「俺は…力が欲しい…!映司の欲望に相応しい力を手に入れる…!」
アンク「…おい、バカな真似はやめろ!」
「ぐぅっ……変身……!!」
『ムカデ! ハチ! アリ!』
「凄い、凄いぞ!これが本当のオーズの力か…!俺は…最強の力を手に入れたぞぉぉぉぉ!!!」
『♪ゴーダ!ゴーダ!ゴー・オー・ダー!』
CV:日野聡
スーツアクター:田中佳人
変身者
・ゴーダ
概要
人造グリードたるゴーダが古代王仮面ライダーオーズ撃破後、大量のコアメダルとセルメダルを吸収し、オーズドライバーに「ゴーダムカデ」「ゴーダハチ」「ゴーダアリ」のゴーダメダルを装填し、変身した姿。
ゴーダ自身の出自上、言わば「本物を越えようとする偽オーズ」と言うべき存在であり、今までのオーズの全形態を意図的にオマージュした要素が多分に散りばめられている。
容姿
ムカチリコンボと同様のモチーフのメダルで変身しながら、全体的にタトバコンボをベースにしたオーズのダーク版と呼べるフォルムをしており、色も黄色、緑、白、水色、紫とテレビシリーズに登場したコンボの色が余す所無く使用されているが、赤色は使用面積が少なく、額の宝石にのみ使われている。
古代王オーズの力を取り込んだため頭部、両腕、両脚以外は古代王オーズ・グリード吸収態と同じ姿をしている。
それ以外の箇所は、一対の帯「ムカデバイター」が垂れた仮面「ゴームカデフェイス」、両脚「ゴーアリレッグ」のアリを群れさせたような模様等メダルに描かれたモチーフの要素が取り入れられている。
スーツの流用元も以下の通りであり、オーズの各要素を寄せ集めた一種のてんこ盛りフォームも兼ねていると言える。
(セイシロギンコンボ、ビカソコンボ、シガゼシコンボ、サラミウオコンボのような映像作品で登場していないコンボの要素は入っていない。)
スペック
身長 | 201cm |
---|---|
体重 | 114kg |
パンチ力 | 11.2t |
キック力 | 26.5t |
ジャンプ力 | ひと跳び210m |
走力 | 100mを3秒 |
(出典:「CSMオースキャナーver.10th」フルカラーブックレット「鴻上生体研究所 研究報告書」より)
公式サイトにて『古代王仮面ライダーオーズ グリード吸収態に勝るとも劣らない戦闘能力を発揮』と書かれ、スペックも明らかになったことでゴーダの方が戦闘能力が上であると判明した。
流石に先代オーズが手に入れたコアメダルをほぼ全て吸収しただけあって戦闘能力は高く、仮面ライダーバースとバースXを二人纏めて圧倒した。
その実力は、設定上ゴーダよりも未来に造られたメダルを使用するオーズの究極形態スーパータトバコンボのスペックを凌駕するほど。バッタの跳躍力を持つ分ジャンプ力だけはあちらに分があるが、純粋な力ではゴーダ登場時点で紛れもなく「最強」である。
一方、まだメダルを手に入れて間もないためか完全にメダルの力を使いこなせなかったのか、活躍だけを見ると「本当のオーズの力」というにはやや微妙なものであり、ゴーダメダルが追加されているとはいえアンクが直前に王が所持していた鳥系メダルを10枚目を除いて全て奪還している点も含めると単純な力量では必ずしも全てにおいて古代王オーズに勝っているわけではない。
全身の強化皮膚「ゴーダアーマー」の強度はオーズを大きく上回り、タジャドルコンボエタニティのエタニティブレイザーを直に喰らっても尚ギリギリ耐え抜いている辺りは中々の頑強ぶりで、攻撃力や防御力はそれ相応の能力を手にしている。
また、頭部に垂れ下がった「ムカデバイター」は「無限に増殖し伸ばすことで対象を捕獲する」とされており、言い換えれば「どこまでも届いて掴むことが出来る」機能を持つ部位である。
嘗ての王とは違ってコアメダル(恐竜メダルも含める)を大量に吸収してもなお完全に暴走しなかった所も考えると時間を掛けてメダルに順応していけば更に強大な仮面ライダーになっていた可能性もある。
良くも悪くもゴーダにとっては「相手が悪過ぎた」に尽きるか。
必殺技
デザイアブラスト
名称はガンバライジングより。
突き出した手から緑色の光弾を発射する。
デザイアブレイキングクロー
名称はガンバライジングより。
両腕のクローを展開して敵を切り裂き、空中に舞い上がった敵にジャンプして両腕で挟み切る。
ガンバライジング
「リリリミックス6弾」にて参戦。
CVはオリジナルキャストで必殺技は先述した通り。
ブラカワニコンボに加え、タマシーコンボやスーパータトバコンボも参戦済みである為、改造元との夢の共演が実現している。
立体化
『SO-DO CHRONICLE 層動 仮面ライダーオーズ 復活のコアメダルセット02』にて古代王仮面ライダーオーズ(通常版とグリード吸収態の2種)、仮面ライダーバースXとのセットで立体化。
クローの展開状態はパーツの換装により、片手だけあるいは両手に展開したりと自由自在。
これにより、フィギュア媒体でも改造元であるブラカワニコンボ、タマシーコンボやスーパータトバコンボとの夢の対決も実現した。
余談
スーツはタトバコンボをベースに、頭部はブラカワニコンボ、両肩はタマシーコンボ、両腕/両脚はスーパータトバコンボのスーパートラの両腕とスーパーバッタの両脚、足先はアナザーオーズのパーツを改造・リペイントしていると思われる。
なお、一部のファンにはクローの部分に補強材を使ってると指摘されることもあるが、実はクロー部分を補強しているのは改造前のスーパータトバの頃から(『仮面ライダーオーズ特写写真集』などを参照)なのでスーツの劣化ではない。
変身にはオーズドライバーを使用しているが、仮面ライダーゴーダと戦闘を繰り広げたタジャドルコンボエタニティも変身にオーズドライバーを使用しているため、オーズドライバーが同時に2つ存在することになってしまっている。
関連タグ
仮面ライダーOOO 復活のコアメダル ゴーダ(仮面ライダーOOO)
仮面ライダーポセイドン:10年前に登場した亜種。
仮面ライダーリュウガ、仮面ライダー幽汽・スカルフォーム:脚本家が同じ作品の怪人に乗っ取られた主人公が変身するダークライダー。他媒体で初登場している点も共通。
仮面ライダーエボル・ラビットフォーム:敵に乗っ取られた主人公が変身するダークライダー。
Vシネマ限定ライダー