「さて、稼ぎますか…!」
「伊達さん、一緒に戦って下さい…!」
「変身!」
スーツアクター:永徳
変身者
・伊達明
概要
鴻上生態研究所によって開発された強化スーツ。
名前の由来は「出生、誕生」を意味する「BIRTH」から。
デザインモチーフはカプセルベンダーマシンおよび甲殻類。
汎用性とセルメダルの収集に特化しており、コアメダルではなくセルメダルによって変身や攻撃を行う。
セルメダルは属性を持たないため、メダルごとの属性の優劣が生まれてしまうオーズとは異なり複数の属性を持つヤミーにも安定して対抗できる。
コアメダルを持つグリードにはやや不利だが、セルメダルを大量に剥ぎ取ることで副次的なダメージを与えたり、後述のバース・デイなど高出力形態を使用すれば対抗することもできる性能を持つ。
全仮面ライダー大投票 | 73位(124票) |
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スペック
身長 | 199cm |
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体重 | 92kg |
パンチ力 | 3.5t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | ひと跳び45m |
走力 | 100mを5秒 |
使用アイテム
バースドライバー
セルメダルを一枚入れ、ハンドルを回すことで変身する。
オーズドライバーのように変身者を特定しないため、十分な体力さえあれば誰でも変身できる。
バースバスター
メイン武器。ライドベンダー隊で鍛えたはずの後藤慎太郎でさえ反動が強すぎて使いこなせなかったので、完全な運用はよほど鍛えてないと難しいと言える。
なお、里中エリカは普通に扱えていた。
バースCLAWs
バースドライバーにセルメダルを投入する事により転送・装着されるユニット。
複数を同時に装着する事もでき、様々なユニットを使い分けて戦っていく。
一部のユニットは磁石のようにセルメダルを吸いつける機能もあり、セルメダルの効率的な回収を行うことができる。
CLAWsは「Cannon、Leg、Arm、Wing、System」のそれぞれの頭文字をとったもの。
この状態からさらに二枚入れる事によりセルバッシュモードになり、セルメダルのパワーを限界まで引き出し必殺技を放つことができる。
全ユニットを装備した形態はバース・デイと呼称される。
- ブレストキャノン
胸部に装着される大きな砲塔。必殺技で高エネルギーのビームを発射する。威力は折り紙付きで直撃すれば完全体のグリードでも大きく吹っ飛ぶ程。
- ドリルアーム
右腕に装着されるドリル。ヤミーやグリードの体をドリルで削るようにしてセルメダルを回収することが可能。カザリとの戦いで破損したが真木清人の修復で強化された。
- クレーンアーム
右肩に装着されるワイヤークレーン。フックを射出することで敵やメダルを引き寄せたり、ドリルアームを射出するなど様々な使い道がある。
- ショベルアーム
左腕に装着されるショベル。相手を掴み締め上げるだけでなく、直接殴りつけてメダルを大きく削り取る攻撃もできる。
- キャタピラレッグ
両足に装着されるキャタピラ。
地上を高速で走行できる他、重量とキャタピラによる強烈なキックを繰り出すことも可能。無限軌道部でヤミーの体を削るようにしてセルメダルを吸着することができる。
- カッターウイング
背中に装着される飛行ブースター。
翼そのものも鋭い刃を有し、すれ違いざまに切り裂きや投擲により攻撃できる。
ドリルアームによって遠隔操作も可能。
- CLAWs・サソリ
全CLAWsユニットが合体したサソリ型戦闘ドロイド。
バースの動きをトレースして動き、また自律戦闘プログラムを搭載しているため単独でも動作する。
分散・再合体することで奇襲攻撃も行える。七色の光線を放ち敵を粉砕する。
カザリを圧倒するなど、戦闘能力はかなり高い。
初登場時の仮面ライダーシリーズ1000回放送記念回にかけてか、起動にセルメダル1,000枚と多くのエネルギーを必要とする。
第37話や劇場版ではバース無しで運用されている。
