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輝け弾けろ飛び出せ、デッカー!!

やるしかねぇ!今、やるしかねぇんだ!

概要

2022年7月9日から放送開始されたウルトラシリーズ作品。

ウルトラマンギンガ』から始まる新世代ヒーローズの10作目となる作品でもある。

本作は、3月18日に劇場公開及び「TSUBURAYA IMAGINATION」(以下ツブイマ)内にて配信が開始された『ウルトラマントリガー エピソードZ』の配信版内ポストクレジットで超特報が公開され、2週間後の2022年3月31日に公式サイトで正式発表がなされるという、前例のない方式で情報が公開された(なお、劇場公開版ではこの超特報は挿入されなかった)。

前作『ウルトラマントリガー』が『ウルトラマンティガ』をベースに制作されていたのと同様、『ティガ』の次作である『ウルトラマンダイナ』を基にした作品であるとともに、『ダイナ』が『ティガ』の続編だったように本作も『トリガー』と世界観を共有する正統続編となっている。

ティーザームービー中に“GUTS-SELECT”と書かれたオレンジ色の隊員服を着た人物の後ろ姿や、ナースデッセイ号GUTSファルコンといった『トリガー』でお馴染みのメカニック類も映し出されているなど、早い段階で『トリガー』の続編を匂わせる要素が見られた。

『トリガー』のメインキャストがゲスト出演することが決定しており、作中の時系列としては第1話の時点で『トリガー』本編開始から9年後(メガロゾーアとの最終決戦から9年後、『エピソードZ』から7年後)、第2話は第1話から1年後(つまり『トリガー』本編時から10年後)となっている。

一方、『ダイナ』との関係については、現状では「エッセンスを取り入れた」との表現に留められており、作品としては『トリガー』の続編であることが強調されている。

続編作品は『ギンガ』の続編である『ウルトラマンギンガS』以来8年ぶりであるが、あちらはあくまで主人公が変わらず他にも1人レギュラーが続投したこともあってか事実上の『ギンガ』第2期の展開という側面もあったため、ダイナ同様の前作とは異なる新規主人公での続編では、昭和シリーズ(『ザ☆ウルトラマン』を除く)の続編の『ウルトラマンメビウス』以来16年ぶりである。また、本作が事実上の新世代ヒーローズ、そして令和ウルトラマンシリーズ初の続編作品となった

また、新しい作品にするとの方針から可能な限り新怪獣を登場させることが意識されており、『ウルトラセブン』が放送55周年、『大怪獣バトル』が稼働開始15周年に当たることからカプセル怪獣もカードで召喚する怪獣として登場している。前作『トリガー』では昭和ウルトラマン第2期の怪獣はアーストロンしか登場しなかったが、本作では前作よりも増えている。しかし『ウルトラマンマックス』や『メビウス』以降使われ続けた結果、本作を最後に劣化して使えなくなったものもある。

メイン監督は、『ウルトラマンR/B』以来2度目の登板となる武居正能。『R/B』ではW主人公だったため、単独主人公でのメイン監督を担当するのは本作が初となり、また防衛チームが登場する作品でのメイン監督を担当するのも初めてである。シリーズ構成には『マクロスΔ』『重神機パンドーラ』などのアニメ作品を担当し、近年のウルトラシリーズにも関わりが深い根元歳三、前作からは足木淳一郎(2022年3月31日に円谷プロ文芸部を退社し、フリーランスに転身)が続投している。

サブ監督として、前作『トリガー』のメイン監督を務めた坂本浩一辻本貴則田口清隆などのニュージェネ作品ではお馴染みのメンバーが参加する。また、脚本チームには『トリガー』のメインを務めたハヤシナオキ(久弥直樹)もサブ担当として参加している。

ちなみに、武居と根元は上記の『エピソードZ』の監督・脚本も務めていた。ただし、田口は同時期に『仮面ライダーBLACKSUN』の都合も担当していた影響なのか、『ウルトラマンジード』の時よりも遅かった。また、田口がメイン監督を務めた作品以外で12月の放送の時期を担当するのは本作が初めてである。

TVシリーズ恒例のミニコーナーは『トリガー』のものから方針転換され、前々作『ウルトラマンZ』以来2年ぶりにED後に放送する形式に戻された。

また、ライブイベント『ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル』と連動した企画「ウルサマ情報局」がYouTubeで配信され、『ウルトラマンタイガ』以降恒例になっていたボイスドラマもこちらで展開されている。

