遭遇確率は交通事故に比べると低いが、場合によっては数百人(高層ビルに激突して倒壊させるような事故が起きると最悪の場合は数万人)単位の死者が出る大惨事に発展することもあり、社会的注目度は高い。
空港で事故が起きた場合、死傷者は出なくても空港は閉鎖となり、ダイヤは大きく乱れることとなる。
そもそも何故発生するか
「結果は1つ」であるが、事故の過程を遡ると何回も事故を防ぐチャンスがあった事がわかるだろう。
これは「大事故は小さなミスの積み重ね」で発生しているといえる。
逆をいえば例え「不完全な安全対策」でも複数個用意することで「大事故を防ぐことが可能」ということである。
これはスイスチーズモデルと呼ばれている。
種類
突然の墜落を少しでも減らすための装置にGPWSなどが存在する。
ただ、操縦不能などで分かっている状態で鳴る場合実質上の死の宣告でも在り、一部の人にはトラウマとなる警告音でもある。
高層ビルに激突して即時に倒壊すると最悪の場合は数万人の犠牲者が出ることもある(仮に日航123便が東京池袋のサンシャイン60ビルに激突して即時倒壊なら最悪の場合約12,000が死亡したと想定される。同様に9.11アメリカ同時多発テロでは即時倒壊なら片側だけで最悪(ビル内ほぼ満員の状態)25,000人以上が犠牲となっていたとされる)。
- 空中分解
- 不時着・胴体着陸
- オーバーラン
- 離陸失敗
- 離陸中滑走路で野鳥群に遭遇(バードストライク:離陸中止へ追い込まれることが多い)したり、離陸直後の上昇中に気象、機器などに起因発生するケース(飛行中止、空港に戻ることが多いが、着陸に失敗、墜落することもある)。
- 火災
- 飛行中や地上待機中などに機内・機体より出火すること。初期消火・脱出さえスムーズに進めば生存率は高いが、手遅れとなると空中分解を起こしたり油圧システムが焼かれて操縦不能となることがある。
- 火災事故はかつて航空事故の最もポピュラーなものであった。最初期の旅客航空事故は飛行船によるものであったが、当初は可燃性水素を用いていたため引火爆発し、墜落することがままあった。
- 次いでプロペラ航空機の時代に入ると、当初は回転動力としては軽量高出力のガソリンエンジンが主動力の座へ就いたが、ガソリン自体揮発性が高く容易く引火爆発する物質であったため、シーリング技術の未発達もあって火災事故に繋がった。ジェットエンジン時代へ入り、揮発性が低く容易には引火しないジェット燃料(性質は灯油や軽油に近い)になったことで、火災事故は劇的に減少した(無論皆無へは至っていない)。
- 空中衝突
- 飛行中の航空機同士が衝突する。
- ニアミス
- 地上衝突
- 混雑した空港で滑走路や誘導路上に航空機同士で接触や衝突するケース、死傷者が多数出る大惨事となることもある。過去最悪の航空事故(583人が死亡)である「テネリフェの悲劇」のように、ニアミスが原因であることが多い。
- テロ
- 撃墜
原因
- 操縦ミス
- 機長や副操縦士が状況判断や機器操作を誤ったことによるものや、操縦に必要な手順を省略したことによるもの。
- 管制ミス
- 管制官が適切な指示を与えなかったことによるもの。
- 機械的な不具合
- 機体の老朽化や不具合、設計時のミス、製造や整備のミスなどによるもの。
- その他の人為的な要因
- 母国語違いや乗組員同士の人間関係問題から十分な意思疎通が出来ないことや、荷物の積み過ぎ、低品質な燃料使用などによるもの。
- 会社側の問題
- パイロットとして不適切な人物を採用したことや、パイロットとして十分な教育を施していないこと、予算不足による不完全な整備や賃金未払いなどによるもの。
- 天候
- 破壊行為
- 前項のテロと同じであるが、機長や副操縦士が意図的に墜落させるという事例も該当する。
- その他
- バードストライクなど
例
- ヒンデンブルク号爆発事故
- ブリティッシュサウスアメリカン航空スターダスト号事故
- 1947年
- 場所:アルゼンチン トゥプンガト山
- 犠牲者:11人
- 原因:悪天候によるCFIT
- コメット連続墜落事故
