概要
燃料漏れとは、ガソリンや軽油、重油といった液体燃料が、破損などによって本来出るべきでない場所から漏れ出してしまう事である。 また、そのさま。
燃料タンクや、動力とタンクを繋ぐ配管、動力そのものなどの破損によって燃料漏れは発生する。放置すると、動力に燃料が行き渡らずにエンジンストールを起こす、燃料に引火し爆発するなどといった重大な事故を起こす可能性があるため、早急な修理が必要である。
特に旅客機などの多くの人を乗せている乗り物の燃料漏れは、多くの人命を奪う事故につながる可能性があるため、大きく報道されることが多い。
海を航行する船舶で発生した燃料漏れは、海にその燃料が流れ出すことにより環境破壊を引き起こすことがある。漏れ出た燃料は微生物により緩やかに分解されるが、流出した石油に汚染された動物は死んでしまう。また、水面が石油で覆われると海藻や植物性プランクトンも死滅する。
特にタンカーなどから大量に漏れた場合は、海洋生物に重大な被害を及ぼす可能性が高い。
もっとも重篤な燃料漏れが、原子力施設での燃料漏れであることは言うまでもない。
ただし今現在、原発事故で核燃料の暴露が起きたのは、チェルノブイリ原子力発電所事故のみである。他の重篤な原発事故が起こった福島第一原子力発電所・スリーマイル原発のいずれも、核燃料そのものは格納容器から漏れ出ていない。
ただ、原発以外での核燃料漏洩・暴露は、過去に何度かあるのだが……(これまた旧東側に多い。ウラル核惨事とか)
- 燃料漏れを最初から起こすような設計
超高度偵察機である通称「ブラックバード」ことSR-71は、最初から燃料漏れを起こすように設計されている事で有名である。
これは、 高度24000mをマッハ3で飛行するという過酷な環境では、機体表面が空気圧の影響により300℃、部分によっては700℃を超える高温となり、機体が膨張してしまうためである。
そのような環境で正常に飛行するためには、地上にいるとき、すなわち常温の状態おいては、機体に隙間を作るように設計しなければならなかったのである。
ちなみに燃料も、常温では火が付かない専用の物を使用する。
pixivでは
pixivにおいては、主に艦隊これくしょんに登場する艦娘たちが燃料を漏らしてしまっている作品にこのタグが付けられている。特に電の場合は「漏電」、春雨の場合は「春雨スープ」タグも併用されることが多い。
また、燃料漏れの危機に瀕した艦娘たちが入渠待ちしている作品や、古くなった燃料を正常に排出している作品にも、このタグが付与されていることがある。
まれにだが、愛の潤滑油や、打ち込まれた弾頭が漏れている作品にも、このタグがつけられている場合がある。
現在、本来の意味での「燃料漏れ」を扱っている作品は、ごく僅かしか見ることが出来ない。
また、フェティシズムを連想させるという性質上、R-18の作品が比較的多い傾向にある。