ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

※この記事は『ウルトラマンアーク』本編のネタバレを含みます!

データ

別名:暗黒宇宙卿(あんこくうちゅうきょう)
身長:不明
体重:不明
CV:???

概要

ウルトラマンアーク/ルティオンの故郷である、とある銀河系指導者の1人。

K-DAYのきっかけとなる一連の出来事の元凶たる存在

当初は名前と、目のある黄色い塊のような単純なイメージ図のみ登場していただけだったが、第24話で遂に本人が(ホログラム状の思念体で)登場。

金色の抽象的な彫像を思わせる巨大な顔のような、奇怪で無機質な上記のイメージ図そのままのような姿を露わにした(ただし、顔だけ投影していた可能性もあるため、これが本当に全身像なのかは解釈が分かれている)。

尚、性別は劇中で一切言及されておらず不明(そもそも性別の概念そのものが存在しない生命体の可能性もある)。

暗躍の経緯

本編開始前

かつてルティオンの暮らす恒星系は、様々な星々の文明が調和を保ち、平和に共存していた。

ある時、太陽にあたる恒星ソニアが突然膨張を始め、恒星系が吞み込まれる危険性が浮上したため、ゼ・ズーはそのエネルギーを放出する手段として〈ゼ・ズーゲート〉と呼ばれる人工的なワームホール発生装置を作製した。

しかし、それには「放出先(=ワームホールの出口)の発生場所をこちらから指定できない」致命的な欠点があり、更にその放出先が人類を始めとする無数の生命が生息する地球の傍であったと判明、これを巡って指導者間で起きた対立が『アーク』の物語が始まるきっかけとなった。

「自分達が助かるためとはいえ、無関係の星の住人達が巻き添えで滅びる選択を良しとしない」とする他の指導者達からは当然激しい反対に遭ったようだが、滅亡まで猶予が無かった事情もあったのか、ゼ・ズーはそれらの反対を押しのけて計画を強行してしまった。

事態を重く見た他の指導者達は、自分達の代行者にルティオンを派遣しゲートの封鎖を試みたが、これを知ったゼ・ズーも配下である宇宙獣モノゲロスを派遣してルティオンを追撃させた。

モノゲロスはワームホールの内部でルティオンに追い付き、激しい戦いの末にルティオンは何とかゲートをキューブ状の封印に成功したが、モノゲロスの執拗な追撃によりこれを地球に落としてしまい、キューブはそのまま長らく行方不明となってしまっていた。

本編

第15話まで

それから16年後、封じられたゲートを再び開くべく、ゼ・ズーはディゲロスを地球へと派遣するも、眠りから目覚めたルティオン/ウルトラマンアークに阻まれ失敗。

ルティオンの生存を知ったゼ・ズーは、次に自身の腹心であるスイードと宇宙獣ザディーメが地球へ向かわせ、ゲートの本格的な再起動およびアークの抹殺へと動き始める。

尚、最初のモノゲロスの追撃からディゲロス及びザディーメの襲来までは16年のブランクがあるが、その間何をしていたのかは現時点では不明(宇宙では時間の流れが異なる事情はザラにあるため、案外ゼ・ズー側はすぐに後続を送り込んだ可能性もあり得るが)。

第23話最終話

アーク/ルティオンの同志であるビオルノからの交信で、ザディーメ戦以降の動向が言及された。

恒星ソニアの膨張を止める手立てについて他の指導者達による打開策が見つかったにもかかわらず、不確定要素が多さから再びゼ・ズーは強硬手段に動き、改めてゲートを解放すべく、アークを消耗させ、あわよくば撃破を前提とした新たな宇宙獣、及び夢を操る能力を持つ“最後の切り札”と共にスイードを再び派遣。

また、アークがゲート/オニキスを分解しキューブとして再構成・制御している仕組みにも気付いており、恒星ソニアのエネルギーと共に汚染物質を流し込み、ユウマとアークの肉体を彼らの気付かぬ間に蝕み続け、両者の弱体化と繋がりを絶つ目論みまで明かされた。

更に、それに気付いてアーク/ルティオンとユウマに警告を送ろうとしたビオルノの通信をも妨害した(尚、2度目の通信が途絶える直前に、ビオルノは「ゼ・ズー一派の反撃により自分達の考案した新たな打開策までも危機に陥っている」事情も告げている)。

