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美少女戦士セーラームーン

びしょうじょせんしせーらーむーん

1991年から少女向け雑誌「なかよし」で連載された、武内直子の漫画。及びそれを元に展開されているメディアミックス群。
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月に代わっておしおきよ!

概要

元は講談社東映バンダイメディアミックス作品。武内直子による漫画が連載開始されると同時にテレビアニメ化され、様々な年代の支持を受けた超人気作品。

読者対象の少女だけでなく、大人の女性や男性の間にまで広く人気を博し、単なる少女漫画・アニメの域を遥かに超えたブーム・社会現象となった。日本国内外問わず知名度が非常に高い作品であり、普段アニメや漫画とは無縁の層の間にまで広く知られ、日本のアニメ文化のひとつの象徴とも言える作品である。

掲載元であるなかよしの代表作品の一つとなっているのは言うまでもなく、漫画連載中の1993年には部数が200万部越えを記録する程になかよしの売上にも大きく貢献していた。

特徴

セーラームーンに変身する主人公の月野うさぎと、彼女の仲間のセーラー戦士たち、前世からの恋人地場衛タキシード仮面)が地球を守るバトルヒロイン作品。全五部構成。

月や星、宝石、前世、お姫様などのロマンチックな要素がベースでありながら、「恋愛」と並行して「友情」、そして闘うという「燃え」が見所となる。ジャンルは少女が変身して能力を使う、いわゆる魔女っ子魔法少女)ものでありながらも、スーパー戦隊シリーズ東映不思議コメディーシリーズ後期のように少女達が様々な敵と戦うという設定であり、少女漫画とバトルヒロイン物の要素が混ざった物語である。

このように本作は、戦闘美少女系魔法少女の先駆けとされている。本作のヒットにより美少女戦士物という作品が認識されて多くの派生作品が誕生し、ひとつのジャンルを築き上げるまでになった。無論、その後の作品にも大きな影響を与えている。

特に知名度の高い90年代版テレビアニメは友情感動を描いた少年漫画テイストで原作はいかにもな少女漫画だが、子供向けには似つかわしくない鬱設定が特徴。原作と90年代版テレビアニメのどちらもジェンダーに寛容な世界観であり、同性愛男装両性などの表現がある。これには『少女革命ウテナ』『さらざんまい』を手掛ける90年代版テレビアニメの二代目シリーズディレクター・幾原邦彦の作家性が大きく関係している。

武内直子のデザインセンスは類似作品が多く生まれる中、現代にまでセーラームーンが人気を保持する大きな要因と言える。時代に左右されない、その美しく優れたファッション、デザインやイメージは海外でも評価が高い。メインキャラクターのみならず、個性的な敵キャラクター達にも見ることができる、完成度の高いデザインは特徴的。20年が経った現在も女性からの根強い支持を受けてることが何よりの証明だろう。

主人公たちの体型・雰囲気は設定年齢の14歳としてはかなり大人っぽく、手足がすらりと長い8頭身のプロポーションが魅力の一つだが、「大きくなったらセーラームーンのようになれる」と信じた多くの幼女達が現実に直面すると、理想とかなり差異があったのも事実である。幾原氏がこれに答えたのが『少女革命ウテナ』かもしれない。

「セーラームーンになりたい」「プリンセス・セレニティのドレスを着たい」といった女の子の憧れは、制作開始から25年以上経った現在でも生き続けている。

衣装

特徴的なセーラー戦士の衣装。これはセーラー服ハイレグレオタードを組み合わせたもの。

月に代わってお仕置きよ☽


イメージとしてはスカート付きのレオタードである。つまり、スカートの部分を取るとレオタード状態になっており、スカートがめくれたとしても下着を晒すわけではない。

影響など


メディアミックス一覧

原作漫画

なかよしで1992年2月号から1997年3月号まで連載された。 旧版単行本は全18巻、新装版は全12巻、完全版・文庫版は全10巻。

セーラームーン


恋愛と王政復古をテーマにしている。登場人物達が前世に抑圧されるさまを描くストーリーであり、今でいうところの鬱くしいといった感じだろうか。月間連載のためか展開は駆け足気味。登場人物の殉職率が高くグロテスクな場面も多いが、あっさりした描写で進行する。一部登場人物の名前の由来はギリシャ神話から取られている。

