貴虎「黒幕は貴様だな?」
???「そうだと言ったら…どうしますか?」
『ヘルズ!』
???「変身!」
『ソイヤッ!』
『ヘルズアームズ!侵略の果実!』
CV:???
スーツアクター:高嵜百花
概要
鎧武外伝『仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ』に登場するアーマードライダー。
戦極ドライバーとヘルヘイムロックシードを使用して変身する。基本形態名は「ヘルズアームズ」。
アームズの待機形態は存在せず、変身時はクラックからヘルヘイムの植物を巻き付け体全体を覆いながら変貌していくように変身する。
変身前後を問わず手からヘルヘイムの植物を操る能力を持ち、対象にエネルギーを注入すれば洗脳・狂暴化させることができる。
なお、このヘルヘイムの植物から生み出される果実は変種であるため、戦極ドライバーを装着した状態でもぎ取ってもロックシードには変化しないはずだったのだが…?
容姿
ヘルヘイムの果実を髣髴とさせる紫と赤のカラーリングが特徴。
口元を黒いベールで覆っており、下半身には紫の腰布がある。
アームズウェポンはヘルヘイムの果実の意匠を持つ槍「ヘルズケイン」。
必殺技
刺突(正式名称不明)
「ヘルズスパーキング」で発動。
跳躍しヘルズケインに紫のオーラを纏わせ刺突する。
余談
スーツは仮面ライダーイドゥンの、アームズウェポンは影松の改造と思われる。
通常のロックシードはヘルヘイムの果実から変化する事で生成されるが、ヘルヘイムの果実その物がロックシードのモチーフになっているのは今回が初の事例である。
関連タグ
Vシネマ限定ライダー
古代王オーズ/ゴーダ → イドゥン/タイラント/セイヴァー/ブラックバロン/シルフィー → ハート/ブレン
配信作品限定ライダー
メイジ/ワイズマン → マリカ/邪武/イドゥン/シルフィー → ドライブ
以下ネタバレ注意
変身者は鈴鹿まさこ。城乃内秀保の秘書という役割を隠れ蓑に、ヘルヘイムの果実の変種を世界中にばら撒こうとした今作の黒幕。
当初は事態を静観していたが、城乃内ではない謎の人物がグリドンとして参戦したことで計画に狂いが生じる。そこで打開を果たすべくシルフィーに変身する…が斬月カチドキアームズには終始防戦一方を強いられており、反撃とばかりに打ち込んだヘルズスパーキングもメロンディフェンダーによって容易く受け止められた上にカウンターをモロに食らってしまう。
最終的にはカチドキスパーキングを受けて敗北し「貴様の戦いは終わる事はない」という捨て台詞を残し、高笑いをあげながら光の粒子となり消滅した。
一応近距離はヘルズケイン、遠距離はヘルヘイムの植物での攻撃、アーマードライダーを支配下に置ける能力など、決してシルフィー自体のスペックが低いという訳ではない筈なのだが、攻撃力に関して言えばメガヘクスやロシュオ、ロード・バロンと比べても今一つな印象がある。
また、劇中ではヘルズケインを槍として振るうと言うよりも、棒として振り回すような戦い方が目立つ。(ケインの意味は杖なためある意味正解かもしれないが)
とても戦闘慣れしているとは言えず、能力に反して実力はあまり高くないことがうかがえる。
更に悪いことに、よりによって戦った相手が多少の素早さと引き換えに攻守の能力が大きく底上げされたカチドキアームズであったこと、しかも変身していたのが『鎧武』シリーズでも飛び抜けた実力者である斬月であったことも災いしてか、殆どの攻撃は捌くか受け止められてしまっている他、ヘルヘイム攻撃に至っては当てることもできずに防がれてしまった。
無論、メガヘクスも含め数多の強敵達との修羅場を潜り抜けてきた貴虎が相手では実力、経験、覚悟、全ての面で鈴鹿が勝てる余地など残されていなかった。
万が一斬月を倒せたとしても沢芽市には他にも実力者が存在する上、貴虎が真っ向から戦って敗北する程の相手を彼が黙って見ているとも思えないので、どのみち厳しい戦いになることは変わりないだろうが。
彼女が何者だったのか、ドライバーやロックシードはどこで手に入れたのか、そもそもこれで本当に死んだのか、それらは全て謎に包まれている。