その後、スイードの中間報告にて、ホログラム状の思念体として遂にその姿を見せる。

ルティオンを取り逃した失敗続きのスイードを咎めており「事と次第ではお前(=スイード)の『鍵』を開く事になるだろう」と警告した(この『鍵』なるものを用いた予備の策については、最終話で明かされる)。

尚、地球の言葉は話せないのか、この時スイードとは終始宇宙語で会話していた。

以降は直接的な登場はなかったが、ギルバグが討伐されたため本来の姿に戻ったスイードの変身直後、並びに戦死する寸前には、ゼ・ズーの思念体が現れていた。

その後

上記の通り、ゼ・ズーの目論見はギルバグ及び腹心であるスイードの死によって完全に破綻したが、当のゼ・ズー本人の直接的な末路については明確に描かれなかった。

しかし、スイードとの最終決戦を終えたユウマは今までのアーク/ルティオンへの恩返しとして、「今度は自分がアーク/ルティオンの故郷に向かい、彼らの助けとなる」べく地球から飛び立ったため、その後ゼ・ズーが今までの報いを受けた可能性は高いと思われる。

現に最終話のEDシーンを見る限り、ゼ・ズーの暴走はアーク/ユウマの介入によって阻止された事態が見て取れ、それに伴いゼ・ズーはアークや他の指導者達によって、何らかの形で指導者の座から失脚(あるいは戦死)した可能性が濃厚であり、恒星ソニアを巡る騒乱は無事に終結したと考えられる。

尚、上記の末路が推測される都合、ゼ・ズーはウルトラマン作品では珍しく「主役のウルトラマンと直接対峙・戦闘するシーンが描かれないままフェードアウトした 黒幕ポジション」になる。

ただし、ファンの間ではゼ・ズーの詳細がほとんど明かされなかった点や、事件の黒幕たる存在でありながらその決着が描かれなかった扱いに対する不満も散見され、その中には「何かしらの形でそのあたりの補填をしてほしい」との声もある(昨今は『TSUBURAYA IMAGINATION』や放送終了後に発売される超全集等で、裏設定や外伝的なコミックノベライズなどが発表される前例もあるため、可能性はゼロではない)。

余談

  • 他の銀河への物理的な移動が可能な程の装置を作っている事実から、ゼ・ズーの居る星及び銀河系は光の国並の科学力を有している実態が分かる。
  • ルティオンの居た銀河の現状を考えると、ゼ・ズーやスイードのように「他所の星を切り捨ててでも母星を救うべき」と考える一派と、ルティオンや彼を遣わした指導者のように「自分達が助かるために他所の星を犠牲にするのは誤りである」と考える一派との間で大きな社会的分断が起きている可能性も考えられ、ファンの間では恒星の膨張と同等かそれ以上に深刻な問題が生じているのではないか?」と心配する声もある。
    • 第24話では、ゼ・ズーゲートに代わる新たな対抗策を見つけ出した一派に対し(恐らく武力を用いた)攻撃を仕掛けていた現状が明らかとなり、上記のファンの懸念は的中してしまった(ただ、最終話のラストシーンを見る限り、ルティオンの銀河の内紛は最終的に終結した可能性が高い)。
  • ネット上で彼の別名を検索すると、大体某SF作品の方の暗黒卿がヒットするため、本名の「ゼ・ズー」の方で検索するのがおススメ。
  • ゼ・ズーが最後の最後まで自らが作ったゲートに拘った動機は、公式には「他の方策に不安材料が多かったから」 とあるが、ゼ・ズーの不穏な肩書きや劇中の強硬ぶりも相まって、一部の視聴者からは〈母星や故郷を救った英雄〉の功績を独占したかったからでは?」「これまでゲートに掛かった費用や犠牲を鑑みた結果、或いは自らのメンツを保つためなどの理由で後に引けなかったのでは?」などと勘ぐられているとか。

関連タグ

ウルトラマンアーク

恒星ソニア

黒幕 全ての元凶

V99ゼ・ズー???