- ユナイテッド航空629便爆破事件
- ナショナル航空967便墜落事故
- 1959年
- 場所:アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ沖のメキシコ湾
- 犠牲者:42人
- 原因:故意による爆破。ただし、誰が爆弾を持ち込んだかの物的証拠は見つからず、意図的な爆破なのかどうかは分かっていない。
- エールフランス007便離陸失敗事故
- 1962年
- 場所:フランス パリ=オルリー空港
- 犠牲者:130人
- 原因:昇降舵と水平安定板故障による離陸中断、及び滑走路オーバーラン
- トランスカナダ航空831便墜落事故
- 1963年
- 場所:カナダ ケベック州モントリオール
- 犠牲者:118人
- 原因:不明
- 全日空羽田沖墜落事故
- 英国海外航空機空中分解事故
- 南アフリカ航空228便墜落事故
- 1968年
- 場所:南西アフリカ ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港東5km地点
- 犠牲者:123人
- 原因:パイロットエラー、空間識失調、及び設計上のミスによるCFIT
- ビアサ742便墜落事故
- 1969年
- 場所:ベネズエラ マラカイボ
- 犠牲者:155人
- 原因:滑走路に設置された温度センサー故障、過積載
- ばんだい号墜落事故
- 全日空機雫石衝突事故
- アメリカン航空96便貨物ドア破損事故
- 1972年
- 場所:カナダ オンタリオ州ウィンザー上空
- 犠牲者:-
- 原因:貨物室ドアの欠陥
- 備考:メーカーや行政が勧告を無視し、改修を怠ったために2年後のトルコ航空DC-10パリ墜落事故が起きてしまった。
- 英国欧州航空548便墜落事故故
- 1972年
- 場所:イギリス サリーステインズ
- 犠牲者:118人
- 原因:パイロットエラーによるディープストール
- イースタン航空401便墜落事故
- 1972年
- 場所:アメリカ合衆国 フロリダ州エバーグレーズ
- 犠牲者:101人
- 原因:CFIT・パイロットエラー
- カノ航空惨事
- 1973年
- 場所:ナイジェリア マラム・アミヌ・カノ国際空港
- 犠牲者:176人
- 原因:悪天候による着陸失敗
- トルコ航空DC-10パリ墜落事故
- 1974年
- 場所:フランス オワーズ県エルムノンヴィル
- 犠牲者:348人
- 原因:貨物室ドアの欠陥
- イースタン航空66便着陸失敗事故
- 1975年
- 場所:アメリカ合衆国 ジョン・F・ケネディ国際空港
- 犠牲者:112人
- 原因:ウインドシア
- ザグレブ空中衝突事故
- テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故(テネリフェの悲劇)
- 1977年
- 場所:スペイン領 カナリア諸島
- 犠牲者:583人(9.11アメリカ同時多発テロ除く世界最悪の航空事故)
- 原因:意思疎通不良、管制ミス、悪天候による視界不良など
- エアインディア855便墜落事故
- パシフィック・サウスウエスト航空182便墜落事故
- 1978年
- 場所:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンディエゴ
- 犠牲者:144人
- 原因:ATCとパイロットのミスによる空中衝突
- ヴァリグ・ブラジル航空967便遭難事故
- 1979年
- 場所:日本近海の太平洋
- 犠牲者:6人
- 原因:機体失踪のため不明
- アメリカン航空191便墜落事故
- 1979年
- 場所:アメリカ シカゴ・オヘア国際空港付近
- 犠牲者:273人
- 原因:整備不良によるエンジン脱落及び油圧系統不具合による操縦不能
- ニュージーランド航空901便エレバス山墜落事故
- 1979年
- 場所:南極 エレバス山
- 犠牲者:257人
- 原因:CFIT
- イタビア航空870便事件
- 1980年
- 場所:イタリア ウスティカ付近のティレニア海上空