テレビアニメ(90年代版)

制作は東映動画(現・東映アニメーション)。テレビ朝日系で1992年3月7日~1997年2月8日まで放映された。5シリーズ全200話(+スペシャル版1話)。

無題


佐藤順一が初代シリーズディレクターを務めたテレビアニメは、「子供に夢を与えるアニメ作品」を目指して制作された。原作の倫理に反した部分は削除され、友情・努力・勝利を強く意識した少年漫画寄りのストーリーになっている。前に述べたように幾原邦彦の影響からか、同性愛に寛容な作風であり、クンゾイフィッシュ・アイ、そして百合界のカリスマを生んだ。

リボンで全身を包む変身シーンや、主人公達が中学生であることを考慮してか敵側の人間の命を奪うことを説得等で回避していることも、大きな特徴の一つである。

メイク・アップ!


当時、裏番組に人気番組があったにも関わらず平均視聴率11.6%を記録。劇場版も3作公開された。日本以外では北米、中南米、アジア各国で放送されている。

近年もテレ朝チャンネルアニマックス等で不定期に再放送されているが、2015年4月より何とNHK・BSプレミアムにおいて第1シリーズの再放送が決定。自局制作以外にも『世界名作劇場』の諸作品他、過去の民放の重要作品を積極的に再放送してきた実績のあるNHKだが、『セーラームーン』もその中に名を連ねる事となった。

なお、このオンエアに際しては史上初となるHDリマスターが施されており、単純なアップコンバートのみであった従来の再放送と比較して格段に画質が向上している。今後の他局における再放送やソフト化の新基準となる事も見込まれ、後続シリーズのHD化にも期待がかかったが、残念ながらRを以て打ち切りとなった。トホホ…。
・美少女戦士セーラームーン(無印)/1992年3月7日 - 1993年2月27日
美少女戦士セーラームーンR/1993年3月6日 - 1994年3月5日
美少女戦士セーラームーンS/1994年3月19日 - 1995年2月25日
美少女戦士セーラームーンSuperS/1995年3月4日 - 1996年3月2日
・美少女戦士セーラームーン セーラースターズ/1996年3月9日 - 1997年2月8日

