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仮面ライダーポセイドン

かめんらいだーぽせいどん

仮面ライダーポセイドンとは、「MOVIE大戦MEGA MAX」に登場する仮面ライダーでありグリードである。
目次 [非表示]

「変身!」


サメクジラオオカミウオ


「命乞いはするな!時間の無駄だ…!」


CV:浜田賢二

スーツアクター:渡辺淳


変身者

湊ミハル

・ポセイドン


概要編集

40年後の未来(単純計算で2051年)の世界に生きる青年・湊ミハル鴻上光生から託されたサメ・クジラ・オオカミウオコアメダルとそれらをセットしたポセイドンドライバーを用いて変身した仮面ライダー。性格は強者との戦闘を求める戦闘狂で、鴻上光生曰く「底なしの戦闘欲」。

海洋生物をモチーフにしている点ではシャウタコンボに似ているが、こちらはメダルモチーフが全て脊椎動物であるという点で差別化が図られている。

頭部にサメ、胴部にクジラ、下半身にオオカミウオの意匠を持ち、武器である槍・「ディーペストハープーン」もオオカミウオを模している。


コアメダルを用いた変身システムの為、その姿やコンセプトは若干オーズと似通っている。しかしベルトに於けるメダルの配列は逆三角形であり、オーズのオーラングサークルにあたる部位であるトライングデルタはオーズのように上中下と並んでおらず、左にサメ、右にクジラ、下にオオカミウオとなっており、オオカミウオの上でサメとクジラが向かい合う形になっている。

加えて変身ソングも存在せず、コアメダルの名称を発声するだけに留まっている。


なお、記事冒頭のセリフは『ガンバライド』のスペシャルカードにも引用されており、2ラウンドのあいだアタックポイントを+10し、相手のガッツ発生率をダウンさせるという命乞いを聞き入れない彼らしい効果が発動する。


能力編集

スペック編集

身長204cm
体重89kg
パンチ力3.5t
キック力7t
ジャンプ力ひと跳び45m
走力100mを6.1秒

意外にも数値上のスペックはアクアやタジャドルコンボを全ての面で下回るバースシャウタコンボと比べても互角以下程度の物でしかない(パンチ力で並ぶ以外は全面的に僅かに劣る)。

劇中で見せた戦闘能力は「底なしの戦闘欲」がなせる「欲望の力」という事だろうか…。


  • サメ

額の黄白色に輝くクリスタル状の超感覚器官、ポセイダスクォーツにより五感を超えた時間の流れや時空の歪みをも感じ取ることが出来る。複眼のシャークアイは800m先の人間の表情を視覚可能な視力を持ち、光が届かない深海であっても、生物の発する赤外線を元に地上と遜色のない視覚情報を得ることも可能。頭部の側面の白色の部分は聴覚器官シャークソナーとなっており、地上では空気の振動を感じ取り、水中では水の振動と反響を元に周囲の環境や動きを感じ取る役割を果たしている。鼻から口にかけてを覆う強化外骨格、シャークノーズは内部にあらゆる毒素を浄化、呼吸可能とするろ過機能が存在し、内部構造は水棲生物のエラによく似た構造になっており、水中に溶けた酸素を取り込むことで水中での呼吸が可能になっている。


  • クジラ

胸部を守るクジラを模した大型の胸部外骨格、ホエールチェスターは大きく発達した外骨格が重なり合い分厚い装甲を形成しており、ポセイドンの上半身をあらゆる攻撃から守る。肩部外骨格である、ホエールショルダーはホエールチェスターとともにポセイドンの肩部を保護し、専用の長槍であるディーペストハープーンを振り回す際にも肩の動きを制限することが無いよう、堅牢さと柔軟性の高さを併せ持っている。胸部のサメ、クジラ、オオカミウオの紋章が描かれたトライングデルタは、大きく発達した外骨格が重なり合い分厚い装甲を形成しており、ポセイドンの上半身をあらゆる攻撃から守る。前腕部を保護する外骨格であるホエールガントレクスに流線型に形成されたラインドライブにより、水中で光速で泳ぐ際に水の抵抗を最小限に抑えることが可能となっている。