『トリガー』で導入されたツブイマ限定のスピンオフドラマの配信は本作では当初行われていなかったが、10月から『GUTS-SELECT交流記 ~帰ってきた特務3課~』が配信されることになった。

長引くコロナ禍の影響を受け、本作も『トリガー』同様、感染防止策を徹底した上での制作となりトリガー同様負担軽減のためなのか序盤の段階から特別編が組まれ、結果的に全話通して特別編3回と通常の総集編1回の前作同様の数になった。本編撮影も7月中にクランクアップを迎えており、これまでのシリーズと比べると1〜2ヶ月早い。

なお、本編第2話の放送の2日前に越知靖監督がTwitterでコロナに感染したことをツイートしていた

あらすじ

かつての怪獣災害もなくなり、平和を取り戻したかのような地球。

人類の目はさらなる宇宙進出へと向けられたが、怪獣災害への対策規模は縮小傾向にあった。

そんな中、突如飛来した謎の宇宙浮遊物体「スフィア」による地球への襲撃が始まり、人類は宇宙との交信を絶たれ“孤島の惑星”となってしまう。

主人公「アスミ・カナタ」の日常にもその魔の手が迫る。目の前で繰り広げられる破壊、ついに姿を現す巨大な怪獣。危険を顧みず、今そこにいる敵に飛び込んだその時、カナタは「ウルトラマンデッカー」へと変身を遂げる。

「今、やるしかねぇ!」

デッカーの“光”を手にしたカナタは、日常を守るため戦うことを決意し、対スフィア部隊として再編成された新しいエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、若さあふれる仲間たちと共に巨大な敵に立ち向かっていく!

(公式サイトより抜粋)

登場キャラクター

スタッフ

監修:塚越隆行
製作統括:永竹正幸
音楽:末廣健一郎得田真裕
地学監修:芝原暁彦
シリーズ構成:根元歳三足木淳一郎
脚本:根元歳三、中野貴雄継田淳、足木淳一郎、ハヤシナオキ皐月彩鶴田幸伸
監督:武居正能辻本貴則村上裕介坂本浩一越知靖内田直之中川和博田口清隆

楽曲

主題歌

Wake up Decker!