- 犠牲者:81人
- 原因:原因不明の空中爆発
- サウジアラビア航空163便火災事故
- 1980年
- 場所:サウジアラビア リヤド国際空港
- 犠牲者:301人
- 原因:貨物室火災と不適切な対処
- 遠東航空103便墜落事故
- 1981年
- 場所:台湾 苗栗県山中
- 犠牲者:110人
- 原因:金属疲労による空中分解
- イネックス・アドリア航空1308便墜落事故
- 1981年
- 場所:フランス コルシカ島アジャクシオ サン・ピエトロ山
- 犠牲者:180人
- 原因:パイロットエラー
- エア・フロリダ90便墜落事故
- 日本航空350便墜落事故
- ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故
- 1982年
- 場所:インドネシア ジャワ島上空
- 犠牲者:-
- 原因:火山灰による全エンジン停止
- 生還の経過:噴煙の高さ以下に降下したところで火山灰が剥がれてエンジンが復活し何とか最寄空港へ辿り着いた。
- パンアメリカン航空830便爆破事件
- 1982年
- 場所:アメリカ ハワイ州 太平洋上空
- 犠牲者:1人
- 原因:ヨルダン人容疑者による爆破テロ
- リーブ・アリューシャン航空8便緊急着陸事故
- 1983年
- 場所:アラスカ州コールド・ベイ沖の北太平洋上
- 犠牲者:-
- 原因:プロペラの脱落と、その後の機内減圧による操縦困難
- 生還の経過:渾身の力でガタガタな操縦桿を動かし、なんとか空港までたどり着いた。
- エア・カナダ143便不時着事故(ギムリー・グライダー)
- 1983年
- 場所:カナダ マニトバ州・ギムリー空軍基地
- 犠牲者:-
- 原因:メートル法とヤード・ポンド法の計算ミスにより給油量不足、及びそれに起因する空中での燃料切れ
- 生還の経過:副操縦士の土地勘を頼りに、なんとか着陸可能な広場に辿り着いた。
- 大韓航空007便撃墜事件
- 1983年
- 場所:宗谷海峡 樺太近海
- 犠牲者:269人
- 原因:ソ連領空を侵犯した007便をソ連側が工作機と誤認し撃墜
- アエロフロート航空3352便事故
- 1984年
- 場所:ソビエト連邦 オムスク空港
- 犠牲者:178人
- 原因:滑走路上での旅客機と車両衝突事故
- 中華航空006便急降下事故
- 1985年
- 場所:太平洋上空
- 犠牲者:-
- 原因:第4エンジンの停止とパイロットの判断ミス
- 日本航空123便墜落事故(日航ジャンボ墜落事故)
- 1985年
- 場所:群馬県 多野郡
- 犠牲者:520人(単独機としては9.11アメリカ同時多発テロを除く世界最悪の航空事故)
- 原因:修理ミスによる圧力隔壁と垂直尾翼破損、それによる油圧システムダウン
- エア・インディア182便爆破事件
- アロー航空1285便墜落事故
- 1985年
- 場所:カナダ ガンダー国際空港近郊
- 犠牲者:256人
- 原因:翼への着氷、離陸重量誤算
- メキシカーナ航空940便墜落事故
- 1986年
- 場所:メキシコ ミチョアカン州マラバト近郊
- 犠牲者:167人
- 原因:機体ギアボックスの破損から誘発された火災および急減圧
- ポーランド航空5055便墜落事故
- 1987年
- 場所:ワルシャワ カバティの森
- 犠牲者:183人
- 原因:エンジン故障、火災による墜落
- 南アフリカ航空295便墜落事故
- 1987年
- 場所:モーリシャス島近海のインド洋
- 犠牲者:159人
- 原因:貨物室からの出火、それに伴う空中分解。ただし出火原因までは特定に至らなかった。
- 大韓航空858便爆破事件
- 1987年
- 場所:タイ・ミャンマー国境付近
- 犠牲者:115人
- 原因:北朝鮮政府によるテロ事件
- パシフィック・サウスウエスト航空1771便墜落事故
- トランス・コロラド航空2286便墜落事故
- タカ航空110便緊急着陸事故
- 1988年
