オオカミウオ
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おおかみうお
オオカミウオ(鰲)は、硬骨魚綱スズキ目オオカミウオ科に分類される肉食の海水魚。
全長は1mで、ギンポ類の中では、最大のグループである。体色は暗青色、又は暗褐色、黒色、赤褐色といった四色である。強大な牙と顎を持っており、その牙と顎で貝類をかみ砕いて食べたり、甲殻類をかみ切って食べる。恐ろしい顔つきに似合わず、性質はおとなしいが、指でつつくなど刺激を与えることは控えるべき。極めてまれに鮮魚店で扱われるため一応食用にもなるようである。
生物ライターである平坂寛氏がツイッターにて釣り上げた際の画像を投稿したが、その画像を使って海外タブロイド紙にて「福島近海で獲れた異様な魚。原発事故の影響で誕生したゴジラフィッシュ」などと報道されてしまった。
そもそも釣り上げた場所は北海道の知床半島であり、オオカミウオ自体も昔から存在する種であるので事実無根以外の何物でもない。
平坂も「現時点で僕はいずれの媒体にも転載の許可を出していません」、「あの画像を使って勝手なことを書いているニュースサイトは無断転載をしているだけ」、「あれはただのオオカミウオです」と主張している。
また平坂氏は、自身のYouTubeチャンネルでもこの問題について言及。「知識が特撮止まり、人間として恥ずかしくないのか!」と、デマを拡散した人々に対し激しい怒りを示した。
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