各話リスト

※無印のみ記載。各シリーズのサブタイトルは各シリーズの記事を参照。

第1話泣き虫うさぎの華麗なる変身記念すべき第1話。うさぎ初変身
第2話おしおきよ!占いハウスは妖魔の館
第3話謎のねむり病、守れ乙女の恋する心
第4話うさぎが教えます!スリムになる法
第5話妖魔の香り!シャネーラは愛を盗む
第6話守れ恋の曲!うさぎはキューピッド
第7話うさぎ反省!スターの道はきびしい
第8話天才少女は妖魔なの? 恐怖の洗脳塾水野亜美登場。マーキュリーに初変身
第9話うさぎの災難!あわて時計にご用心
第10話呪われたバス!炎の戦士マーズ登場火野レイ登場。マーズに初変身
第11話うさぎとレイ対決?夢ランドの悪夢
第12話私だって彼が欲しい!豪華船のワナ
第13話女の子は団結よ!ジェダイトの最期
第14話新たなる強敵、ネフライト魔の紋章
第15話うさぎアセる!レイちゃん初デート
第16話純白ドレスの夢!うさぎ花嫁になる
第17話モデルはうさぎ?妖魔カメラの熱写マーキュリーとマーズが写真にされてしまい敗北
第18話進悟の純情!哀しみのフランス人形
第19話うさぎ感激!タキシード仮面の恋文
第20話夏よ海よ青春よ!おまけに幽霊もよ!妖魔ではない敵が登場
第21話子供達の夢守れ!アニメに結ぶ友情
第22話月下のロマンス!うさぎの初キッス
第23話流れ星に願いを!なるちゃんの純愛24話と合わせて屈指の人気回
第24話なるちゃん号泣!ネフライト愛の死ネフなる回として屈指の神回
第25話恋する怪力少女、ジュピターちゃん木野まこと登場。ジュピター初変身
第26話なるちゃんに笑顔を!うさぎの友情
第27話亜美ちゃんへの恋!?未来予知の少年浦和良初登場
第28話恋のイラスト、うさぎと衛が接近?
第29話大混戦!グチャグチャ恋の四角関係
第30話お爺ちゃん乱心、レイちゃんの危機雄一郎初登場
第31話恋されて追われて!ルナの最悪の日
第32話海野の決心!なるちゃんは僕が守る
第33話最後のセーラー戦士、ヴィーナス登場セーラーヴィーナスこと愛野美奈子登場
第34話光輝く銀水晶!月のプリンセス登場うさぎ、『プリンセス・セレニティ』に覚醒。幻の銀水晶出現
第35話よみがえる記憶!うさぎと衛の過去
第36話うさぎ混乱!タキシード仮面は悪?
第37話めざせプリンセス?うさぎの珍特訓
第38話雪よ山よ友情よ!やっぱり妖魔もよ
第39話妖魔とペア!?氷上の女王まこちゃん
第40話湖の伝説妖怪!うさぎ家族のきずな
第41話もう恋から逃げない!亜美と衛対決浦和良の再登場。良亜美確定回
第42話Sヴィーナスの過去、美奈子の悲恋
第43話うさぎが孤立?S戦士達の大ゲンカ
第44話うさぎの覚醒!超過去のメッセージ
第45話セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦うさぎを残し、4戦士戦死
第46話うさぎの想いは永遠に!新しき転生第1部完。クイン・ベリルとの死闘後に世界が再構築されて転生。(良亜美がリセットされたかは不明)

スタッフ


テレビアニメ主題歌

本作の製作・放映時期は、90年代には入り、現在に至る「タイアップの関係で1~2クールごとに主題歌が代わる」作品がぼちぼちと現れていた頃であった。しかし、その中にあって、本作のテレビアニメは全シリーズ200話+TVSP2話という長期シリーズにもかかわらず、わずか2曲である。

特に『スーパーズ』まで使用された『ムーンライト伝説』は、連続途中アレンジバージョンに変更されつつも、166話連続して使用された。これは『ルパン三世』TV第2シリーズで使用された『ルパン三世のテーマ』(155話)を抜き、『ゲゲゲの鬼太郎』OP(累計439話)、『鉄腕アトム』OP(累計245話)に次ぐ第3位の地位にある。

テレビアニメ自体の人気、及びグッズ売り上げなどもさることながら、全編のシリーズ音楽を担当した有澤孝紀によるBGMは評価が高くJASRAC国際賞を受賞している。

無印のみ記載。シリーズの主題歌は各記事を参照。

  • オープニングテーマ
    • ムーンライト伝説」(1-46話)
      • 作詞:小田佳奈子 作曲:小諸鉄也 編曲:林有三 歌:DALI

  • エンディングテーマ
    • 「HEART MOVING」(1話-26話)
      • 作詞:小田佳奈子 作曲:佐藤和郎 編曲:佐藤和郎 歌:高松美砂絵(さくらさくら)
    • 「プリンセス・ムーン」(27話-46話)
      • 作詞:武内直子 作曲:さとうかずお 編曲:さとうかずお 歌:橋本潮(コーラス:アップルパイ)

美少女戦士セーラームーンCrystal

「90年代に放送されたテレビアニメ」のリメイクではなく「原作漫画」をアニメ化したリブート作品。2014年に放送された。

詳しくは美少女戦士セーラームーンCrystalを参照。

ミュージカル

通称セラミュ。1993年〜2005年にかけて上演されたミュージカルシリーズ。のべ46万人を動員。2013年の9月中に舞台公演の復活がおさぶ氏のtwitterによる発言で明らかに。