歌:SCREEN mode

エンディングテーマ

カナタトオク

歌:影山ヒロノブ

第1クールエンディング。

ヒカリカナタ

歌:影山ヒロノブ

第2クールエンディング。

イメージソング

デッカーの各タイプをイメージして制作された楽曲。劇中未使用。

全曲を松井洋平(作詞)、末廣健一郎(作曲)、勇-YOU- from SCREEN mode(歌唱)が担当しており、頭文字が「D」となっているのが特徴。

Dazzling FLASH

フラッシュタイプのテーマソング。

Discover STRONG

ストロングタイプのテーマソング。

Definitive MIRACLE

ミラクルタイプのテーマソング。

Decker DYNAMIC

ダイナミックタイプのテーマソング。

各話リスト

※その他媒体のまとめはデッカー怪獣にて。

太字は新怪獣。斜字は映像の流用のみ。

話数サブタイトル主な登場怪獣脚本監督放送日
-※1ウルトラマンデッカー直前スペシャル第1~3話の登場怪獣、闇の三巨人メガロゾーア(第二形態)キリエロイドギマイラギアクーダウルトラマンベリアルナースベムスタードラコサラマンドラシャプレー星人カプセル怪獣ノイズラー足木淳一郎村上裕介2022年7月2日
#1襲来の日スフィア(キングスフィア/スフィアソルジャー)スフィアザウルス根元歳三武居正能7月9日
#2決意のカナタデスドラゴミクラス7月16日
#3出動!GUTS-SELECTゴモラスフィアゴモラ、スフィアソルジャー、デスドラゴ(シミュレータ)7月23日
#4破壊獣覚醒モンスアーガーベムラー(シミュレータ)、シャプレー星人(シミュレータ)中野貴雄辻本貴則7月30日
#5湖の食いしん坊エレキング(エリー)ピット星人ユウコ、ミクラス継田淳8月6日
-※2特別総集編 マルゥルの帰還第1〜5話の登場怪獣、カルミラ、メガロゾーア(第二形態)、イーヴィルトリガー足木淳一郎村上裕介8月13日
#6地底怪獣現る!現る!パゴスグドンテレスドンツインテールアギラ中野貴雄辻本貴則8月20日
#7希望の光、赤き星よりスフィアメガロゾーア(第二形態)、スフィアソルジャー、カルミラハヤシナオキ坂本浩一8月27日
#8光と闇、ふたたびスフィアメガロゾーア(第二形態)、カルミラ、ギジェラン9月3日
#9誰がための勇姿グレゴール人グレースレッドキングスフィアレッドキングウインダム、ミクラス、アギラ皐月彩9月10日
#10人と怪獣ネオメガスキングゲスラサドラ根元歳三越知靖9月17日
#11機神出撃テラフェイザーライバッサーヒナバッサーガゾート足木淳一郎9月24日
#12ネオメガスの逆襲スフィアネオメガス、スフィアソルジャー、テラフェイザー10月1日
#13ジャンブル・ロック第1〜9・11・12話の登場怪獣鶴田幸伸内田直之10月8日
#14魔神誕生テラフェイザー、スフィアザウルス、スフィアソルジャー、ノイズラー、ウインダム、ミクラス、アギラ根元歳三武居正能10月15日
#15明日への約束テラフェイザー、スフィアザウルス、スフィアソルジャー10月22日
#16君は君のままでスピニーパンドン皐月彩中川和博10月29日
#17過去よりの調べメトロン星人ナイゲルゴメス(S)メツオロチ(回想)、ヒュドラム(回想)継田淳11月5日
-※3特別総集編 テラフェイザーの脅威第1・3・5・6・9・11〜17話の登場怪獣、ダダ(PDO-3A/B/C)キングジョーストレイジカスタムウインダムセブンガーデストルドスサタンデロスデスフェイサー足木淳一郎村上裕介11月12日
#18異次元からのいざないアリブンタヤプール、テラフェイザーハヤシナオキ坂本浩一11月19日
#19月面の戦士たちギャラクトロンMK2ゾンボーグ兵、ヤプール、スフィアソルジャー11月26日
#20らごんさまラゴン(子ラゴン/巨大ラゴン)中野貴雄田口清隆12月3日
#21繁栄の代償スフィアジオモス、テラフェイザー、スフィアザウルス、スフィアソルジャー足木淳一郎12月10日
#22衰亡のバズドチャンドラー、テラフェイザー、スフィアソルジャー辻本貴則12月17日
#23絶望の空スフィアゴモラ、スフィアレッドキング、スフィアネオメガス、スフィアソルジャー、テラフェイザー、マザースフィアザウルス根元歳三12月24日
-※4特別総集編 立ち上がれデッカー第3・6~10・12・14・15・17~19・21~23話の登場怪獣、メガロゾーア(第一形態/第二形態)、ハイパーゼットン(イマーゴ)レギオノイド(α/β)グビラ足木淳一郎村上裕介2023年1月7日
#24夢の果てテラフェイザー、スフィアソルジャー、マザースフィアザウルス根元歳三武居正能1月14日
#25(終)彼方の光マザースフィアザウルス、キングスフィア、スフィアソルジャー、テラフェイザー1月21日

※1:『デッカー』第1〜3話、『トリガー』第2・19・25話、『ダイナ』第9話、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の映像を使用した放送直前特番。『デッカー』のストーリーや登場キャラクター・アイテムを、原点とも言える『ダイナ』や、地続きの世界である『トリガー』の映像を交えながら紹介している。

※2:『デッカー』第1〜5話、『トリガー』第24・25話、『ウルトラマントリガー エピソードZ』、『ナースデッセイ開発秘話〜特務3課奮闘記〜』の映像を使用した総集編。

※3:『デッカー』第1・3・5・6・9・11〜17話、『トリガー』第6・8話、『ウルトラマンZ第25話、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』の映像を使用した総集編。