  • オオカミウオ

大腿部を覆う強化外骨格、ウルフィッシュフィンチは大型だが薄く軽量なため下半身の動きを妨げずに防御力を大幅に向上させている。また、水中で外骨格の表面を覆うラインドライブに水が通過する際にジェット噴射のように排出することで後方への推進力へと転換している。足首を保護する外骨格ウルフィッシュアンクルトゥの内部は極めて柔軟な強化筋肉で構成されており、魚類の尾びれと同様の動きで水中を泳ぐことが可能。足部を覆う外骨格、ウルフィッシュソールの中央部分を存在するソールフィンブレードはキックの威力を高めると共に、水中での急な方向転換を補助し、機動力を高める機能を持つ。


戦闘スタイル編集

主な攻撃方法は、サゴーゾコンボの拘束をも振りほどく怪力を使った徒手格闘や荒々しい槍術の他、槍の矛先から放つ水色のエネルギー波等。特にエネルギー波は、一撃でライドベンダーを破壊するほどの威力がある。また、未来のコアメダルを使用しているため、時間停止能力もあると思われる(『MEGA MAX』DC版にて、映司に接近する際の瞬間移動のような描写がそれと思われる)。


水棲生物のメダルを使用しているだけあって水中戦能力は格段に高く、同じ水棲生物コンボのシャウタコンボとの水中戦では互角以上の戦闘を繰り広げた。また、両腕から放出するエネルギーで相手を苦しめつつ、自律移動させたディーペストハープーンで敵を切り裂いた後、オオカミウオの頭部を模したエネルギーを纏った回し蹴りによる三段攻撃を披露した。

さらに取り込んだウヴァ本体のクワガタ・コアの力で屑ヤミーの生成も可能である。


必殺技は「ディープスパウダー」だが、劇中未使用であった。


活躍編集

他のライダーと戦う為に隕石によって時空が歪み、40年前の過去に繋がるワームホールを通って現代へとやって来た。


元々未来の世界で戦う仮面ライダーであったが、40年前(オーズ最終話)から時間跳躍してきたコアメダルを吸収したことで邪悪な自我が芽生え、ミハルの意識・身体を奪い取り、闘争本能にまかせて暴れまわる怪人となった。

初戦ではバースプロトバースを圧倒し、その後に駆けつけたオーズと対決するが、ミハルの意思に動きを止められ、二度目はオーズの言葉でミハルに一時的に抑えられてしまった。

その後、再度ミハルを乗っ取り映司からメダルを奪おうとするも、それを見抜いたオーズやアンクに体内のメダルを奪われることとなった。

だが、ミハルの身体の中で成長し続けた結果、アンク(完全態)や錬金術師ガラのように媒介とするための人間無しでも単独で行動できるようになり、もはや仮面ライダーの姿をしたグリードとも言える存在と化した。

ミハルから分離した後もオーズを圧倒する実力を見せつけるが、ミハルが新たに変身した仮面ライダーアクアに圧倒され、最期はアクアのオーシャニックブレイクとオーズタジャドルコンボプロミネンスドロップの同時攻撃を受けて爆散、撃破される。


しかし残った3枚のコアメダルは財団Xレム・カンナギに回収され、ある存在の誕生に繋がる事となる。


アイテム編集

ポセイドンドライバー編集

40年後の未来の鴻上ファウンデーションが開発した新型ベルト。当時の鴻上光生によって湊ミハルに渡された。

サメ・クジラ・オオカミウオの3枚のコアメダルの力を引き出せるように設計されている。

また、このドライバー自体がメダルの力を解放するのでスキャニングの必要がない。


ディーペストハープーン編集

ポセイドンの専用武器。青い光刃を飛ばす事ができる。

オオカミウオを模した赤い長槍となっており、劇中では変身前のミハルの姿でも使用していた。

S.I.C.ではトライデント型として再解釈が行われている。


ディープスパウダーは原作未使用なため、スーパーヒーローズジェネレーションではこれが必殺技扱い。

これで仮面ライダーバース・プロトタイプバースドライバーを破壊し、廃棄処分に追い込んだ(その割にバース・プロトタイプはスーパーヒーロー大戦やゲーム作品に客演しまくっているが、復活のコアメダルでは本作の出来事を反映してか、伊達が変身するのは通常のバースとなっている)。