装着者
本編
- 伊達明(第16話~第38話)
鴻上光生が見出した装着者。報酬1億円の為に戦う男。
目的達成後は後藤に後を任せ、日本を去った。
- 後藤慎太郎(第38話~)
自らもバースへの変身を希望していたものの、伊達に渡されたバースバスターの反動で吹き飛ばされたことで、自らの力不足を痛感し伊達のサポートをしていた。
伊達の引退後はその後を継いでバースの装着者となり、本編後の『MOVIE大戦MEGA MAX』でも変身する。
CLAWsユニットを主体とした戦闘スタイルで戦う。
『MOVIE大戦CORE』の最終パートでも変身したが、こちらの経緯は不明。
こちらも先行登場だったため、「本編でも後藤さんが変身すると思ったら知らない人が出てきた」という視聴者も少なくなかった模様。
劇場版など
- ノブナガ(『MOVIE大戦CORE』・オーズパート)
劇場版のゲストキャラクターによる先行登場という異例のケース。
格闘・バースバスター・CLAWsユニットを使いこなす、理想的な戦闘スタイルをとった。
- 火野映司(『WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』)
江戸時代にコアメダルを奪われた状態で飛ばされてしまい、現れた鵺ヤミーに対し偶然同時に飛ばされていたバースドライバーを使い変身。
構えや戦闘スタイルはオーズの時のままだが、CLAWsユニットは使えている。
- 里中エリカ(『ALLSTARS 21の主役とコアメダル』)
ネットムービーのため、変身のみの登場。
本編の変身者2人を説教し、反抗してきた2人を生身で圧倒。
挙句ベルトを没収して変身し、ようやくバースに変身できた後藤のプライドを叩き折った。
- ???(『オーズ10th 仮面ライダーバース バースX誕生秘話』)
オーズ本編とは異なるパラレルワールドの世界にてある人物が変身。
伊達と同じポジションである為、非常に戦いに慣れていた。
HEROSAGA
- 里中エリカ
『WIZARD EDITION』で正式着用者に選ばれる。
- ライドベンダー隊の皆さん
量産されたバースに集団で変身したが、未来からやって来た仮面ライダーポセイドンにショッカー戦闘員の如く蹴散らされる。
テーマ曲
バース バトル
「仮面ライダーオーズ/OOO オリジナルサウンドトラック2」に収録されている劇伴。
バース用の劇伴は複数製作されているが、その中でも特に使用回数が多い曲である。
「CSMバースドライバー」にも収録されている。
Reverse/Re:birth
伊達と後藤のデュエットのキャラソン。
「CSMバースドライバー」にも収録されている。
関連ライダー
- 仮面ライダーバース・プロトタイプ(プロトバース)
バースが損傷したことで持ちだされた実験モデルのバース。
CLAWsはクレーンアームとブレストキャノンしか使えないが、性能はほぼ同等。
Vシネクスト『復活のコアメダル』に登場する新たなバース。
プロトタイプと異なりバースの強化形態扱い。
HERO SAGAに登場する後継機。
『仮面ライダージオウ』
本編
第29話で仮面ライダーディエンドによって仮面ライダーアクセルと共に召喚され仮面ライダーウォズと交戦。バースバスターの射撃でウォズを苦戦させたが、ウォズがゲイツライドウォッチを取り返した事で仮面ライダーゲイツも参戦し、フューチャーリングシノビの時間縛りの術でアクセル共々動きを封じられ、そこにゲイツのタイムバーストを喰らい消滅した。
登場回がブレイド編である事から、ブレイドやギャレンと同じ組織所属者が変身する仮面ライダー繋がりで召喚されたものと思われる。
また、共に召喚されたアクセルとは『MOVIE大戦CORE』や『MOVIE大戦アルティメイタム』などで共闘した事があり、変身者が後藤と同じ警察官である点、永徳がスーツアクターを担当したライダーである点も共通している。
(ついでに言うとディエンドとウォズのスーツアクターも永徳氏である)
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』
また、最終回後日談のVシネ。