※4:『デッカー』第1・3・4・6〜10・12・14・15・17~23話、『トリガー』第24・25話、『ウルトラマンサーガ』の映像を使用した総集編。

本作も『タイガ』第14話以降、前々作『Z』、前作『トリガー』同様、怪獣の名前は引き続きテロップで表示されている。

カナタのウルトラディメンションナビ

前々作『Z』以来2年ぶりとなる本編内でのミニコーナー(前作は「TSUBURAYA IMAGINATION」内のみで配信)。本編終了後に放送。

カナタとHANE2(ハネジロー)がその回に関係のあるウルトラ戦士や怪獣を紹介する。

第11・13・16・20・24・25話は休止。

話数登場キャラクター
#1ウルトラマンデッカーフラッシュタイプ
#2ミクラス
#3ウルトラマンデッカー・ストロングタイプ
#4モンスアーガー
#5ウルトラマンデッカー・ミラクルタイプ
#6アギラ
#7ウルトラマントリガー・マルチタイプ
#8ウルトラマントリガー・パワータイプ
#9ウインダム
#10ウルトラマントリガー・スカイタイプ
#12スフィアネオメガス
#14スフィアザウルス
#15ウルトラマンデッカー・ダイナミックタイプ
#17ヒュドラム
#18スフィアソルジャー
#19グリッタートリガーエタニティ
#21ウルトラマンダイナ・フラッシュタイプ
#22ウルトラマンティガ・マルチタイプ
#23マザースフィアザウルス

スピンオフ

ウルサマ情報局

2022年夏に開催された『ウルトラヒーローズEXPO 2022 サマーフェスティバル』に関連する情報を発信するミニ番組。全6回で、初回は7月23日、それ以降の回は7月27日以降、毎週水曜日にYouTubeで配信されていた。(現在は非公開)

3つのコーナーで構成されており、令和シリーズ恒例のボイスドラマは同企画のワンコーナーとして取り上げられている

各コーナー部分を取り上げたshort動画も配信されたが、こちらも現在非公開となっている。

ステージ超体験ムービー

過去のライブステージのハイライトシーンを紹介。

ボイスドラマ

ライブステージの内容を補完するボイスドラマ。

主人公は統一されておらず、回によって全く別の陣営のドラマが描かれる。

また、ライブイベントとの連動および企画動画のワンコーナーとしての扱いなど、これまでのシリーズとは一線を画す要素が多い。

No.サブタイトル登場キャラクター
#1叫びの壺トリガーダークヒマラゼネキンダール人
#2ゼット地球へウルトラマンゼットウルトラマンゼログレンファイヤー
#3始まりの勇者ウルトラマンゼット、ウルトラマンエースベリアロクスチール星人
#4ぼくがぼくらしくいるためにウルトラマンジードウルトラマンベリアルウルトラマンベリアル・アーリースタイル
#5帰ってきたトライスクワッドボイスドラマウルトラマンタイガウルトラマンタイタスウルトラマンフーマヘルベロスナイトファングテレスドンギマイラバラバレイブラッド星人
#6集う光ウルトラマンゼロ、ウルトラマンジード、ウルトラマンタイガ、レッドキングパゴスデマーガキングゲスラ

EXPOナビ

「ウルトラヒーローズEXPO 2023 ニューイヤーフェスティバル」に登場するキャラクターを紹介するミニ番組。「ウルサマ情報局」に引き続きYouTubeで配信されており、ナビゲーターもアスミ・カナタが続投。