- 場所:アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ市ミシュー
- 犠牲者:-
- 原因:暴風雨と雹による両エンジンフレームアウト
- 生還の経過:何とか滑空させながら川沿いの堤防へ不時着成功。
- 生かされた教訓:ギムリー・グライダーの1件がシミュレーター訓練による必須科目となっていたため全く同じ操縦で堤防への軟着陸に成功させることを可能とした
- イラン航空655便撃墜事件
- 1988年
- 場所:ペルシア湾
- 犠牲者:290人
- 原因:誤認による撃墜
- パンアメリカン航空103便爆破事件(ロッカビー事件)
- ユナイテッド航空811便貨物ドア脱落事故
- 1989年
- 場所:アメリカ合衆国 ハワイ州 ホノルル国際空港付近の太平洋上空
- 犠牲者:9人
- 原因:電気系統の故障による貨物ドアの脱落
- ユナイテッド航空232便不時着事故
- 1989年
- 場所:アメリカ合衆国 アイオワ州 スーシティ
- 犠牲者:112人
- 原因:エンジン破損とそれに伴う油圧系統喪失による操縦不能
- 生かされた教訓:助けへ入った非番の訓練教官がシミュレーターで、"もし、DC-10で「日本航空123便墜落事故」と同じ事態が発生したら"という自主訓練を積んでおり、123便操縦を再現し見事空港へ辿り着くことが出来た。ただし、着陸の瞬間に乱気流に襲われ機体が吹き飛ばされ不時着と成ってしまった(乱気流さえなければ全員生還出来てたとさている)。
- スリナム航空764便墜落事故
- 1989年
- 場所:スリナム パラマリボ近郊
- 犠牲者:176人
- 原因:機長の不適切な操縦
- パータンエアー394便墜落事故
- 1989年
- 場所:デンマーク ヒアツハルス沖合
- 犠牲者:55人
- 原因:粗悪な模造品の部品を使ったことによる垂直尾翼の破損
- アメリカ海洋大気庁P-3エンジン喪失事故
- 1989年
- 場所:大西洋上空、ハリケーン・ヒューゴー内
- 犠牲者:-
- 原因:ハリケーン観測中のエンジン故障
- ブリティッシュ・エアウェイズ5390便不時着事故
- 1990年
- 場所:イギリス ディドコット上空
- 犠牲者:-
- 原因:不適切な機体整備による操縦席窓の脱落、及びそれに伴う急減圧
- 生還の経過:窓の脱落で外に吸い出された機長を乗員が必死につかみ後ろにあるエンジンに巻き込まれないように奮闘しながら、副操縦士がなんとか空港に着陸させた。
- ラウダ航空004便墜落事故
- 1991年
- 場所:タイ スパンブリー・ダーンチャーン郡
- 犠牲者:223人
- 原因:逆噴射装置の誤作動による空中分解
- ナイジェリア航空2120便墜落事故
- 1991年
- 場所:サウジアラビア キング・アブドゥルアズィーズ国際空港近郊
- 犠牲者:261人
- 原因:空気圧不足によるタイヤの破裂に伴う機内火災
- リビア・アラブ航空1103便空中分解事故
- 1992年
- 場所:リビア トリポリ
- 犠牲者:157人
- 原因:空中衝突、空中分解、撃墜など諸説あり
- 日本エアシステム451便着陸失敗事故
- 1993年
- 場所:日本 花巻空港
- 犠牲者:-
- 原因:ウインドシアによるバランス崩壊と機体損傷、炎上
- ノースウエスト・エアリンク5719便墜落事故
- 1993年
- 場所:アメリカ合衆国 ミネソタ州ヒビングの東
- 犠牲者:18人
- 原因:CFIT、クルー・リソース・マネジメントの欠如
- ダカール空中衝突事故
- アエロフロート航空593便墜落事故
- 1994年
- 場所:ロシア ケメロヴォ州メジュドゥレチェンスク近郊のシベリアの針葉樹林
- 犠牲者:75人
- 原因:パイロットのモラル欠如、パイロットへの自動操縦システム機能における例外的な動作の不周知
- ルワンダ大統領専用機撃墜事件
- 1994年
- 場所:ルワンダ キガリ国際空港
- 犠牲者:12人
- 原因:ルワンダ愛国戦線(RPF)または体制側のフツの中で体制側とRPFの交渉に反対していた過激派による撃墜
- フェデックス705便ハイジャック未遂事件