伊達明が変身するバースが登場。ゲイツに襲い掛かろうとしたカッシーンをブレストキャノンで撃退した。
ゲーム作品
『ガンバライド』
003弾でバースがLRで参戦。制作時期の関係で、この時点では声を声優が演じている。
005弾でバース・デイがLRで参戦。通常はバースで、必殺技使用時のみバース・デイに変身する。また、声が撮り直され伊達さんボイスとなった。
03で仮面ライダーバース・プロトタイプがSRで参戦。中の人は伊達さん。同時に、バース及びバース・デイの声が後藤さんのものになった。
『ガンバライジング』
ナイスドライブ6弾より伊達さんバージョンでLR枠の一つとして参戦。必殺技「ブレストキャノン」も実装。テクニカルタイプで表面は二番目指定でカードを出すとコウゲキとバーストゲージがアップ、更にタイリョク回復。バースト後はボウギョとひっさつを大幅に上げ更にカウンター発生率を超絶アップとサポーターとして無駄のない働きをする。
バッチリカイガン1弾ではSR、Rを通り越してブレストキャノンがいきなりN落ちしてしまった…(同弾参戦のデルタもそうだが)
と思いきや、次弾では早くも後藤バースが登場することになった。SRで参戦。必殺技は伊達バースと同様「ブレストキャノン」であるが、完全に使い回しではなくセルメダルの入れ方などに変更点がある。
更に、伊達さんのプロトバースも同時参戦。こちらもSR。必殺技は「ブレストキャノン」で、ノーマールバースとはセリフが違う。
最強フォームであるバース・デイは長らく登場していなかったが、プレミアムバンダイ限定のバインダー付録にてついに参戦を果たした(但しメカニカル扱いの為ムービーのみの登場である)。
伊達バースと後藤バースで組むと「バース・リバース」、そこにオーズが加わると「無限の絆」のチーム称号が発生。
また、伊達バースorプロトバースに限りオーズとチームを組むと「嫌いじゃないゼ」、仮面ライダーXと組むと「戦う医者」、仮面ライダーエグゼイドと組むと「医者と研修医」、仮面ライダーブレイブと組むと「海を越えた医師」の称号が発生する。
バトライド・ウォーシリーズ
無印より伊達明verのみがプレイアブルキャラクターとして存在。原作と同じく豪快なプロレス攻撃を得意とする。攻撃を当てていくことでセルメダルが蓄積され、消費することでバースCLAWsによる攻撃が可能。
中でも「ショベルアーム」は敵のガード、スーパーアーマーを無視して発動できる投げ技。セルメダルの消費があるとはいえ、レベルアップによる「セルメダル取得量上昇」のスキルと合わせればボスを一方的に攻撃することも可能である。
『創生』より一部の敵にバリアが採用されたため、一方的というわけには行かなくなったものの、バースバスターによる連射がバリア破壊と相性が良い性能になっている。
なお後藤慎太郎verは三作目『創生』においてもNPC、アシスト専用キャラとしてすら採用されていない。
ロストヒーローズシリーズ
伊達verがアシストキャラとして登場。
『ライダージェネレーション』
1作目では伊達バースが参戦。
2作目では後藤がバース、伊達がプロトバースで参戦。
『シティウォーズ』
後藤バースと伊達バース(プロトタイプ)が参戦。
通常攻撃では、後藤バースはバースバスターによる射撃攻撃を、伊達バースはプロレス技を使った格闘攻撃を使用する。特に伊達バースは5発目のスライディングを決めた際必ず敵を怯ませることが可能。
必殺技は共通の「ブレストキャノンシュート」。後藤バースから伊達バースへのBT時には「ダブルブレストキャノンシュート バース(後藤)TAG」を使用することもできる。
また、後藤バースのBCとしてバース・デイも登場済み。
『KAMEN RIDER memory of heroez』
近年の据え置き型ゲームでは基本的に伊達のバースだけしか出ることが無かったが、今回は本編後通り一貫して後藤が変身したバースのみ登場し、伊達はプロトバースのみと言う珍しいことになっている。
余談
- 星雲仮面マシンマンとマスクの造形が似ている事を指摘されることが多い。
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