No.キャラクター配信日
1ウルトラマンデッカー12月10日
2ウルトラマントリガー12月17日
3ウルトラマンダイナ12月24日

GUTS-SELECT交流記 ~帰ってきた特務3課~

本編第12話以降が舞台となる、一話約10分・全5話のショートドラマで、前作『トリガー』のスピンオフだった『ナースデッセイ開発秘話』の続編でもある。

毎話異なる新生GUTS-SELECT隊員が特務3課にやって来ては、ホッタとマルゥルの二人とやり取りを繰り広げる内容となる。

詳細は当該記事を参照。

劇場版

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…

2023年2月23日より全国劇場で公開。

詳細はリンクを参照。

余談

  • ファンの間では、かつて『ティガ』の次回作が正当な続編として制作された『ダイナ』だったことから、『トリガー』の次回作も同じ世界観の続編だとする予想は早くから挙がっていた。また、2022年上半期に放送されていた『ウルトラマンクロニクルD』が『ダイナ』をフィーチャーした作品だったこともあり、「次回作は『ダイナ』ベースの作品かつ『トリガー』の続編になる」という見方がより強くなった。結果的にファンの予想通り、本作は『ダイナ』のエッセンスを取り入れた『トリガー』の続編となっている。
    • 一方で、『NEW GENERATION TIGA』という副題が付いていた『トリガー』と違い、本作のタイトルは副題が付かないシンプルなものとなった。それ以外にも、『トリガー』では「令和版『ティガ』」「『ティガ』の真髄を受け継ぐ」などといった『ティガ』を強く意識したキャッチコピーを打ち出していたが、本作のキャッチコピーは極端に『ダイナ』を意識したものにはなっていない。『トリガー』の続編ならば『NEW GENERATION DYNA』と言った上記の内容が導入されると予想していたファンもいたため、そうした推測は外れる形となった。そもそも、企画段階で円谷プロ上層部からは「『トリガー』の続編にしてくれ」との要望が最初に提示されており、『ダイナ』要素は所謂後付けだったことが制作側へのインタビューにて明かされており、作品としても「『ダイナ』意識より『トリガー』の続編であると意識している」とも語っている。メイン監督の武居監督は、「『トリガー』は『ティガ』とは別物の作品と捉えていて、『ティガ』と同じエッセンスは取り入れてるけど、キャラや演者は違うと、そういった意味で上記の記述のように『ダイナ』意識よりも『トリガー』の続編であることを意識して、武居監督含む制作陣は取り組んでいる」と答えた。
  • 本作の発表と同時にスフィアの登場も判明し、これで新世代TDの世界は「闇の巨人消滅後の地球にスフィアが襲来」、「新たなウルトラマンの出現」と、ネオフロンティアスペース」で起きた戦いとほぼ同じ展開を辿ることが確定。前作の『トリガー』でティガとトリガーの関係性を含めた謎の多くが明確にされなかったこともあり、こちらでは関係性について「答え」が出るのかが注目されており、その一方で『ダイナ』の展開を知る往年のファンの間では、早くも最終回における主人公の顛末を心配する声も上がっていたが、最終章及び劇場版で死にかけはしたものの無事に生還。他にも、最終回の決戦の場所が地球ではなく宇宙になる可能性もあるのではないのかという声もあった。
  • 劇場版の中で新作の発表が行われるのはこれが初めてであり、3月に新作が発表されるのは前々作『Z』以来となる。また、奇しくも初回放送日や放送時間が『ウルトラマンオーブ』と同じであり、直前スペシャルの放送日も同じである。
  • 何気に令和ウルトラマンでは初となるメインキャストにライバルとなる敵役を演じる人物が存在しない作品である。新世代ヒーローズでは『ウルトラマンX』以来の構成で、こちらも悪役がいない代わりに元凶となる怪獣がストーリーの根幹に関わっていた。
  • 新世代ヒーローズ以降の作品では、OP後と次回予告後の提供バックのBGMにOPのサビが使われていたが、本作では次回予告後の提供バックのBGMがEDのサビになっている。
  • 番組放送開始直後の時点でボイスドラマ企画に関する情報が一切発表されていなかったため、「『デッカー』ではボイスドラマをやらないのではないか?」といった憶測が流れていたが、第3話放送後に『ウルサマ』との連動という特殊な形ながら配信が行われている。
  • ウルトラマンネクサス』の松永要一郎役でお馴染みの堀内正美氏は、Twitterで本作にぜひ出して欲しいという要望の声が多かったため、急遽本編第4話にゲスト出演することになったとTwitterで明かしており、浜野町長役でゲスト出演した。ウルトラマンシリーズにおいて、ファンからの要望の声でゲスト出演するのはこれが初めてである。ちなみに、堀内氏が電話に出た時のシーンでは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にゲスト出演したシーンのオマージュがあるが(このシーンには、本作のモチーフ元の『ダイナ』のコウダ・トシユキ役の布川敏和氏とミドリカワ・マイ役の山田まりや氏もゲスト出演し、堀内氏と共演している)、これは堀内氏のアドリブだとのこと。また、同話の監督を担当した辻本氏のTwitterによると、「初期脚本では名前もない町長役だったが、改稿で役も大きくなり「名前もつけた方が良いかも?」と思ってた矢先に堀内正美さんに決まりそう!」となって変更されたことをTwitterで明かしている。
  • 前作『トリガー』に続き、ウルトラマンベリアルに関連するが本編に登場しなかった。しかも前作では辛うじてベリアロクが登場していたため、本作は既存のものも含めてベリアルの要素が全く関わっていない(一応、ダイナはベリアルと戦ったことはあるが、本編では一切触れられていない)。