- 中華航空140便墜落事故
- アメリカン・イーグル4184便墜落事故
- フィリピン航空434便爆破事件
- タロム航空371便墜落事故
- 1995年
- 場所:ルーマニア バロテシュティ オトペニ国際空港付近
- 犠牲者:60人
- 原因:機器不具合と機長の急病に起因するパイロットエラー
- バージェン航空301便墜落事故
- バリュージェット航空592便墜落事故
- 1996年
- 場所:アメリカ合衆国 フロリダ州エバーグレーズ
- 犠牲者:110人
- 原因:酸素発生器による機内火災
- トランスワールド航空800便墜落事故
- TAM航空402便離陸失敗事故
- 1996年
- 場所:ブラジル コンゴニャス国際空港
- 犠牲者:99人
- 原因:機器故障による離陸時の逆推力装置作動
- ニューデリー空中衝突事故
- 1996年
- 場所:インド ニューデリー
- 犠牲者:349人
- 原因:カザフスタン航空機のパイロットエラーによる空中衝突
- 日本航空706便乱高下事故
- 1997年
- 場所:日本 三重県志摩半島上空
- 犠牲者:1人
- 原因:自動操縦解除に伴う乱高下
- 大韓航空801便墜落事故
- ガルーダ・インドネシア航空152便墜落事故
- 1997年
- 場所:インドネシア 北スマトラ州デリ・セルダン県パンクール・バトゥ付近
- 犠牲者:234人
- 原因:CFIT
- シルクエアー185便事故
- 1997年
- 場所:インドネシア スマトラ島南部パレンバン郊外
- 犠牲者:104人
- 原因:パイロットの意図的急降下(多数説)
- チャイナエアライン676便墜落事故
- 1998年
- 場所:台湾 中正国際空港付近
- 犠牲者:203人
- 原因:自動操縦解除後の異常飛行
- スイス航空111便墜落事故
- 全日空61便ハイジャック事件
- 1999年
- 場所:日本 東京都大田区東京国際空港
- 犠牲者:1人
- 原因:警備の穴を付いた犯人によるハイジャック事件
- LAPA 3142便離陸失敗事故
- 1999年
- 場所:アルゼンチン ホルヘ・ニューベリー空港
- 犠牲者:63人
- 原因:怠慢に基づくパイロットエラーによるフラップ出し忘れ、及び滑走路からのオーバーラン
- エジプト航空990便墜落事故
- 1999年
- 場所:アメリカ マサチューセッツ州ナンタケット沖の大西洋
- 犠牲者:217人
- 原因:副操縦士の自殺行為(多数説)
- T-33A入間川墜落事故
- 1999年
- 場所:埼玉県狭山市柏原 入間川左岸
- 犠牲者:2人
- 原因:エンジントラブルに伴う推力低下
- ケニア航空431便墜落事故
- 2000年
- 場所:大西洋
- 犠牲者:169人
- 原因:失速警報誤作動によるパイロットの操縦ミス
- エメリー・ワールドワイド17便墜落事故
- 2000年
- 場所:アメリカ合衆国 サクラメント マザー空港近くの中古車回収場
- 犠牲者:3人
- 原因:不適切なメンテナンスによる右昇降舵のボルトの脱落、当部位の固着
- エールフランス4590便墜落事故(コンコルド墜落事故)
- 2000年
- 場所:フランス ゴネス
- 犠牲者:113人
- 原因:離陸中に金属片を踏み付け、機体が損傷したことで発生したエンジン火災
- シンガポール航空006便離陸失敗事故
- 2000年
- 場所:台湾 桃園国際空港
- 犠牲者:83人
- 原因:工事で閉鎖された滑走路へ誤進入したパイロットエラー、当該滑走路上の工事用資材、車両への衝突による機体大破
- 日本航空機駿河湾上空ニアミス事故
- 2001年
- 場所:静岡県焼津市沖駿河湾
- 犠牲者:-
- 原因:不適切な管制指示
- 備考:当時はTCASと管制の指示が食い違った場合どちらを優先すべきか明確な規定が無かったため国土交通省はICAO(国際民間航空機関)に対策を求めたが教訓は生かされず後述するユーバーリンゲン空中衝突事故が起こった。
- エア・トランザット236便滑空事故
- アメリカ同時多発テロ