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • arc jump'n to the sky

    EPISODE.14:明かされる真実

    いよいよ後半戦スタート!ウルトラマンアーク第14話『過去の瞬き』、物語の開始当初から散りばめられていた謎の大部分が遂に解明されました!ウルトラマンアーク=ルティオンは地球から遥か遠くに存在する高度な文明が存在する星々がひしめく銀河、そこから地球を救う為に遣わされた光の使者でした。なぜルティオンが地球へとやって来たのか?それはルティオンの故郷の銀河に存在する太陽、<恒星ソニア>が膨張を始めて遠くない未来、ルティオンの故郷も含めてその銀河の全ての星々が恒星ソニアに焼き尽くされてしまうという事実が深く関わっています。ルティオンの銀河にある星々の指導者達は知恵を出し合い、その中の一人である【ゼ・ズー】という名の指導者が自ら開発した人工ワームホール、<ゼ・ズー ゲート>を用いて恒星ソニアの過剰エネルギーを別の銀河に放出するという案を出しました。ただ、その放出地点がユウマ達が住む地球だったのです。自分達が生き延びる為とはいえ見知らぬ星を犠牲にはできないと、他の指導者達はゼ・ズーを止めようとしましたが、ゼ・ズーは強引に計画を実行。そこで、指導者達はゲートを封印する為に一人の戦士を地球に遣わしました。その戦士こそがルティオンだったのです。ルティオンが地球に向かった事を知ったゼ・ズーは追ってとして宇宙獣モノゲロスを向かわせました。紆余曲折の末、ルティオンはバリアを用いて何とかゼ・ズー ゲートを封印する事に成功しました。しかし、モノゲロスに執拗に攻撃されて、ルティオンは封印したゼ・ズー ゲートを地表に落としてしまいました。その封印されたゼ・ズー ゲートがシュウが探していた高エネルギー体、<オニキス>の正体だったのです。そして、獅子尾山に墜落したルティオンとモノゲロス。ルティオンは激闘の末、何とかモノゲロスを倒しました。しかし、巻き込まれたユウマの両親は救えず、モノホーンに圧し潰されそうになったユウマを助けるのが精一杯でした…。これが16年前、ユウマが遭遇した<モノゲロス案件>の真実でした。<K-DAY>以降、怪獣達が頻繁に出現するようになったのはオニキスの高エネルギーが原因だったようです。地球に来訪したギヴァスが探していたのもオニキスでした。更に言うなら、ギヴァスが作られた惑星メグマやユウマの同級生カズオと交信していたフィオの星が滅びてしまったのも、ゼ・ズー ゲートと何か関係があるのかもしれません。16年の歳月を経て、遂にルティオンはユウマの中で自分の力を回復させてユウマと接触、そしてユウマの想像力から生まれた戦士、それこそがウルトラマンアークでした。アークはユウマの両親を救えなかった事をずっと後悔していました。だからこそ、ユウマだけは何が何でも守ってみせる。ユウマがアークに変身する時、アークが背後からユウマを優しく抱きしめる<ウルトラハグ>がアークのそういう思いの発露だと考えると、ユウマとアークの関係性がとても尊いものに見えます。過去にウルトラマンと絆を深めたバディは数多くいますが、これほど尊い関係性を見せたのはユウマとアークが初めてでしょう。今回の話で、今までよりもっとユウマとアークが好きになりました。しかし、そんなアークを『裏切り者』と罵ってゼ・ズー ゲートの封印を解こうとする刺客が姿を現しました!それが佐藤江梨子さんが演じるゼ・ズーの腹心、【スイード】です!スイードはゼ・ズーの命令に従い、自分達の銀河を救う為に躊躇いなく地球を犠牲にしようとしています。ユウマ達から見れば間違いなく『敵』なのですが、行動原理を見れば『悪』とは言えないと思います。というか、ここまでの話を振り返ってみるとアークの物語って完全な『悪』は一度も出てきてないんですよね。怪獣達は自分の生存や命を繋ぐ為に行動しているだけだし、クロコ星人は善人だし、ギヴァスにしても悪意はありませんでしたからね。もっと言えば、ゼ・ズーの行動も自分達の銀河を救おうとしているわけですし。ゼ・ズー ゲートの封印を解いてしまうと地球は恒星ソニアの超高熱エネルギーで一瞬にして焼き尽くされてしまう。しかし、ゲートを封印したままだとアーク達の故郷が恒星ソニアによって焼き尽くされてしまう。アークの故郷の仲間達が必死に他の解決策を模索しているものの、このままでは必ずどちらかが滅びなければならない結果になってしまいます。果たして、どちらも犠牲にしない別の道はあるのでしょうか?後半戦に入って、物語が一気に動き始めました!スイードが操るザディーメがオニキスに魔の手を伸ばす中、アークに変身できなくなってしまったユウマは絶望に苛まれます。しかし、アークの言葉がユウマの心に希望を灯し、二人の絆は更に強まり、遂に最強の力の具現たる第三のアークアーマー、<ギャラクシーアーマー>が誕生します!更に刷新されたOPで判明しましたが、ザディーメの他にブレーザーの怪獣達が融合したと思わしき合体怪獣、そして『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』に登場した超強敵、キングオブモンスがアーク本編に登場確定!更に激しく物語が加速するウルトラマンアーク、今後も期待しています!
  • arc jump'n to the sky