関連動画

本作PV

ダイジェストPV

関連タグ

ウルトラシリーズ 新世代ヒーローズ 令和ウルトラマン

ウルトラマンダイナ 新世代TD

ウルトラシリーズ関連

それ以外

ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA → (ウルトラマンクロニクルD) → 本作 → (ウルトラマンニュージェネレーションスターズ) → ウルトラマンブレーザー

外部リンク

『ウルトラマンデッカー』公式サイト

ネタバレ注意

『ウルサマ』のボイスドラマにて、「エタニティコアのある地球」にスフィアが侵攻したことを「光の国」が確認し、『トリガー』にてこの次元宇宙に来訪した経験を持つウルトラマンゼット達が対応に動き出す様子が描かれている。

ウルトラマンゼロによれば、スフィアの暗躍と足並みを揃えるかのように闇の勢力が動き出しているらしく、さらにそれとは別の勢力にも何らかの動きが見られるとのこと。

『デッカー』本編では、孤島となった地球内部や火星の描写のみだが、外の世界ではカナタ達の与り知らぬ所で事態が大きく動いていた。

そして、第14、15話にて未来の世界で起きた事件が時間軸を超えて過去に飛び火していた事実が明らかになると同時に、現在のの行方も判明。

さらに、第18話では上述のゼロ達の話題に上がっていた闇の勢力であろうあの悪魔が来訪する事態が起きる。

そして、無事にスフィアとの戦いを終えたケンゴは宇宙探索の任務で宇宙の彼方へと旅立ち、それから数ヶ月後、プロフェッサー・ギベルスの事件を経て、ウルトラマンディナスことラヴィー星人ディナスを新たな仲間に加えたカナタもまた彼を追いかける形で宇宙へと旅立つのだが…?

コメント

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  • デッカーがトリガーに告白する話

    デッカーとトリガーの腐向け増えろ…… 増えるのだ………
  • ウルトラマン雑談

    あの設定どこ行った?

    ちょっとした疑問とウルトラマンデッカー最終回に向けての考察。
  • Wake up Decker!

    EPISODE.12:総力戦

    ウルトラマンデッカー第12話『ネオメガスの逆襲』、前半クールのフィナーレに相応しい、まさに総力戦でした!『怪獣兵器おばさん(笑)』ことシゲナガ元教授が生み出した新創獣ネオメガス、撃破された後に残っていた体組織にスフィアが目をつけて、新創合成獣<スフィアネオメガス>が誕生してしまいました!あのおばさん、やらかしがデカすぎますね(笑)。ただでさえ強いネオメガスがスフィアの力で更に強化されてしまい、その力はストロングタイプのデッカーでも太刀打ちできないほどでした。イチカとソウマを守る為とはいえ、初めて明確な敗北を喫してしまったデッカー…。でも腐る事なく、カナタを始めとしたGUTS-SELECTメンバーは自分を超えるべく鍛え、そしてスフィアネオメガスとスフィアソルジャーにリベンジマッチを挑みます!作戦の中核となるのは、もちろんテラフェイザー!前回の戦闘データから改良が施され、ハネジローにも専用のシステムがインストールされて、遂に万全の状態で必殺兵装<TRメガバスター>が使用できるようになりました!その威力は一撃でスフィアネオメガスを葬り去るほどに超強力!もちろん、デッカーやGUTS-SELECT、TPUのサポートあって掴めた勝利ですけどね。そして、ハネジローの戦闘データのコピーからカナタがウルトラマンデッカーである事がアサカゲ博士にバレてしまいました!この先、いったいどうなる!?さて、次回は後半クール突入前の総集編です。ナースデッセイ号が停電!?そして現れるメトロン星人マルゥル!ほとんどの先代GUTS-SELECTメンバーが火星に行きましたが、ユナとマルゥルだけは地球に残ったそうです。ユナは父親のミツクニ会長の秘書を務める為に、そしてマルゥルは技術屋として<特務3課>に再配属されて裏方としてGUTS-SELECTを支える為に(あと、『北川人情放浪記』を見る為にww)残ったとのことです。カナタはマルゥルからどんな話を聞くんでしょうね?そして、戦いはいよいよ後半戦へ!玩具等で既にネタバレされているようなものですが、頼もしい新戦力・テラフェイザーに危機が訪れるようです。そして、今回の話でもムラホシ隊長が首を傾げていたスフィアの行動理由、そしてデッカーの真実が10月放送回で遂に明かされるようです。そして、それはデッカーの『新たなる姿』への進化へと繋がるようです。これからのウルトラマンデッカー、ますます楽しみです!!
    10,226文字pixiv小説作品
  • デッカーまとめ