詳細はセーラームーン(ミュージカル)を参照。

テレビドラマ

2003年10月から1年間、TBS系列で放映された特撮テレビドラマ。
第1部『ダーク・キングダム』編をベースに、オリジナル展開を織り交ぜたストーリーとpなっている。映像制作はかつて東映不思議コメディーシリーズで競合していた実写のほうの東映で、スタッフも平成仮面ライダーや戦隊のスタッフ陣である。脚本は小林靖子の単独執筆。

詳細は美少女戦士セーラームーン(ドラマ)を参照。

様々な展開

玩具

セーラームーンを語る上に欠かせないのが、バンダイから発売された玩具である。原作アニメに登場するアイテムのデザインは玩具化を想定し、バンダイ側のデザイナーが描き起こした。第1作の当初こそなかなか売れなかったが、ムーンスティックの発売で同玩具が約42万個(PROPLICAムーンスティックの情報より)を記録する大ヒット商品となった。このことが、当初1年で終了予定とされていたセーラームーンがシリーズ化される要因となっている。

その後も変身ブローチや武器などが積極的に玩具化されたのは勿論、人形なども発売されて大ヒット。商品展開も大成功を収めた。2000年に90年代版テレビアニメが再放送された際には、デザインが多少変更された再販版が発売されている。これらの玩具は現在ヤフオク等のオークションやまんだらけ等の古物店で当時の値段の数倍になるプレミア価格で取引されている。

バンダイが20周年企画の一環で「PROPLICA」という新ブランドを設立し、コレクターズアイテムとして、最新技術を用いて音声も新たに収録し直した上で再度商品化されている。

カセットコレクション

MOVIC(アニメイトの関連会社)の製作により、アニメイト限定(=大きなお友達向け)で発売されたカセットブックサウンドドラマカセットテープ。今でいうドラマCD)のシリーズ。1993年から96年まで6本が発売された。実は書籍扱いであるためISBNが振られている。ちなみに無印分の初版には付録として出演声優による寄せ書きサインリーフレット(メッセージカード・印刷物)が添付されていた。

当たり前だが設定ベースは旧アニメ版。内容はぶっちゃけ公式が末期で「どうせ子どもたちは聞かないだろう 」と思って、やりたい放題やらかしている。だがそれがいい!(好きな人には)

言うなればアニメ無印初期に見られたギャグ脚本のカラーをベースに、それらでは少女漫画としてかけられていたリミッターを取っ払って限界突破させた、下ネタ・性的表現も解禁されている放送規制(ピー)音連発のなんでもありのギャグ作品。(ただし「三石琴乃による無印ラスト(当時、三石は病欠)のリベンジ」を主眼のひとつに置いたカセットコレクション3「PRELUDE OF ROMANCE」以外は。ただし、こちらはこちらでシリアス方面に公式が病気である)

無印のギャグ脚本が大好きな人には必聴かもしれないが、原作(あるいは「実写版」および「Crystal」)のイメージが強く、それを大事にしたい人は自身の精神衛生防護のためにも聞かないほうが身のためである。正直あえて言えば「セーラームーンキャラで『銀魂』のノリ」というフレーズを聞いた時に少しでも抵抗がある人は存在を忘れておいたほうがいい。いやマジで。

なにしろ「ゾイ斎藤とクンツァ伊藤がセーラー戦士たちの恥ずかしい秘密を集めてリベンジをかますために作り上げた『恥ずかしい秘密収集マシン(判定機能付き)』が、うさぎのカマした『恥ずかしい秘密(キモおっさんクラスのエロさ内包済み)』にオーバーフローを起こして自爆。しかも、タキシード仮面がノリノリでマシンの残骸(恥ずかしい秘密の音声データ収録済み)を回収しようとする」なんぞという内容を平然とかました上にコレが通常運転だってんだから、あぁもう!

