原作漫画
『美少女戦士セーラームーン』シリーズの最初の敵幹部のダークキングダム四天王は、原作漫画での前世の姿はエンディミオンに仕える騎士で、地球に忍んで来たセレニティを連れ戻しに来た四守護戦士と惹かれ合っていた。しかし、クイン・ベリルに洗脳されてシルバー・ミレニアムを滅ぼしてしまう。
ゾイサイトと水野亜美/セーラーマーキュリーもこの組み合わせのひとつで、二人には「知略をめぐらすスピード戦士」という共通点がある。
旧作アニメ
四守護戦士と四天王の恋愛関係がオミットされ、クンツァイトは現世のゾイサイトの別の恋の相手として現れた。→クンゾイ
ただし、PCエンジン版のアドベンチャーゲームの亜美ルートでは、再生の衝撃で前世の記憶を取り戻したゾイサイトが洗脳に抗えず記憶を消されてしまうと予期し、亜美の夢に「結ばれる運命にあった、8人の男女」「月の世界で見たあなたは美しかった」というメッセージを託している。最後クンツァイトはゾイサイトと一緒にセーラームーンの幻の銀水晶の力で新しく転生していった。
旧作アニメでのお堅い天才少女の亜美とイケメンオネエのゾイサイトの取り合わせは結構人気がある。
新作アニメ(『Crystal』)
新作アニメ『Crystal』では水と知性の戦士・マーキュリー、浄化と癒しの騎士・ゾイサイトの組み合わせで登場。
ゾイサイトは少年らしい性格になり、版権イラストでは現世の亜美とゾイサイトがデートするイラストがある。
Act12での最終決戦では、前世の記憶を思い出した四守護神の「セーラープラネットアタック」で、四天王が前世の記憶を取り戻すがクイン・メタリアの力で消されてしまった。
しかし、悲しみに暮れるマーキュリー達に、四天王の魂が「プリンセスが待っている」「お前たちにはまだやるべきことがある」と励ました。
ミュージカル
ミュージカルでは、舞台によって扱われ方は様々。
『外伝・ダークキングダム復活編』では高校生に変装したゾイサイトが亜美を騙して恋人になるが、四守護神を油断させる真の目的を明かしたゾイサイトもマーキュリーと相打ちで敗れる。しかし、正体を現したゾイサイトは「クンツァイト様を永遠にお慕いしている」と言って亜美を振ってしまった。
『永遠伝説』(改訂前版のみ)では、ゾイサイトは闇の王国に仕えるクイン・ベリルの騎士として登場し、バスケ部員の斉藤以蔵を名乗って亜美に接近。前世の闇の王国と月の王国の戦争を明かして「エンディミオンがセレニティに惹かれず婚約者だったベリルと結ばれていれば、自分達も結ばれていたかもしれない」と亜美に話し、最後はそれぞれの陣営に分かれて決別する。
『スターライツ・流星伝説』でアイドルグループ「ジュエルメタリアーズ」を名乗ってセーラー戦士と戦ったが、セーラームーンの攻撃で正気に戻り、最後は衛を庇って力尽きて石になった。亜美はゾイサイトに片思いしているのだが、ゾイサイトは亜美を本の虫だと思っていた。
『-La Reconquista-』では四守護神をアイドルグループ「パンデミック4」に化けた四天王が騙していくが、ゾイサイトは亜美と恋に落ちてしまい、蕁麻疹で男性に触れられない亜美とハンカチ越しに手を繋いだ。前世からの想いを蘇らせたゾイサイトは、亜美をベリルから逃がして裏切り者扱いされ、他の四天王に倒されて石の姿に還されてしまう。
乃木坂46版『セーラームーン』では、ストーリー自体は新作アニメ『Crystal』とほとんど同じ。
キャスト
別名・表記ゆれ
美少女戦士セーラームーン セーラームーン NL ゾイサイト 水野亜美 セーラーマーキュリー セーラームーンのコンビ・カップリングタグ一覧