    14話に衝撃を受けた人間の幻覚です。 アサカゲ博士のこと何も知らない…でも、ただの“悪”とは思えない…という思いで書いたものです。 15話、楽しみです。 ・朝影…朝日の光 ・暁…夜半から空が明るくなる前、空はまだ暗い状態
  • ライザのアトリエ3 終わりの錬金術士と秘密のカード

    第16話 希望の狭間

    先週でデッカーは終わりましたが、こっちがまだまだ続きます。
  • ウルトラマン雑談

    3大特撮ヒーロー制覇達成おめでとうごさいます!

    ウルトラマンデッカー14話感想その① 今週も驚きの展開でしたね。
  • ルクス&メビウス〜Legend of Bifrost〜

    ルクス&メビウス〜Legend of Bifrost〜9

    巡る巡る運命。廻る廻る時間の針。 全ては定められし決まり事、翻弄されるは人の性。 立ち塞がるは過去と未来。 答えを導くは己のみ。 旅人よ。 己が道を行き、その志を世界に示せ。 ーーーーー 第9話投稿です。 ところで、皆さん今年のウルサマ行きますか? ミトヒのチケットめちゃめちゃ競争率やばいですね。 これはもう、抽選じゃないとチケット取れないんじゃないかなぁ…。なーんて思うこの頃、でもステージはしっかり最前列で楽しみます。 アークの放送は明日から!楽しみっ!! 何はともあれ。 今回もよろしくお願いします。
    29,097文字pixiv小説作品
  • 集合回

    聖性夜に祝福を

    仮面ライダーリバイスとドンブラザーズとウルトラマンデッガーが共演します。
    15,581文字pixiv小説作品
  • ライザのアトリエ3 終わりの錬金術士と秘密のカード

    特別総集編3 ライザ、僕らの番だ

    先日ライザ3が発売されさらに今年の7月にライザのアトリエがアニメ化されることが発表されました。 これからもライザの伝説は続いていくことでしょう。 それを楽しみにして今シリーズは完結です。 ライザのアトリエから今作までお読みいただき本当にありがとうございました!
    16,700文字pixiv小説作品
  • ウルトラマンデッカー with ULTRA GALAXCY FIGHT THE YAPUR'S COUNTERATTACK(ヤプールの逆襲)

    プロローグ・復活のY

    序章。ここではウルトラマンメビウス第24話「復活のヤプール」と『大決戦!超ウルトラ8兄弟』のオマージュシーンがあります。
  • ブレーザーinデットリガー

    先輩と後輩

    ブレーザーの世界にケンゴとカナタが乱入したら。 ブレーザー正体バレ世界線 ゲントとカナタの話 ちゃんと先輩してるカナタが書きたかっただけのお話
  • ウルトラマンデッカー外伝

    ウルトラマンデッカー 外伝 『夕焼けの異邦人〈エトランゼ〉』

    怪盗から足を洗ったヒマラは、地球を狙うメトロン星人と衝突する。カナタとの間に奇妙な縁を感じながらウルトラマンデッカーの戦いを見守る中、ヒマラの血が騒ぐ。怪盗として為すべきことを成せ、と…… ​─────── 怪盗ヒマラをベースに色々と設定を盛ったりして登場させてみました、というお話。ホントならタローマンのより先に出す予定だったんですが、思ったより製作が長引いて……( ˘ω˘ )笑 デッカーってダイナみたいなタイプチェンジの制限ってあるんでしょうかね?今回は一応タイプチェンジは自由にできるという体でやりました。 商売繁盛なアイツも現れます。 ないだろうなとは思いますが、これで本編にもヒマラが出てきたら目ん玉飛び出るかもしれません。
    21,408文字pixiv小説作品
  • Wake up Decker!

    EPISODE.3:弾けろ、ストロング!