- アメリカン航空587便墜落事故
- 2001年
- 場所:アメリカ合衆国 ジョン・F・ケネディ国際空港近くの住宅街
- 犠牲者:265人
- 原因:後方乱流遭遇時に方向舵を過剰に操作したことによる垂直尾翼の分離
- クロスエア3597便墜落事故
- 2001年
- 場所:スイス チューリッヒ空港近くの丘
- 犠牲者:24人
- 原因:CFIT、パイロットエラー、パイロット教育及び経験不足
- ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故(ソロ川不時着水事故)
- 2002年
- 場所:インドネシア ジャワ州ソロ川
- 犠牲者:1人
- 原因:暴風雨と雹による両エンジンフレームアウト
- 中国国際航空129便墜落事故
- 2002年
- 場所:韓国 慶尚南京金海市
- 犠牲者:129人
- 原因:パイロットエラー
- チャイナエアライン611便空中分解事故
- 2002年
- 場所:台湾 澎湖諸島の北東約18Kmの海上
- 犠牲者:225人
- 原因:胴体後部の修理ミスによる空中分解
- ユーバーリンゲン空中衝突事故
- 2002年
- 場所:ドイツ ユーバーリンゲン
- 犠牲者:71人
- 原因:スイスの航空管制システム欠陥と、TCASが発した警報取扱における曖昧性
- ノースウエスト航空85便緊急着陸事故
- 2002年
- 場所:アメリカ合衆国 テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港
- 犠牲者:-
- 原因:下部方向舵故障
- イラン革命防衛隊Il-76MD墜落事故
- 2003年
- 場所:イラン ケルマーンの南東35km
- 犠牲者:275人
- 原因:悪天候、及びパイロットエラーによるCFIT
- フラッシュ航空604便墜落事故
- 2004年
- 場所:エジプト シャルム・エル・シェイク近海の紅海
- 犠牲者:148人
- 原因:機長の空間識失調
- エールフランス358便事故
- 2005年
- 場所:カナダ トロント・ピアソン国際空港
- 犠牲者:ー
- 原因:悪天候によるパイロットエラー、オーバーラン
- ヘリオス航空522便墜落事故
- 2005年
- 場所:ギリシャ上空
- 犠牲者:121人
- 原因:機内の減圧に伴うパイロット意識喪失、燃料切れ
- ウエスト・カリビアン航空708便墜落事故
- 2005年
- 場所:ベネズエラ スリア州マチクス近郊
- 犠牲者:160人
- 原因:使用限界高度突破後のアンチアイスの再起動及びパイロットエラーによるディープストール
- ゴル航空1907便墜落事故
- 2006年
- 場所:ブラジル マットグロッソ州クイアバより200km東にある密林地帯
- 犠牲者:154人
- 原因:トランスポンダ設定ミス、及びATCとエンブラエル機のパイロットエラーによる空中衝突
- アダム航空574便墜落事故
- 2007年
- 場所:インドネシア スラウェシ島近海
- 犠牲者:102人
- 原因:機器の故障、パイロットエラー
- ガルーダ・インドネシア航空200便墜落事故
- 2007年
- 場所:インドネシア アジスチプト国際空港
- 犠牲者:21人
- 原因:パイロットエラーからなるオーバーラン
- ケニア航空507便墜落事故
- 2007年
- 場所:カメルーン ドゥアラ国際空港付近の沼地
- 犠牲者:114人
- 原因:パイロットエラー、空間識失調
- TAM航空3054便オーバーラン事故
- 2007年
- 場所:ブラジル コンゴニャス国際空港
- 犠牲者:199人
- 原因:逆推力装置誤操作によるオーバーラン
- チャイナエアライン120便炎上事故
- ブリティッシュ・エアウェイズ38便事故
- 2008年
- 場所:ロンドン ヒースロー空港
- 犠牲者:-
- 原因:燃料パイプに付着した氷が突風に対応するためスロットルを噴かしたところで一気に燃料燃焼室になだれ込み、設計が裏目に出て氷がなかなか解けず詰まった。
- アエロフロート821便墜落事故
