「お前らのボーイズトーク、風に乗って筒抜けだったぜ~?」
概要
第40話に登場した人間大のファントム。宿主は西川というハイテンションかつエキセントリックな男性で、性格は狡賢く幼稚でまさに外道その物。
ただしあまりにゲートをいたぶることに意識が向きすぎるところがあり、仁藤からは「素直な野郎で助かった」とバカにされていた。
ゲートの少年・飯島譲をグールに襲撃させ、仮面ライダービーストがグールと戦っている間に自身で譲を絶望させようとするも、ウィザードに妨害された事で一旦撤退する。
その後仁藤攻介と譲の会話を盗み聞きして譲の目的(幼少時に自転車の事故で負傷した譲が迷惑をかけた知人・倉田朱里への謝罪)を知り、仁藤とMTBの特訓を行う譲に風を操って干渉する事でMTBが上手くなったと譲に思い込ませた後、朱里に謝罪を込めてMTBの腕前を見せる本番で強風を起こしてわざと譲が乗るMTBを朱里にぶつけて負傷させ、茫然となった譲にトリックを明かして絶望に追い込んだ。
しかし絶望しかけた譲が仁藤の必死の訴えを聞き自らのファントムを抑え込んだため、朱里を誘拐して撤退。
その後町外れの採石場に譲らを呼び出し、人質にされた朱里の頭上に吊り下げられた鉄骨のロープを切って殺害し、絶望させようとした(実にベタな展開である)が、隠れて来ていた真由の変身したメイジのグラビティの魔法で阻止されてしまう。怒ったシルフィは直接譲や朱里を痛めつけて絶望させようとしてウィザード、ビーストと交戦。ハリケーンドラゴンのウィザード、ファルコマントを装備したビーストと激しい空中戦を繰り広げるが、2人の攻撃によって岩壁に叩き付けられ、地面に落とされてしまう。
インフィニティースタイルにチェンジしたウィザードとビーストハイパーに立ち向かうが、圧倒的な力の差に為す術無く、ドラゴンシャイニングとシューティングミラージュの同時攻撃を受け爆散した。
外見と能力
身長218cm、体重127㎏。
渦巻く風をモチーフにした青白い外見で口元は人間に似ている。
西川としての姿は白い顔に青い唇をした白服の道化師のような風貌で、胸に青い風車をつけている。この風車から起こした青い風を纏う事でシルフィの姿に戻る。
風を自在に操り、身軽に素早く動いて攻撃する。更に風に同化する能力も持ち、敵の攻撃を回避する事が可能。風を真空の刃にして放つほか、ミノタウロスの物と同じ形状の斧を主な武器として戦う。
西川の姿でも遠くで行われた会話を風から聞いたり出来る。
採石場で仁藤らを誘き出すために使った紙飛行機の素材は青空がプリントされた紙という凝ったものになっている。
余談
原典の風の精霊シルフィは女性とされる事が多いが、こちらの性別や体格は男性(ヴァルキリーと同様)。
スーツはヘルハウンドの改造で斧はミノタウロスのブルアックスを流用した物である。
関連タグ
仮面ライダーシルフィー:次回作の後日談に登場する同名のライダー