    ウルトラマンデッカー第3話『出動!GUTS-SELECT』、足掛け3話でようやく新生GUTS-SELECTの体制が整いました。HANE2の主役回という感じもしましたね。ファルコンとホークの連携を強める為に腹を割って話し合うカナタ達とHANE2、ゴモたんを容赦なく侵食して寄生するスフィアの恐怖、そしてデッカーの新形態、ストロングタイプの初登場!今までのタイタス兄貴やベータスマッシュみたいなゴリマッチョじゃなくて、どっちかと言うとゼロやレグロスみたいな細マッチョ体型でしたね、デッカーストロングタイプ。でも、力強さはちゃんとあったので大満足です!そして、カナタがデッカーである事がHANE2改めハネジローにバレました(笑)。まあ、ハネジローはちゃんと秘密にしておいてくれると思います。たぶん、きっと…(笑)。敬語を禁止にしたら途端にメチャ砕けた話し方になるハネジロー、良いキャラしてます(笑)。今後も活躍してほしいですね。さて、次回はダイナ怪獣から25年振りにモンスアーガーが再登場!ダイナとハネジローが初めて出会ったメラニー遊星にいた生物兵器でしたね。生物兵器と聞くと、やっぱりシン・ウルトラマンを思い出してしまいますね(笑)。それはともかく、次回も楽しみです!
  • ソラニカガヤクカナタノヒカリ

    #1:海賊宇宙人と最後の勇者①

    劇場版ウルトラマンデッカー 旅立ちの彼方へ…のその後を描く俺得駄文、遂に第1話です!シン・仮面ライダーの公開時期と同じくらいに動く!話せる!光る!鳴る!ハネジローが届くので楽しみです。今回はファーストエピソードの第1話という事で、さわりの部分になってしまいました。すみません。宇宙に飛び出したカナタ達を襲った最初の敵は、もはやウルトラシリーズにおけるモブヴィランにしてネタキャラと化したバロッサ星人(笑)!ナースデッセイ号を狙って宇宙開発部隊を強襲しました!海賊宇宙人だから海賊船が欲しくなったのでしょうかね(笑)?公式で四代目まで出たので、今回はコイツを五代目にしました。イチカやハネジローやディナス、みんなの『夢』を乗せたナースデッセイ号を守る為、カナタはウルトラマンデッカーに変身してバロッサ星人に戦いを挑みます!次回もお楽しみに!
  • Wake up Decker!

    EPISODE.10:業(カルマ)

    ウルトラマンデッカー第10話『人と怪獣』、これまでで一番シリアスで重い話でした…。『人と怪獣の在り方』はウルトラシリーズでは度々テーマに据えられています。共存を目指したコスモスとX、『生存競争』という形で『怪獣を倒す』事に向き合ったZ、今回の話は今までのシリーズよりも更に一歩踏み込んでいたような気がしてなりません。「怪獣は完全に滅ぼすか支配するしかない」、新創獣ネオメガスを生み出したシゲナガ元室長はそう言い放ちました。宇宙人と違って意思疎通が図れない以上、シゲナガ元室長のような考えを持つ人がいるのは仕方がない事なのかもしれません…。しかし、彼女の考え方はあくまで人間を上位に据えた傲慢な考えだと駄文使いは思いました。『驕れる者は久しからず』、優しさや謙虚さを失った者の先に待つのは破滅のみです。どちらが上かではなく、どちらも対等に見なければならない。求められるのは『狭間の視点』。例えそれがどんなに難しくとも、向き合わなければならない。兵器として生み出された命の在り方、そこから問われる人と怪獣の関係性、Zやシン・ウルトラマンが好きな私には思いっきりブッ刺さった神回でした…。さて、次回は遂にGUTS-SELECTの新兵器<DG-001>こと<電脳魔人テラフェイザー>がお披露目!しかし、起動テストを行おうとすると必ずと言っていいほど怪獣が姿を現すそうですが…。これって、<ウルトロイドゼロ>のパターンと一緒ではないでしょうか?嫌な予感しかしないのですが…(;^ω^)。何はともあれ、次回も楽しみです! ※追記:現在、プレミアムバンダイで『動く!話せる!光る!鳴る!ハネジロー』が好評予約受付中です!何とハネジローの劇中での挙動をほぼ完璧に再現したスゴイ代物です!お値段は13,200円(税込)とかなりお高いですが、買って損はない逸品だと思います!私は買いました(笑)!

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ウルトラマンデッカー
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