概要
一般的に交通事故というと、
これらによって、人命が失われたり人が傷ついたり、車両や構造物が壊れたりすることである。
「”交通”事故」とは呼ばれるものの、ほとんどの場合四輪自動車・二輪自動車が関与している事故を指す用語であり、鉄道や船舶や飛行機など他種の乗り物が関与している事故は含めないことが多い。
ちなみに記録に出てくる世界初の自動車が絡んだ交通事故は、1770年に蒸気エンジンの自動車が起こしたものである。
原因
四輪・二輪自動車以外の他の乗り物が関与している事故
と呼ばれる。
事故によるさまざまなデメリット
交通事故を起こすと、被害の程度によって大きく変わる。
人身事故
交通事故の中でも、一番良く知られるもの。
ケースバイケースだが、死亡事故だったり相手が後遺症を残す重大事故では、まず、免許停止か免許取り消しになる。
また、道路交通法違反により逮捕されるケースもある。
建造物・構造物・設置物の損害(物損事故)
こちらも、ケースバイケースだが、免許停止か取り消しになり、人身事故と同じく道路交通法違反により刑事処分されることもある
怪我をしていない場合
双方共に怪我も無く、車の損害だけであれば、免許に傷がつかない(違反点数が増えないので違反者講習を受ける必要が無い)
いずれにしても、相手方に弁償しなければならないので事故を起こさないように運転には注意が必要である。
最近は、ドライブレコーダーで撮った映像が証拠になることが多く、どちらかに責任があるのか分からないときにはレコーダーの映像が非常に役に立つ。
事故を起こしてしまった際には、道路交通法72条により運転者に次のような義務が課せられている。
- 車両の停止
- 負傷者の救護(安全な場所に移動させる 救急車を呼ぶ など)
- 二次事故の防止措置(発煙筒を焚く 車両を移動させる など)
- 警察への通報、詳細の報告
- 警察官の到着まで現場を離れない
これをしないと、救護義務違反や危険防止措置違反となり、さらに罪が重くなる。間違っても逃げようなどとは思ってはいけない。現場の警察官に従うのが無難である。
フィクションと交通事故
日本人にとっては特に、四輪自動車と二輪自動車と自転車が関与する交通事故は非常に身近であり、誰にでも起こりうる可能性が高い。
このため漫画・アニメ・ゲーム・小説など各種フィクションの作中でも、頻繁に登場する事故となっている。
突然の出来事でありながらも超展開になりすぎる事が少ない悲劇として、これで亡くなったり怪我をするキャラクターは多い。
ある意味、物語進行上の一種のスパイス的存在となっているのがこの事故である。
「キャプテン翼」が特に乱用していることで知られる。
「ジョジョの奇妙な冒険」などにも、これが死因となるラスボスがいたりする。
またその一方で「トムとジェリー」などのコメディ作品では「車が通ってないかしっかり左右確認して、いざ道路を横断したらその瞬間車に引かれてペシャンコになる」といった笑いを誘ったり、「思いっきり跳ね飛ばされてそのまま行方不明になる」等、「ギャグ」と「シリアス」という全く正反対なシチュエーションにもかかわらず、その両方に使えるので何気に汎用性が高かったりもする。
中にはその交通事故によってMVPレベルの大活躍をした車も存在する。
他にも小説家になろうやカクヨム等のサイトで読める『異世界転生もの』では、『主人公がトラックなどの車に轢かれて死亡し、異世界に転生する』というくだりがとても有名でとある漫画アプリやとある動画サイトでは登場人物が車に轢かれそうになるもそれを回避すると「危うく死ぬところだった」みたいなノリで「危うく異世界転生するところだった……」ネタコメントが見られる場合もある。
世界各国
日本だけでなく世界各国でも交通事故は万国共通の問題であり、国連が世界に向けて交通安全の重要性を訴えたり、道交法遵守するよう呼びかけている。
また秋篠宮文仁皇嗣殿下は毎年1月に交通安全の式典に出席し、交通安全に関するお言葉を述べられている。
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