主要スタッフとして、脚本は1巻と2巻と4巻(R)が隅沢克之、3巻が榎戸洋司、5巻(R2)が杉原めぐみ、6巻(S)が五月はじめ(小黒祐一郎)。監督(演出)は1巻から3巻までが、おなじみ我らが最大手監督幾原邦彦、4巻が本作における幾原の盟友にして後継五十嵐卓哉、5・6巻が佐々木憲世。あぁ、さもありなん

ちなみに。4巻(R)初版では特別案内としてグッズの通信販売のリーフが添付されていた。そのグッズとはなんとSDキャラプリントの男性用トランクス(しかもご丁寧に内部太陽系戦士それぞれの専用柄で5パターン。……タキシード仮面が無い事が救いだったのだろうか?)と、同じく男性向け布団用シーツ(ノーマル頭身とSDキャラの2パターン)である。

コレだけでもカセットブックシリーズが女性・女児向けに作られたモノではないことがよーく解る。

ところが、なんと1998年日本コロムビアからCD化されてしまった。アニメイト限定ならばいざしらず、よりにもよって子ども向け作品では一級ブランドであるコロムビアから一般売りにされてしまった以上、当時の少女たちの心痛や親たちの阿鼻叫喚は察するに余りあるかもしれない。(何度でも言うが、もともと子どもが聞くことを前提にして作られたシリーズではない)

幻のハリウッド特撮映画版

旧アニメ版完結後の1997年頃、ハリウッドから特撮映画版のオファーがあったものの、諸般の事情で頓挫作者自身、アニメではなく実写で作りたかったそうだが、1992年当時の映像技術では困難が伴う上に、1992年時点では「無名の作家によるオリジナル特撮番組」は、かなりの冒険であったかも知れない。

このハリウッド特撮映画版の頓挫が実写版を作る原動力となったと言える。

コラボ

この他にも様々な企業とコラボしており、20周年後には商業施設ISETANとのコラボ、S.H.Figuartsによるフィギュア化や、PEACH JOHNとコラボした下着セーラームーンなりきりブラセット」など、様々な展開が成されている。

さらに、2017年にはカプコンの『モンスターハンターダブルクロス』とのコラボが行われることも決定している(ちなみに、内容はルナになりきることのできるオトモ装備であり、女性ハンター用のセーラー戦士のコスプレ防具ではない。残念

全美少女戦士セーラームーン

新作劇場版アニメ美少女戦士セーラームーンEternal公開直前記念として、2020年10月にNHKBSプレミアムにて放送された。「あなたの好きなキャラクター」・「あなたの好きなエピソード」・「あなたの好きな歌」の3つの部門で投票を募集し、応募数は約8万票。キャラクター部門では変身前と変身後は別カウントされ敵キャラやサブキャラにも投票が行われた。ただ分散されている為か同一の存在(月野うさぎセーラームーン等)を統合した正確な総合投票数は不明のままである。

放送時は新型コロナウイルスの流行やその感染対策の為、リモート出演者もいた。

順位

キャラクター部門
  1. セーラーウラヌススーパーセーラーウラヌス
  2. セーラームーンスーパーセーラームーンエターナルセーラームーン
  3. 天王はるか
エピソード部門
  1. 劇場版 美少女戦士セーラームーンR
  2. セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦
  3. なるちゃん号泣!ネフライト愛の死
歌部門
  1. ムーンライト伝説
  2. 乙女のポリシー
  3. Moon Revenge

登場人物


トリビア

実は穴埋め番組だった

東映アニメーションは当初、1992年度テレ朝土7枠はリメイク版キャンディ・キャンディを導入しようとしたが、テレ朝から「新鮮味が無い」と言われノーを突きつけられ(その後、代替措置に絵師にムカムカパラダイスを提供するも、他要因で原作者と絵師が対立)、次に当時放送中だったきんぎょ注意報!の2年目を呈示するもこれまたノーと言われた。

困った処にスタッフが「コードネームはセーラーV」を見付けるが、スポンサーを予定していたバンダイからセールスポイント不足を指摘され、往年の名作「キューティーハニー」、80年代後半の傑作「聖闘士星矢」、東映のお家芸「スーパー戦隊」の三つを掛け合わせ、セーラームーンは生を受けた。当初は1年限りの予定だったが、社会現象にもなったメガヒットと、テレビ朝日のネットワーク拡大運動の看板も背負い、次番組が決まっていたにも関わらず、急遽延長となった※。なお、次番組候補の一つが後に関西地区を除き、セラムンの30分後に放送され、パートナーとなった「SLAM DUNK」と言われている。 