- 2008年
- 場所:ロシア ペルミ
- 犠牲者:88人
- 原因:空間識失調による操縦ミスと、機長の飲酒運転
- カンタス航空72便急降下事故
- 2008年
- 場所:オーストラリア ラーモンス空軍基地から80海里地点
- 犠牲者:-
- 原因:ADIRU欠陥
- メキシコ内務省チャーター機墜落事故
- 2008年
- 場所:メキシコ メキシコシティ ロマス・デ・チャプルテペック
- 犠牲者:9人
- 原因:前方の大型機に不用意に接近させ過ぎたことによる後方乱気流遭遇
- USエアウェイズ1549便不時着水事故(ハドソン川の奇跡)
- フェデックス80便着陸失敗事故
- エールフランス447便墜落事故
- エチオピア航空409便墜落事故
- 2010年
- 場所:レバノン 山岳レバノン県ナーメ沖3.5kmの地中海上
- 犠牲者:90人
- 原因:パイロットエラー(他爆破説あり)
- ポーランド空軍Tu-154墜落事故
- 2010年
- 場所:ロシア スモレンスク州スモレンスク北飛行場手前
- 犠牲者:96人
- 原因:パイロットエラー
- キャセイパシフィック航空780便事故
- 2010年
- 場所:香港 香港国際空港
- 犠牲者:-
- 原因:燃料汚染によるエンジン故障
- エアインディアエクスプレス812便墜落事故
- 2010年
- 場所:インド マンガロール国際空港
- 犠牲者:158人
- 原因:パイロットエラーからなるオーバーラン
- UPS航空6便墜落事故
- 2010年
- 場所:アラブ首長国連邦 ドバイ国際空港近郊
- 犠牲者:2人
- 原因:リチウムイオン電池の発火による貨物室火災
- カンタス航空32便エンジン爆発事故
- 2010年
- 場所:インドネシア バタム島上空
- 犠牲者:-
- 原因:エンジン部品の製造ミス
- マンクス2 7100便着陸失敗事故
- 2011年
- 場所:アイルランド コーク州コーク
- 犠牲者:6人
- 原因:操縦ミス(背後に様々な複雑的要因が重なっていた)
- ダナ・エア992便墜落事故
- 2012年
- 場所:ナイジェリア ラゴス
- 犠牲者:159人
- 原因:エンジントラブルと操作ミス
- UPS航空1354便墜落事故
- 2013年
- 場所:アメリカ アラバマ州バーミングハム・シャトルズワース国際空港手前
- 犠牲者:2人
- 原因:勤続疲労からなるパイロットエラー、CFIT
- タタールスタン航空363便墜落事故
- 2013年
- 場所:タタールスタン共和国 カザン国際空港
- 犠牲者:50人
- 原因:ナビゲーションシステムの不具合、着陸復行におけるパイロットエラー
- LAMモザンビーク航空470便墜落事故
- 2013年
- 場所:ナミビア ブワブワタ国立公園
- 犠牲者:33人
- 原因:機長の操作による意図的な墜落
- マレーシア航空370便墜落事故
- 2014年
- 場所:インド洋周辺海域(正確な位置は不明)
- 犠牲者:239人
- 原因:未解決(機長自殺説など、様々な説あり)
- マレーシア航空17便撃墜事件
- 2014年
- 場所:ウクライナ ドネツィク州グラボヴォ村
- 犠牲者:298人
- 原因:ブークミサイルによる撃墜
- アルジェリア航空5017便墜落事故
- 2014年
- 場所:マリ ゴシの南東部
- 犠牲者:116人
- 原因:高高度での着氷による失速、及びパイロットエラー
- インドネシア・エアアジア8501便墜落事故
- 2014年
- 場所:インドネシア ジャワ海カリマタ海峡
- 犠牲者:162人
- 原因:方向舵制御システム障害とクルー対応ミスに伴う失速
- ジャーマンウイングス9525便墜落事故
- 2015年
- 場所:フランス アルプ=ド=オート=プロヴァンス県プラド=オート=ブレオーヌ
- 犠牲者:150人
- 原因:副操縦士による意図的な墜落
- トリガナ航空267便墜落事故
- 2015年
- 場所:インドネシア パプア州タンゴック山
- 犠牲者:54人
- 原因:CFIT