    EPISODE.FINAL:共に走れ 未来へ

    ああ...、とうとう終わってしまいました...。だけど、まるで傑作小説を読み終えた時のような、心地よい清々しさが胸の中に残っています...。ウルトラマンアーク最終話『走れ、ユウマ!』、まさにそのタイトルの通り最高のハッピーエンドへと走り抜いたラストエピソードでした。ギルバグの「夢の世界」に囚われてしまったユウマ。その世界は知性が発達しすぎたせいで想像力が欠如したギルバグとスイードが形作った「不完全な世界」でしたが、ユウマの両親は幻であっても存在していました。スイードは嘯きます。「お前が願えば夢は現実になる」。ただし、両親と一緒に生きられる夢の世界を現実にするという事は、今まで生きてきた現実の世界を犠牲にするという事に他なりません。必死に拒むユウマですが、幻の両親は執拗にアークとの別れをユウマに求めます。幻の父親に優しい言葉をかけられて、遂にユウマは心が折れて本心を吐露します。「16年間、胸が痛まない日は1日だって無かった。それでも、前を向いて必死に走ってきた。そうする事でしか、胸の痛みを忘れる事ができなかった」。自分一人だけ生き残ってしまったから、その負い目を背負って、ユウマは自分と同じ悲しみを誰にも背負わせないように必死に戦ってきました。「もう頑張らなくていい」と言われ、遂にアークに対する別れの言葉を言いかけてしまうユウマ。それを止めたのは、ユウマの思い出の中で生きていた「本物の両親」でした。父・テツヤと母・タカコはユウマに言います。「走れ、ユウマ!」、過去に救いを求めるのではなく未来を創る為に走れと。決意を新たにしたユウマは、ギルバグとの決戦に臨みます。しかし、夢の世界では夢を操るギルバグはまさに最強の存在。アークは叩きのめされてしまいます。ですが、SKIPの面々が現実世界でギルバグの弱点である胸部のコアに攻撃、更に地球防衛隊日本支部の戦闘機部隊がミサイル攻撃を行った事によりギルバグは怯みました。その隙を突いて、ユウマとアークは再び対話。未来を創れるユウマの想像力があれば、ギャラクシーアーマーを超える力を生み出せるとアークは言いました。その言葉通り、完全にアークと心を一つにしたユウマはゼ・ズーの汚染物質を逆利用して新たな純白のアークキューブ、<ミラクルアークキューブ>を形成しました!そして、ミラクルアークキューブをアークギャラクサー二装填する事で発動する<ギャラクサーファイナライズ>を超える最強の必殺光線、<ギャラクサーオーバー・ザ・トップ>で遂にアークはギルバグを撃破しました!ウルトラマンと地球人達の強い絆で掴んだ勝利!しかし、スイードはまだ諦めず、遂に巨大化して宇宙人としての『真の姿』を現しました!その姿はというと、モノクロのボディにゲロス族を思わせる両肩の無数の突起、窪んで穴が開いている目と胸の中央の部分、ウルトラマンに似た頭部、まさに『アンチウルトラマンアーク』とでも呼ぶべき存在でした。オニキス=ゼ・ズーゲートが完全にアークの制御下に置かれた事でゼ・ズーゲートを失ったゼ・ズーとスイードは、予備の策としてスイード自身を新たなゼ・ズーゲートとして恒星ソニアの熱エネルギーを地球に排出して焼き尽くそうとしていました。汚染物質はミラクルアークキューブに変化して体調の問題は解決したとはいえ、病み上がりのアークは本気を出したスイードを前に圧倒されてしまいます。しかし、アークは想像力を解き放って、無数のアークエクサスラッシュの中に忍ばせたアークギガバリヤーの中に格納したモノホーンを使って、スイードのゼ・ズーゲートを塞いでしまいました!第1話から物語の鍵を握る存在であったモノホーンが、まさかこんな形で使用されて地球の危機を救う事になるとは!ゼ・ズーの派閥にとっては皮肉以外の何物でもありません。突き刺さったモノホーンをアークが手刀で叩き切った事でスイードの胸部にある予備のゼ・ズーゲートも完全に塞がれ、スイードは怒り狂いますが、もうどうにもなりません。直ぐさま、アークは<アークファイナライズ>をスイードに向けて撃ち放ちます。スイードも両腕をクロスしてアークファイナライズを防ぎますが、何とアークは光線の推進力で地球を一周してスイードと背中合わせに(笑)!そして、第3話でも使用したウェーブシュートでアークファイナライズをしならせ、スイードの頭部を撃ち抜きました!スイードは斃れ、ゼ・ズーの企みは遂に潰えたのでした…。そして、ユウマはSKIPのみんなとシュウさんに別れを告げてアークの、ルティオンの故郷を救う為に地球を離れる事になりました。みんなと再会の約束をして、地球に帰ってきたら怪獣ホットラインに電話すると。主人公がウルトラマンの故郷に旅立つのも帰マンを連想させますね。みんなユウマとの別れを惜しみ、シュウさんに至ってはユウマをハグしました。シュウさん、やっぱりヒロインだった(笑)。こうしてアークは地球を離れ、それから3ヶ月後。シュウさんも地球防衛隊の宇宙科学局に戻る事になりました。みんながユウマに思いを馳せる中、鳴り響いた黒電話とサイレン!電話の主は…!物語はここで幕を閉じました。全編を通して、倒さなければいけない敵はしっかりと倒しましたが、やはりアークは優しいヒーローでした。それは、アークがずっと『父性』を感じさせてくれるヒーローだったからなのでしょう。本当に温かく優しく、そしてアツい、素晴らしい物語でした。この作品を半年間追いかけられて、本当に幸せでした。「ユウマ達の物語の続きは、みんなの想像力の先に」というYouTubeの最後のテロップの通り、ユウマ達の「この先の物語」を私が二次創作駄文という形で繋ぎたいと思います。バトンは、確かに受け取りました。2月の劇場版公開、そして3月のBlu-ray BOXが楽しみです。最後に一言。ありがとう、飛世ユウマ!ありがとう、ウルトラマンアーク!いつの日か必ず、また会おう!
    12,684文字pixiv小説作品
  • arc jump'n to the sky