Rが二部構成だったのも、急遽延長によるスタッフ再結集の時間と尺稼ぎの為で、「エイルとアン編」を製作中にスタッフを再結集し、態勢が整った時点で本編開始となった。

第一期最終回~第二期序盤のアクシデント

第一期終了直前に月野うさぎ役の三石琴乃が病気療養で休養となり、第一期ラストから第二期序盤まで荒木香恵代役を務めた。その縁なのかちびうさ役に荒木の起用が決まった物と思われる。

テレビ朝日ネットワーク拡大

放送期間中、1994年のSを除き、テレビ朝日系列局が新設6・編入1の合計7局も増加した。


正に、テレ朝発展を影で支えた…筈だった。

継続するも様々な思惑に振り回される

そう、…筈だったである。R後半からスターズ序盤まで関西地区を除き、30分後にSLAM DUNKが編成された為、後々影響を受ける事になる。当時、テレビ朝日はネット局を増やしながら番組を放送していた為予算の制限が掛かり、SLAM DUNKの原作ストック確保、セーラームーン、SLAM DUNK、果ては暴れん坊将軍の製作スケジュール、製作費確保・捻出の為、プロ野球・Jリーグ中継や期首期末特番への差し替えが増え、延長を重ねた反面、話数短縮の代償を払う羽目になる。
 
その時点から「テレ朝はセーラームーンとSLAM DUNKと暴れん坊将軍を看板番組として大切にしているのか?」や、「テレ朝は将来土曜夜アニメ枠を止めるのではないか?」等の不安や不信感を持つ視聴者も現れ、その視聴者の不満を突くかの様に1995年秋以後はTBS系バラエティ番組筋肉番付に視聴率を奪われる事態も起きた。やがて、その懸念は現実の物となる。

そんな中翌96年のスターズを以てシリーズ終了が決まった後、海外投資家マードック氏がテレ朝の経営に介入。組織改革が行われ、当時不採算番組が多かったアニメ番組の整理が進んだ。同年秋に最終系列局岩手朝日テレビが開局し、ANNネットワークが完成し、セーラームーン継続の理由が消滅。翌97年2月に5年に渡る放送に終止符を打ったが、放送終了7ヶ月後に掌返しこれまでの伝統と実績を否定するかの様に、放送枠が呆気なく時間帯移動(結局2000年に廃枠)したのに遣り切れなかった。

一方で、クレしんセラムンがヒットしていなかったら、テレ朝のアニメ削減は史実より早まっていたと言う説もあり、そして、皮肉にもセーラームーンの後継者が今日のニチアサの隆盛とテレ朝の視聴率三冠王に大きく貢献することとなった

余談

作者の出身地の地元テレビ局テレビ山梨では旧アニメ版を番宣ネットで、実写版を同時ネットで放送するも、惜しくも新アニメ版は放送されなかった。

セーラームーンと聖闘士星矢との因縁

セラムンを立ち上げる際に聖闘士星矢のコンセプトも参考にされ、奇しくも星矢セーラームーンの前の1986~89年に時間帯・製作プロ・スポンサーが同一で放送された。

セラムンのメガヒットに対し、星矢の原作者・車田正美は当時のアニメ誌で「何時かセーラームーンを倒してやる」と公言。

21世紀に入り、実写版セラムンの導入に対し、90年代にOVAが一度はお蔵入りした冥王ハーデス篇に始まり、天界エリュオン編エピソードGロストキャンバス等の派生作品で対抗(当時の星矢リバイバルの追い風もあったが。また漫画を担当したエピソードGの岡田、ロストキャンバスの手代木に車田が掲げた打倒セーラームーンとして賛同真偽は不明)、冥王ハーデス編は09年に完結。12年~14年の聖闘士星矢Ωでは古谷徹ペガサス星矢役に復帰し、セラムンプリキュア等の後発作品のアイデア取り入れたのに対し、crystal月野うさぎ三石琴乃の続投でそれぞれ対抗した。