- コガリムアビア航空9268便爆破事件
- エジプト航空804便墜落事故
- 2016年
- 場所:エジプト沿岸から約280km離れた地中海
- 犠牲者:66人
- 原因:コックピット内での喫煙による機内火災(他諸説あり)
- 大韓航空2708便エンジン火災事故
- 2016年
- 場所:東京都大田区羽田空港
- 犠牲者:ー
- 原因:エンジンの製造ミス、及び点検時の見逃し
- ラミア航空2933便墜落事故
- 2016年
- 場所:コロンビア アンティオキア県ラ・ウニオン
- 犠牲者:71人
- 原因:飛行計画の不備による燃料不足
- ロシア国防省Tu-154墜落事故
- ミャンマー空軍Y-8墜落事故
- 2017年
- 場所:ミャンマー タニンダーリ地方域ダウェイ付近のアンダマン海
- 犠牲者:122人
- 原因:着氷と下降気流による失速
- ライオン・エア610便墜落事故
- エチオピア航空302便墜落事故
- 2019年
- 場所:エチオピア オロミア州ビショフト
- 犠牲者:157人
- 原因:制御システム誤作動
- ウクライナ国際航空752便撃墜事件
- 2020年
- 場所:イラン テヘラン パランド付近
- 犠牲者:176人
- 原因:イスラム革命防衛隊の誤認による撃墜
- パキスタン国際航空8303便墜落事故
- 2020年
- 場所:パキスタン ジンナー国際空港の3km手前
- 犠牲者:98人
- 原因:着陸装置不調、機長と副機長の私語による集中力欠如(機材不調を示す警告音に気付かない、異常を管制に報告しないなど)、管制官の不手際
- エアインディアエクスプレス1344便着陸失敗事故
- 2020年
- 場所:インド ケーララ州 カリカット国際空港
- 犠牲者:21人
- 原因:パイロットエラーからなるオーバーラン
- スリウィジャヤ航空182便墜落事故
- 中国東方航空5735便墜落事故
- 2022年
- 場所:中国 広西チワン族自治区梧州市藤県
- 犠牲者:132人
- 原因:調査中
- ダラス航空ショー空中衝突事故
- 2022年
- 場所:アメリカ合衆国 テキサス州 ダラスエグゼクティブ空港付近
- 犠牲者:6人
- 原因:機体に付けられていた補強材の場所が悪く視認性が低下していた、管制から機側への連絡が高度に関する情報不足であった。
- イエティ航空691便着陸失敗事故
- 2023年
- 場所:ネパール ポカラ ポカラ国際空港
- 犠牲者:72人
- 原因:パイロットの操作ミス。本来操作すべきであったフラップレバーの代わりに動力を制御するコンディションレバーを操作したこと
- 宮古島沖陸自ヘリ航空事故
- 2023年
- 場所:沖縄県宮古島沖
- 犠牲者:10人
- 原因:エンジンの出力が徐々に低下する「ロールバック」と呼ばれる現象が発生したとみられるも発生原因までは特定に至らず。
- 羽田空港地上衝突事故
- 2024年
- 場所:東京都大田区羽田空港
- 犠牲者:5人
- 原因:調査中
- アラスカ航空1282便緊急着陸事故
- 2024年
- 場所:アメリカ合衆国 オレゴン州 ポートランド
- 犠牲者:-
- 原因:調査中
- シンガポール航空321便乱高下事故
- 2024年
- 場所:ミャンマー ベンガル湾上空
- 犠牲者:1人
- 原因:調査中
- ボエパス航空2283便墜落事故
- 2024年
- 場所:ブラジル サンパウロ州 ヴィニェド
- 犠牲者:62人
- 原因:調査中
- スウィフトエア5960便墜落事故
- 2024年
- 場所:リトアニア ビリニュス国際空港付近
- 犠牲者:1人
- 原因:調査中
関連タグ
大韓航空機撃墜事件/大韓航空機爆破事件/9.11 航空機テロ事件。
CREWでございます!:2巻に航空機事故を取り扱ったエピソードがある。
メーデー!航空機事故の真実と真相 ナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されている航空事故ドキュメンタリー番組。
グレムリン:航空事故を起こすとされた妖精。(項目参照)