    EPISODE.23:破滅の先触れ

    2024年最後の放送となるウルトラマンアーク第23話『厄災三たび』、遂にアークの物語の最終章が幕を開けました!かつてのモロボシ・ダンやヒビノ・ミライ、直近では去年のゲント隊長と同じようにこれまでの戦いの無理が祟ったのか、体調不良になってしまったユウマ…。そんな時に限って、第3話で登場した【ディゲロス】の時と同様の時空の歪みが星元市の上空に発生しました。ユウマも調査に向かおうとしましたが、伴所長から文書での待機を命じられました。そんなユウマにユピーを通して語りかけてきたのはウルトラマンアーク=ルティオンの同胞である【ビオルノ】!ビオルノの声はゴールデンカムイの杉本や転スラのランガを演じている声優、小林親弘さんです!ビオルノはユウマに<恒星ソニア>の膨張を食い止める手立てが見つかった事、しかし不確定要素が多いその手立てに賛同できない【ゼ・ズー】が自身の作戦を強行しようとしている事をユウマに伝えました。そして、第15話でギャラクシーアーマーに変化して消失したと思われていたオニキス=ゼ・ズーゲートはユウマの体内に未だ存在している事が判明しました!ユウマの胸に灯った不吉な光の正体は、オニキスの光だったのです!そして、ゼ・ズーゲートを開放する為にゼ・ズーが送り込んできた第4の宇宙獣、その名は【トリゲロス】!ユウマの両親が亡くなる切欠となった【モノゲロス】、第3話でアークの初陣の相手となった【ディゲロス】とほぼ同じ姿をしているトリゲロス、違いはディゲロスの頭頂部に<モノホーン>みたいな第3の角が生えている事です。ゲロス族(勝手に命名w)は角の本数で各個体を区別できるみたいですね。劇場版にも角が無い【ゼロゲロス】という名前の同族が出てくるみたいですし。しかし、トリゲロスの強さはモノゲロスやディゲロスとは比べ物になりません!なぜなら、トリゲロスはウルトラマンアークを確実に抹殺する為にゼ・ズーが調整した個体だったからです!卓越した格闘能力、両手から発生させるビームソード、三日月状の物体を高速回転させる事で生成されるフープを使った超高速移動、発光器官から放つ強力ビーム等、まさに『アークキラー』と呼ぶに相応しい恐ろしい能力の数々!未だかつてない強敵を相手に、遂にウルトラマンアークも磔にされて甚振られるほどまでに追い詰められてしまいました…。何気にウルトラマンの磔を見たのはメビウス以来かもしれません。しかし、アークを救出せんと地球防衛隊が奮戦してくれました!彼らのおかげで拘束から解放されたアークは<ギャラクシーアーマー>を装着、ウルトラマンブレーザーキューブ、ソリスアーマーキューブ、ルーナアーマーキューブをアークギャラクサーに装填して放つ新必殺技<ギャラクサースパイラル>、4つの<アークフェザー>を右手甲に装着して爪のように振るって切り裂く<アークフェザークロー>、そしてアークファイナライズの必殺技三連コンボによって遂にトリゲロスを葬りました…!しかし、その際のトリゲロスの大爆発で星元市には巨大なクレーターのような破壊の跡が残されて、ユウマはアークもろとも消息不明に…!何か去年のゲント隊長と似たような状況に陥ってるな…。そんな絶望的な展開の中で、2025年一発目の放送はSKIPの各支部を転々としている中村さんが南国からSKIP星元市分所のメンバーに癒しのエールを贈るというもの(笑)!新たなユピー型ロボ、【マリンピー】も登場(笑)!この胸のモヤモヤを、いったいどこに持って行けばいいんだ…(笑)。そして最後に待ち構える最強怪獣、それは夢を食らってしまう恐るべき夢幻獣【ギルバグ】!この最強の敵にユウマは、ウルトラマンアークは勝てるのか!?泣いても笑っても残り2話!1/11の第24話放送まで、ツブラヤストアで購入したスペシャルカラーverのギャラクシーアーマーのソフビを眺めながら座して待ちたいと思います(笑)!
    13,542文字pixiv小説作品
  • arc jump'n to the sky

