この記事は、現在放送中の特撮番組『ウルトラマンアーク』のネタバレが含まれています!!!
DATA
概要
『ウルトラマンアーク』第24話「舞い降りる夢幻」、第25話(最終話)「走れ、ユウマ!」に登場。
本作のラスボスを務めると思われる怪獣。
オニキス/ゼ・ズーゲート解放のためにゼ・ズーが送り込んだ刺客の一体であり、肩書きこそ異なるが宇宙獣と同類の存在。
外見
アルマジロの甲羅のようなひび割れた黄土色の肌と、頭部が体の中心にあるずんぐりとした奇怪な体型が特徴で、上半身の部分がタコの胴体のように肥大化している。
イノシシのような牙と髭が生えたブタかコウモリに似た顔を持ち、顔にあるのとは別にロップイヤーを彷彿とさせる長く垂れ下がった巨大な耳・翼耳が生えている。
体の横からは、イカの触腕を思わせる第二の腕・触手腕を生やしている。
胸部には青く光る結晶体「ギルバクリスタル」が確認されており、それを抱えるように腕が生えている。さながら水晶玉を持った占い師や魔術師を思わせる。
能力
その異名の通り、夢を操る能力を持っている。
翼耳には攻撃用のグロテスクな触手が隠されており、それを伸ばし発光させて強力な「夢幻光線」を発射し、対象を強制的に眠らせて夢を見させることも可能。
胸部のギルバクリスタルを発光させて高周波の電磁波を出し、体の周囲に強力なドーム状のバリア「ギルバドームバリヤー」を展開する。
このバリアは単純な防御目的の他、相手をバリア内に閉じ込めて動きを封じてしまうこともできる。
また、このバリアを展開した状態で行動することも可能なほか、そのまま移動するとバリアを張られた範囲を焦土にしてしまうといった攻撃と防御も同時に行える厄介な能力である。
戦闘能力も高く、触手腕から触手を伸縮させてカッター状に放つ光輪「ギルバグサークルカッター」を放つ。
活躍
第24話「舞い降りる夢幻」
ゼ・ズーゲートを解放すべく、トリゲロスとの戦いの直後に、ワームホールからスイードと共に襲来。
瓦礫の中に埋もれていたユウマに、夢を操る能力で「K-DAYから今までの16年間の出来事は全て幻だった」とアークに語らせる夢を見せ、夢の中でアークに別れを告げるように唆し、アークとユウマの繋がりを断ち切らせることでゲートの解放を目論むが、シュウの呼び声により間一髪のところで現実に引き戻されたため失敗。
そこで次は直接アーク/ユウマを抹殺すべくスイードと共に姿を現し、ユウマを追跡し始めるが、途中でユピー(もといその電子頭脳を借りたビオルノ)の助力によって見失う。
その後、防衛隊の攻撃をものともせずにユウマの居るSKIP星元市分所に向かって進行するが、そこにアークが出現。
しかし、ゼ・ズーがゲートを介してアークの肉体に汚染物質を送り込んでいたことで、アークは既に満身創痍の状態であり、オニキス…もといギャラクシーアーマーの制御すらままならない状態にまで疲弊し切っていた。
一方的に追い詰められていくアークは、アークファイナライズで早々に決着を付けようとするも、ギルバグは翼耳から伸ばした触手で夢幻光線を浴びせ、アークを強制的に眠らせて戦闘不能に陥らせるのだった…。
スイード「良い夢を……」
第25話(最終話)「走れ、ユウマ!」
余談
- モチーフは、夢を食べる幻獣として知られる貘(バク)と思われる。
- ソフビはウルトラ怪獣シリーズで2024年12月21日に発売。値段は税込990円と、現行サイズの中ではかなりお高め。
- 本作におけるラスボス怪獣のギルバグだが、不気味さこそあれどどちらかと言えばゆるキャラのような雰囲気であり、言ってしまえばラスボスらしからぬ見た目であったため、この怪獣がラスボスだと明かされた時は、多くの視聴者から驚きの声が上がった。
関連項目
- インキュラス、ナイトファング:夢に纏わる能力を持つウルトラ怪獣繋がり。
- パンドン:同じくラスボス怪獣の一体で、弱った状態のウルトラマンを一方的に追い詰めた点も共通している。
令和ウルトラシリーズのラスボス
ヴァラロン → ギルバグ → ???