らかに質の悪い冗談であった様子で、事実3人の内の1人は男子生徒Aに対して何度かやめるよう諭していた。
あまりにもショッキングな展開に男子生徒Aに対して本気でストレスを溜めたり殺意を覚えたプレイヤーも後を絶たなかったが、作品上“男子生徒A”という不特定人物として登場した通り、彼でなくとも誰にでも成し得る無粋であったこと自体が最大の悲劇で、どうしようもない現実のひとつだったのだろう。
なお、瑞希はニーゴメンバーとまわる文化祭を今のような関係でいられる最後の時間になるかもしれないと思っていた節があり、このことから秘密を話すと決意した時点でニーゴのみんなと今まで通りの関係性でいることを諦めていた可能性があった。(参照)
その上でまだ覚悟が決まりきらない、間に合わない内に自分の口からではなく第三者から絵名にずけずけと伝えられてしまった、このこともまたショックを受けた原因のひとつであろう。
総じて
- 元々瑞希が「日常生活では性別を隠さず陰口にも表向き我関せずの態度をとり、一方でニーゴにはリアルで会うようになってからもそれを隠している」というスタンスをとっていたこと
- 文化祭という、皆の言動が浮かれやすくなる行事をカミングアウトの日に設定したこと
- 怪我人のハプニングに対応するため、絵名を屋上で待たせる手段をとったこと
- たまたま屋上へとサボりに来た男子生徒たちと絵名が鉢合わせてしまったこと
- 今までの二人のやりとりや瑞希の苦悩を全く知らない男子生徒Aが秘密をつい零してしまったこと
- それを聞いた絵名が呆然とし、必死に脳内で処理しようとしたその瞬間に瑞希が現れたこと
- 瑞希の「びっくりしたよね」に対して絵名が一瞬沈黙してしまったこと
など、
これらの偶然や悪手が何もかも全て最悪のタイミングで重なった故に起きており、全てがどうしようも無いドミノ倒しであった。
「いっそボクの代わりに誰かが全部話してくれたらいいのに」と言っていた瑞希がこんな形で秘密をばらされるというのは皮肉としか言いようがないだろう。
また自分に背を向ける瑞希に対して、力になれなかった所が逆に追い詰めてしまったことを悔いるように「私は………なんでっ…………!!」と悲痛な叫びをあげる絵名もこの展開に拍車をかけており、今回の絵名の星4イラストの特訓後は初期星3瑞希の特訓後と同じような構図で、水面に沈むリボンを掴み何かを後悔するような表情をしている。
そして今イベの星4瑞希の特訓後はシークレットディスタンス時の星4瑞希の特訓後と同じ場所に、目隠ししながら佇んでいるイラストとなっている。
だが、シークレットディスタンスの時とは違い、全体的に暗く荒れ果てており、鏡も割れてしまっている。また差し込む光にすら瑞希は背を向けている。
シークレットディスタンス時の星4絵名はカーテンから何かを覗き込むような構図となっていたが、果たして…………
余談だが今回の星4ニーゴKAITOの衣装は正面から見るとモノトーンのタキシード風で、後ろから見ると腰回りから裾にかけてだけが黒色でスカートを履いているように見える仕様で、瑞希の秘密を彷彿とさせるビジュアルとなっている。
ストーリーを読み終えると笑顔を消し誰もいないセカイに引き籠もってしまった瑞希に加え、奏とまふゆ、誰もいないセカイのミクとリン、MEIKOとKAITOのエリア会話がそれぞれ追加される。
ただしどのペアも今回の事件は知らず、瑞希がセカイに閉じこもるその裏でそれぞれの日々を過ごしているという、当たり前ではあるがこれまた残酷な描写がされている。
また、イベント開始時刻の2024年10月12日の18時から、瑞希のみ季節ボイスではなく今回の結末を踏まえたひとことセリフが流れるようになる更新が行われた。
またイベント後に配信されるアフタートークは配信自体がなし。
バナーキャラを演じる声優が別件で出演出来ない場合は同じユニットキャラの声優が代打として出演する事が恒例となっているのだが、逆に配信が行われない事は異例中の異例。
今回もアフターライブ自体は行われるのだが、予告されていた公演時間は通常なら10分前後あるのだが今回はなんとわずか3分35秒。
一曲入るかどうかという短さとイベストの結末で公開前から不穏さをファンは感じ取っていたが、
その内容は想像を絶するものだった。
- まず開始早々に「君の夜をくれ」を披露する。
ちなみにこの際の衣装はイベスト衣装ではなく三周年のニーゴ衣装。
- 演奏終了後、何も言わず奏、絵名、まふゆ、ニーゴルカの順でニーゴのメンバーの姿がうっすらと消えていく演出が入る。
- その後一人ぼっちになった瑞希が、「馬鹿だな…もう…みんなとは歌えないのに」と呟いてアフターライブが終了する。
この内容で今回のイベスト及びアフターライブはプロジェクトセカイ史上最恐の絶望イベントと言われており、ただでさえイベストで死にかけているプレイヤーたちをアフターライブで死体蹴りしてきた運営は完全に人の心案件である。
この終わり方等から最初に演奏した君の夜をくれは衣装も相まって瑞希の妄想ないし回想と言われている。
また、今回のイベストやアフターライブの影響で「君の夜をくれ」や「ロウワー」を初めとした瑞希バナーの書き下ろし曲の印象が大きく変わったというファンもいるようだ。
実装経緯や本家楽曲の時系列などから、偶然ではあるが「ジェヘナ」、「命ばっかり」などの楽曲もその奇妙な歌詞の合致から一部で注目を集めていた。
(特に後者は本イベント開催に合わせるかのように瑞希のアナザーボーカルver.の実装が公式から告知されており、狙ったのではないかという意見も散見された。)
そしてこの地獄絵図の極めつけが、
- イベントストーリー第8話の読む前にて、このイベストから一時的に『瑞希は現実世界に現れずセカイにしか現れない』という内容の警告文が表示される。
- メニューボタンをはじめUIごと画面が徐々に暗転し、スキップできない状態で全てを諦め心を閉ざしてしまった瑞希の独白でストーリーが終わるという、ユーザーを徹底してこの現実から逃さない特別仕様である。
いずれにせよ、絵名に話そうとしていた自身の秘密を最悪の形で知られ、絵名の反応が瑞希にとって最も恐れていた事態だった事で、ショックを受けセカイに籠った瑞希はどうなってしまうのだろうか……
なお、こうして性別が男性であることが判明してしまった瑞希だが、前述した通りこれが瑞希の趣味嗜好(≒カワイイものが好きなだけ)なのか、またLGBTQをはじめとした自認にも関わる事なのかも何の説明もなく一切不明であるため、今後の情報解明が待たれるところである。
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自業自得だな……
逃げて、逃げて、逃げ続けて……
いっそ誰か話してくれ、って思ってたんだから……
願い通りになったじゃないか。
あーあ、
消えたいな。