    EPISODE.24:夢を操る化物

    いや、マジで何て言ったらいいのか、今回の話はウルトラマンシリーズのみならず他の特撮ヒーロー、マンガやアニメ、全ての創作物を否定するかのような展開を盛り込んで来た事に絶句しました…。ウルトラマンアーク第24話『舞い降りる夢幻』、宇宙獣トリゲロスとの死闘で消息不明になったユウマは、夢のような虚無の空間の中でウルトラマンアークから「君がK-DAY以降に体験した16年間の出来事は、全て夢だ」という衝撃の発言を受けました。アークが言うには、土砂に埋まって生死不明の状態になった7歳のユウマが持っていた想像力、それが生きる力を失わないようにする為に見せた一瞬の夢。それが今までの出来事だと言うのです…。その夢はもうすぐ役目を終え、ユウマは現実で生きていた両親に再会できるとアークは嘯きました…。漠然とした違和感を抱えつつも、アークの言葉を受け入れかけてしまうユウマ。しかし、父親・テツヤの形見である黄色いGショックのアラーム音と石堂さんの呼ぶ声がユウマを正気に戻しました。その夢は生きていたスイードがアークとユウマの絆を断ち切る為に見せた幻、罠だったのです!それを可能にした者こそ、この物語の最後の敵を務める夢幻獣【ギルバグ】!おそらく、モチーフは夢を食べる幻獣『獏』でしょう。ゲロス族やザディーメとは肩書が違いますが、ギルバグも彼らと同様にゼ・ズーが送り込んだ怪獣の一体で、スイードが使役するようです。顔はブタかイノシシ、肥大化した黄土色の体から伸びる触腕はタコかイカを思わせます。そして、胸には結晶体<ギルバクリスタル>を抱えています。『夢幻獣』の名の通り、ギルバグは夢を操る能力を持っています。同様の能力を持つ怪獣にSSSS.GRIDMAN第9話に登場した有象無象怪獣バジャックがいますね。自身の周囲に強固なドーム状のバリヤーを展開できるギルバグは、そのバリヤーの中に標的を閉じ込めた後に痛めつけて、そして虹色の粒子状の光で標的を夢の中に幽閉する戦法を得意とするようです。ゴリ押し系か不条理系が多かったニュージェネのラスボスの中で、ここまで特殊能力に全振りしたラスボスは珍しいですね。見た目もザディーメと同様に、どこかひょうきんでゆるキャラを思わせますし(笑)。そして、ここ最近のユウマの体調不良は<ギャラクシーアーマーキューブ>として再構成されたオニキス=ゼ・ズーゲートからゼ・ズーが汚染物質を二人に流し込んでいた為だと判明しました。アークは理由も分からず苦しみながら、それでもユウマを守ろうと必死にオニキスの制御を試み続けていたのです。しかし、制御が限界に達してしまった事で汚染物質が漏れ出し、それがユウマの体を蝕んでしまいました…。汚染物質を流し込んだり、スイードとギルバグを使って夢を通してアークとユウマの繋がりを断とうとしたり、ゼ・ズーの悪辣さや卑劣さが窺えますね。そのゼ・ズーですが、クライマックスでようやく姿を現しました!何か変な形のオブジェみたいな感じでしたが(笑)。おそらく、あれは立体映像用のアバターみたいなものなんでしょうね。