星矢セラムンはお互い対抗や切磋琢磨しあっており、恐らくΩの原企画とcrystalの原企画は当時のテレ朝新番組の枠を競った可能性もあり、それなら星矢セラムンに一矢報いた事になる。

因みに実写版セラムンテレ朝で放送出来なかったのも、「東映の特撮番組は同一局では2本しか放送してはならない」自社規制の存在で、平成仮面ライダー龍騎以降も続投となり、テレ朝放送が潰えたのであった。

庵野とエヴァとセーラームーン

第一期最終回(第46話)で庵野秀明が数カット手掛けたのは知る人ぞ知る事。

また、新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ緒方恵美起用は天王はるかに触発され、葛城ミサト月野うさぎに影響されたと庵野秀明自身が公言している。

セーラームーンとウェディングピーチ

旧アニメ版初代シリーズ構成担当だった富田祐弘は本作自主降板後に、同じく本作の初代キャラクターデザイナーであった只野和子と共に『愛天使伝説ウェディングピーチ』(略称:ウェピー)を作っている。(旧アニメ版の「初代シリーズ構成・初代キャラクターデザイナー」という事はつまりは初代監督と共に以降旧アニメ版シリーズの全作品に共通して守られるべき「コンセプトデザイン」の原型を作り上げた、という事でもあり、その意味は本作にとって結構重い。また、この事象が当時のアニメ業界に与えた「意味」についてはジャンルの項目を参照のこと)。

つまり『ウェディングピーチ』は富田脚本・只野キャラデザによる本作のスタッフ的な姉妹作品ともいえる立場にある。ちなみに余談になるが「ウェピー」のアニメ版は『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の監督である湯山邦彦の旗下でOLM「TEAM OTA」が実制作を務めた。のち、このチームは富田只野の離脱後に『ポケットモンスター』を作り上げている(このシリーズのキャラデザはウェピーにおいてメイン作監として只野の薫陶を受けた一石小百合)。

そして漫画版作画者(兼、アニメ版キャラデザ補、かつ1次原著作の富田に次ぐ2次原著作権保持者)は東映不思議コメディ美少女シリーズ(の、うち『ぱいぱい』『いぱねま』『シュシュトリアン』)の小学館サイドコミカライズを務めた谷沢直である。

そして「ウェピー」製作の際、富田はウェディングドレスの広告と本作を安易に掛け合わせて「ウェピー」を作ったのだと言われている。また、本作無印時における一部の表現に対して特定のファン過剰反応をした事に、富田と只野が共に作品の将来への危惧を感じ、それらの反応や意見に対して少女向け作品の「作り手」としてノーを突き付け意地を通すためにウェピーの制作へと至ったのではないか、とも言われている。

ただし富田はインタビュー等において時折、勢いがてら「ファン(インタビュアー)の望んだ答えを(それが事実でなくても)返す」癖を出すノリやすい人であるため、発言にブレが生じることがある。

実際には『ウェディングピーチ』企画のコア原案は1988年頃から少しずつ組まれており、そのコアに富田が参画した様々な作品の要素が流入・排除され続けることでブラッシュアップされて作品に至っており、ある意味で1995年時点での富田脚本の集大成とも言える作品。

ウェピーにおいてファンに公開された資料集での企画素案(いわゆるボツ案)には『イデオン』『ダンバイン』(転生)『マクロスシリーズ』(ロボット)『魔物ハンター妖子』(大剣ヒロイン)『ビックリマンシリーズ』(SDキャラ・多段変身)などの要素(どれも富田が脚本参加していた作品)が混ざった初期設定があったりするので、ウェピーにおけるセーラームーン要素もそれらの中で試行錯誤を繰り返されながら他の作品の要素と統合・収斂されて運よくウェピー内に生き残った要素のひとつと言える。それらの過程を見れば、決して「ウェピー」が本作のみを基盤にした安易な発想のもとに作られた作品ではない事は理解できる。