客演編集

秘密結社『無』の手先として登場。

仮面ライダーブレンのライダー毒手で体を貫かれて昏倒した。


登場経緯はほぼ原作通りだが、原作では面識のないはずのフォーゼを知っている(未来のライダーという設定故か)。

倒すと仮面ライダーアクアが呪縛から解放されて戦闘に協力してくれるようになる。


NEVERが手に入れた未来のコアメダルに大量のメダルが集まったという設定で登場(なので、仮面ライダーアクアは登場しない)。グリード同様に屑ヤミーを生み出す能力を持つ。

強者との戦いを求めるという欲望のまま暴走し、マウンテン・キューブにてNEVERと手を組んだデナン・ゾンの大群を相手にしても全く怯まない戦闘力を見せる。オーズのタトバキックを受けて一旦撤退するも、NEVERが新たに用意したテラー・ドーパント(ダミー)のテラー・フィールドを受けて怯んだ…かに見えたが、恐怖心が全く存在しないポセイドンにとってはただの泥も同然であり、テラーを瞬殺してしまう。

ヒーロー達に敗北後、大量のセルメダルの姿に還り、核となったコアメダルはメフィラス星人によって持ち去られてしまった…。


なお、残念ながら浜田賢二繋がりダブルオーガンダムとの絡みはない(というか、ダブルオーがこの時点では仲間にならない)。


(主人公は『仮面ライダーウィザード』の奈良瞬平なのに)何故かラスボスとして登場。未来で大量のセルメダルを吸収して更なる強さを手にして復活を遂げ、地球を征服した

セルメダルの力により下半身をオオカミウオ状に展開するという新たな力も得ており、実力は仮面ライダーバース7人を一蹴し、仮面ライダーウィザードすら手も足も出ないほど強くなっている。


立体化編集

  • ライダーヒーローシリーズMX MOVIE大戦セット(2012年)
  • 仮面ライダーシリーズワールドコレクタブルフィギュアVol.12(2012年)
  • S.I.C.(ホビージャパン掲載の作例のみで商品化はされていない)

なお、SO-DO_Chronicleでは仮面ライダーアクアサラミウオコンボが立体化された一方で立体化はされていない。


余談編集

デザインコンセプトは「ネガタトバ」であり、カラーリングはそれぞれタトバコンボの赤・黄・緑の補色である。

下半身のモチーフとなった生物がフォーム専用の武器のモチーフともなるという点ではプトティラコンボとも共通点がある。


下半身がオオカミウオというえらくマイナーな人選ならぬ魚選なのだが、実はオオカミウオはアイヌ民族ではチップカムイ(神の魚)と呼ばれており、この魚が漁れるとニシンが大漁に漁れるといういわば豊漁の神様として扱われている。また、サメとクジラもそれぞれ世界のある地域で神の使いとして信仰されている生き物だったりする。


ちなみにCSMオーズドライバーでは、ポセイドンの変身に使用するコアメダルと、オーズドライバーのバックルと差し替えることでポセイドンドライバーに換装させる事が可能な「ポセイドンバックル」が付属する事が決定した。ちなみにこれらのコアメダルをオーズドライバーで使用すると…!?

ポセイドンファンは予約して損は無いだろう。


CVを務めた浜田賢二氏はかつて『MOVIE大戦CORE』でギルを演じた。


関連タグ編集

仮面ライダーOOO MOVIE大戦MEGAMAX 湊ミハル 仮面ライダーアクア

劇場版限定ライダー ダークライダー ネガライダー 声優ライダー


仮面ライダーコア:同じく変身者がいなくても活動できるライダー。

仮面ライダーデス:こちらは『小説仮面ライダーオーズ』に登場した仮面ライダーのようなヤミー

仮面ライダーゴーダ10年後に登場した亜種。

マーキュリーポセイドン:こちらは海神そのものをモチーフとしている。

仮面ライダーデュランダル:同じく海洋生物がモチーフで武器も海神を連想させるトライデント。武器はそちらの方がポセイドンらしいといえる。


劇場版限定ライダー

コアポセイドン/アクア/なでしこソーサラー

コアポセイドン/アクア/なでしこ武神鎧武

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