ルティオン(アーク)、ビオルノ、スイードが人に近い姿をしているのですから、ゼ・ズーも人型でなければおかしいですし。ゼ・ズーの台詞についてはメチャクチャな宇宙語にしたかったんですけど、でも意味がちゃんとある言葉にしたかったです。そこで、YouTubeの英語字幕を逆表記する事にしました。これなら宇宙語に見えなくもないかな?と思って(笑)。逆から読むと、ちゃんと和訳の通りになっています。そして、ゼ・ズーが言っていた「事と次第によってはお前(スイード)の『鍵』を開く事になる」という一言が気になります。どうやら、ゼ・ズーにはまだ何か『奥の手』があるようですね…。ゼ・ズーによって体を蝕まれ、最悪のコンディションで最後の戦いに赴こうとするユウマ。そんなユウマを必死に止めようとする仲間達。しかし、ユウマは何も言わず、アークキューブを使ってアークに変身してギルバグとの戦いに赴く…。去年のブレーザーでは無かったウルトラマンシリーズ恒例の正体バレ回ですが、今まででトップクラスに辛く切ない場面でしたね…。今まで「ユウマ君」と礼儀正しくユウマを呼んでいた石堂さんが、初めて感情をむき出しにして「ユウマアアアアアアアアアアアっ!!」って絶叫する場面で心を揺り動かされました。去年のSKaRDの面々もそうでしたが、アークもキャストの皆さんの演技力が凄すぎますよね。アークのスーツアクターを務めている岩田さんもスイードが化けた偽物のアークと本物のアークを体の動きだけで見事に演じ分けておられましたし。傷ついた体に鞭打ちながら、それでも地球を守る為に戦おうとするアークとユウマ。しかし、汚染物質に体を蝕まれた状態ではギャラクシーアーマーを制御できず、ギルバグには手も足も出ず叩きのめされ、そしてギルバグの力でアークとユウマは夢に囚われてしまいました…。ウルトラマンアーク、初の完全敗北…。果たして、アークとユウマは夢から目覚めて、地球を守り抜く事ができるのか!?次回、遂に最終回!『ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』が後日談ではなく21話と22話の間の話であると判明した今、次回が正真正銘ウルトラマンアーク最後の戦いです!終わってしまうのは寂しいですし、終わってほしくありませんが、しっかり見届けたいと思います!
    11,154文字pixiv小説作品
  • ウルトラなお話

    この銀河系の未来の為

    アテンション ※必ず読んでね!     これは作者がウルトラマンアークの映画の特報映像を見て急いで書いたやつです 特報映像に出たあの黒いアークが、指導者ゼ・ズーがアークを倒す為になった姿だったらっていう話 ゼ・ズーが喋るよ(口調諸々捏造) 完全に作者の捏造と妄想 なんでも許せる方のみ見てください 想像力を解き放て!(唐突)

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

ゼ・ズー
18
編集履歴
ゼ・ズー
18
編集履歴