ちなみに『イデオン』『ダンバイン』の要素に関しては「ウェピー」ではなく本作無印最終章の方で遺憾なく全力で発揮された。

ウェピーはその作品の傾向から本作のファンには賛否両論を食らうことになったが、一方でセラムンの原作者自身は当時「ウェピー」に対しては大肯定&ガチハマりしており同人誌即売会でウェピーの同人誌を買いあさりまくり、あまつさえ『コードネームはセーラーV』でセーラームーンとウェディングピーチがミクスチャーされたような劇中劇「オーロラ♡ウェディング」を仕立てている。

ちなみに「ウェピー」では敵幹部のひとりであるポタモス川浪ひろみ)役をセーラームーンでは言わずもがなおなじみすぎる三石琴乃が演じているが、そんな彼女を筆頭に「ウェピー」のラスボスである悪魔界の女王レインデビラ様を本作ではクイーン・セレニティであった土井美加が、初期の副幹部であるアクエルダを本作では愛野美奈子セーラーヴィーナス/セーラーV)であった深見梨加が、それぞれ演じており「セーラムーン」とはまた違った味わいのある演技を魅せてくれている。

なお、ここからは余談の余談になるがウェピーの企画ラインはその後もテレビ東京に残りプリティーシリーズおよびガールズ×戦士シリーズを生み出すに至っている。(ウェピー・プリティーシリーズ・ガールズ戦士シリーズは、すべてタカラトミー(ただしウェピーはTOMY時代)旗下の作品であり、ウェピーはそのルーツとして位置づけられている。またポケモンに関してもアメニティ系の玩具はTOMYの担当であった)

セーラームーンと少女革命ウテナ

旧アニメ版二代目シリーズ構成担当の榎戸洋司と当時のシリーズディレクターの幾原邦彦の両名が自主降板した後に、ビーパパスという少数精鋭の制作チームを結成した。

関連イラスト

セーラームーン
VS


Sailor Moon Another Story
Rose


光と闇
sailor soldier



関連動画



関連タグ

本編

原作者武内直子
制作講談社なかよし / るんるん)、東映アニメーション
媒体漫画アニメゲーム実写ミュージカル
アニメ美少女戦士セーラームーンR美少女戦士セーラームーンS美少女戦士セーラームーンSuperS美少女戦士セーラームーン セーラースターズ
グループ内部太陽系戦士外部太陽系戦士
アイテムセーラームーンのアイテム
セーラームーンの必殺技
場所クリスタル・トーキョーシルバー・ミレニアムゴールデン・キングダムエリュシオン無限学園港区(主な舞台)
系列コードネームはセーラーV美少女戦士セーラームーンCrystal2015年春アニメ)、劇場版美少女戦士セーラームーンEternal
スピンオフ劇場版セーラームーンR亜美ちゃんの初恋
派生セーラームーン(ミュージカル)セラミュ)、美少女戦士セーラームーン(ドラマ)
楽曲ムーンライト伝説セーラースターソング乙女のポリシー
放送局テレビ朝日/テレビ朝日系土曜日夜7時台アニメ枠ANNネットワーク拡大運動中部日本放送TBS東京MXテレビサンテレビ
公式コラボセーラームーンなりきりブラセット
記念セーラームーン20周年記念タグ
一覧セーラームーンの登場キャラクター一覧セーラームーンの敵キャラセーラームーンのコンビ・カップリングタグ一覧
表記揺れセーラームーンセラムン美少女戦士セーラームーンシリーズSailorMoon


版権クロスオーバー

セーラー戦士二次コラボキャラ単独


users

イラスト小説

セーラームーンが影響を受けた創作物


両作品に影響を受けたと作者が公言している。

  • ダーククリスタル
    • 1982年に全米で公開された映画で、ダークキングダム編は本作の影響を受けたのではとの指摘がある。

セーラームーンから影響を受けた創作物

作品


キャラ


外部リンク

公式サイト

20周年プロジェクト公式サイト
美少女戦士セーラームーン 東映アニメーション公式サイト

Wikipedia

美少女戦士セーラームーン
美少女戦士セーラームーン(アニメ)
美少女戦士セーラームーン(ゲーム)
美少女戦士セーラームーン(ミュージカル)
美少女戦士セーラームーン(ドラマ)

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武内直子 たけうちなおこ

子記事

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