エアバッグ
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えあばっぐ
自動車の衝撃軽減装置。
自動車の衝突事故で発生する衝撃を軽減させるために空気で膨らむクッション。ハンドル(ステアリング)やダッシュボード、ドアに仕込まれており、衝突と同時に火薬に点火、衝突から0.03秒以内に急激にふくらみ、衝撃をシートベルトで吸収しきれなかった場合に効果を発揮する。また、ボンネットに仕込まれており、歩行者をはねてしまった時に歩行者の頭部の衝撃を緩和する歩行者保護用エアバッグというものもある。
現在の火薬式エアバッグは1963年に小堀保三郎が発明したが、1970年代にアメ車でまず採用され、欧州車がこれに続き、日本での普及は遅れた。日本車では1987年にホンダが発売したレジェンドで初採用されたのが最初で、1990年代後半から運転席・助手席の前面に装備するのが一般化している。作動すれば絶対に命を守れるというものではないが、少なくとも死亡率を減らす事には貢献している。近年の欧州車では側面衝突で効果を発揮するサイドエアバッグ・カーテンエアバッグも標準装備されるようになっており、日本車でもオプションで選べるようになってきている。
ただし、チャイルドシートなどを間違った方法で取り付けていたりすると、エアバッグの作動でかえって危険になることもある。
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